法的整理中である岩手県の一関カントリークラブは、迅速に買い手が付いたとの事です。当該クラブ経営会社の(株)一関カントリー倶楽部とその運営会社である大地商販(有)の2社が、東京地裁より破産開始決定を受けたのが6月30日の事でしたから、約2ヶ月半で次の進むべき道筋が明らかになった訳です。
購入者予定者は東京都中央区のバイオシステム(株)との事です。同社は当該ゴルフ場をゴルフ場として、継続して活用して行く様です。当該ゴルフ場は降雪と言う客観条件の悪さにも関わらず、集客面では善戦している様に思え、復活への道のりが見えて来た様です。
残念ながら約5,600名の会員へは配当が無く、配当原資は担保権者と、公租公課の支払いで潰えてしまう様です。ゴルフ場購入予定者による、旧会員への対応が気になるところです。尚、ゴルフ場取得日は、2014年11月1日との事です。
千葉県の千葉カントリークラブ野田コースは、2015年2月より同年9月中旬までの約7ヶ月間、コースを閉鎖してグリーンの改造などを行うとしております。改造の主な点は、下記内容となります。
- 2ベントのグリーンを1グリーン化する事。
- 乗用カートを導入し、その為のカート道などの整備。
2グリーンを1グリーンにするに当たり、グリーン周りの改造も伴い、その設計は川田太三氏が担当する予定との事です。芝種は未定との事ですが、第四世代種かバミューダかの選択に成る様です。
この改造が終了するであろう来年9月には、歩きの梅郷、カートでセルフの川間、キャディ付きでカートの野田とそれぞれ特色を持ったコースに仕上がり、来場者に付いてもそれぞれのニーズに合わせて分散、集客できると言うメリットを持つ事に成ります。
神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部は、2014年10月1日より36ホール営業と成ります。2013年3月より開場50周年記念行事として、エメラルドコースの1グリーン化工事を開始して来ておりました。この度この18ホール工事が完成する事に成り、10月からはダイヤモンドコースと合わせて、36ホール体制へ復活します。
2013年3月から9月にかけてOUTコースを改造し、2014年1月から9月にかけてINコースを閉鎖し、工事を行ってきておりました。この間27ホール営業を、強いられてきていたのです。
エメラルドコースの芝種は第四世代種の007を採用し、酷暑対策を取ると共に1グリーン化により戦略性を高めたと言えます。この度の記念行事対象外と成ったダイヤモンドコースは、ペンクロスの2グリーンです。
ノザワグループでは、今後2コースを閉鎖する予定にしております。1コースは長野県のカワカミバレーカントリークラブです。同ゴルフ場はノザワグループが2007年11月に、東京地裁より事業譲渡許可を得て取得し今日に至っておりますが、2014年10月13日をもって閉鎖する事に成った、としております。
更にもう1コースは、茨城県の雲雀ゴルフ倶楽部です。同ゴルフ場はルクセンブルクに有る投資ファンドが所有していたのですが、ノザワグループが2012年12月に同ファンドより取得したものです。このゴルフ場に付いては、2014年11月30日に閉鎖する事を、ホームページ上で明らかにしております。
上記2コースは置かれた条件は様々ですが、大きな問題点は集客に有った様です。水戸の雲雀ゴルフ倶楽部などは、素人目で見ても客観条件が良く、集客に苦労するなど夢にも思っていなかった訳ですが、現実は甘くなかったと言えます。一説にはゴルフ場閉鎖後、メガソーラー事業にて活用して行く事の様です。
埼玉県のユニオンエースゴルフクラブは、2014年9月1日より18ホール営業と成りました。これは東コースの9ホールを閉鎖した関係から、18ホール体制と成ったものです。東コースはメガソラー事業として活用する予定との事です。
既に工事は始まっている様です。この度の事業は、ゴルフ場自体がメガソラーを展開すると言う内容では無く、事業者への土地の提供にとどまる様で有り、資金拠出は伴わないとの事です。
この結果コースは西コースと南コースで総ヤーデージは、6,849ヤードと成ります。
神奈川県の茅ヶ崎ゴルフ倶楽部を取り巻く環境は厳しいものが有り、来春に現経営会社が撤退する予定をしている事から、ゴルフ場維持へ向けた戦いも又、時間との戦いになって来つつあります。
2014年9月8日(茅ヶ崎ゴルフ場の存続を図る会)と現経営会社である観光日本(株)、更には撤退後のスポンサー候補として名乗りを上げた(株)武蔵野、この3組織が神奈川県庁を訪問し、地代の交渉にあたるべくその要望書を提出したとの事です。
