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日本プロゴルフ殿堂は2025年にJGAの一部門へ

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 一般財団法人日本プロゴルフ殿堂は2024年1月25日、都内の東京ドームホテルにて第10回目の殿堂入り3名について公表しておりましたが、3月8日(金)は神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催中のゴルフフェアに於いて、ご本人出席のもとに顕彰式典が行われました。

 顕彰者は下記の3名です。
■ 井上 清次(いのうえ せいじ) 1915年09月16日~1992年05月09日
■ 日陰 温子(ひかげ あつこ)  1954年04月23日~
■ 倉本 昌弘(くらもと まさひろ)1955年09月09日~

 14時から開始された式典ですが松井功同殿堂理事長は、挨拶の中で今年後半には公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)と合併し、同殿堂はJGAの一部門になる事を明らかにしました。此れまでも松井理事長は、この件について言及しており、例えば2020年1月の顕彰者発表会見時にも公式に発言していました。

 松井理事長の思いとは裏腹に現実的進展無く、約4年が経過していたのですが、今回はやっと現実味がおびて来ました。この松井発言を裏付ける様に、同式典の壇上にてJGAの山中博史専務理事が、公式にこれを認めるに至っていると共に、山中発言は単に受動的追認にとどまらず、そうしていきますと強く発言したのです。

 この両者の発言は、両2団体が一緒になる事の垣根が取り払われ、残すは今後約半年間をかけ、事務処理を行う段階に達している事を表しています。松井理事長による、関係各位からの同意は既に取り付けています、との発言は何よりもの証左と言えます。

 2010年にPGA、JLPGA、JGTOの3団体が力を合わせ同殿堂が誕生した訳ですが、男女のプロゴルファーを主な対象としていた点が、弱点でもあったのですが、今後は幅広く様々な範疇から相応しい人物が、選出されて行く事になるものと思われます。

2022年度日本オープン蝉川泰果さんが優勝

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 2022年度(第87回)日本オープンゴルフ選手権が、10月20日~23日までの4日間、兵庫県三木市の三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースにて開催され、東北福祉大学4年(21歳)のアマチュア・蝉川泰果(セミカワ タイガ)さんが優勝しました。

 蝉川さんは初日より最終日まで首位を走り続け、完全優勝を成し遂げた訳ですが、スコア的には4日間トータル10アンダーとし、2位の比嘉一貴選手に2打差を付け、首位を明け渡す事無く逃げ切ったのです。

 当該大会に於けるアマの優勝は、1927年(昭和2年)に開催された第1回大会にて、赤星六郎氏の優勝以来実に95年ぶりの快挙と成りました。蝉川さんの快挙は此ればかりで無く、今年9月に開催されたJGTOツアー『パナソニックオープンゴルフ』に於いても、アマとして優勝していました。

 さらに振り返れば今年6月、福岡県の福岡雷山ゴルフ倶楽部を舞台に開催された、JGTOの下部ツアーであるABEMAツアーの『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山2022』にて、そうそうたるプロを押しのけ蝉川さんは優勝していますので、厳密にはアマとして3勝している事になります。

 JGAの公式発表によれば身長175cm、ドライバーの平均飛距離300ヤードの蝉川さんですが、今後どの様な活躍を見せてくれるのか大いに楽しみです。

日本ゴルフ協会(JGA)は6月24日より池谷新体制へ

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 公益財団法人日本ゴルフ協会(以下JGA)は2022年6月24日、第2回臨時理事会を開催し、新会長へ池谷正成(イケタニ マサナリ)氏を選出しました。此れは同日開催された第1回定時評議員会における、役員の任期満了に伴う改選結果です。

 副会長へは新任の津賀一宏氏、専務理事には引き続き山中博史氏が就任し、山中氏が実務面から池谷体制を支えていく構図に変化はありません。この新人事により前会長の竹田恆正氏は、名誉会長へ就任する事になりました。池谷氏の簡単な経歴は、下記の通りです。

