遊技業界によるゴルフ場事業への進出は、近年目覚しいものが有ります。特に昨年2011年12月に行われた株式会社平和(以下平和)による、PGMホールディングス株式会社を傘下とする企業買収は衝撃的でした。
バブル経済崩壊以降ゴールドマン・サックスグループとローンスターグループと言う所謂二大外資が、ゴルフ場業界を席巻してきたのですが、そのローンスターグループが築き上げたPGMホールディングスを平和が吸収したのです。遊技業界の力量を、見せ付けられた思いです。さて、そのゴルフ場事業へ躍進目覚しい遊技業界の東日本に於ける一端を、ざっくりとメモしておくならば、その内容は下記の通りです。
- セガサミーHD株式会社
1、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
2、フェニックスカントリークラブ(宮崎県)
3、トム・ワトソンゴルフコース(宮崎県)
- 株式会社 オリンピア
石原昌幸会長が代表の会社が、鹿児島県に三州CCを経営。
- 株式会社 SANKYO
1、吉井カントリークラブ(群馬県)
2、赤城カントリー倶楽部(群馬県)
- コスモイーシーグループ
1、オリムピック・スタッフ足利ゴルフコース(栃木県)
2、エーデルワイスゴルフクラブ(埼玉県)
3、オリムピック・カントリークラブ(山梨県)
4、ヴィレッジクラブ大子ゴルフコース(茨城県)
5、オリムピック・スタッフ都賀ゴルフコース(栃木県)
6、かんなみスプリングスカントリークラブ(静岡県)
7、ゴールデンレイクスカントリークラブ(栃木県)
8、リバーサカワゴルフクラブ(神奈川県)
9、オリムピック・カントリークラブレイクつぶらだコース(埼玉県)
茨城県のニッソーカントリークラブでは、2012年6月1日より、会員権の名義書換を促進する為に、特別キャンペーンを展開致します。期間は1年間限定で、2013年5月31日までとなっております。これは先般開催された理事会において、新規入会者がゴルフ場へ支払う会員権の名義書換料を、会員権の預託金より充当出来ると言う内容であり、そのキャンペーン実施について決定したのです。内容は下記の通りです。
- 正会員
200,000円(税別-充当出来る預託金200,000円=消費税のみ。
- 平日会員
100,000円(税別-充当出来る預託金100,000円=消費税のみ。
- 相続・贈与、法人内登録者変更
50,000円(税別-充当出来る預託金50,000円=消費税のみ。
- 証券と預託期間
証券は預託金を減額した新証券となり、預託金の据置期間は25年。
この度の充当プランは、同ゴルフ場の姉妹コースである棚倉ステークスカントリークラブで、5月1日より既に開始されております。
東京都の相武カントリー倶楽部を経営するピーエスアール相武(株)の代表者が、変更されました。2012年2月23日の事です。永井幸藏氏より、金鎭茂氏へ変更されたのです。金氏は経営母体であるパシフィックホールディングス(株)の取締役ですので、単なる人事異動と言えなくも有りません。
2012年4月には現場にて若干の人事移動が有り、総支配人及び支配人が異動となりました。総支配人職は、おおむらさきゴルフ倶楽部支配人が兼務し、内部昇格で大貫氏が新支配人となっております。母体会社が法的整理中に付き、とかく傘下ゴルフ場の動向が、気に成るところでは有ります。
茨城県の大利根カントリークラブの全会員は、茨城県の龍ヶ崎カントリー倶楽部、栃木県の那須ゴルフ倶楽部の両コースを優待料金にて、ラウンドする事が出来ます。
龍ヶ崎カントリー倶楽部とは2010年4月1日より、那須ゴルフ倶楽部とは2012年1月1日より、業務提携が開始されました。龍ヶ崎カントリー倶楽部を利用する場合、週日に限りますがオフシーズン料金で11,070円にて利用出来、オフ以外は12,330円と成ります。料金には4バックのキャディフィと施設維持費、利用税等が含まれております。
那須ゴルフ倶楽部を利用する場合、全日が対象と成るのですが、料金はそれぞれ異なります。平日は10,300円、土曜日、日曜日、祝日は15,500円です。料金には、4バックキャディフィ、諸経費、利用税、消費税が含まれております。2コースを利用する場合の問い合わせ先は、大利根CC事務局(TEL 0297-35-4898)です。
2012年5月4日の報道各紙は、ハワイのゴルフ場・ワイアラエ・カントりークラブでにて、カート事故が有り、日本の著名人が死亡した事を、一斉に伝えております。事故発生は現地時間にて2012年5月2日の事です。
報道によると、プレーヤーがワイアラエ・カントリークラブのPar417番ホールをプレー中に、事故が起きたとしております。17番ホールは、ティーングランドよりグリーンへ向かう途中に、川に架かった橋が有り、現地警察当局は事故との因果関係を調べているとの事です。
死亡した日本人は、2010年頃より同クラブの会員と成り、度々同コースにてラウンドしていた様です。表面化しないカート事故は、至るところであります。ゴルフ振興とは相容れない事故を撲滅する為にも、プレーヤーの命、体を守る為にも、正確な事故調査と改善が待たれます。
