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マグレガーカントリークラブは2024年6月末にて閉鎖へ

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 マグレガーカントリークラブ(千葉県)は2024年6月末をもって、会員制を終了しゴルフ場を閉鎖する事になりました。

 当該ゴルフ場は南千葉ゴルフ倶楽部と称していた時期に、経営会社である日栄総業株式会社が整理回収機構より、会社更生法の適用を申請されました。2004年7月の出来事でしたが、その後再建の目途が立たず2005年3月には、破産手続きへ移行しています。

 その年の7月1日には、有限会社大多喜ヒルズリゾートがゴルフ場を取得していますが、買収会社は債務を一切継承せず又旧会員へは年会費の支払いを条件に、会員並み料金にて利用する事を認めていました。この時点で年次会員の様な存在は有っても、正式な会員は存在していない、と理解するのが正確なのだと言えます。

 その後幾多の変遷を経て今日に至っていますが、2024年2月10日には会員権の名義書換を停止しており、更には3月に入り全会員へ会員制を終了する事を告知していました。そしてこの度の閉場となります。では閉場後に当該ゴルフ場は、どの様に変化していくのでしょうか。

 当該ゴルフ場による正式な発表が待たれます。

日本カントリークラブは女性施設を大幅に改善へ

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 埼玉県の日本カントリークラブでは、2024年4月下旬より同年12月末にかけ、女性用施設の大幅な改修・増築工事を行います。この間、来場者への不都合は最小限に留め、工事を行う予定としています。概要は下記の通りです。

施設現状増設後
床面積92.6平米(28坪)228.6平米(69坪)
ロッカー数43(会員契約14)100(会員契約50)
洗面(脱衣所、パウダーコーナー)39
浴室(カラン、シャワー)611

 2024年4月現在、同クラブに於ける女性会員専用ロッカー数は14で、空き待ちにて希望されている方は17名居られます。この度の工事が終了した折には、会員専用の数は50となりますので、少なくとも現在の利用者と待機組の要望は、かなえられる事になります。

 上記女性会員用ロッカーに限らずこの度の工事により、当該クラブは女性来場者を大幅に受け入れ可能な環境になります。現在そして将来を見据え、女性の受け入れ無しにクラブの発展は無いと判断し、今回の工事が行われていますが、使用可能となるのは2025年に入ってからです。

 当該クラブでは現在68名の女性会員が在籍していますが、新規入会については特段の制限を設けていませんので、通常の入会条件をクリア出来る方であれば充分に入会可能です。なお工事完了後のイメージを、YouTubeにて確認する事が、下記URLより出来ますので、一度覗いてみる事をお薦めします。

 https://youtu.be/ZIPe95LxiuE

 かつての富士国際ゴルフ倶楽部は2024年4月1日より、三甲ゴルフ倶楽部富士コースへ名称が変更になりました。岐阜の三甲株式会社が当該ゴルフ場を取得したのが2021年9月30日ですから、約2年半が経過してからの事になりました。

 当該ゴルフ場は36ホール規模の大型ゴルフ場ですが、これまで富士コース18ホールズ、乙女コース18ホールズとして慣れ親しんで来ましたが、この名称も4月1日より変更になっており、概要は下記の通りです。

旧コース名称キャディ付き/セルフ新コース名称キャディ/セルフ
富士コース OUTキャディ付き南コースセルフ
富士コース INキャディ付き西コースキャディ付き
乙女コース OUTセルフ北コースセルフ
乙女コース INセルフ東コースキャディ付き

 新体制では東西コースの18ホールズがキャディ付きになり、南北コースがセルフ対応になります。多くのゴルフ場でキャディ不足に悩まされていますが、当該ゴルフ場もその渦中にあります。それでも20名から25名のキャディ確保を可能としており、お客様へ対応しているとの事です。

 これからも少しずつ、変わっていくのだと思われます。

 宇都宮カンツリークラブを経営する株式会社宇都宮ゴルフクラブでは、第64期有価証券報告書(2023年1月1日~同年12月31日)を、2024年3月27日に公表しました。過去4年間の概要は、下記の通りです。