1968年04月 慶応義塾大学卒業後、東京製鉄(株)入社
1975年12月 同社 取締役社長就任 (2006年06月相談役就任)
2013年04月 (株)武蔵カントリー倶楽部 理事長就任
2019年07月 (一社)関東ゴルフ連盟 理事長就任 同年12月JGA副会長就任

 なお2022年7月5日の就任記者会見上で池谷氏は、竹田前会長の基本路線を継承しつつも、組織運営の透明性を向上させ、ワールドハンディキャップシステム普及へ尽力して行くとの決意を明らかにしました。

R&AとUSGAはクラブの長さを新ルールで46インチまでとす

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2021年10月12日R&AとUSGAは、クラブの長さを46インチまでとする、新たなローカルルールを発表しました。これは2022年1月以降に採用可能となりますが、両組織は此れを競技団体へ強制しない任意のものとしています。

 クラブの長さと一口に言っても、究極はドライバーが対象になると思われます。此れ迄正規規定は48インチまでと定められており、今回この規定が変更された訳では有りません。新ローカルルールで定められた内容は、あくまでもプロトーナメント或いはアマの高度な競技を対象にしています。

 そしてこの新ローカルルールを採用するか否かは、強制では無い事から競技を運営する団体の自主判断となります。強制では無いと言いつつもこのルールを、敢えてR&AとUSGAが出して来た背景には、どの様なものが有るのでしょうか。それは一重にゴルフ業界の飛距離競争への警鐘と、捉えられるのではないでしょうか。

 今回この新ルールを発表するに当たり両組織は、2021年2月に産業界へ告知しており、時間を使いその反応を探って来ました。その姿勢は評価されるものの、業界を巻き込みながら飛距離に対するコンセンサスを、形成して行きたいと言う目論見も見え隠れします。

 それほど飛距離競争は重要な問題と、両組織は位置付けているのだと思われます。今回新ローカルルールを競技団体へ提案出来た事で、主催者側が何時でも採用出来ると言う、ある意味下地が形成されたと言えます。そして次の注目点は、このルールを用いた大会が、何時か開催されると思われる事です。

2021年度(第31回)日本シニアオープンが9月16日開幕

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 今年第31回目を迎える2021年度日本シニアオープン選手権が、9月16日(木曜日)から19日(日曜日)までの4日間、山梨県北杜市のシャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部を舞台に開催されます。概要は下記の通りです。

  • 主催 公益財団法人 日本ゴルフ協会(JGA)
  • 共催 NHK
  • 賞金 賞金総額8,000万円(優勝1,600万円)

 参加年齢は本戦初日の9月16日までに満50歳以上に達しており、尚且つJGAの定めた参加資格をクリアしたプレーヤーと言う事になります。この数総勢126名のプロとアマが頂点を目指す訳ですが、例年厳しと言われるコースセッティングは下記の通りです。

総距離 6,465ヤード_パー71
ティーングエリア 刈り高 9mm
フェアウェイ 刈り高 11mm
ラフ 80mm
ファーストカット 25mm
グリーン 速さ スティンプメーター 10.5feet
グリーン コンパクション 23.5

 なおこの模様はNHK BS1にて、4日間午後より放映されます。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2021年7月6日に国際ゴルフ連盟は、最終的なゴルフオリンピックランキングを発表しました。女子の場合、KPMG女子PGM選手権終了をもって、確定したランキングです。

 下記60名が『2020東京オリンピック』ゴルフ競技へ出場する女子選手一覧ですが、選出された選手は36ヶ国に及んでいます。女子の場合、男子競技終了後の8月4日~7日迄の4日間、同じく埼玉県の霞ヶ関カンツリークラブにて開催されます。

