金乃台カントリークラブ(茨城県)では2022年4月1日より、新規会員募集を開始しました。概要は下記の通りです。
■ 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
■ 募集金額 220万円(入会金200万円+消費税)
■ 募集口数 140口
この会員募集には、下記の様々な割引制度が有り、2022年度内又は100口到達までは適用されます。
1、グランドオープン記念(10%割引) 198万円(税込)
2、金乃台カントリークラブ会員紹介(15%割引) 187万円(税込)
3、金乃台カントリークラブ会員の2親等内家族(20%割引) 176万円(税込)
4、金乃台カントリークラブ法人会員の法人追加購入(20%割引) 176万円(税込)
5、太平洋クラブ会員の購入(20%割引) 176万円(税込)
なお2022年4月時点での会員数は、正会員及び平日会員を合わせ1,003名との事です。
磯子カンツリークラブ(神奈川県)では2022年5月に開催される理事会にて、入会承認される入会者分より、名義書換料を値上げし対応する事になりました。その概要は下記の通りです。
会員種別 |
旧・名義書換料 |
新・名義書換料 |
個人会員 |
220万円(税込) |
330万円(税込) |
法人会員 |
220万円(税込) |
330万円(税込) |
平日会員 |
165万円(税込) |
220万円(税込) |
同一法人内 |
165万円(税込) |
220万円(税込) |
生前贈与 |
110万円(税込) |
据置 |
死亡相続 |
55万円(税込) |
据置 |
前回の値上げが2014年4月でしたので、8年ぶりでの改定になります。なお新規入会者は上記名義書換料の他、入会預託金例えば正会員であれば500万円、平日会員であれば300万円が必要になります。名義書換料と入会預託金を合わせた金額を、入会手続き時にクラブへ新規入会者は支払う事になります。
宇都宮カンツリークラブ(栃木県)を経営する株式会社宇都宮ゴルフクラブの第62期有価証券報告書が、2022年3月30日明らかにされました。概要は下記の通りです。
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第60期 |
第61期 |
第62期 |
売上高 |
311,470千円 |
272,851千円 |
324,407千円 |
経常利益又は経常損失 |
△17,600千円 |
△31,444千円 |
11,270千円 |
当期純利益又は当期純損失 |
△17,936千円 |
△32,029千円 |
9,733千円 |
売上高を押し上げた主な要因は、来場者が増加した点ですが、それを証明する様に前年比25%増加し、40,197人を達成したとしています。この内訳はビジター70%に対し、会員30%と言うのがザックリとした比率です。1人の会員が多くのゲストを、引率して来た事が分かります。
ゲストが増加した背景には、平日のビジターフィを下げた点が大きく、会員が誘客し易い環境となった様です。ちなみに会員権の名義書換件数は、例年通り30件ほどで、大きな変化は無いとしています。なお今年度の課題は、昨年新規に来場したビジターを、如何に定着させて行けるかだとしています。
猿島カントリー倶楽部(茨城県)では2022年4月1日より、第6次新規会員募集を開始しています。その概要は、下記の通りです。
募集会員 |
正会員(個人、法人一名記名式) |
募集金額 |
390万円(加入登録金110万円+会員資格保証金280万円) |
募集口数 |
50口 |
募集期間 |
2022年4月1日~定員に達する迄 |
資格譲渡 |
可(但し入会日より3年経過後) |
当該倶楽部は会員稼働率が大変高く、月例競技などはA、B、Cと3クラス別に、それぞれ18組ずつ確保するも、締め切った後にエントリー希望の連絡が入るほどの人気です。当該倶楽部への愛着心の強い会員が、多いのだと思われます。
とは言え2015年3月時には約850名在籍していた会員も現在では、800名を若干上回る状況ですから、40数名がこの間に退会した計算になります。経営母体がしっかりしており、又会員権の保証金額が高い側面から、市場での流通よりも償還に伴う退会を、選択するケースが多いのだと推察されます。
