アコーディア・ゴルフグループの株式会社アコーディアAH12(以下AH12)は、2012年8月20日付けの官報第5867号の31面で、福島県の福島カントリークラブのゴルフ場事業を、本体より分離させる事を明らかに致しました。

 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワーにて株式会社福島カントリークラブをAH12より新設分割により設立し、福島カントリークラブのゴルフ場事業に関する権利義務を継承させるとしております。

 アコーディア・ゴルフグループの傾向として、ゴルフ場が本体より切り離された場合、その殆どが第三者へ譲渡されております。この度のケースも水面下でゴルフ場譲渡の交渉が、進んでいる可能性があると推察されます。

 アコーディア・ゴルフグループによるゴルフ場売却は、特段驚嘆するほどの事では無いのですが、やはり万人の興味は、(一体誰が買うのか?)と言う点に尽きるのでは無いでしょうか?尚、アコーディア・ゴルフによるゴルフ場の組み換え、営業効率の良い大都市圏へゴルフ場を集約していく作業は、同社の戦略的目標です。

 東京都の武蔵野ゴルフクラブは、2012年9月3日受付分より、入会者の入会預託金額を減額して、受け付けるとの事です。尚、入会預託金は消費税がかかりません。減額した内容は下記の通りです。

  • 100.0万円⇒50.00万円 正会員
  • 75.00万円⇒25.00万円 平日会員

 例えば当該クラブ正会員へ入会する場合、名義書換料とそれにかかる消費税、そして入会預託金の合計額である1,525,000円が必要でした。その支払いを税込み1,025,000円にて済ませる事になります。

 2012年8月中旬に於ける同ゴルフ場会員権の売買状況としては、売りが55万円に対して買いが35万円という状況です。中心相場45万円と言うところですが、今後の会員権市場に於ける動向としては、相場が緩やかに一定程度上昇していく、或いは会員権の取り扱い件数が増加していくものと、思われます。

 武蔵野ゴルフクラブはゴルフ会員権市場の動向に詳しく、また時には会員権業界の意見にも耳を傾けると言う、柔軟な姿勢を有しております。この度の入会預託金減額と言う英断に対して、出来れば会員権市場での名義書換を一定期間停止し、利害関係者が出ない様な措置を講じて頂きたかったと考えます。

 アメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、2012年8月20日に2名の女性が会員となった事を明らかに致しました。同クラブは1932年5月の設立以来今日まで、約80年に及ぶ歴史の中で女性会員の存在は皆無でした。通常オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブから、会員名が明らかにされる事はまれであり、マスコミの取材に対して結果的に会員であるか否かの回答をする程度、それがクラブによる今日までの姿勢でした。そしてその姿勢は今後も大きく変化する事は、無い様にも思えるのですが。

 この度入会が認められた2名の女性とは、前国務長官のコンドリーザ・ライス氏と、サウスカロライナ州の投資銀行家であるダーラ・ムーア氏です。女性の入会と共にクラブ側からその存在が発表されると言う、前代未聞のこの度の出来事は、社会的背景つまり女性差別に対する強烈な批判的風潮が、根底に有ると言われております。

 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブではかつて似た様な状況下で、黒人が会員になった事が有りました。1990年8月の全米プロゴルフ選手権は、アラバマ州のショール・クリーク・カントリークラブで開催されました。このクラブの構成員は全て白人で有った事から社会問題となってしまい、以降全米プロゴルフ協会は、(差別的クラブでは公式トーナメントを開催しない)と言うガイドラインを作成したのです。

 その余波はオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブへも飛び火し、黒人会員が居ない点が痛烈に批判され、1991年マスターズ・トーナメント開催が危ぶまれたのです。1990年10月にクラブ三代目会長のホード・ハーディン氏は、CBSテレビ系列ワシントン局の社長を務めていたロン・タウンゼント氏が、会員と成った事を発表しました。当然黒人の方です。この事で1991年マスターズ・トーナメントはバッシングの難を逃れ、無事開催する事が出来たのです。

 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは5月の最終週から10月初旬まで、クローズします。この度入会した2名の新会員が、会員の証であるグリーンジャケットに袖を通すのは、2012年10月からと成ります。時代の流れと共に幾多の変遷はあれども、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは球聖ボビー・ジョーンズが、友人達とゴルフを楽しむ為に創られたプライベートクラブなのです。

 約300名の構成員もまた、球聖ボビー・ジョーンズのカリスマ性にあこがれて入会した人々でした。この事を忘れてならないのでは無いでしょうか。なぜなら、それが原点だからです。

 USLPGAツアー参戦中の宮里美香選手は、セーフウエー・クラシック最終日である2012年8月19日(日本時間20日)に、通算13アンダーをマークし2位に2打差を付けて初優勝を飾りました。現在22歳の宮里美香選手は、宮里藍選手が2009年に24歳で達成した、最年少での優勝記録を塗り替えました。過去に於ける日本人選手のLPGAツアー優勝者は、下記の7選手であり宮里美香選手は8人目と成りました。

