パシフィックホールディングス(株)の100%出資により設立されたパシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)は、2012年10月16日に東京地裁へ特別清算手続きを申請し、10月23日に開始決定を受けました。負債額は約339億9,200万円です。

 申請代理人は市野澤要治弁護士(田邊・市野澤法律事務所、千代田区神田小川町1-7、TEL 03-5283-7251)です。

 同社はパシフィックホールディングス(株)の子会社として、ゴルフ場事業へ積極的な投資を展開して来ておりましたが、今年の夏に埼玉県のおおむらさきゴルフ倶楽部と、東京の相武カントリー倶楽部の2コースを売却する事で、手持ちコースも無くなり、ゴルフ場事業から完全撤退する事に成ったのです。

 同社は8月31日の株主総会にて会社解散を決議しておりました。

 神奈川県の中津川カントリークラブでは2012年11月1日より入会預託金制度を、正会員、平日会員共に廃止致しました。

 当該クラブへの新規入会者は入会手続き時に、正会員は約200万円を納めるのですが、その内訳は会員権の名義書換料税別100万円と、その他に将来退会時にクラブより返金される100万円です。入会預託金とは将来退会時に返金される100万円を指します。

 この入会預託金を廃止したのです。結果として入会者は単純に名義書換料の支払いのみで、済む事になりました。

 この度の改革は当然ながら好感される措置ですが、この事が即会員権相場へ大きく影響するか否かは、若干時間の経過を待たなければ判断出来ません。入会コストを100万円減額したからと言え、そのまま会員権相場が100万円上昇するとは考えづらいですが、少なくとも今以上での展開になるのではと思われます。

 太平洋クラブと太平洋アソシエイツを経営しているそれぞれの会社は、2012年10月31日に東京地裁より会社更生手続開始決定を受けました。

 これを受けて管財人の永沢徹弁護士は、2012年11月1日より2013年3月31日までの期間限定にて、会員権の名義書換を行う事を、会員及び関東ゴルフ会員権取引業協同組合へ伝えて来ました。会員権の名義書換料は減額して受け付けるとし、その概略は下記の通りです。

会員権 通常名義書換料 減額名義書換料
太平洋クラブ 150万円(税別) 75万円(税別)
太平洋アソシエイツ 120万円(税別) 60万円(税別)
太平洋アソシエイツ(平日) 60万円(税別) 30万円(税別)
太平洋宝塚クラブ 120万円(税別) 60万円(税別)

 資格保証金(一般的に会員権と呼称)と入会預託金を所有している会員の方に付いては、会員権のみを売却し入会預託金は未処理の状態で、保有する事に成ります。更生手続終了後に弁済金が戻ります。

 入会条件としては、(原則として、過去1年以内に当クラブにてプレーされている実績がある会員2名の推薦保証)が、必要としております。この度の名義書換において、従来の会則・規則は生きており、例えば太平洋アソシエイツにおいては、入会後3年未満の会員は譲渡不可ですので、会員権を譲渡しようとする会員の方は、この辺の内容を良く確認する必要が有ると言えます。

 尚、太平洋宝塚クラブとは旧ゴルフ場が太平洋クラブへ吸収された折に、共通会員を選択する事無く、宝塚のみを使用する道を選択した会員の方々が居られます。その方々を称して、太平洋宝塚クラブとしているとの事です。

 ゴルフ場利用税廃止運動推進本部はさる2012年10月18日に、総務省を訪ねて(ゴルフ場利用税の廃止を求める要望書)を再提出致しました。これは10月1日に内閣改造で総務大臣が、川端達夫議員より樽床伸二議員へ交代した事によるものです。

 10月18日の再要望書提出に先立ち、10月16日付け毎日新聞もこの件を取り上げております。 (ゴルフ場利用税 共存共栄の道を探ろう)と題した社説では、「都道府県の税収となっている3割分の段階的な縮小、廃止を含め、さまざまな方策を検討すべき」_(社説より一部抜粋)として、矛盾点が多い事を指摘しております。

