山梨県の春日居ゴルフ倶楽部は、2012年2月20日より会員権の名義書換を再開致します。2010年8月19日より名義書換を停止してきておりましたので、約1年半ぶりでの再開となりました。

 一般論として名義書換料は、ゴルフ場にとっても大きな収益源ですので、止めておく理由は無く、春日居ゴルフ倶楽部は、速やかに再出発のスタートラインにたったと言えます。又、1コース会員権市場へ戻って来ました。簡単な要項は下記の通りです。

  • 名義書換料は正会員税別 40万円。
  • 年会費は年間税別 3万円。
  • 入会条件としては、在籍 3年以上の会員 1名の推薦のみ。
  • 法人、個人の切り替えに付いては、制限無。
  • 問い合わせ先は、コース会員課 (TEL 0553-26-5200) 。

 尚、以前行われていた(年次友の会)と言うビジターを対象にした年次会員に付いては、廃止されたとの事です。

 埼玉県の日高カントリークラブでは、2012年2月11日に開催された定例理事会の席において、入会保証金を減額して100万円とする事を決議致しました。5月理事会審査分よりこの内容が、適用されるとの事です。

 2月の理事会審査分までは、名義書換料税別100万円と入会保証金200万円の合計305万円を、クラブへ納入しなければなりませんでした。しかしながら、次回からは税別200万円のみで、済んでしまいます。

 入会コストが100万円減額された分、会員権相場が同等金額上昇する事は、通常考えづらいですが、現時点より上がる事は想像出来ますし、入会申請も増加する事と思われます。

 2月の理事会においては、約20件の名義書換が有った様です。相続或いは法人内の登録者変更も含めての合計数です。尚、かつては年4回の理事会でしたが、7月開催の理事会が設定されて、年5回と成りました。

固定資産評価額に対する最高裁判決

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 島根県の水明カントリークラブを経営する瑞穂トーアリゾート(株)は、固定資産評価額減額に対する戦いに勝利致しました。

 2011年12月9日に最高裁第二小法廷(竹内行夫裁判長)は、原告の訴えを認め、固定資産評価額を減額修正する様求めた松江地裁判決を、支持したのです。この度の対象物は、クラブハウスと従業員寮(個人世帯と家族世帯混合)でした。最高裁判決が確定した事から、被告である島根県巴智郡巴南町は、2006年、2007年、2008年にかけて徴収した固定資産税の中から、約1,800万円をゴルフ場へ返還する事になったのです。

 ゴルフ場と地方自治体との固定資産評価額をめぐる争いは、表面化しづらく、確認しづらいと言えます。しかしながら、ゴルフ場経営者にとり、大きな関心事であるのも又、事実ではないでしょうか。

ホールインワンでアマチュアも高額商品を獲得可能

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 ゴルフ規則は4年に一度改定されており、本年2012年は改定年に当り、1月1日より新内容が施行されております。改定点で特に興味深い項目は、アマチュアのホールインワンに関する内容と言えます。その条文とは下記内容です。

  • 規則3-2b. ホールインワン賞
    規則3-2bはゴルフのラウンドをプレーしている間に達成されるホールインワンに対して賞金を含め通常の限度額の制限を排除している。この例外は特にホールインワン(ロンゲストドライブやニヤレスト・ザ・ホールではなく)に対するもので別個のイベントや、複数の参加ができるイベントには適用しない。」 _(財団法人日本ゴルフ協会―2012年ゴルフ規則)より抜粋

 上記条文における(通常の限度額)とは、小売価格75,000円を指しており、この制限を排除するのであるから、捉え方によって金額は青天井と、解釈出来なくも有りません。

 しかしながら、現実的に青天井になる事は、有り得ないでしょうが、ホールインワン賞を設定する側の裁量に、かなり幅も出来て来るでしょうし、ユニークな内容の商品が登場してくるものと思われます。いずれにしても来場者を楽しませる工夫が多岐に渡り、ゴルフ場による集客UPに向けた話題が、豊富になる事と思われます。

ゴルフ会員権に関する記事が久々に新聞掲載される

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 2012年2月10日(金曜日)日本経済新聞朝刊30面に、ゴルフ会員権に関する記事が久々に掲載されました。(ゴルフ会員権、下げ止まり)なる見出しで、中見出しは「値ごろ感・株価上昇で買われる」というものです。日本経済新聞社が独自のデーターを蒐集しているというよりは、会員権業者への聞き取り調査を元にした記事と言えます。

 記事の中で参考例として、府中カントリークラブと茨城ゴルフ倶楽部の相場が出ております。ともに会員権相場が、上昇したと言う内容です。記事内容とは別に、編集長が独自に調査した相場動向は、下記内容となっております。

 2011年12月中旬以降の段階で、府中CCの売値145万円に対して買い希望はたった1件の100万円でした。2012年2月に入り、急ぎ売りが一巡した様で、適当な売り案件が無く、220万円を最安値とした情報があるのみです。買いの高値は140万円です。

 茨城ゴルフ倶楽部に関しては、2011年10月下旬の時点で、売り570万円、買い480万円、成約実績520万円と言う相場が底値だった様に思えます。2012年2月10日時点で、売り660万円、買い545万円、中心値600万円と言う相場です。