退会者数とほぼ同数の新規会員を迎え入れたい、此れが今募集の狙いの様にも思われます。ところで今募集と並行し、市場を通じた名義変更手続きを止めないとしていますが、此れは恐らく売却案件が市場へ多く出ないであろうと、動向を深読みしての結論なのだと言えます。

一社)国際スポーツ振興協会(以下ISPS)は2022年4月5日、都内ホテル会場にて、女子のプロテスト合格へ向けた応援トーナメントを、今年新たに開催する事を明らかにしました。名付けて『ISPS ハンダ・プロテストの費用は腕で稼げ女子トーナメント』。
概要は下記の通りです。
■ 日 時 2022年7月13日~7月15日までの3日間
■ コース 太平洋クラブ大洗シャーウッドコース(茨城県)
■ 賞金総額 30,000,000円
■ 優勝賞金 3,000,000円(2位以下10位までの賞金は2,000,000円)
■ 出場資格 過去(2020年、2021年)にプロテストを受け不合格選手が対象
■ 出場人数 144名(予定)
毎年女子プロテストに通らない総数は約600名と言われており、潜在的能力を持ったこの人材を如何に生かしていくのか、この約600名を資金的にも又経験からも支援して行きたい、というのが今トーナメント開催の意義だと、記者会見を通じ半田会長は強調しました。
当該試合へのエントリーは、ISPSのWEBサイトバナーから行う事になりますが、4月5日(火)16時から開始になります。申込締め切り日は6月1日ですが、いち早い申し込みが望まれる様です。なお予選落ち選手へも、一律5万円の賞金が有ります。

相模原ゴルフクラブを経営しております株式会社相模原ゴルフクラブの第69期有価証券報告書が、2022年3月24日に公表されました。簡単な概略の3期分に付いては、下記の通りです。
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第67期 |
第68期 |
第69期 |
売上高 |
1,273,318千円 |
1,038,914千円 |
1,347,612千円 |
経常利益又は経常損失 |
34,350千円 |
△135,479千円 |
138,506千円 |
当期純利益又は当期純損失 |
1,188千円 |
△j144,132千円 |
129,895千円 |
上記表を見た場合、前2期と比較し大幅に利益が出ています。これ等を裏付けるものの一つは、来場者総数の増加ですが、前年比124%増の60,588名でした。しかしながらゲストの来場者数は22,276名で、コロナ前の2019年には10%届きませんでしたが、反面此れは如何に会員の稼働率が、高かったかが分かる内容とも言えます。
利益増収のまた一つの要因は、会員権の名義書換料の増加を、上げる事が出来ます。新規入会件数は下記の通りですが、全てが正会員権のみでは無い事に留意する必要があります。
■ 2019年 114件
■ 2020年 91件
■ 2021年 146件
2021年の実績を評し決算書は、「近年最高の水準」と記しています。来場者が増加した事による現象の一側面として、キャディの人件費の増加を決算書は上げています。現状のスタッフでは不十分な為、外部要員の応援も含め、費用がかさんだのだと思われます。
いずれにしても嬉しい悲鳴が聞こえて来そうな、当該クラブの前期内容だったと言えます。
府中カントリークラブ(東京都)を経営する株式会社府中カントリークラブは、2022年3月30日第71期決算書を公表致しました。売上高はコロナ前までへは戻らないものの、かなり善戦した内容になったと言えます。その概略は、下記の通りです。
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第69期 |
第70期 |
第71期 |
売上高 |
795,600千円 |
686,285千円 |
762,597千円 |
経常利益 |
77,626千円 |
43,934千円 |
35,814千円 |
当期純利益 |
49,642千円 |
22,532千円 |
16,578千円 |
当該決算書は「事業等のリスク」を、次の様に記述しています。「当社は営業損益での赤字が続いており、最終損益が営業外収益である名義書換料に左右される状況にあるため、名義書換件数が大幅に減少した場合、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります」。
