福島県の棚倉ステークスカントリークラブでは、先般開催された理事会において、新規入会者がゴルフ場へ支払う会員権の名義書換料を、会員権の預託金より充当出来るキャンペーン実施について決定致しました。内容は下記の通りです。
- 実施期間は、2012年5月1日より2013年4月30日まで。
- 正会員
200,000円+消費税-充当可能預託金額200,000円=クラブへの支払は消費税のみ。
- 平日会員
100,000円+消費税-充当可能預託金額100,000円=クラブへの支払は消費税のみ。
- 相続・贈与、法人内登録者変更
50,000円+消費税-充当可能預託金額50,000円=クラブへの支払は消費税のみ。
- 証券と預託期間
証券は預託金を減額した新証券となり、預託金の据置期間は25年。
名義書換料を会員権の預託金より充当出来る制度に付いて、その先駆けはとりもなおさずPGMグループだと言えます。同グループでは、試験期間を経て今年の2月より、充当システムを制度化しました。
この度の棚倉ステークスCCに於ける充当キャンペーンは、結果としてはPGMグループを追随する様な形には成りましたが、この度の英断には拍手を送りたいと思います。この手法を採用する事により、1.ゴルフ場側の預託金を減額・負債軽減に繋がり、2.入会者の費用負担を軽減出来、更には 3.会員権相場を上げる事になります。関係者の多くが利益を享受する事に成ります。
関東の名門コースである戸塚カントリー倶楽部に、2012年時点で41年間在籍されておられるT.K 様よりの、特別寄稿です。
我がゴルフ人生_戸塚カントリー倶楽部 <T.K 平成24年4月>
私は、昭和15年生まれ(71歳)のT.K と申します。
中学から社会人の3年間、のべ13年間のわたりアメリカン・フット・ボール一筋に青春を賭け、謳歌してきました。昭和38年K大学を卒業する頃は、ゴルフとは、一流企業の役員、企業経営者、資産家及びその子息がするもので、一般の我々には、高嶺の花のスポーツでした。
その頃、父が、「 社会人の仲間入りするのだから、ゴルフをやらんか? 」と声を掛けてくれたのですが、男子のみがやる、アメリカン・フット・ボールにまだ夢中で、かつ誇りにもしていたので、一言のもとに、断ったのを、覚えています。
思いがけずに、29歳(昭和46年)の時、戸塚CCの会員権を相続する事になり、これがゴルフを始めるきっかけになった訳です。私は、サウスポーだったので、この頃は、まだ左用の道具は少なく、時間をかけて苦労してハーフセットを手に入れ、少しずつ練習を始めました。30歳(昭和47年)の夏、休暇中に、戸塚CCでプレー中、8月15日の終戦記念日に、西アウト5番145ヤードで、ホールインワン! その後、フットボールOB会の取手国際CCで、48をマーク、さらに、読売パブリックのロングホールでイーグルをだし、友人達から、素質充分とおだてられ、のめり込むはめになったと、いうわけです。
しかし、仕事も多忙をきわめ、年間5から6回戸塚CCでラウンドして、時々練習場に行ってつないでいた時期もありました。ラウンドできる時は、一人で、出かけましたが、戸塚CCの諸先輩は、ルール、マナー、エチケットにはとても厳しく、今思えば、良き御指導を戴けた事に、心から感謝している次第です。
その後、支店長、部長を経験する頃には、ゴルフも、盛んになり、接待ゴルフも加わり、戸塚CCでのプレー回数も増えました。ある時、ハンディキャップボードを見ていたら、親しい会員から、サウスポーのシングルプレーヤーがいないから、頑張ってみたらとささやかれ、その対策は、練習と競技会に出て腕を磨く事と、教えられました。しばらくして、ある日曜日の事です。ハンディキャップ委員長に、「 今日、一緒にラウンドしませんか? 」 と誘われました。終了後、「 明日からH9にします。」と、云われ、一瞬「 えっ! 」と思ったのですが、密やかな努力が実った事が、とてもうれしく、委員長に、お礼を申し上げました。
この頃、次の目標に向け、道具探しを始めたのですが、左用のクラブは、相変わらず、本当に少なかったのです。ダイナミックゴルフ商会の宇野重吉氏を、紹介され、クラブ作りを、教わったのでした。 (H8・7・16 発行のゴルフダイジェストに、写真入りで、私のクラブ作りの腕前が紹介されました。)趣味と実益をかね、しばらくの間クラブ作りに熱中もし、これもまた、楽しい良き思い出です。