  1. 樋口久子
  2. 岡本綾子
  3. 小林浩美
  4. 平瀬真由美
  5. 福島晃子
  6. 上田桃子(2007年ミズノクラシック)
  7. 宮里 藍
  • 沖縄県那覇市出身の宮里美香選手とは?
    1989年10月     生まれ
    1997年(08歳)   ゴルフを始める
    2000年05月(11歳) 沖縄県民ジュニアゴルフ選手権優勝
    2003年01月(13歳) ダイキンオーキッドアマチュアゴルフ選手権優勝
    2004年06月(14歳) 日本女子アマチュアゴルフ選手権優勝
    2006年07月(16歳) 世界ジュニアゴルフ選手権優勝
    2008年03月(18歳) 興南高等学校卒業、その年の6月に渡米
    2008年12月(19歳) 2009年LPGAツアーシード権獲得
    2008年12月(19歳) プロ転向宣言
    2010年10月(20歳) 日本女子オープンゴルフ選手権優勝
    2012年08月(22歳) セーフウエー・クラシック( LPGAツアー )優勝

 この度の優勝で宮里美香選手は、プロ転向後2勝目を記録した事に成ります。勝ち星そのものは、決して多くは無いのですが、手にした優勝は全てビッグタイトルです。そこに彼女の非凡なる才能、もって生まれた星の強さを感ぜざるを得ません。今後益々の活躍が期待されます。

 静岡県の裾野カンツリー倶楽部において、2012年8月17日より19日までの3日間開催されてきたシニアツアーのファンケルクラシックトーナメントは、近年にない盛り上がりを見せました。

 最終日はトータル9アンダーをマークしたフランキー・ミノザ、中嶋常幸、高見和宏の3選手によるプレーオフと成りました。最初の1ホール目で脱落したのは、中嶋常幸選手でしたがバーディ逃しのパーでした。ミノザと高見両選手は、共にバーディだったのです。優勝はプレーオフの2ホール目でバーディを奪った高見和宏選手でした。同選手は2010年大会にも優勝しておりますので、2度目の優勝という事になりました。

 この度の試合を盛り上げたのは、優勝の可能性を残した選手が数多くいた事です。プレーオフを戦った3名のみならず、1打差のトータル8アンダーをマークした選手が8名もおり、皆実力者揃いで誰が優勝してもおかしく無い状況だった事です。

 初日、2日目は天候不順により数時間も試合が中断したのですが、初日は豪雨の中、2日目は雷がとどろく中、ギャラリーの熱気が冷める事は有りませんでした。3日間トータルの来場者数は23,802人に及び、シニアツアーの記録を更新した様です。

 本戦とは別の側面でこの度のシニアトーナメントは、盛り上がりをみせました。本戦前日のプロアマ戦には、抽選で18人もの裾野カンツリー倶楽部の会員が参加致しました。また本戦には10名のアマチュア選手が参加したのですが、7月にはその予選会競技が裾野カンツリー倶楽部にて行われております。

 更に8月14日の火曜日にはプロの予選会が開催されており、参加選手92名の中上位8名が本戦へ進んでおります。予選会参加選手の中には、鈴木弘一、牧野裕、青木基正、丸山智弘、新井規矩雄、安田春雄と言う往年の名選手達も数多く参加しておりました。

 毎年数々のドラマを演出してきたファンケルクラシックトーナメントですが、この度の試合も多くのギャラリーを虜にした事と思います。この度のトーナメントは土曜日と日曜日にTV放映されたのですが、USTREAMを通じて見る事も出来ました。画質は若干落ちるものの、ストレス無く見る事が出来、特に1番スタートホール常設のカメラからは、選手のコメントが時折入り臨場感のある放送でした。

ゴルフ場ナーセリーでの薬剤試験が好結果を出す

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 2012年5月下旬より千葉県南総地区の某ゴルフ場ナーセリーにて、タクト(株)推奨薬剤の試験が行われております。編集長は定期的に訪問させて頂き、時系列的データーを蒐集しております。

 一昨日も訪問致しましたが薬剤の好結果を、垣間見る事が出来た様に思います。なぜならば100平米の薬剤試験区では、ドライスポットが出ていなかったのです。比較検討する為に試験区隣りに、100平米の通常施用区を設けておりますが、こちらはドライスポットだらけでした。

 前回7月中旬に訪問した折に、芝根を両区より採取いたしましたが、これはどちらも大きな差は出ておりませんでした。しかしながら通常施用区では、ドライスポットの兆候が既に見られ、キーパーもその事を認識しておりました。どちらも薬剤以外は散水などの施用について、一切同じ手順ローテーションで進めております。写真データーをお見せ出来ないのが、非常に残念です。

 キーパーのお話ですと秋のコアリングについて、残念ながら諸事情からナーセリーも含めて全ホール、出来ない状況になりつつ有るとの事でした。コアリングが出来ないとなると、芝の育成条件は悪くなるばかりですが、その結果もある意味楽しみではあります。尚ナーセリーでの芝種は、全てベント種です。

