山梨県の北の杜カントリー倶楽部では、2021年4月1日より2023年3月31日までの2年間、期間限定で新規の会員募集を開始します。名付けて『572Y 7152y達成記念キャンペーン』です。
募集金額は786,720円(税込)ですが、受け取り方によっては、なんとなく中途半端な数字と言えます。此れまで数多くのゴルフ場が、この様な細かい金額で募集を行った事は、皆無だからです。これは記念数字の7,152ヤードになぞらえ、715,200円に消費税をかけた数字が根拠になっています。
倶楽部側がこれ程まで、この数字に拘るには理由があります。当該ゴルフ場は発足以降、経営交代時まで総ヤーデージを上記内容としておりましたが、実際にはこの数字よりも短かったとの事。これに対し前経営者より経営を引き継いだ現経営者は、原設計通りの総距離へ旧コースを改修したいとの思いから、様々な努力を積み重ねた結果、今日記念すべき原設計通りの総距離となったのです。
どの様なコース改修が有ったのかと言えば、かつて短いロングの出だし1番ホールを長めのミドルへ、2番ホールのミドルを計画通りの572ヤード・ロングホールへ、この箇所がかねてからの懸案事項であり、此処が解決した事ににより、設計者が意図した通りのヤーデージに仕上がったと言えます。
このコース改修には、地主の方の協力無くして実現しなかったとの事ですが、ある意味現経営者の思いが通じたのかもしれません。ところで募集数は100口、20歳以上の方で現会員の推薦が有れば、入会申請可能との事です。ヤマハの電磁誘導5人乗りカートを利用し、フラットなコースでのラウンドは、プレーヤーを心地よい疲れへ誘います。
千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部では、2021年4月24日以降受け付けた入会申請者に対し、入会承認後に名義書換料として税込440万円を請求する事に成りました。
従来の金額が税込330万円でしたので、税金を別にすれば100万円が、増額される事に成ります。これは2021年3月14日に開催された理事会にて決議された内容ですが、当該倶楽部では入会預託金なるものを徴収しておりませんので、新規入会者が倶楽部へ支払う金額は、この440万円のみとなります。
増額の理由について倶楽部関係者は、営業収益の減収を上げております。昨年2020年の新型コロナによりもたらされた悪影響は、当該倶楽部の台所事情を苦しめました。従来繁忙期で有った4月~5月の2ヶ月間は営業停止し、10~11月はメインの企業コンペなどが中止となり閑散期となってしまったのです。
この様な苦境を乗り切る特効薬は少なく、従来通り会員紹介と言う筋道のしっかりとした案件を主体に、集客対策を強化して行く以外に無いのだと思われます。そして更に求められるのは、今後会員として入会する方々からの協力、だと言えます。これが300万円から400万円へ、値上げされた名義書換料の内幕と言えます。
闇を引き裂くと言えば聞こえは良いのですが、その様な役割を担い情報発信しているとも言えるのが、週刊2誌の「文春」と「新潮」では無いでしょうか。読者からすれば痛快、取材対象者となった側からすれば、不愉快そのものです。
今回取り上げるのは、「週間新潮」2021年3月4日号です。ページをめくり38ページ目、小金井カントリー倶楽部に関する驚きの内容が、綴られています。その内容を簡単にまとめたのが、下記点線内です。
昨年2020年10月上旬、某会員に対する倶楽部理事会による退会勧告通達が、ロッカールームに張り出された。理由はラウンド中の打ち込みである。打ち込まれたとされる側に倶楽部理事が居り、この理事が退会勧告決議の理事会にも参加していた。
退会勧告を受けた会員はこの措置を不服とし、倶楽部側を相手取り「決議の無効確認」を求め提訴。会員代理人弁護士曰く、そもそも打ち込みはしていないとの事。
倶楽部では調査委員会まで立ち上げられ得られた結論は、「処分の妥当性は無い」との事。この調査報告書の公表以降、退会勧告を決議した理事会メンバー8人に対し、倶楽部有志が辞任要求。
当該倶楽部関係者によれば、記事内容は事実と異なる内容も、含まれているとの事です。記事を俯瞰し言える事は、多分に会員によるリーク情報で、構成されている様に見える点です。とは言え事実部分も多く今後は、訴訟の行方を注視して行く必要があります。
結果如何によっては、泥沼化する可能性が有ります。