戸塚CCでの41年間、苦楽と共に、経過しましたが、内15年間各委員会の委員を担当させて頂き、ゴルフ倶楽部の経営、コース管理の重要性、難しさ、競技会運営、食事、会員の倶楽部ライフの維持等、奥深さも勉強させて頂き、戸塚CCへの愛着と感謝が、更に深まったのです。
最高はH7まで取得したのですが、学生時代の過激な運動の時の古傷、特に、肩と腰に激痛を覚えるようになり、ゴルフが出来ない状態になったのです。「 ゴルフを、止める! 」と心に決め、妻に伝えると、「今後、何を、生き甲斐にして過ごすの?」 「身体を、治してがんばったら!」と励まされ、約2年強、コツコツと、リハビリと基礎体力作りに専念しました。そのかいあって、復活する事が出来、今はゴルフを満喫しています。
しかし近頃、一緒に、親しくプレーしていた人が、突然亡くなったり、近親者の介護、病気、年齢による運転不可等で、顔が見られなくなる友人が周りに出て来て、残念な事です。私自身、ゴルフの腕前も、飛距離も、年々落ち、侘しさを感じながらも、健康に恵まれ、今は、大勢の友人達と、楽しく語り合いながら、毎週ラウンド出来る日々に心から感謝して、過ごしています。
T.K 様よりいただきました原稿は、原文通りに掲載させて頂きましたが、紙面構成の関係から行換えのみ、若干手を加えさせて頂きました。尚、T.K 様が在籍されておられます戸塚カントリー倶楽部の概略に付きましては、下記のURLよりご確認頂けます。
(株)シャトレーゼホールディングスは2012年4月23日に、東京都にある東京国際ゴルフ倶楽部を取得致し傘下ゴルフ場としました。同社は、同ゴルフ場を経営する(株)東京国際ゴルフの全普通株式を取得すると共に、スポンサー企業連合向けに発行された、33億円の転換社債を取得しました。この事により同ゴルフ場は、(シャトレーゼのゴルフ場)として、再出発する事になりました。
又、2010年4月より導入された名義変更預託金に付いては、この制度を6月末を持って終了し、7月に入り対象者全員に全額返還する事としております。悪しき入会制度金そのものを、一掃する事に成ります。会員権相場の足かせから、解放されます。
この一連の発表を好感した会員権市場は、会員権の売却案件が影を潜めてしまいました。2012年2月には10万円にて売りたしという案件が市場を席巻しており、買い希望は殆ど見かける事は有りませんでした。
資金力のある企業が、強いポリシーを持った企業が経営母体となった事で、今後も同会員権相場は上昇する予感がします。同社は地方のゴルフ場取得から始まり、遂に都心でフラグシップコースとも言えるゴルフ場を、取得する事が出来ました。
埼玉県の高根カントリー倶楽部は、開場50周年を記念して、2012年6月1日より2013年11月30日までの期間限定にて、入会促進キャンペーンを展開いたします。概略は下記の通りです。
- 名義変更料及び入会預託金を減額
正会員
・100.0万円⇒50.00万円 名義書換料(税別)/100.0万円⇒50.00万円 入会預託金
法人正会員
・100.0万円⇒50.00万円 名義書換料(税別)/100.0万円⇒50.00万円 入会預託金
平日会員
・60.00万円⇒30.00万円 名義書換料(税別)/100.0万円⇒50.00万円 入会預託金
- 法人入会について
・ 会員権壱口にて法人名義への変更が可能。
- ゴールド会員の対象者拡大
・ 対象者を70歳以上三親等以内へと緩和。
- 相続譲渡
・ 相続の書類を整えて、代表相続人より第三者への譲渡が可能。
2010年春先より急落した同倶楽部会員権相場は、約2年低迷を余儀なくされました。それは単に日本経済を取り巻く、外部環境の問題だけでは無かった様に思われます。会員権相場と乖離した同倶楽部の高額な名義書換料或いは入会預託金などは、新規入会者にとり大きなコスト負担となっておりました。
この度の改定は、新規入会を促すシグナルとなっております。会員権市場では同倶楽部会員権の売却案件が少なく、買い希望が増えてきております。この度のキャンペーンが好感されている何よりもの証左だと言えます。
