ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 株式会社ニトリと一社)日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は、2020年11月25日~26日の2日間、千葉県の成田ヒルズカントリークラブにて『ニトリ エキシビションゴルフ』を開催するとして、11月5日報道関係者へ明らかにしました。

 この試合はJGTOツアー外の試合になる為、参加選手が獲得した賞金は、通常のJGTO賞金額には加算されません。参加選手は通常のJGTOツアー参加資格に準じたものになっており、その数102名ですが、予選カットは有りませんので、最終日まで全員が参戦出来ます。

 今年も残すところ2ヶ月となりましたが、此れ迄に開催された男子のツアー数は3試合に過ぎません。エキシビションと言えこの様な試合を戦える事に、多くの選手が喜んでいるのではないでしょうか。此れ迄女子ツアーを中心にトーナメントを開催して来た主催者のニトリですが、この度は男子ツアー界へ大きな存在感を示す事になると思われます。

 賞金総額は30,000,000円、優勝賞金5,400,000円です。なおこの試合の模様はAbema TVを通じ、様々なデバイスにて観戦する事が出来ます。戦略的なコースレイアウトの成田ヒルズCCを、ツアー選手がどの様に攻めるのか、大変楽しみな一戦になるものと思われます。

沖縄県本島に於ける18ホール以上のゴルフ場

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 沖縄県本島に於ける18ホール以上の本格的ゴルフコースは、一体どの位有るのでしょうか。沖縄県庁或いは一般社団法人沖縄県ゴルフ協会のご協力を頂き、更には公益財団法人日本ゴルフ協会の資料を参考に調べた結果は、下記一覧表の通りです。

       名  称   電 話
1 沖縄カントリークラブ 098ー945‐3371
2 オリオン嵐山ゴルフ倶楽部 0980-58-1910
3 美らオーチャードゴルフ倶楽部 098-967-8711
4 カヌチャゴルフコース 0980-55-8888
5 パームヒルズゴルフリゾートクラブ 098-994-0002
6 PGMゴルフリゾート沖縄 098-965-1100
7 ペブルビーチゴルフクラブ 0980-47-3111
8 沖縄ロイヤルゴルフクラブ 098-964-2811
9 ジ・アッタテラスゴルフリゾート 098-967-8554
10 守礼カントリークラブ 098-947-3411
11 かねひで喜瀬カントリークラブ 0980-53-7575
12 宜野座カントリークラブ 098-983-2266
13 オーシャンキャッスルカントリークラブ 098-895-7788
14 ザ・サザンリンクスゴルフクラブ 098-998-7001
15 那覇ゴルフ倶楽部 098-998-3311
16 琉球ゴルフ倶楽部 098-948-2460

 この他にショートコースに分類されるゴルフ場が、本島には13有ります。上記コースと合わせるならば、本島には29ヶ所にものぼるゴルフ場が有る事に成ります。香川県、大阪府、東京都に次いで4番目に小さな面積の沖縄県でこの数は、ゴルフが一つの産業として成り立っているかがわかります。

 なおこの資料は、2020年11月初旬時点でのものです。

長竹カントリークラブ平日会員の名義書換料は2種類有り

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 神奈川県の長竹カントリークラブでは、2016年以降に入会した平日会員の名義書換料を税込77万円に定めると、2020年10月に会社方針にて決定しました。

 当該クラブでは、2015年以前にも平日会員は存在しており、そして現在も在籍されています。この方々の名義書換料は、税込385,000円に成ります。一口に平日会員と言っても2種類の名義書換料が存在する様になり、流通している平日会員権を取得し入会しようとする方は、当該会員権取得に関する会員権業者発注を、より正確にする必要が有ります。

 正し2020年11月の現時点で名義書換料77万円(税込)の証券は、名義書換を認められていないとの事ですから、誤発注を起す事は無いと思われます。しかし来年の2021年には対象証券が発行から5年経過し、市場での流通が認められる為に、充分注意しなければならなくなります。

 この様な2種類の見分け方は證券表面の発行年月日との事であり、クラブではこの点を注意して見て欲しいとしております。2015年以前の證券は何度名義書換されようとも、裏書き譲渡の手続きで進んで行く為、証券裏面の記述欄が飽和状態にならない限り、新証券が発行される事は無く確認し易いとしております。

 しかし何故にこの様なまぎらわしい状態を、クラブ自ら作り上げてしまったのでしょうか。流通活性化へ向けた整備とは真逆の決定は、理解に苦しむと言わざるを得ません。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 東京都下の青梅ゴルフ倶楽部では、2020年10月25日に開催された経営会社と倶楽部理事会の合同会議に於いて、会員権の名義書換時に提出される退会者すなわち名義人の印鑑証明書について、その有効期限を此れ迄の3ヶ月から半年へ改定しました。

 約1週間が経過した今日、会員への告知は済ませていないとの事ですが、適用は10月25日即日より実施されました。これにより今以上に当該会員権の流通が、活性化する事を期待出来るのではないかと倶楽部では見ております。

