千葉県の平川カントリークラブでは、2020年9月に開催されたクラブ理事会に於いて、新規入会希望者の入会条件を緩和しました。それは当該クラブへ5年以上在籍している会員、すなわち推薦保証人に心当たりが無くとも、理事面接と同伴プレーにてカバー出来る様改定されたのです。
振り返る事本年6月の理事会では、新規入会者の資格条件として他クラブ在籍条件を撤廃し、更に推薦保証人を2名から1名へ改定しておりました。厳格な敷居を此れ迄保って来た当該クラブですが、何かタガが外れたかの様相を呈し、今回は更にそれが加速されたとも言える現象となりました。
しかしこれは当該法人が経営に乗り出した初期、この様なゆるやかな措置を取っていた事から、入退会が活発に行われていた事を振り返るならば、ある意味歓迎すべき事項とも言えるのでは無いでしょうか。形式的側面のみで人物判断すること程、ナンセンスなものは無いと思われるからです。
原点回帰とも言える今年に入ってからの矢継ぎ早なる入会条件緩和措置ですが、そこには会員権市場に於ける現会員の退会希望が、入会希望者数を上回っている現実も見逃す事は出来ません。単に会員の高齢化による退会希望であれば、致し方ない面も有りますが、それ以外の要素が引き金になっているのであれば問題です。
一連の緩和措置がカンフル剤になり得るのか否か、当該クラブ会員権の動向をしばらく注視して行く必要が有ると言えます。
茨城県の大利根カントリークラブでは2020年9月27日に開催された理事会に於いて、平日会員を新規に募集する事を決議しました。平日会員とは日曜日と祝日更にはゴルフ場の定休日に利用出来ない会員種別であり、当該クラブ発足以来第三者への譲渡並びに相続継承が出来ない規定になっています。
募集概要は下記の通りです。
・募集会員 平日会員(個人のみ)
・募集金額 2,000,000円(税込2,200,000円)_内訳は入会金と消費税
・募集人数 50名
・応募資格 年齢20歳以上の個人で在籍5年以上の正会員1名の推薦要
・募集期間 2020年10月1日~2021年3月31日迄
・入会審査 入会希望者の内容を場内掲示し、面接と同伴プレーを実施
この募集について当該クラブでは、会員権業者とも協力体制を敷いており、募集のチャンネルを増やしておりますが、ある意味これはクラブ側の危機感の表れとも見て取れます。何故ならば資産価値の無い利用権のみの会員権に対し、ユーザーがどの様な反応を示してくれるのか、やはり不安を隠せないのだと思われます。
2020年9月末時点で146名の平日会員が在籍しておりますが、来年の春にどの様な状態になっているかは、ゴルフ市場を分析する上でも重要な資料になるものと思われます。
千葉県の平川カントリークラブでは2020年10月1日より、会員権の名義書換手続きに於ける印鑑登録証明書など、公的必要書類の有効期限を半年へ改定し、運用が開始されております。
これは当該案件の重要性に鑑み、9月理事会開催を前にクラブより各理事へ連絡し、了承を得られた事により改定へ至った、と言う経緯が有りました。付随する書類としては、住民票であるとか登記簿謄本などが上げられます。
この措置により今後は入会手続に余裕が生まれる事から、入会希望者が在籍会員へせわしない推薦依頼などせずとも、紳士的スムースな応対が可能になるものと思われます。
この度の平川カントリークラブによる改定を加え、この様な措置を取っている広義の関東エリアクラブ総数は83となりました。いずれにしても此れ迄の古い習慣を、時代に即したものへ改定していく事が、今まさに問われているのだと思われます。
茨城県の大利根カントリークラブでは2020年9月27日に開催された理事会にて、入退会に関する手続き時に提出される印鑑登録証明書の有効期限を、これ迄の3ヶ月から半年へ改める事を決議しました。
これは2020年11月1日からの、受け付け分より適用されます。今回9月の理事会に於いて理事及び会社側双方からの発議として、この改定案がテーブルに載った訳ですが、出席した理事からの異議発言は全く無く、満場一致にて同意を得られたとの事です。
印鑑登録証明書の有効期限を半年にする事の意義は、会員権市場に於ける流通面をよりスムースにさせる為であり、退会者である名義人へ二度手間を取らせ、不愉快な思いをさせない事にもつながって行きます。