千葉県の富士OGMGC市原コースと茨城県の富士OGMGC出島コースは、2012年6月1日より同年12月末日までの期間限定にて、会員権の名義書換料を減額して、受け付けるキャンペーンを開始致します。内容は下記の通りです。
- 正会員
100.0万円(税別)⇒50.00万円(税別)
20.00万円(税別)⇒10.00万円(税別) 生前贈与
10.00万円(税別)⇒5.000万円(税別) 相続
- 特定会員
50.00万円(税別)⇒25.00万円(税別)
10.00万円(税別)⇒5.000万円(税別) 生前贈与
5.000万円(税別)⇒2.500万円(税別) 相続
定期的に行っているとも言える様になって来た、オリックス・ゴルフ・マネジメント合同会社の、名義書換料減額キャンペーンです。
長野県の飯田カントリー倶楽部を経営しております(株)飯田カントリー倶楽部は、2012年3月29日の書面投票による決議により、再生法の可決要件を満たしました。翌日30日には、名古屋地裁より認可決定を受けました。再生計画の主な骨子は、下記の通りです。
- 自主再建。
- 再生債権99%免除にて1%弁済、但し免除後2万円未満に付いては、上限2万円弁済。
- 会員権再取得希望者は、2012年7月31日までに手続きの事。
- 預託金は10年据置にて新額面、新証券発行。
- 会員権の分割希望受付。分割証券は無額面未登録証券発行。名義登録料は2013年5月31日まで税別1万円。
- 10年経過前の償還は、年間返済額500万円を限度とする。
2011年9月22日に法的整理の申請をしましたので、実質半年にて決着がついた事に成ります。短期間で次の方向性が、見えてきたと言えます。同クラブでは、内部留保資金を保有していたが故に、当初会員及び会員権にまつわる関係者からの、償還請求に対応しておりました。これが仇と成ってしまった様です。
栃木県のバークレイカントリークラブ、その資産管理会社である(株)バークレイカントリークラブは、2012年4月18日に宇都宮地裁へ民事再生法の適用を申請致しました。その負債は、約108億円です。
多くのゴルフ場が倒産要因としているい1.売上高減少2.預託金の償還に対して対応不可となった事、この2点が当ゴルフ場に対しても、否応無に襲いかかって来たのです。
この度の申請代理人は、大島総合法律事務所(東京都千代田区紀尾井町3-20 紀尾井町鶴屋ビル3F TEL 03-3288-5228)の野中信敬弁護士です。尚、同日より会員権の名義書換は、停止しております。
2012年4月18日の毎日新聞朝刊27面は、東証一部上場の(株)アコーディア・ゴルフに関する、不正疑惑を伝えております。見出しは、<「社長が6,000万円私的流用」ゴルフ場会社専務が告発会見> とのショッキングな内容で、読者の目を否応無に引き付けます。
同新聞によりますと、同社の秋本一郎取締役専務(54歳)が、4月17日に都内で記者会見し、同社竹生道巨(ちくぶ_みちひろ)社長への重大なコンプライアンス違反疑惑がある事を、発表致しました。
秋本氏曰く、2012年3月下旬に株主より、不正行為情報が書面にて寄せられた。この情報を基に聞き取り調査をした結果、(竹生社長が親密な女性5人へ、同社ゴルフ場のモニター料として、本来無償であるにも関わらず、約2,400万円を支払うなど、概算で5,000万円?6,000万円の私的流用疑惑が有る)と指摘したのです。
同氏はコンプライアンス委員長と言う立場上、この度の疑惑について更に調査する諭旨、2012年4月10日に竹生社長へ伝えたところ、(調査するなら更迭する)との事で、突如委員長を解任されたとしております。(株)アコーディア・ゴルフは、2012年4月17日付けで、特別コンプライアンス委員会を設置し、調査する事を発表しております。
一日も早く真相を解明して欲しいと思うと共に、同社の浄化作用が機能する事、その事がつとに求められているといえます。オリンパス事件の記憶がさめやらぬ中、(アコーディアお前もか!)とは、誰しもがつい口走ってしまうフレーズでは無いでしょうか?