 この度この廃止案を提起した文科省と総務省の闘いは、水面下で激しいものとなっている様です。いずれにしてもこの度のゴルフ場利用税廃止案が、12月の税制改正大綱へ乗せられるのか否かは、当面最大のテーマであり、ここを突破しない限り次の展開は開けてこないと言えます。

 静岡県の伊豆大仁カントリークラブは、2012年11月1日より2013年3月31日までの5ヶ月間、会員権の名義書換を停止する予定です。

 同ゴルフ場の経営会社である伊豆大仁開発(株)は、その株主構成が複数にまたがっており、これを一本化する為の措置の様です。その結果として同ゴルフ場は、伊藤忠商事(株)の100%子会社となります。

 伊藤忠商事(株)の連結対象子会社と成る事により、懸案で有った預託金問題などにも、同ゴルフ場は明確な方針を打ち出せると思われます。会員間にくすぶっていた経営会社に対する不信感も、払拭される事に成ると思われます。

ヴィレッジ那須ゴルフクラブは営業再開を断念

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 栃木県のヴィレッジ那須ゴルフクラブは、2012年秋営業再開を断念致しました。同ゴルフ場は3・11東日本大震災の影響により、コースは甚大な被害を受けておりましたが、2012年秋での営業再開へ向けて、準備を進めて来ておりました。

 しかしながらコース内の放射線量は1マイクロシーベルト/時を計測するに当り、野外活動の基準値である3・8マイクロシーベルト/時を下まわるものの、現状ではプレーヤーの誘致も進まない事から、営業再開を断念したとの事です。

 尚、この動きに歩調を合わせる様に、経営会社の本店を2012年9月21日に栃木県那須郡那須町大字芦野1382-4コース所在地より、親会社の東京港区新橋へ移転させております。

 2012年度第22回日本シニアオープンゴルフ選手権競技優勝者は、フランキー・ミノザ選手でした。本大会は愛知県の東名古屋カントリークラブ・西コースを舞台に、2012年10月25日より28日までの4日間に渡り闘われました。

 アマチュア15名とプロ93名の合計108名の選手が参加し、2日目を終了した時点で12オーバー59位タイ、64名の選手が決勝へ進出致しました。最終日は雨が降る悪天候の中で、ミノザ選手は堅実なゴルフ、積極的ゴルフを展開し勝利を勝ち取りました。

 ミノザ選手は日本ツアーに於いて、1990年のダンロップオープンでの初優勝をかわぎりに、2007年のABCチャンピオンシップ優勝まで、計7勝を上げております。同選手は1959年12月生まれですので、間もなく53歳を迎える事に成りますが、シニアツアー参戦3年目にしてメジャータイトルを獲得した事に成ります。過去の日本シニアオープン優勝者は、下記の通りです。

  1. 第01回大会(1991年) 金井清一
  2. 第02回大会(1992年) 金井清一
  3. 第03回大会(1993年) 金井清一
  4. 第04回大会(1994年) 青木 功
  5. 第05回大会(1995年) 青木 功
  6. 第06回大会(1996年) 青木 功
  7. 第07回大会(1997年) 青木 功
  8. 第08回大会(1998年) グラハム・マーシュ
  9. 第09回大会(1999年) グラハム・マーシュ
  10. 第10回大会(2000年) 高橋勝成
  11. 第11回大会(2001年) 小林富士夫
  12. 第12回大会(2002年) 福沢孝秋
  13. 第13回大会(2003年) 高橋勝成
  14. 第14回大会(2004年) 高橋勝成
  15. 第15回大会(2005年) 中嶋常幸
  16. 第16回大会(2006年) 中嶋常幸
  17. 第17回大会(2007年) 青木 功
  18. 第18回大会(2008年) 中嶋常幸
  19. 第19回大会(2009年) 渡辺 司
  20. 第20回大会(2010年) 倉本昌弘
  21. 第21回大会(2011年) 室田 淳