当該ゴルフ場用地はその全てが借地であり、県と農協とで所有しております。現経営会社は年間約2億円近い地代を支払っており、この金額は他県では考え辛いほど、高額なものになっているのです。但し当ゴルフ場が置かれた客観的な内容、たとえば市街地である事などを考慮した場合、致し方無いと思える部分もあります。
スポンサー候補と言われる(株)武蔵野に於いても、上記地代に関しては難色を示している様で、今後所有者側がこの地代に付いての是正が無い限り、存続は厳しいと言うのが大方の見方と成っています。
群馬県の上武カントリークラブでは、2014年9月1日より正会員と無記名法人の、会員募集を開始しております。
これは同ゴルフ場の旧経営会社が法的整理を行い、その影響も多分に有り、会員が大幅に減少した事に伴う補充募集です。法的整理前は約4,500名を数えた会員数も、2014年9月現在で約1,300名まで減少しております。概要は下記の通りです。
- 募集会員 正会員(個人、法人1名記名式)
- 募集金額 15万円+消費税
- 預託金額 無
- 募集口数 100口
- 募集会員 法人正会員(無記名2名利用可)
- 募集金額 30万円+消費税
- 預託金額 無
- 募集口数 100口
静岡県の南富士カントリークラブでは、2014年9月17日より同年12月31日まで、会員権の名義書換料減額キャンペーンを展開する事に成りました。同クラブでは経営会社の法的整理以降、その再建計画認可決定確定後の翌月1日より、つまり2011年10月1日以降会員権の名義書換を開始して来ております。
当初の2年間は正規書換料の半額にて、促進キャンペーンを展開しておりましたが、予定通り期間経過後は、正規料金での受け付けと成っておりました。これは再生計画成立へ向けた準備段階からの、会員へ向けたクラブからの約束だった為です。しかしながら正規料金体系へ移行後、コスト高を嫌うゴルファーからは、クラブへの入会を敬遠される様になってしまっていました。
当然ながらこの事態を想定していた経営陣は、クラブとの協議をすすめ理解を得る中で、この度の減額キャンペーンと言う方策に至ったのです。減額内容は下記の通りです。
- 40万円(税別)⇒250,000円(税別) 正会員
- 30万円(税別)⇒187,500円(税別) 特別平日会員
- 20万円(税別)⇒125,000円(税別) 平日会員
申ジエ選手は2014年JLPGAツアー第21戦の、meiji cup(8月8日から10日迄)で優勝致しました。同大会は明治グループが特別協賛し、その優勝副賞は(明治製品10年分)です。
申選手は自らの選んだ明治製品1個を一日分として、3,650個の製品を日本の福祉施設などに寄付する、と申し出たのです。申選手はこの副賞の事を知り、俄然優勝への意欲が湧いた事、モチベーションと成った事を後日、明らかにしております。
申選手は1988年4月に韓国で生まれ、11歳からゴルフを始めております。その非凡な才能はすぐに開花し、半年後にはジュニア大会で優勝しております。不幸はある日突然にやってくるものです。彼女が15歳の時に母親を交通事故で失い、その母親が運転する車に弟と妹も同乗しており、兄弟は重体となりました。その後申選手は一年間兄弟を看病する為に、病院に寝泊まりをしていたとの事です。
申選手のボランティア活動には、胸打たれるものが有ります。
静岡県湖西市の株主制名門コース・浜名湖カントリークラブに於ける性別変更による入会拒否事件は、2014年9月8日に静岡地裁浜松支部に於いて判決が言い渡されました。判決はクラブと運営会社に対し、110万円の支払いを命じる内容です。古谷健二郎裁判長はクラブによる入会拒否に付いて、下記の2点を明らかにしております。
- 憲法14条の趣旨に照らし、社会的に許容しうる限界を超えるものとして違法。
- 原告人は人格の根幹部分にかかわる重大な精神的損害を被った。
原告である会社経営者は2010年に(性同一性障害)から、その特例法に基づいて性別を変更すると共に、適合手術も受けておりました。その後同氏は2012年に同クラブ株券を市中より取得し、入会申請に至ったのですが、クラブ側より入会拒否を伝えられていたものです。
クラブ側では、(今後の対応を検討する)としておりますが、この度の反響の大きさは、一般紙と言われる大手新聞の読売新聞、朝日新聞デジタル、日本経済新聞、更に当然ながら静岡新聞も取り上げている事で、理解出来るものと思います。尚、この様な事柄はゴルフクラブの会員としての地位問題だけではなく、2011年時点で(2,800人に1人)の割合で障害に悩む人がいると言う現実が、背景に成っているものと思われます。