千葉県のミルフィーユゴルフクラブは、その経営主体が2012年3月22日に変更されました。2008年1月より同ゴルフ場をパシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)は、2012年3月20日に子会社であり直接経営に当っておりました(株)ミルフィーユの全株式を、埼玉県の(株)ティ・ワイ・エッチへ譲渡しました。
売買金額については不確かで有るものの、譲渡人の満足度が高い内容で有った様です。数年前より当ゴルフ場の売却話は出ており、当初は一桁か或いは二桁かと言う、攻防戦で有った様に記憶しておりました。
登記上の変更は3月22日です。同日、同社の本店を東京都中央区八重洲より、埼玉県さいたま市浦和区へ移転させております。又代表者は永井幸藏氏より、鈴木洋子氏へ変更されました。新たに同ゴルフ場を取得した(株)ティ・ワイ・エッチの概略は、下記の通りです。
- 設立日:1990年8月8日
- 資本金:1億円
- 代表者:代表取締役_鈴木洋子
- 所在地:埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目5番7号
千葉県の総成カントリー倶楽部を経営するセントラルビル(株)は、3月9日に再生計画案を発表致しました。内容は下記の通りです。
- ゴルフ場事業を会社分割により新会社として再生債務者から分離し、新会社の全株式をスポンサーへ売却する。 新会社の商号は、(株)レイクウッド総成とし、資本金10万円、2012年6月29日設立予定。 新クラブ名称をレイクウッド総成カントリークラブとする。
- 既存の会員は、新会社においても承継され、新たな経済的負担を求めない。
- 新会社の経営には、スポンサーから人的及び経済的支援を行う。 スポンサーは新会社へ総額11億5,000万円を上限とする支援を行い、配当原資とする。
- 新会社が権利変更後の預託金債務を承継し、退会を希望する会員へ18.80%の配当を行う。 又、会員継続希望者へは、配当金額を新会社における預託金額とする。 預託金の据置期間は、再生計画認可決定確定日の翌日より10年間とする。
再生計画案の中で再生債務者代理人弁護士団は、法的整理に至った原因を、?預託金償還に対する資金を確保出来なくなった事、?2008年9月のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災を経て、集客難=極端な売上減少に至った事をあげております。
スポンサー選定の経緯に付いては、日本土地建物(株)及び(株)レイクウッドコーポレーションが、経営方針や経営基盤などから適切と考え、スポンサー候補と成る様申し入れたとしております。上記スポンサー候補企業より提示された支援金額は、当該ゴルフ場事業の評価見積もり額を超えていた為に、スポンサーとして決定したとしております。
尚、債権者集会は5月18日を、予定しているとの事です。昨年11月の申請より約半年での債権者集会は、順調に推移している事の何よりの証左です。1年を待たずして、本年6月後半或いは7月には、決着する可能性が大と言えます。