 新聞記事は常に事実の後追いになる訳ですが、会員権相場が緩やかな上昇カーブを描いて欲しいとは、ゴルフ関係者の偽ざる願いでは無いでしょうか。2012年上半期は、安定した相場展開と成りそうです。

クレストヒルズゴルフ倶楽部は早期の営業再開が実現

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 2012年2月8日にスパリゾートハワイアンズがグランドオープンしました。

 2011年3月11日の東日本大震災の影響を受け、又東京電力福島第一原発事故による風評被害により、長期営業停止状態を余儀なくされてきておりました。しかしながら、2011年10月には部分開業へこぎつけ、この度の全面開業へ至ったのです。来客数は前年同期比で60%減少したとの事ですが、震災前水準の年間来場者数145万人への回復を目指しているとの事です。

 同施設は東証一部上場の常磐興産(株)が経営しており、同社は同エリアでゴルフ場・クレストヒルズゴルフ倶楽部をも経営しております。ゴルフ場は2011年3月12日より営業停止状態へ追い込まれるものの、同年4月25日には再開場しております。

 大地震による被害で、コース及びクラブハウスに亀裂が入るものの、コース内の配管関係には大きな被害が出なかった事が、早期の再開へつながった様です。同ゴルフ場は降雪の影響が比較的少なく、通年営業スタイルなのですが、今後はスパへの宿泊、そしてゴルフと言うスタイルの来場者も見込めるとの事でした。

 茨城県のパブリックコースであるロイヤルフォレストゴルフ倶楽部を、(株)ノザワワールドが傘下に治めました。2012年1月30日の出来事です。

 茨城県の城里ゴルフ倶楽部、及び長野県のカワカミバレーカントリークラブをグループに持つ(株)ノザワワールドは、ルクセンブルクに本社を置く投資ファンドより、当該ゴルフ場を経営する(株)ロイヤルフォレストゴルフ倶楽部の株式を取得する事で、子会社化したものです。同日、(株)ロイヤルフォレストゴルフ倶楽部を退任した栗原義英氏に代わり、野澤康博氏が代表取締役へ就任致しております。

 当該案件は水面下でかなり話しが出ていたのですが、ウイークポイントは借地の問題でした。コースの大半を借地が占めており、その借地料が数千万円と言う金額は、ゴルフ場経営の足かせになる可能性が大きく、買い手側としては二の足を踏んでしまうケースが多かったと言えます。

 しかしながら、当コースの至近距離に城里ゴルフ倶楽部を有する野澤氏サイドにとって、シナジー効果が期待出来るこの度の案件は、コースの弱点をも凌駕する魅力があったのだと言えます。

 オリックス・ゴルフ・マネジメント合同会社のかすみがうらOGMゴルフクラブと、小名浜カントリー倶楽部の2コースは、3月1日及び4月1日よりそれぞれ、会員権の名義書換料を減額するキャンペーンを開始致します。この内容は、期間限定となっております。

  • かすみがうらOGMゴルフクラブ
    500,000円(税別)⇒300,000円(税別) 正会員
    300,000円(税別)⇒200,000円(税別) 平日会員
    2012年3月1日より同年9月30日まで、上記内容にて、名義書換を受付。
  • 小名浜カントリー倶楽部
    300,000円(税別)⇒180,000円(税別) 正会員
    2012年4月1日より同年12月31日まで、上記内容にて、名義書換を受付。

 この件に関するお問合せは、オリックス・ゴルフ・マネジメント合同会社(TEL 03-5487-7126/FAX 03-5434-3391)となっております。

 福島県の安達太良カントリークラブを経営しております安達太良観光開発(株)は、2012年2月6日に福島地裁へ民事再生法の適用を申請致しました。負債は約13億円との事であり、その内会員約1,500名の預託金は、約12億円との事です。負債の殆どを、会員権の預託金が占めている事になります。

 降雪の関係から年間営業月は、約10ヶ月間と限られており、昨年の実績は約28,000人から29,000人でした。金額にして約2億8,300万円です。

 営業の落ち込みが顕著であり、この直接的な要因は、東京電力福島第一原発事故が大きいとの事でした。これを裏付ける様に、福島県ゴルフ連盟に加盟する42コースの対前年比集客数は、35%減となっております。今後同ゴルフ場は、3月以降に営業を再開し、自主再建を目指すとの事です。

疲弊する地方のゴルフ場(酒田カントリークラブ)

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 山形県の酒田カントリークラブを経営する(株)庄内東信グリーンビジネスは、2012年1月27日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産開始決定を受けました。申請代理人は岡伸浩弁護士、破産管財人には新千代田法律事務所(TEL 03-3239-5360)の武田昌邦弁護士が、選任されております。

 同社は慢性的な赤字体質を脱する事が出来ずにおり、それに追い討ちをかける様に、2011年3月11日東日本大震災が決定打となり、昨年一年間の集客数は13,000人だったとの事です。

 昨年2011年11月においては、同じく山形県内において、朝日CCが破産手続き開始決定を受けており、県内17コースの内2コースが立て続けに法的整理に入りました。同社のゴルフ場事業継承者探しも、困難を極めているとの事で、ゴルフ場事業がビジネスとして成り立ちづらい現状を、視てとる事が出来ます。

 倒産する地方のゴルフ場に対する現状認識として、単なる造りすぎたものへ市場経済の調整で有るならばともかくも、構造的な問題であるならば、如何ともしがたいと言わざるを得ません。