回次第61期第62期第63期第64期
売上高274,487千円326,002千円344,045千円410,034千円
経常利益又は経常損失▼31,444千円11,270千円7,711千円38,045千円
当期純利益又は当期純損失▼32,029千円9,733千円7,325千円38,763千円

 前期は売上高が対前年比で19.2%増加しました。この背景には、来場者数が対前年比3.1%増加し40,678名になった事と、太陽光発電事業に於ける増設設備が2023年2月より稼働し始めた点を上げています。

 前期は大変良い成績を残せた訳ですが、懸念材料も内包しており、特に会員権の預託金償還については、高額面証券が70口が手つかずの状態です。270万円額面が69口、540万円額面が1口、整理されていない為、一挙にこの話が出て来た場合、財政状態へ悪影響を及ぼす可能性があるとしています。これらの合計金額は191,700,000円になります。

 運営上の理念としては、「お客様ファーストに徹し顧客満足度の向上をはかる事」、これを上げています。とても正しいスタンスの様に思えますが、当該クラブは会員制をうたっている訳ですから、そうであるならば会員ファーストとしなければ、ならないのではないでしょうか。

 儲かる事の楽しさを甘受してしまうと、あの苦しい時へ戻りたくない気持ちは分かりますが、現状を鑑みる場合、徐々に会員制とパブリックの垣根が低くなりつつある様に思われます。会員権であれば、売値と買値の中間価格で、50万円は付けて欲しいところです。

相模原ゴルフクラブの第71期決算が明らかに

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 相模原ゴルフクラブを経営している株式会社相模原ゴルフクラブは、2024年3月28日に第71期決算を明らかにしました。62ページにも及ぶ資料の中から、簡単な内容を紹介したいと思います。まずは売上高に関する過去4期に渡る概略は、下記の通りですが金額の単位は千円です。

回次第68期第69期第70期第71期
売上高1,038,9141,347,6121,431,1211,461,780
経常利益又は経常損失▼135,479138,50673,27673,802
当期純利益又は当期純損失▼144,132129,89548,33241,881

 新型コロナにより日本社会が大混乱した、その影響の関係から2020年度の第68期と2021年度の第69期は、いびつな数字になっているものの、ここ2年間は本来の姿を取り戻した数字の様にも思われます。

 2023年の1年間の来場者数は会員が34,942人、会員家族2,548人、ゲスト26,587人の合計64,077人に上ります。コロナ旋風が吹き荒れた2020年の1年間の総来場者数は、48,810人ですので単純に15,000人ほど上回った事になります。

 ところで当該クラブ執行部は、ゴルフ会員権の名義書換を大変重要視していますが、昨年度の実績としては、新規入会及び名義登録件数は115件を数えるとの事です。過去のピークは2021年の146件ですが、そこには及ばないものの手ごたえを感じられている様です。

 今後の課題としては、「会員のプレー機会増大」を上げています。様々な層の会員、例えば高齢者やスループレーを希望する方々などへ、より多くプレーする機会を設ける必要があるとしています。

 小金井カントリー倶楽部を経営する小金井ゴルフ株式会社は、2024年3月21日に第88期(2023年1月1日~12月31日)決算を明らかにしました。来場者数は会員が9,888人、ゲストが16,313人の合計26,201人となり、対前期比674人増加しています。過去4期に渡る決算概略は、下記の通りですが、金額の単位は千円です。

回次第85期第86期第87期第88期
営業収入481,882600,213680,914729,639
経常利益又は損失▼19,786201,286▼3,598140,843
当期純利益又は損失▼30,031181,159▼6,205120,117

 前期好調な要因は新型コロナが一段落し、営業日数が増えた事、またその結果として来場者数も伸びた事が上げられます。更には受取手数料が90,000千円増加し250,000千円、新規会員加入による入会金収入が35,000千円増え125,000千円となった点も見逃せません。

 年間来場者数が3万人未満でこれだけの好決算になるのは、一重に客単価が高い事とゴルフ会員権の名義書換料、決算書では入会金収入と呼称しているこの点が大きいと思われます。