No
    選手名    国
1 Nelly Korda 米国
2 Jin Young Ko 韓国
3 Inbee Park 韓国
4 Sei Young Kim 韓国
5 Danielle Kang 米国
6 Hyo-Joo Kim 韓国
7 Brooke M. Henderson カナダ
8 Yuka Saso フィリピン
9 Lexi Thompson 米国
10 Lydia Ko ニュージーランド
11 Nasa Hataoka 日本
12 Patty Tavatanakit タイ
13 Jessica Korda 米国
14 Minjee Lee オーストラリア
15 Hannah Green オーストラリア
16 Shanshan Feng 中国
17 Ariya Jutanugarn タイ
18 Sophia Popov ドイツ
19 Mone Inami 日本
20 Carlota Ciganda スペイン
21 Melissa Reid イギリス
22 Anna Nordqvist スウェーデン
23 Nanna Koerstz Madsen デンマーク
24 Celine Boutier フランス
25 Leona Maguire アイルランド
26 Xiyu Lin 中国
27 Gaby Lopez メキシコ
28 Caroline Masson ドイツ
29 Emily Kristine Pedersen デンマーク
30 Madelene Sagstrom スウェーデン
31 Matilda Castren フィンランド
32 Ashleigh Buhai 南アフリカ
33 Wei-Ling Hsu 台湾
34 Azahara Munoz スペイン
35 Jodi Ewart Shadoff イギリス
36 Giulia Molinaro イタリア
37 Perrine Delacour フランス
38 Stephanie Meadow アイルランド
39 Min Lee 台湾
40 Anne van Dam オランダ
41 Alena Sharp カナダ
42 Kelly Tan マレーシア
43 Albane Valenzuela スイス
44 Bianca Pagdanganan フィリピン
45 Aditi Ashok インド
46 Maria Fassi メキシコ
47 Maria Fernanda Torres プエルトリコ
48 Tiffany Chan 香港
49 Sanna Nuutinen フィンランド
50 Marianne Skarpnord ノルウエー
51 Klara Spilkova チェコ
52 Manon De Roey ベルギー
53 Christine Wolf オーストリア
54 Pia Babnik スロベニア
55 Mariajo Uribe コロンビア
56 Daniela Darquea エクアドル
57 Magdalena Simmermacher アルゼンチン
58 Lucrezia Colombotto Rosso イタリア
59 Maha Haddioui モロッコ
60 Tonje Daffinrud ノルウエー

2020東京オリンピックゴルフ競技へ全出場選手決まる

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg IGF国際ゴルフ連盟は2021年7月6日、2020東京オリンピックに於けるゴルフ競技出場選手60名を、発表致しました。本日は男子60名をIGFの資料より、書き写させて頂きました。

 試合は7月29日から8月1日迄の4日間、35か国の選手が参加し、埼玉県の霞ヶ関カンツリークラブにて開催されます。ゴルフがオリンピックへ100年ぶりに復活したリオから数え、今回は2度目の大会となります。間もなく開幕です。

順位      選手名  国
1 Jon Rahm ESP
2 Justin Thomas USA
3 Collin Morikawa USA
4 Xander Schauffele USA
5 Bryson DeChambeau USA
6 Rory McIlroy IRL
7 Viktor Hovland NOR
8 Hideki Matsuyama JPN
9 Paul Casey GBR
10 Abraham Ancer MEX
11 Sungjae Im KOR
12 Cameron Smith AUS
13 Joaquin Niemann CHI
14 Tommy Fleetwood GBR
15 Corey Conners CAN
16 Garrick Higgo RSA
17 Shane Lowry IRL
18 Marc Leishman AUS
19 Christiaan Bezuidenhout RSA
20 Si Woo Kim KOR
21 Carlos Ortiz MEX
22 Mackenzie Hughes CAN
23 Sebastian Munoz COL
24 Guido Migliozzi ITA
25 Rikuya Hoshino JPN
26 Antoine Rozner FRA
27 Thomas Detry BEL
28 Alex Noren SWE
29 Thomas Pieters BEL
30 Kalle Samooja FIN
31 Matthias Schwab AUT
32 Rasmus Hojgaard DEN
33 Sami Valimaki FIN
34 Jazz Janewattananond THA
35 Jhonattan Vegas VEN
36 Francesco Molinari ITA
37 Henrik Norlander SWE
38 Mito Pereira CHI
39 Adri Arnusa ESP
40 Joachim B Hansen DEN
41 Rory Sabbatini SVK
42 Sepp Straka AUT
43 Ryan Fox NZL
44 C.T. Pan TPE
45 Romain Langasque FRA
46 Adrian Meronk POL
47 Maximilian Kieffer GER
48 Juvic Pagunsan PHI
49 Ondrej Lieser CZE
50 Scott Vincent ZIM
51 Gunn Charoenkul THA
52 Hurly Long GER
53 Fabrizio Zanotti PAR
54 Rafael Campos PUR
55 Gavin Kyle Green MAS
56 Yechun Yuan CHN
57 Kristian K Johannessen NOR
58 Ashun Wu CHN
59 Anirban Lahiri IND
60 Udayan Mane IND