 今大会を振り返り、4日間の観客動員数は5,297名でした。

 静岡県の太陽カントリークラブを経営しております(株)太陽カントリークラブは、2012年10月24日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けました。負債は約52億700万円であり、その内会員の預託金は約35億円です。

 この度の破産事件は2012年9月7日に当ゴルフ場の地権者より、(株)太陽カントリークラブが破産を申し立てられていた事に拠るものです。尚、会員権の名義書換に付いては、10月20日より停止になっておりました。

 当該会員権は長らく低迷、低空飛行を続けておりました。会員になる事の魅力が薄い為に、入会希望者が少なかったと言えます。この事から会員権業界全体を通じても、取扱件数は少なかったと思われます。しかしながらこの度の突然の名義書換停止、破産手続き開始は、情報が少なかっただけに戸惑ってしまう関係者も居られる事と思います。

 少なくとも9月7日時点で第三者より破産を申し立てられた時点で、予断を許さない状況なのですから、会員権の名義書換に付いては、近い将来停止になる可能性が有る事を、理由はともかくも告知すべきだったのでは、無いでしょうか。

 無為無策の姿勢が垣間見られ、その体質が今日へ至ったのであれば、至極当然の成り行きであり、結末の様にも思えます。多くのゴルファーを迎え入れて運営されていたゴルフ場が、ある日突然破産とは如何に機能不全に陥っていたかを、如実に物語っております。

 破産管財人北秀昭弁護士(北・望月法律事務所、TEL 03-3509-1616)は、スポンサー探しを行い運営を継続して行くとしております。

太平洋クラブのスポンサーへ(株)マルハンが推薦される

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 太平洋クラブの会員有志で組織された(新・太平洋クラブ創る会)は、会社更生法の基で再生を目指す株式会社太平洋クラブに対して、そのスポンサーに相応しい先として株式会社マルハンを推薦しました。

 会員へは(株)マルハンを推薦する事の資料が、(創る会)より配布され当該法人は一躍スポットライトを浴びる事に成ったのです。

 時の人と成った同社はパチンコホール運営の最大手で、2012年3月期決算では売上高2兆791億円、経常利益を521億円計上しております。株式会社太平洋クラブのスポンサーには既に幾つかの企業グループの名前が挙がっており、今後新たに名乗りを上げる企業も増える事と思われます。

 スポンサー選定に当ってゴルフ場経営に於けるスポンサーの企業理念も、欠かせない大切な要素では有りますが、やはり最終的には資金力が、大きく左右する様に思えて成りません。今後の成り行きが注目されます。

全日本エイジシューターマスターズ選手権が11月5日に開催

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 2012年11月5日に全日本エイジシューターマスターズ選手権CRAZY CUPが、茨城ゴルフ倶楽部東コースにて開催されます。この大会には全国5つの予選開場にて、繰り広げられた予選会を勝ち抜いた120名のアマチュアと、プロ40名の合計160名が参加します。

 主催は一般社団法人日本エイジシュータ協会です。同協会は高齢者の健康増進とゴルフ振興を目的に設立されており、名誉理事長には元政治家の塩川正十郎氏、理事長には望月薫氏が就任しております。

 既に各予選会において、エージシュートを達成した選手が居られます。九州地区予選会では4名、東北北関東地区予選会では1名、中部地区予選会では1名、関西地区予選会では4名、合計10名の方が見事にエージシュートを達成しました。その方々は、下記の皆さんです。(敬称略)

選手名 出身県 年齢
1 安藤 喜三郎 大分県 79歳
2 植杉 乾蔵 熊本県 88歳
3 大石 昇 鹿児島県 78歳
4 広重 俊一 福岡県 79歳
5 須藤 徹男 青森県 79歳
6 松岡 洋 愛知県 76歳
7 安藤 欣治 京都府 87歳
8 魚野 充 大阪府 82歳
9 中西 勝 兵庫県 78歳
10 吾郷 寿一 兵庫県 86歳

 本大会は入場無料ですので、多くの方々に老いて益々お元気な選手たちの活躍を、見て頂きたいものだと思います。