平和傘下の株式会社アコーディア・ゴルフは2026年1月より、グループ内80コース85会員種別にて正会員権の年会費を改定するとして、2025年11月に入り明らかにしました。
既に平和傘下のPGMグループが年会費を2026年より改定するとして公表済みですが、歩調を合わせるかの如く、アコーディアゴルフに於いても同様に改定する事が分りました。アコーディアゴルフの改定では、PGMグループほど突出した内容が少なく、若干の値上げになっています。
ところで関西のエクセレントゴルフクラブは、会計年度が4月はじまりですので、少し遅れての値上げになります。
今回の値上げは正会員に限定されていますが、アコーディアゴルフによれば、その他会員種別も現在検討中との事です。
PGMグループでは2026年1月より、年会費を改定するとして2025年11月に入り明らかにしました。
改定されるクラブは全国で65、その会員種別は148にものぼります。既に公表されていたセゴビアやPGM石岡などでは、2年連続で値上がりして行く方針に対し、会員として継続して行く事を断念した動きも市場には顕著に出ています。
来春の値上げ予定コースでは、PGM総成ゴルフクラブが正会員49,500円(税込)から税込110,000円へ、PGMマリアゴルフリンクスが正会員52,800円(税込)から同じく税込110,000円へ、改定されるのが突出しています。
神奈川県のレインボーカントリー倶楽部では、約1年の歳月をかけて女性施設を充実させました。
アウトとインコースそれぞれへ女性用トイレを1ずつ増設した事により、此れまでのコース売店のトイレを合わせ、各コースで2つずつ利用出来る様になりました。
更に1日70名が利用出来る女性更衣室のロッカーを充実させ、利便性が向上したのです。
この様な変化に合わせ2026年4月1日から、女性会員枠を30名増やす事になりました。男性名義の会員権を取得したとしても、それを女性名義へ変更出来る様にしたのです。現状では便宜的な名義変更にるものを含め、約170名の女性会員が在籍していますが、来年は約200名になるものと思われます。
来春男性名義の会員権を取得して会員になられる女性券は、5年間につき第三者譲渡が出来ません。しかしながらこの期間を過ぎれば、入会を希望する第三者の女性へ、譲渡する事が出来る様になります。
なお名義変更料は従来通り正会員権税込み88万円、平日会員権税込み44万円になり、30名の方々に適用されます。
山下美夢有(24歳/花王)選手が、マレーシアのクアラルンプールゴルフ&カントリー クラブ・西コース(6,536ヤード_パー72)を舞台に、2025年10月30日から11月2日までの4日間開催されましたLPGAツアー第30戦、『メイバンク選手権』にて優勝しました。
最終日は通算18アンダーにて、山下選手とオーストラリアのハナ グリーン選手更には韓国のチェ ヘジン選手がホールアウトしており、勝負は3名による18番ホールを使用してのプレーオフに突入しました。
プレーオフ1ホール目に山下選手がバーディを奪取したのに対し、他の2名がパーだった事から、2025年全英優勝に次ぐ2勝目を飾る事になりました。4日間の簡単な流れは、下記の通りです。
| 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
|---|
| 首位 | -8 チェ ヘジン | 合計-14 チェ ヘジン | 合計-19 チェ ヘジン | 合計-18 山下 美夢有 |
| 山下 美夢有 | -6 4位タイ | 合計-8 4位タイ | 合計-11 11位タイ | 合計-18 山下 美夢有 |
山下選手は此れまで11試合でトップ10入りしており、賞金は合計330万ドルを稼いでいます。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は2025年10月20日に開催された定例理事会にて、PGA会員のA氏を2年間の資格停止処分にしたことを、理事会後の記者会見にて明らかにしました。
A氏はプロゴルファーであると共に、事件当時は千葉県神崎町のゴルフ場経営者でもあった訳ですが、2023年10月11日から2024年3月14日まで3人、2024年2月12日から同年3月14日まで1人、2024年4月18日から同年6月17日まで1人の合計5人の外国人を不法就労させた罪にて、千葉地検より起訴されていました。
この判決が2025年5月27日に千葉地裁刑事第3部より出されていますが、その内容は懲役1年執行猶予3年及び罰金200万円と言うものです。この判決に対しPGAは、数回開催された理事会にて、A氏に対する処分内容を検討して来た結果、上記判断となったのです。
PGAによれば、A氏は言い訳がましい事を述べず、決定に従うとしています。裁判の過程でA氏は人手不足を理由にしたのですが、地裁はその理由を認めないどころか、4人が不法残留にて検挙された後も、更に1人を雇用した点について悪質としていました。
しかしながら①本人が反省し ②再発防止策を講じており ③外国人の雇用環境が不当だったとは言えない事から、これらを考慮し求刑内容が若干軽減されたものと思われます。
PGAでは当該事件を特殊事件と判断せず、教訓化して行きたいとしています。なお2年間とは、PGAからの処分内容書類が、A氏に届いた時点から数えるとの事。
PGAシニアツアーの『ファンケルクラシック』は、試合開催月を従来の8月お盆時期から10月へ移動し、今年2025年に2回目を迎えました。この移動は、8月開催月を直撃する酷暑、此れへの対策による苦肉の策でした。
「シニアの元気が日本の元気」とのテーマを併せ持つこの大会へ、プロ73名アマ5名の合計78名がエントリーし、静岡県裾野市の裾野カンツリー倶楽部で10月17日初日を迎えました。参加選手の年齢層は、下記の通りです。
■ 50代 66名
■ 60代 9名
■ 70代 3名