年間来場者数は39,534人を記録するものの、其の71.8%は会員であり、28.2%がゲストと言う内容で構成されています。如何に会員に愛され稼働率が高いかが伺える数字ですが、この来場者構成は収益を底上げ出来る構造では無い事から、当該ゴルフ場の収益は必然的に会員権の名義書換料収入へ、依存せざるを得ないのだと思われます。
昨年の名義書換料収入は232,900千円ですが、件数は約90件です。これは大半が第三者譲渡で有るものの、法人内の登録者変更や相続継承手続きなども含まれています。関係者によれば92件での予算組みをしていた関係から、ほぼ想定内で収まったとの事。
当該クラブに於ける収益構造に大きな変化を予想する事は困難な事から、今年度も会員権の名義書換件数の推移は、注視せざるを得ないのだと言えます。
長野京急カントリークラブ(長野県)では2022年4月1日より、会員権の名義書換を開始します。
2020年4月1日より全会員が無額面のプレー会員へ移行しましたが、同日より当該会員権の名義書換は、相続継承や法人内の登録者変更に限定されており、市中に於ける売買を通じての名義書換は、受け付けられていませんでした。名義書換の概要は、下記の通りです。
■ 名義書換料 正会員(550,000円)
■ 入会条件 1、女性の入会制限無し
■ 入会条件 2、国籍不問
■ 入会条件 3、会員1名の推薦要(在籍年数不問)
★ コース概況
・開場日 1998年7月29日
・設計者 鹿島建設株式会社
・コース 18ホール_7,045ヤード_パー72
・定休日 シーズン中は無休_降雪時クローズ(12月初旬~翌年4月中旬)
・連絡先 TEL 026-239-1026 / FAX 026-239-1027
小金井カントリー倶楽部(東京都)を経営している小金井ゴルフ株式会社の第86期決算が、2022年3月28日に公開され営業収入に関しては、下記の通り前期比124%増と健闘するも、コロナ前までには戻っていない結果となりました。
■ 第83期(2018年12月) 688,560千円
■ 第84期(2019年12月) 688,025千円
■ 第85期(2020年12月) 481,882千円
■ 第86期(2021年12月) 600,213千円
コロナ渦の中、ゴルフに対する社会的バッシングは比較的少ない環境下とは言え、当該ゴルフ場自らが大型コンペなど貸し切り営業の旗振り役を、率先して行うには時期尚早との判断しています。この事から営業収入は、現会員によるゲスト案内へ依存しているのが、当該ゴルフ場の現状です。
此れを裏付ける様に、昨年は315日営業し会員の来場は10,472人、ゲストは12,990人の合計23,462名でした。春山取締役支配人曰く、願わくは1日平均4組ほど上乗せし、28,000人台への回復を今後の目標にしているとの事です。
なおこの様な状況下にも関わらず、会員権(株券)の名義変更つまり入会申請は、平均すれば月一ペースで手続きが行われた様です。アフターコロナの回復が、今後どの様な数字に成るのか、注目されます。
一社)日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は、2022年3月25日に第10回定時社員総会を開催し、下記新執行部体制を構築しました。任期は2024年定時社員総会開催までの2年間です。
役職 |
人名 |
現職 |
会長 |
青木 功 |
プロゴルファー |
副会長 |
新井 直之 |
日本ゴルフトーナメント振興協会専務理事 |
副会長 |
谷原 秀人 |
ジャパンゴルフツアー選手会会長 |
副会長 |
三木 正浩 |
株式会社エービーシー・マート最高顧問 |
副会長職へ就任した谷原秀人氏は、前回の石川遼氏との交代として理解出来、この1席は選手会の指定席と言う側面で言えば、上層部に大きな変化は無かったとも言えます。2020年体制との乖離は少ない訳ですが、新たに副会長席を増設し、ABCマートの三木正浩氏を迎え入れた点が、今回の目玉人事の様に思われます。
三木氏は神奈川県の名門クラブ会員であり、「ゴルフをこよなく愛する」方と言われていますが、JGTO青木会長は三木氏の力量へ期待するものが大きく、敢えて副会長職を用意し迎え入れたのでしょうか。JGTO試合数が、1試合でも増加する事を期待したいものです。