2020年10月現在、広義の関東エリアに於いて80クラブとプラス1共通会員権が、印鑑登録証明書の有効期限を半年と定めており、今回茨城県の名門コースである大利根カントリークラブが加わった事で、その総数は82になりました。既にこの中には府中CCや箱根CC、更にはレイクウッドなども含まれています。
今回大利根カントリークラブに於ける改定を契機に、今後多くのクラブで見直しをして頂きたいものだと思います。流通が停滞していて実績が少ないから、見直す必要がないと考えるのでは無く、流通面を整備していない為にそれが疎外要因になっている事も、クラブ側には自覚して頂きたいものです。
静岡県の富士平原ゴルフクラブでは、2020年10月1日より正会員の補充募集を開始します。昨年4月から8月末まで行った第一次募集に次ぐ、第二弾と言う事になります。
この募集による会員権の大きな特徴は、預託金が無く会員資格を第三者へ譲渡出来ない事です。いわゆる一代限りのプレー会員権になる訳ですが、販売価格が安価な事から、月に一度利用し少なくとも5年在籍したならば、充分に元は取れる費用対効果に優れたものです。
東京や川崎そして横浜から東名高速を利用し、約一時間から一時間半で到着出来る当該ゴルフ場の交通アクセスは、大変魅力的だと言えます。現在懸念されている大和トンネルの渋滞については、2023年を目標に新東名高速が開通する見込みであり、もう少しの辛抱と言うところではないでしょうか。
ところで今回の募集概要は、下記の通りです。
・募集会員 正会員(個人、法人一名記名式・記名者変更不可)
・募集金額 250,000円(税込275,000円)
・募集口数 50口
・募集期間 2020年10月1日~2021年3月31日迄
・入会資格 1、正会員1名の推薦(心当たりのない方は、面談にて対応可)
・入会資格 2、反社関係者ではない事
・入会資格 3、クラブ会則等を遵守出来る方
尚、問い合わせ先は、東京事務所 TEL 03-3564-2251 / コース TEL 0550-89-2000 です。コース見学も大歓迎との事ですので、先ずWebサイト( http://www.fujiheigen-gc.com )を確認し、チャレンジしてみては如何でしょうか。
静岡県の伊豆大仁カントリークラブでは、2020年10月1日より翌年3月31日までの半年間限定で、個人正会員の補充募集を開始します。今回のこの募集の特徴は、会員権業者との協力を積極的に、受け入れた事では無いでしょうか。概略は下記の通りです。
- 募集会員 個人正会員
- 募集金額 260万円(預託金150万円+入会金100万円+消費税10万円)
- 据置期間 預託金150万円の据置期間は入会後5ヶ年。
- 募集口数 50口
- 資格譲渡 可
- 入会資格 1、正会員2名の推薦要(心当たり無い場合は事前審査)
- 入会資格 2、外国籍者の入会は事前審査にて
- 入会資格 3、反社関係者で無い事
当該クラブでは今回も前回と同様のパターンで補充募集を行いますが、今回の募集にはよりクラブの積極性を見て取れます。それは口数一つを取っても、若干名等と言う抽象的な表現にする事無く明記しており、結果の巧拙を不問にしない姿勢の表れだと言えます。
9月24日スタンレーレディスゴルフトーナメント大会実行委員長である、スタンレー電気株式会社の飯野勝利取締役は、2020年の今大会を無観客で開催する事を明らかにしました。また続く25日には、ダンロップフェニックストーナメント大会事務局が、2020年今年の第47回大会を開催するとしたのです。
2試合の概要は下記の通りです。
| 大会名称 |
スタンレーレディスゴルフトーナメント |
| 開催日 |
2020年10月09日(金)~11日(日) |
| 開催コース |
東名カントリークラブ(裾野コース/桃園コース) |
| 大会名称 |
2020年第47回ダンロップフェニックストーナメント |
| 開催日 |
2020年11月19日(木)~22日(日) |
| 開催コース |
フェニックスカントリークラブ(宮崎県) |
これら試合開催に当たりスタンレー実行委員会では、「スポーツを通じて少しでも多くの方々に感動をお届けする」為としており、更にダンロップフェニックス大会事務局では、『「失敗を恐れない」という姿勢では弱い。「必ず成功させるのだ」という強い意志を持て』と言う、当該大会の基礎を築いたジャック ニクラスの言葉を胸に、やり切りたいとしております。
スタンレーは初日から最終日まで、You Tube チャンネルを通じ、ライブで見る事が出来ます。またダンロップフェニックスはJNN系の地上波にて、ライブと録画を通じて見る事が出来ます。通年であれば後半戦、或いはほぼ終盤とも言える大会ですが、ゴルファーにとって楽しみが出来たと言えます。