レギュラーツアーは経験を増すほど優勝の機会が到来する訳ですが、シニアツアーは年齢が増すほど優勝の機会から遠ざかると言えます。その様な加齢との戦いを余儀なくされるシニア選手達ですが、レギュラーツアーでも戦えそうな選手が多い50歳代に交じり、60歳代~70歳代の選手が12名も元気にエントリーしています。
なお今年も昨年に引き続き、ギャラリーによるスマートフォンなど音の出ない機器による撮影が認められており、SNSでの動画や静止画のアップも可能です。会場は従来通りお祭り気分満載で、ギャラリーは様々な楽しみ方が出来ます。
大会1日目の7時50分、アウト、インからそれぞれ1組目がスタートして行きました。宮本勝昌選手の3連覇があるのか、はたまたシニアルーキーが大暴れするのか、目が離せない大会です。
株式会社アコーディア・ゴルフは2025年10月中旬に入り、GRANDブランドの6コースについて、2026年1月1日より年会費を改定する事を明らかにしました。
その概要は下記の通りです。
| ゴルフ場 | 会員種別 | 現行料金(税込) | 新料金(税込) |
|---|
| 成田ゴルフ倶楽部 | 正会員 | 132,000円 | 198,000円 |
| 成田ゴルフ倶楽部 | 平日会員 | 52,800円 | 79,200円 |
| 習志野カントリークラブ(共通) | 正会員 | 88,000円 | 132,000円 |
| 習志野カントリークラブ(共通) | 週日会員 | 44,000円 | 66,000円 |
| 習志野カントリークラブ(共通) | 平日会員 | ━━━ | 66,000円 |
| グレンオークスカントリークラブ | 正会員 | 66,000円 | 132,000円 |
| グレンオークスカントリークラブ | 平日会員 | 33,000円 | 66,000円 |
| オーク・ヒルズカントリークラブ | 正会員 | 66,000円 | 132,000円 |
| オーク・ヒルズカントリークラブ | 平日会員 | 33,000円 | 66,000円 |
| 東千葉カントリークラブ | 正会員 | 66,000円 | 132,000円 |
| 東千葉カントリークラブ | 平日会員 | 37,400円 | 66,000円 |
| ザ・サザンリンクスゴルフクラブ | 正会員 | 33,000円 | 77,000円 |
| ザ・サザンリンクスゴルフクラブ | 平日会員 | ━━━ | 33,000円 |
株式会社アコーディア・ゴルフは2025年10月中旬に入り、千葉県の習志野カントリークラブ会員権の名義書換料を、2026年1月1日より改定するとしました。
概要は下記の通りです。
| ゴルフ場名 | 会員種別 | 現行料金 | 新料金 |
|---|
| 習志野CC(共通) | 正会員 | 2,200,000円(税込) | 1,100,000円(税込) |
| 習志野CC(共通) | 週日会員(月~土) | 1,650,000円(税込) | 825,000円(税込) |
| 習志野CC(共通) | 平日会員(月~金) | ━━━ | 550,000円(税込) |
名義書換料の変遷を、正会員権に限定して簡単に振り返りたいと思いますが、その時系列は下記の通りです。
■ 2020年1月 1,000,000円(税別)→ 1,650,000円(税込)
■ 2022年1月 1,650,000円(税込)→ 2,200,000円(税込)
■ 2026年1月 2,200,000円(税込)→ 1,100,000円(税込)
約5年をもって元へ戻す事になりますが、この変遷について経営側の試行錯誤の跡が見え隠れします。とは言えこの間に新規入会した方からすれば、何とも言えない後味の悪さも感じるのではないでしょうか。
なお平日会員と言う種別は、現時点で無いのですが、来年新設するとの事です。新たに会員募集をするのではなく、正会員或いは週日会員からの種別変更手続きにて移行して来る方がおられる、その様なケースを想定しているとしています。
兵庫県三木市の廣野ゴルフ倶楽部内に設置されております『JGAゴルフミュージアム』が、2025年12月末をもって閉鎖され、新たな保存・展示先を探しているとして、公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)が2025年10月に入り明らかにしました。
当該施設は1982年5月21日に開設していましたので、その歴史は約43年になります。ゴルフの黎明期の品なども含め、多くの貴重な品々が関係者の寄贈などにより保管・展示されてきました。この間、施設の老朽化に合わせ度重なる補修工事を行って来ましたが、限界を迎えつつあったとの事です。
今後は日本のゴルフ文化を後世に残す為にも、物品のみならず人物までも含めた歴史を振り返る事の出来る施設を、模索して行く事になります。
建物を借りるのか、新たに建設するのか、いずれにしても資金調達が大きなネックになっていると共に、永続性のあるスキームが何よりも求められています。
千葉県のラフォーレ&松尾ゴルフ倶楽部は2025年9月17日、広報を通じクラブ名称が2025年10月15日より、『千葉松尾ゴルフクラブ』へ変更になる事を明らかにしました。
当該ゴルフ場は、株式会社東京私市により設立され経営されて来ていましたが、約241億円の負債を抱えていた事から2004年3月30日、整理回収機構が大阪地裁へ会社更生法の適用を申立て、2005年6月30日に更生計画案が成立していました。
その更生計画の一環で当該ゴルフ場を引き受けたのが、森観光トラスト株式会社だった訳ですが、実際には2005年8月1日同社傘下のMTゴルフ開発株式会社が承継していました。歴史の大きな節目にクラブ名称が変化したのが分かりますが、その変遷は下記の通りです。
■ 1993年09月25日 松尾ゴルフ倶楽部
■ 2005年08月01日 ラフォーレ&松尾ゴルフ倶楽部
■ 2025年10月15日 千葉松尾ゴルフクラブ
なお茨城県の宍戸ヒルズや静ヒルズが森ビル初代社長の森泰吉郎氏の次男・森稔氏の系列であるならば、当該ゴルフ場は三男・森章氏の系列になります。