千葉県の長太郎カントリークラブでは、2021年3月6日より正会員の補充募集を行っています。前回は税別40万円募集にて2019年末より行われ、短期間で終了すると言う好実績を残しています。
今回の概要は下記の通りです。
| 募集会員 |
正会員(個人・法人1名記名式) |
| 募集期間 |
2021年3月6日~口数に達する迄 |
| 募集金額 |
660,000円(入会金+消費税6万円) |
| 募集口数 |
50口 |
| 入会条件 |
別途要確認 |
なお当該募集中、既存会員権の名義書換を、停止にしないとの事です。
PGMグループでは昨年2020年12月1日に、アコーディア・ネクストグループより取得した関東の4コースと、本年2月1日に取得した大阪の池田カンツリー倶楽部の5コースについて、2021年4月1日よりクラブ名称を下記の通り変更致します。
| 現名称 |
新名称 |
| 石岡ゴルフ倶楽部 |
PGM石岡ゴルフクラブ ジャック・ニクラウスゴルフコース |
| 武蔵ゴルフクラブ |
PGM武蔵ゴルフクラブ |
| きみさらずゴルフリンクス |
PGMマリアゴルフリンクス ピートダイゴルフコース |
| 南市原ゴルフクラブ |
PGM南市原ゴルフクラブ |
| 池田カンツリー倶楽部 |
PGM池田カントリークラブ |
なおこの中から石岡、武蔵、マリアの3コースが、「GRAND PGM」の冠をつけたハイグレードのゴルフ場として、運営される事に成ります。4月以降は3コースが加わり、全国16コースがこの称号となる訳ですが、この内11コースが関東圏に集中しています。
この点を見てみても、如何にアコーディア・ネクストグループより取得した3コースが、魅力的要素を持ち合わせて居たかが理解出来ます。半面ゴルフ場経営者であれば、誰でも分かり得る価値のあるこの様なコースを、手放さざるを得なかったアコーディア・ネクストグループの資金繰りの悪さが、浮き彫りにされた形です。

< シルクカントリー倶楽部_大島均社長(2021年3月13日ゴルフフェアにて)>
2021年3月13日パシフィコ横浜で開催されていたジャパンゴルフフェア2021にて、2021年3月1日より群馬県のシルクカントリー倶楽部の経営・運営に着手した、ロックフィールドゴルフリゾート株式会社の大島均社長にお話を伺う事が出来ました。
同グループとしては7コース目となり、此れまで関東圏での取得を目標としていた事から、戦略的課題を1つクリアしたとも言えます。この件に関し大島社長は、「PGMグループさんと交渉のテーブルに付けたと言う事は、ある意味正式な買い手と認識して頂いた訳で、この点が大きかった」、と振り返っています。
当該ゴルフ場はパブリックですので、運営システムやサービスの優劣等により、プレーヤーより厳しい判断が下されます。此れまでPGMグループが培って来た文化を大切にしながらも、ゴルフ業界の一般常識に捕らわれず柔軟な発想で、レジャー産業の1カテゴリーとしてのゴルフを発展させて行きたいとしております。
特に当該ゴルフ場のあり方を、「地域の方々と共存共栄出来る」事を目標に、様々な可能性を模索して行きたいとしております。中でもフェアウエーへ乗り入れ出来る一人用カートの将来的採用は、プレーヤーのニーズが高いと分析しており、当該ゴルフ場の大きな特徴となり存在感を示せると、考えている様です。
大島社長の口から度々、「我々は後発組」だとの言葉が発せられ、だから「チャレンジャーでなければ」との熱い思いが語られます。シルクカントリー倶楽部のチャレンジが、関東圏のゴルフ場業界へ大きな風穴を開けそうな、その様な熱量を大島社長から感じられるインタヴューでした。
千葉県の亀山湖カントリークラブは2021年4月1日より、その経営主体がリソルグループへ移行します。これは既に2021年2月17日に同グループが、ニュースリリースと言う形で告知していたものです。
現経営会社である株式会社東京ベイサイドリゾートは、現在特別清算手続き中であり、この過程で会社分割による新設会社へゴルフ場事業を移管し、その新法人の株式をM&Aにより同グループが取得する事に成ります。
この方式は一般的にお金と時間がかかる事から、真っ先に提案されるものでは無いとは言え、大きな「地雷」を踏むことも無い為に、新旧両社の協力姿勢が有れば、買い手にとって安全な手法になるのだと思われます。