静岡県の伊豆スカイラインカントリー倶楽部を経営する伊豆スカイラインカントリー株式会社では、昨年の2019年6月30日に代表者が、黄贊日(ファン チャン イル)氏から朝倉謙治氏へ交代しております。
黄氏は2019年1月23日に代表取締役へ就任し、その年の6月30日には退任しておりますので、その在任期間は約半年でした。更に親会社と言われた株式会社大明ジャパンは、2019年6月21日に本店を同ゴルフ場所在地と同様の所から、東京港区へ移転させております。これは同社が、手持ちの同ゴルフ場株式売却に、伴うものと思われます。
いずれにしても外資系企業傘下のゴルフ場と言うこれ迄の位置付けから、今後はその仕分けも変わって来るのかも知れませんが、2000年代に入り目まぐるしく変化する同ゴルフ場株主に対し、在籍する会員も落ち着かないのではないでしょうか。
何故に短期間で経営主体が、様々に変化するのでしょうか?なお黄氏と入れ替わり代表者へ就任した朝倉氏は、昨年の同時期に宮城県の太白カントリークラブを経営する、株式会社太白カントリークラブの代表者へも就任しております。
栃木県の唐沢ゴルフ倶楽部では2020年4月より、退会希望者の受け付けを開始しました。これは2017年3月末に当該倶楽部が、一般社団法人化した折に定めれれたものであり、その日程が2020年4月だった事からです。
此れ同迄倶楽部をやめる為には、自らの会員資格を第三者へ名義書き換えする行為以外有りませんでしたが、今後は一般社団法人へ退会を申し出る事で、自らの希望を達成出来る様になりました。当然この行為には、金銭のやり取りも関係します。つまり会員が預けていたお金が、もどる事になるのです。
この金額は一般社団法人化以前に会員が、保有していた預託金額の30%に成ります。70%は一般社団法人の基金へ充当されており、これは返却対象外となっている関係からです。約半年が経過した9月下旬時点で、数名の退会申請が有るとの事ですが、この申請が一挙に増える傾向では無い様だと倶楽部ではみております。
ところで30%と言え預託金の返還については、当然内部留保資金が無ければ事は始まりません。この資金については、当期決算後の利益から一定枠が決められており、利益が確保出来ない場合は見送られる事になります。なお会員権の名義書換が行われた場合、新たな会員へはプレー資格のみが継承されます。
当該倶楽部にとって退会により会員数が減少する事は、望まざる事態で有り、会員資格の名義書換こそ倶楽部活性化の重要な一要素と認識しております。この事から更なる市場活性化策が、求められていると言えます。
2020年9月17日は元ZOZOの前澤友作氏が、『ゴルフ場、売っていただけませんか?』とツイートした事から、各メディアがそれをフォローするかの様にWEBで反応し、至るところ前澤祭りの様相を呈していました。
このツイートを待つまでも無く、前澤氏がゴルフ場を探している事は、ゴルフ場M&Aの業界では大変有名な話でした。守秘義務契約などあって無い様なもので、少し話を聞いただけで、「ああ、あの方の件ですね」と推察出来てしまう程です。
翌18日専門家の方へ連絡したところ、その日だけで10件ほど、「売り物は無いか」との問い合わせが、至るところから有った様です。しかしその方曰く、「そんな物件があれば、自分でコンタクトしてますよ」との事で、電話取材している当方も「そりゃそうですよね」と、思わずうなずいてしまいました。
専門家も手をこまねいてしまう様ですが、一体前澤氏が探しているゴルフ場は、どの様なものなのでしょうか。ツイートによれば、1、世界基準のコースセッティング 2、充実した練習環境 3、ジュニア育成アカデミーの併設などあるゴルフ場を探しており、日本からメジャーチャンピオンを輩出出来る環境を作りたいとしております。
そもそもこの様なゴルフ場の存在自体が、千葉県で確認出来るのでしょうか。素材としては素晴らしいコースが有るのでしょうが、コース改造無しにおメガネに適うゴルフ場が無いのは、2019年に「ZOZOチャンピオンシップ」が開催されたアコーディアゴルフ習志野カントリークラブの例を見れば、一目瞭然ではないでしょうか。
もともと日本のゴルフ場は、ツアー開催を想定した作りには無いっていないと、常々言われておりますので、何とも難易度の高い話だと言わざるを得ません。