ゴルフスタジアム_ジャックス・能代裁判終結

  • 投稿日:
  • by

東京地裁.jpg 2022年3月2日(水)東京地裁民事第5部にて、信販会社・ジャックスを被告とした債務不存在確認請求裁判の終結が、五十嵐章裕裁判長により伝えられました。この日も全国から原告団有志が駆け付け、傍聴席を埋め尽くしていましたが、一瞬静けさが場内を覆いました。

 次回判決の言い渡しは、2022年5月18日(水)午後、631号法廷にて行われます。

 2018年1月17日に第1回目が開催された当該裁判ですが、双方それぞれの主張を出し尽くしたとの裁判長判断により、22回をもって終結と成りました。どの様な判決に成るのか、誰も知る由もない訳ですが、内容如何によっては納得する方、或いは控訴に出る方など様々だと思われます。

 この様な事から原告団が分裂縮小する可能性も有り、「守る会」代表の横田亮氏は、判決に納得された方もその後はサポート側に回って欲しい、と力説していました。今後他の裁判体も雪崩を打つ様に、終結を迎えて行く事が予想されます。

神奈川CCは4月より会員権の名義書換料金改定

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 神奈川県の神奈川カントリークラブでは、2022年4月1日より会員権の名義書換料を改定します。その概要は、下記の通りです。

会員種別 改定前(税込) 改定後(税込)
正会員 220,000円 330,000円
平日会員 165,000円 220,000円

 当該クラブでは、過去10年間に2度の名義書換料改定を行って来ており、今度は3度目になります。振り返るならば2014年9月9日は、正会員税抜き30万円から税抜き10万円へ減額、2017年2月1日には正会員税抜き10万円から税抜き20万円へ増額しています。

 この度の改定により、2014年改定前の料金設定まで、戻る事になりました。試行錯誤の跡を残しつつ、適切妥当な価格へ辿り着いた、と言う事になるのでしょうか。

PGA会長選へ立候補した田中泰二郎氏が描く構想

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)の会長選へ立候補した2名、既にその一名である吉村氏に付いては、前回紹介済みである事から、今回田中泰二郎氏へ2月24日に伺った内容を紹介したいと思います。下記下線内が、お話を咀嚼しまとめたものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

倉本現会長が次期選挙へ出馬しない事が分かった時点で、立候補しようと考えた。少しでも自分の力を役立てられるのであれば、PGAを盛り上げて行きたい。

協会の構成員は、圧倒的にティーチングを専門にされている方が多く、その様な方々が仕事し易い環境づくりが必要。どの様な形でバックアップ出来るかと考えている。此れと共に、PGA会員の社会的地位向上がとても大切で、協会が中心になり牽引して行く必要がある。

現在行っているPGAジュニアリーグ、此れを更に発展させて行く事は、子供たち個々人の人間形成に寄与出来ると思し、我々のゴルフ普及活動の大きな柱に成る。公益法人で有れば収益事業のみではなく、この様な社会貢献活動も充実させて行く必要がある。

我々PGAのWEBサイトシステムは、古いものに成りつつあると専門家から聞いている。時期総会で承認される可能性がある会員外理事には、ITシステムに精通した方も居られる。倉本会長の目指したものをリスペクトしつつ、失敗から学んで行く事が大切だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

PGA会長選へ立候補した吉村金八氏が描く構想

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 3月10日に開催されます公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)の会長選へ、立候補した一人の吉村金八氏へ、2月22日お話を伺事が出来ました。下記下線内がインタビュー内容を咀嚼し、簡単にまとめた内容です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

IT問題が噴出し倉本会長への解任動議が出た頃から、将来組織をけん引して行って欲しいと言う声が、身近から上がって来た。これは私が202名を擁する九州プロゴルフ研修会の会長をしている事も有り、またこの組織の中から13名のシード選手を輩出出来ている、この様な実績を見て推挙して頂いた様に思う。