因みにワイアラエ・カントリークラブは、1928年に創設されたアメリカの名門コースです。1966年からはPGAツアートーナメントとも成った(ハワイアン・オープン・ゴルフ・トーナメント)の開催地として、又1983年には同トーナメントにて、青木功選手が日本人プレーヤーとしてPGAツアー初優勝した事でも、広く知られております。
関東圏の社団法人制ゴルフ場は、2012年に入り2コースが、一般社団法人へ移行しております。2013年11月までに義務付けられております三択、つまり公益社団法人か、或いは一般社団か、或いは株式会社へ移行するのかと言う中で、相模カンツリー倶楽部と那須ゴルフ倶楽部は、1月5日と6日に一般社団を選択し手続きしております。
尚、程ケ谷カントリー倶楽部は2010年1月5日に、公益社団を選択し手続き済みです。残るコースは6法人と成りました。その一覧は下記の通りです。
- 日光カンツリー倶楽部(栃木県)
- 霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)
- 東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)
- 我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)
- 鷹之台カンツリー倶楽部(千葉県)
- 湯河原カンツリー倶楽部(神奈川県)
神奈川県の湘南シーサイドゴルフ倶楽部では、開場50周年を記念して、名義書換料減額キャンペーンを開始致しました。主な内容は、下記の通りです。
- 減額期間は、2012年5月7日より2013年5月6日までの1年間。
- 減額料金は、30万円(税別100万円を税別70万円へ)。
- 入会預託金の100万円は変更無。
- 平日会員は対象外。
上記内容を整理すると、通常税別200万円を必要としたゴルフ場への支払が、税別170万円にて手続をする事が出来る事に成ります。
茨城県の石岡ゴルフ倶楽部ウエストコースは、2012年5月1日より、会員権の名義書換を開始致しました。主な内容は、下記の通りです。
- 入会条件
A、在籍 1年以上の会員1名の推薦。無い方は支配人及び理事面接で兼ねる。
B、国籍制限無。
C、女性の入会制限無。
D、他クラブ除名者、暴力団関係者、入れ墨のある方は不可。
- 名義書換料
会員権の名義書換料は、入会促進キャンペーンとして2012年5月1日より同年12月末までは、正規料金税別400,000円のところ、税別300,000円にて手続が可能。
会員数は4月末時点で540名ですが、会員募集は継続して行うとの事です。新経営体制へ移行後に開始された会員募集は、2007年8月より開始されましたので、今年で5年目を迎える事に成ります。
当初に入会された会員の中には、ご親族或いは友人、知人への名義書換を望む声も多くなっていた様です。又会則上の規定(入会後3年間は名義書換不可)からも、多くの会員が条件を満たす様になってきておりました。この様な事情が、この度の名義書換開始へ至った、背景になっていると言えます。
新潟県の日本海カントリークラブの再生計画案が明らかに成りました。骨子は下記の通り。
- 資本金を100%減資後スポンサーより9,000万円の出資を受ける。更に4億300万円を借り受け弁済資金に充当する。
- スポンサーは(株)川嶋(非鉄金属卸売業、静岡県浜松市)。
- 退会会員へは、預託金の2%を一括弁済。
- 継続会員へは、預託金の2%を新預託金とする。
- 債権者集会は、5月15日予定。
スポンサーに予定されております(株)川嶋は、非鉄金属卸売業を中心とした事業展開をしており、グループでは、ザ・フォレストCC(静岡県)、ボナリ高原GC(福島県)、宜野座CC(沖縄県)の3コースを既に経営しております。(株)川嶋の概略は、下記の通りです。
- 会社名:株式会社 川嶋
- 代表者:代表取締役 川嶋 義勝
- 資本金:9,000万円
- 所在地:静岡県浜松市西区湖東町3222
- 連絡先:TEL 053-437-3711
ゴルフ場情報出版会社である一季出版(株)は、2012年4月中旬に入り過去9年間に渡るゴルフ場売買価格の推移を発表致しました。この度一季出版(株)様の許可を得て、その資料を使用させていただく事と成りました。
ゴルフ場経営会社は2000年以降、法的整理にて事業再生を試みる動きが活発化してきております。その動きと同時進行的に、ゴルフ場の再編も必然的に行われております。その再編は売買として捉える事が出来、下記内容となっております。
- 2003年4月~2004年3月 件数_36件 平均売買価格 5億5,172万円
- 2004年4月~2005年3月 件数_49件 平均売買価格 9億6,713万円
- 2005年4月~2006年3月 件数_43件 平均売買価格 9億9,564万円
- 2006年4月~2007年3月 件数_50件 平均売買価格 15億4,089万円
- 2007年4月~2008年3月 件数_44件 平均売買価格 13億4,822万円
- 2008年4月~2009年3月 件数_40件 平均売買価格 8億3,650万円
- 2009年4月~2010年3月 件数_29件 平均売買価格 4億5,841万円
- 2010年4月~2011年3月 件数_27件 平均売買価格 7億5,300万円
- 2011年4月~2012年3月 件数_22件 平均売買価格 6億4,536万円
上記売買の主な手法はM&Aです。