府中カントリークラブ第73期決算が明らかに

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 東京都下の府中カントリークラブを経営する株式会社府中カントリークラブでは、2024年3月28日第73期有価証券報告書を明らかにしました。過去4期の概要は下記の通りです。

回次第70期第71期第72期第73期
決算年月2020年12月2021年12月2022年12月2023年12月
売上高686,285(千円)762,597(千円)827,994(千円)843,382(千円)
経常利益43,934(千円)35,814(千円)8,242(千円)30,782(千円)
当期純利益22,532(千円)16,578(千円)231(千円)16,638(千円)

 総来場者数は会員27,377名、ゲスト14,510名の合計41,887名となりました。対前年比207名の減少です。様々な要素を加味した差し引き営業損益は207,822千円の営業損失になるものの、営業外損益は会員権の名義書換料が47,700千円増加した事により、対前年比49,530千円増となりました。

 最終損益では上記の通り16,638千円の純利益を確保しています。

 しかしながら当該クラブではこの様な現象に対し危機感を有しており、営業損益では赤字が続いており、これを会員権の名義書換料がカバーしているのが実情として、書換件数が大幅に減少した場合、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があるとして、警鐘を鳴らしています。

 魅力ある府中カントリークラブであり続ける必要があり、ゴルファーが憧れるクラブで無ければならないのだと言えます。

成田ヒルズCCは2023年度は対前年比116.4%の売上高増

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 千葉県の成田ヒルズカントリークラブを経営する成田ヒルズカントリークラブ株式会社は、2024年3月25日に株主総会を開催し、第37期事業報告を行いました。

区分/期別令和3年度(第35期)令和4年度(第36期)令和5年度(第37期)
売上高496,650(千円)574,541(千円)668,665(千円)
営業利益又は損失60,504(千円)148,217(千円)182,767(千円)

 上記表にて一瞥出来る様に令和5年度(2023年1月1日~12月31日)は、売上高が対前年比116.4%増加しています。この裏付けとなる指標の一つである来場者数は、対前年比102.16%増加し34,600名となりました。

 大きな設備投資は無く、小規模なものに限定されましたが、これは此れまでのコース改造やハウス関係などの大型設備投資が一段落した為です。とは言え良好なクラブ環境を維持する為のコース改修は、絶え間なく行われています。

 更に当該クラブでは業務の効率化とシステム化に取り組んでおり、少ないスタッフ数でもサービスの質が低下しない様にすると共に、販売促進へ向けた予算配分を重点的に今後も行って行くとしています。

 全国的に吹き荒れたコロナ禍バブルが終息し、此れまでの各ゴルフ場に於ける経営努力が、どの様な数字として残せるのか、多くのゴルフ場に課せられた課題になっています。それは当該ゴルフ場に於いても同様ですが、ブレずに辛抱強く様々な設備投資を行って来た事が、少しずつ花開きつつあります。

 ミオス菊川カントリークラブを経営しています株式会社ミオスは、予定通り2024年3月21日に株式会社アコーディア・ゴルフへ引き渡され、登記手続きも済んでいます。

 同社の代表取締役は南學正英氏より石井歓氏へ変更になり、また位置づけも資産保有会社へと移行しています。現場はアコーディアゴルフによる運営となりますが、これに合わせクラブ名称も2024年4月9日より、掛川カントリークラブへ変更になります。

 前代表者である南學氏の後継者不足に端を発したこの度のM&A劇でしたが、今後どの様な変貌を遂げるのか、アコーディアゴルフの手腕が問われます。

 神奈川県の大相模カントリークラブは2024年4月1日より、東京ロイヤルゴルフ倶楽部へ名称変更します。

 この度の名称変更は、2024年2月4日に開催された同クラブ理事会にて、承認を得てのものになりますが、この動きに合わせ経営会社の商号も株式会社大相模カントリークラブから、株式会社東京ロイヤルゴルフ倶楽部へ3月1日に変更されました。

 なお上記法人は、子会社である株式会社大相模ゴルフスポーツガーデンを同じく3月1日に、同法人と合併させていますが、この子会社が経営していたのは、神奈川県愛甲郡愛川町のゴルフ練習場・大相模ゴルフスポーツガーデンです。