東京オリンピックのゴルフユニフォームが発表される

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    オリンピックユニフォーム20210531.jpg
              < 提供:JGA(日本ゴルフ協会)

 『東京2020オリンピック』のゴルフ競技に於ける日本選手団の男女ユニフォームが、2021年5月31日発表されました。デザインを担当したデサントによれば、コンセプトは『Rising to the Challenge』との事。

 色はレッド、ブルー、ピンクを用いて日の丸や桜、海など連想させる様に工夫されています。男子キャプテンの丸山氏によれば、「デザインがカッコイイものであれば気持ちも高揚していきます」としており、選手個々人のモチベーションアップには、良いデザインは欠かせないものになっています。

 一部外野では、いわゆる「専門家」や「医師」なる人々が、オリンピックはやるべきでは無い、との論陣を張っています。しかしながら水面下では下準備が、着々と進行している様にも思えます。ところで2021全米プロで観られた様な、来場者の感動と歓喜の声を、今年霞ヶ関で聞く事はできるのでしょうか。

2020年第85回日本オープン選手権優勝は稲森佑貴選手

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2020年10月15日~18日までの4日間、千葉県の紫カントリークラブすみれコース(7,317ヤード・パー70)を舞台に、第85回日本オープンゴルフ選手権が開催されました。

 今回このメジャートーナメントを制したのは稲森祐貴選手ですが、2018年に横浜カントリークラブで開催された第83回も制しておりますので、二度目の同選手権優勝となりました。これは同選手にとってツアーキャリアに於ける優勝が、全て日本オープンと言う事にもなりました。

 此れ迄の約20年間で同オープンを複数回優勝しているのは、尾崎直道、谷口徹、片山晋呉、池田勇太の4選手のみですから、稲森選手は実績としてツアー2勝ながらも日本オープン2勝として、かれらの仲間入りを果たした事になります。記録に残る選手になったとも言えます。

 多くのゴルフファンの記憶に残る選手として活躍して行く為には、今後多くのゴルフシーンでの活躍が期待されますが、大舞台に強い選手である事が実証された今回の優勝は、更に同選手を磨いていく事と思われます。それにしても4日間安定したゴルフだったと言えます。

2020年度ナショナルオープン開催へ向けJGAが方針発表

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 公益財団法人 日本ゴルフ協会(以下JGA)は2020年8月31日、今年度主催するナショナルオープンについて、一般非公開で開催する事を明らかにしました。

 今回JGAが対象にしているナショナルオープン競技は、「第30回日本シニアオープンゴルフ選手権」、「第53回日本女子オープンゴルフ選手権」、「第85回日本オープンゴルフ選手権」です。この3試合開催へ向け、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する為には、一般非公開でプロアマ大会を中止しチャンピオンズディナーも中止する事が、最善策であるとの結論に至った様です。

 一般観客を受け入れないと言う事は、JGAの収益減にもつながる事から、各試合の賞金総額も一律25%減額するとしております。日本オープンは2億1,000万円から1億5,750万円へ、女子オープンは1億5,000万円から1億1,250万円へ、シニアオープンは8,000万円から6,000万円になります。この様な経験は、日本オープンで1979年に一度あるものの、それ以外は初めての事になる様です。

 一般非公開と言えどもこの模様は、共同主催のNHKにより放映されますので、ゴルフファンは地上波のテレビにより観戦する事が出来ます。