 毎年4月の第2週に開催されるマスターズ・トーナメントは、4大メジャートーナメントの中で唯一開催コースを変更する事無く、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを舞台として、開催されます。

 オーガスタ・ゴルフ・クラブは約300名の会員で構成されており、会員名簿が公開される事は有りませんので、正確な人数或いは氏名は不明です。会員になる為には、クラブより直接指名されなければ成りません。自ら希望して会員になれるものでは無いのです。

 メンバーを増やす事をクラブ会長が提案し、しかるべき人物をクラブ会議が承認します。その人物へクラブより入会契約書が、送られてくるのです。クラブより送られて来た契約書の内容を、承諾するのか否かは、最終的に本人の決断によります。マイクロソフト社を創設した富豪ビル・ゲイツ氏でさえ、推薦を受ける為に数年待機し、2002年に会員になった事は有名な逸話となっております。

 会員になる事が大変困難なこのクラブに、唯一日本人の会員がおりました。その人物は、石田禮助氏です。石田氏は1886年2月生まれで、東京高等商業学校(現在の一橋大学)を卒業後、三井物産へ入社し1939年代表取締役へ就任しております。1941年に三井物産退任後は、1963年に第五代国鉄総裁へ就任しており、その異色な人物像に付いては、作家・城山三郎が小説のモデルとした事でも有名です。

 さかのぼる事石田氏は1930年に三井物産のニューヨーク支店長へ就任したのですが、1936年にはアメリカからの帰国を余儀なくされております。この帰国時にクラブの創設者であるボビー・ジョーンズ、そのビジネスパートーナーで有ったクリフォード・ロバーツより、石田氏の代わりになる日本人を推薦する様依頼されたとの事です。

 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは1932年5月の完成ですから、石田氏は約5年間在籍していた可能性が有ります。正確な在籍年数は、現時点で不明ですが。それ以来日本人の会員は不在と言うのが、今日定説になっております。

府中カントリークラブではグリーン改造構想が白熱化

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 東京都下の府中カントリークラブでは、グリーン改造に関する議論が白熱化しております。1992年にベント種芝を使用してワングリーンへ移行したのですが、それから約20年が経過した今日、そのグリーンに対する問題が激論の根拠となっております。

 当時のワングリーン化は、もともとのレイアウトであった2グリーンを、1グリーンにするものでした。この作業結果が多くの会員を納得させる仕上がりではなく、今日まで不満を抱かせて来ておりました。稚拙な出来栄えだったのです。

 この作業は2つのグリーンを結合するだけの単純なもので、全く新しく床構造から作り上げたものでは有りませんでした。挙句は表面から30~40cm下に、サンドグリーンのその砂を包む様に、透水性の悪いシートが埋設されていると言うのです。

 府中カントリークラブと言う名門クラブに相応しいグリーンを求める会員グループは、新たなる時代に即したワングリーンを求めています。この様に考えるグループに対し、工事費用捻出を問題視し、時期尚早だとする反対するグループが有り、議論が白熱化しているのです。

 最終的な結論に至るまで、まだ少し時間が有る様です。

 太平洋クラブ会員有志は2012年8月3日に、(株)太平洋クラブと(株)アコーディア・ゴルフの2社に対し、東京地裁へ提訴致しました。

 提訴の内容として、(株)太平洋クラブは会員の同意無くして、会員の個人情報を(株)アコーディア・ゴルフへ提供しては成らない事、(株)アコーディア・ゴルフ従業員による太平洋クラブ会員への訪問活動を中止させる事、(株)アコーディア・ゴルフは受領した会員情報を破棄する事、の3点に集約出来ます。

 この様な提訴へ至った要因は、アコーディア・ゴルフ各地域ゴルフ場幹部達による太平洋クラブ会員への、個別訪問活動が活発化している事です。訪問内容は再生計画案への同意取り付け、或いは啓蒙活動との事です。

 9月25日の書面投票締め切りへ向け、再生計画案の賛否をめぐり、両陣営による水面下でのつばぜり合いが、今後益々先鋭化して行くものと思われます。この度の提訴は、この活動の一環と捉える事が出来ます。

 福島県の安達太良カントリークラブは、2012年8月8日に福島地裁において、民事再生計画が認可決定を受けました。7月30日に民事再生計画案に対する投票が、締め切られました。その後関係書類は福島地裁へ提出され、書記官による精査をもって8月8日の結論となったのです。

 2012年2月6日に民事再生手続きを申請致しましたので、約半年で新たなる方向性が見えて来た事になります。順調に推移した様に思われますが、当然ながら法的整理をした事への、会員による反発は激しかった様です。再生計画の主な骨子は、下記の通りです。

  • 自主再建。
  • 退会会員へは、預託金の10%を10年間に5回分割にて弁済。
  • 継続会員へは、預託金の10%を新預託金とし新証券発行、償還は10年据置。

 今後のスケジュールと致しましては、8月下旬か或いは9月初旬に、認可決定が確定するものと思われます。