いずれにしても当該ゴルフ場を巡るエリアには、ゴルフ以外のレジャー要素が溢れております。サイクリング、ボート遊び、釣り、キャンプなどなど、ゴルフを中心にしつつ複合的な将来の活用は、魅力に満ちています。
この辺に同グループも着眼したのでは無いかと思われると共に、今後ゴルフ場の生きる一つの道が暗示されている様です。
福島県いわき市のJGMセベバレステロスゴルフクラブでは、2021年4月1日から1年間休場する予定です。此れは福島復興再生道路計画事業の一環で、いわき市泉町市街地より常磐道へつながる8.3Kmの、いわゆる小名浜道路建設に関する事からです。
この事業は2012年10月に立ち上がったものですが、文字通り10年前の本日3月11日に起こった東日本大震災から、福島を如何に復興させて行くかがテーマになっています。この道路建設に関係する予算は、約563億円と言う膨大な金額です。
建設期間は約10年を見ておりますので、福島県いわき建設事務所では、2020年代初頭の完成を目指すとしております。今年は遂に当該ゴルフ場隣接地でも、工事が始まる予定です。この工事が始まりますと、安心してゴルフは出来ないし、プレーヤーを受け入れられないと言うのが、当該ゴルフ場の見解です。
この道路建設による当該ゴルフ場関連の保証金を巡り、2014年にクラブを構成している一般社団法人の理事数名と、経営側が対立すると言う事件も勃発し、福島地裁へ提訴された経緯が有ります。曰く因縁が渦巻き今日に至っている当該ゴルフ場ですが、1年間の休場後、どの様に変化して行くのでしょうか。
ところで問題は当該クラブ会員の処遇です。この問題がないがしろにされない様、対処頂きたいものです。
静岡県に2021年4月1日新しいゴルフ場が誕生します。名付けて「富士篭坂36ゴルフクラブ」です。これは新設のゴルフ場と言う事では無く、18ホールの篭坂ゴルフクラブと同じく18ホールの富士高原ゴルフコースが、統合され誕生するものです。
此れ迄別々のクラブハウスを持ち、セミパブリックと会員制と言う組織形態が異なる中で運営されて来ましたが、経営会社が同じであり、コースも隣り合わに隣接しており、分けておく事自体が不経済だったのだと思われます。
今回篭坂ゴルフクラブのクラブハウスをリニューアルする事で一本化し、富士高原ゴルフコースのクラブハウスでの営業を終了するとしております。リニューアル工事の内容は、男女それぞれのお風呂、レストラン、マスター室などを増改築しています。
なお4月1日以降コースの名称は、篭坂コースのOUT/IN、富士コースのOUT/INと変更されます。では旧会員はこの36ホール全てを利用出来るのかと言えば、篭坂GCの会員は篭坂コースの18ホールのみ、そして富士高原GCの旧年次会員は、従来通り旧コースのみの使用に限定される様です。
将来36ホール共通会員の誕生もあり得る様に思われますが、現時点では検討材料に過ぎない様です。いずれにしても集客作業の効率化で、御殿場のゴルフ地図が、若干塗り替わる可能性が有ります。日々改革の手綱を緩めては、前進はないのだと思われます。
生活協同組合コープこうべは2021年3月6日、自らのWEBサイトで、組合長及び常務理事の2名について解職した事を明らかにしました。これは上記2名が2018年8月より2年以上に渡り、取引先から月1回程度の割合でゴルフ接待を受けており、尚且つこの報告が全くなかった事に対する処分です。
同組合では2003年に起きた不祥事からの反省点として、ゴルフとマージャンを取引先と行う事は好ましくないと判断しており、仮に行う場合の料金は自己負担としています。更に行った場合の事前事後の報告を義務づけ、内規でも明確にうたっておりました。
しかし今回、代表理事で組合長でもある木田克也理事、及び常務理事の榎本裕一理事は、その内規を無視した形でゴルフ接待を受けていました。悪質なのはこのゴルフ接待を故意に隠匿しようとした点ですが、この件を知る事となった職員の内部告発で事件は明るみになったのです。
3月5日に開催された理事会は、この2名の解職を決議したのですが、今回の事件はかつての不祥事が、それほど教訓化されていない点を露呈してしまいました。今後更なる再発防止策として、相互点検システムを強化して行く必要があると、同組合は述べています。
最後に整理し強調ておかなければならない点は、ゴルフをやる人イコール悪い人の様なイメージを持たれない為にも、ゴルフ業界はこの様な事件の問題点を明確にし、風評被害が拡大して行かない対策を取って行く必要があると言えます。