PGAは若い人達がツアーで、それ以外はレッスンで活躍しているのが現状だ。中には器用な人もいるが、それは例外の様に思う。根本的には我々の職場であるゴルフ場や練習場など、此処への敬意を忘れず密接に対応して行く必要がある様に思う。

PGAのWebサイトの重要性は充分認識しているし、一般ゴルファーとの接点としての役割を理解している。今回問題と成ったIT事件は事故で、倉本会長個人の問題は無いし、その様な人物では無い。倉本会長はゴルフ界のカリスマ的存在で能力も高い、しかし周囲が追いつかない部分は確かにある。

PGAの次期理事候補者は多彩な能力をもった方々が多く、会長へ就任した折には、充分皆さんのご意見を聞きながら、最善の案を提案して行きたいと考えている。調整型の役割だと、認識している。定年までそれほど時間も無いが、ゴルフ界へ少しでも恩返しが出来たら良いと考えている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

富士レイクサイドCCは39年ぶりに年会費改定

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 山梨県の富士レイクサイドカントリー倶楽部では、2022年4月1日より会員の年会費を改定しますが、現在の年会費額が定められたのは1983年4月1日ですから、かれこれ39年ぶりと言う事になります。

其の概要は、下記の通りです。

会員種別 改定前(税込) 改定後(税込)
正会員 33,000円 44,000円
平日会員 27,500円 38,500円

この度の改定は、2022年1月に開催された理事会にて、決議された内容です。ところでこの理事会では、2020年3月1日より行われている会員権の名義書換料減額措置について、1年延長し2023年3月31日まで継続する事も決議されています。

浜野GCは4月1日より正会員の名義書換料を220万円へ改定

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 浜野ゴルフクラブ(千葉県)では2022年4月1日より、会員権の名義書換料を改定します。その概要は下記の通りです。

会員種別 改定前(税込) 改定後(税込)
正会員 1,100,000円 2,200,000円
平日会員 550,000円 1,100,000円

 当該クラブに於ける現在の名義書換料が、定まったのは2001年10月1日です。その翌年2002年7月15日以降は、経営会社の法的整理手続きなども有り、一時的に名義書換は中断していました。その後の再開は2007年4月1日ですが、料金そのものに変化は無く今日に至っています。

 この度の値上げに関しては2021年秋も終わり頃、会社内部で持ち上がり、決定は年を越しました。今回若干早めの当該クラブによるニュースリリースは、書換料値上げによる市場の混乱を避けるべき、との判断が機能しました。発表から実施までの期間が有る事で、退会会員及び新規入会者が、不利益を被るリスクを軽減出来ると考えられた為です。

 この度の値上げ目的は、得られるであろう増収分をクラブ施設改修などへあてたいとの事の様ですが、此れはあくまでこれ迄の実績と同数の書換件数を確保出来た場合の話であり、机上の計算通りにいかないのが常です。果たして当該クラブにとって、狙い通りの果実を得られるものでしょうか。

レインボーカントリー倶楽部は2022年3月より年会費改定

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg レインボーカントリー倶楽部(神奈川県)では13年ぶりに、2022年3月1日より会員の年会費を改定します。その概要は下記の通りです。

会員種別 改定前(税込) 改定後(税込)
正会員 38,500円 49,500円
平日会員 27,500円 39,500円

この改定は2021年10月に開催された理事会にて、承認され実行されるものですが、この値上げ分に関する収益は、今後予定されている様々な改修費用に充当されます。例えば13番ホール・ティーングランド、コース内トイレ等など、これらは必須課題になっている様です。

PGA倉本会長が3月10日退任へ

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は2022年2月21日定例理事会を開催し、3月10日に開催される社員総会及び臨時理事会にて、新会長を選出するとしました。この会長選へ立候補したのは、吉村金八、田中泰二郎の2氏です。

 この事から倉本現会長の5期目への続投は無くなり、2年4期8年の任期を終える事になりました。倉本会長の思考と手腕、更には多様な人脈と巧みな組織運営力、これ等が相乗効果をもたらし倉本体制を形成して来たと言えるものの、2021年前期よりIT事業に関するつまずきは、会長へ暗い影を落とす事にもなりました。

 昨年の後半からは心持ち覇気が失せた様な印象の倉本会長ですが、功績は多々あり今後その正しい評価が何よりも求められています。これ無くしてPGA並びにゴルフ界の発展は、期待出来ないとも言えます。ところで次期会長候補2氏には、どの様なプロゴルフ界を目指すのか、3月10日以前に明らかにして頂きたいものです。

霞南ゴルフ倶楽部は1月14日に西山グループ一員と成る

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の霞南ゴルフ倶楽部は2022年1月14日、此れ迄の単独企業から西山グループ一員と成りました。前経営会社である株式会社サンクチュアリ霞南の全株式を、西山グループが同日取得する事で、経営交代が行われたのです。

 今回のこのM&Aに仲介者は無く、当事者同士の話し合いにより得られた結論ですが、大きな特徴は当事者同士がテーブルについたその期間が、1ヶ月と短期間だった点です。2021年12月14日開始、翌年の1月14日には株式会社霞南ゴルフ倶楽部への商号変更と共に、西山グループの森秀雄氏が同社の代表取締役へ就任しています。

 この動きに合わせ当該倶楽部に於ける、新旧交代の人事異動が有りました。新支配人へはニッソーCC支配人だった松本謙三氏を、新キーパーへは大宮国際CCでサブキーパーでした佐藤陽一氏がそれぞれ就任しています。

 当該倶楽部の新社長である森氏によれば此れ迄の4年間、全く更新作業を行ってこなかったコースを、クオリティの高い魅力的な18ホールへ仕上げて行く必要がある、この事により在籍している約750名の会員へ、高い満足度を提供して行く事から始めたいとしています。

 なお当該倶楽部と姉妹コースのニッソーCCは、その往来に片道30分程度な事から、コース管理機材のやりくりはシナジー効果が得られ、同じ作業をする機材を重複所有しなければならない、その様なケー スを少なく出来るのでは無いかと考えています。

 いずれにしてもこの度のM&Aは、西山グループにとって効果的な買収劇だったのでは無いかと思われますが、その金額に付いては非公開としています。

西武ホールディングスが資産譲渡するゴルフ場とは

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2022年2月10日株式会社西武ホールディングスは、同グループの株式会社プリンスホテルが保有するホテル・レジャー事業の一部を、GIC Private Limited(以下GIC)が出資する複数の合同会社へ譲渡するとして、GICの関係会社であるReco Pine Private Limitedと本基本協定書を締結した事を公表しました。

 資産譲渡日は2022年9月を予定しておりますが、これにより約800億円の利益を計上する見込みです。ところでこの譲渡後、運営は西武グループの株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが受託しますので、表面上は変化が無いものと思われます。

 資産譲渡対象は31物件ですが、その中のゴルフ場は下記の通りです。
1、竜王ゴルフコース
2、大原・御宿ゴルフコース
3、北海道カントリークラブ
4、嬬恋高原ゴルフ場
5、日南串間ゴルフコース
6、富良野ゴルフコース
7、岩手沼宮内カントリークラブ
8、女満別ゴルフコース
9、上士幌ゴルフ場
10、雫石ゴルフ場

 この度の資産譲渡は、2021年5月13日に策定された「中期経営計画」に基づくものですが、基本的な骨子は危機に対し強固な財務・事業体質を構築する為のものです。これはアフターコロナ社会での成長戦略を、同グループが描く上での再編と成っています。

 ある意味それほどCOVID_19の影響、被害を同グループの主にホテル業が受けたとも言えますが、直接的な感染症被害によって引き起こされたダメージでは無い点が特徴です。