 印鑑証明書の有効期限については、本年9月に入り茨城県の名門・大利根カントリークラブ、更には千葉県の人気コースである平川カントリークラブが半年へ改定しており、今回の青梅ゴルフ倶楽部を加え広域の関東圏合計で84件目となりました。

 会員権の名義書換に於ける実態を良く把握し、時代に即した内容へ改革して行こうとする様々なクラブの動きが、活発化して来ております。業法が殆ど無いゴルフ業界ですが、古い慣習にとらわれる事無く、また脱法行為とは無縁である印鑑証明書の有効期限改定に付いて、積極的に取り組んで行って頂きたいものです。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2020年10月30日アコーディア・ネクストゴルフグループは、同グループの4コースをPGMグループへ譲渡するとして、その契約を締結しました。株式譲渡日についてPGMグループによれば、12月中としており運営も同時期に開始したい様です。

 今回売却されるのは、下記4コースです。
1、石岡ゴルフ倶楽部(茨城県)_アコーディア
2、南市原ゴルフクラブ(千葉県)_アコーディア
3、武蔵ゴルフクラブ(埼玉県)_ネクスト
4、きみさらずゴルフリンクス(千葉県)_ネクスト

 M&Aの具体的な手法としては、会社分割によりPGMグループが取得するものです。株式会社アコーディアAH02からゴルフプロパティーズ1株式会社を、ネクスト・ゴルフ・マネジメント株式会社からはゴルフプロパティーズ2株式会社をそれぞれ新設し、その株式を12月に入りPGMグループが取得する事になります。

 此れ迄PGMグループとアコーディアグループでは、それぞれが独自にゴルフ場取得に関する道を切り開いて来ていましたが、手持ちコースを両グループ間でやり取りする様な事は、此れ迄見られませんでした。しかしながら今回の事件は、その様な事がタブーでは無く有り得るのだと、宣言したに等しい行為だったとも言えます。

 12月にアコーディア・ネクストグループが売却する今回の4コースは、商品価値も高く非常に魅力的な内容を含んでおり、同グループ社員からすればなかなか理解しがたい事の様に思われます。単なる資産の組み換えと言う説明では、説得力に欠けると共に、同グループの弱体化をも意味している様に思えます。

ミオス菊川カントリークラブでは補充募集が順調に推移

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 静岡県のミオス菊川カントリークラブでは、正会員の補充募集を2018年4月より開始し、2年半が経過した今日約120名の方が、新規に会員になられたとの事です。

 当該クラブでは、古くから会員になられた方が多く、その様な会員がここ数年高齢を理由に退会されています。これは一重にクラブ側が、退会すなわち預託金の償還に応じている、と言う事情も大きく左右しています。

 この様な事からクラブでは会員数が徐々に減少しており、会員の新陳代謝を活発化させる為には、新規に会員を補充する必要に迫られていました。45周年記念と題した会員募集の概要は、下記の通りです。

・募集会員 正会員
・募集価格 550,000円(税込605,000円)_入会金+消費税
・募集人数 一次募集200名/追加募集200名
・募集期間 2018年4月1日~定員に達する迄
・資格譲渡 可

 外部の募集代行業者を設けづ、コツコツと自力で会員募集を行っている当該クラブの姿勢には、焦りも無く余裕すら感じさせます。月間4名ほどの新規入会件数は、手続き手順を考慮するならば、ほどよい感覚なのかも知れません。2020年10月下旬時点での個人正会員数は約1,300名、法人会員は150社ほどとの事です。

『信販会社に審判を』GS裁判の闘いは本丸を直撃

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ジャックス本社前にて無言のプラカード抗議

 新型コロナウイルスの影響によりゴルフスタジアム被害者とリース・クレジット会社を巡る裁判が、春先からの長い中断を経て8月より再開しましたが、同時に被害者達の抗議活動も活発化して来ました。

 2020年10月28日は全国からの被害者が東京・恵比寿に集結し、第一弾としてジャックス本社前にてプラカードを掲げ、無言の抗議活動を展開しました。朝の通勤時間帯を狙った活動ですが、多くの一般人へ現在起きている事件を、広く知って頂きたいと言う被害者の心情でも有りました。

 ジャックスを被告とした東京地裁民事4部、民事24部、民事39部に於ける闘いは、被害者総数で数百人規模のものであり、如何にゴルフスタジアム事件で同社が大きな役割を果たしていたかが、一目瞭然に理解出来ます。この事から本丸とも言える同社への抗議は、最優先で行われたのです。

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オリエントコーポレーション本社前でのプラカードによる抗議活動

 その後抗議団は場所を四谷へ移動させ、オリエントコーポレーション本社前にて、上記ジャックスと同様の無言による抗議活動を展開しました。行き交う人々も何事が起きたのかと、いぶかし気に眺めながら抗議ビラに目をやる姿が印象的でした。

 今回抗議団が手にしていたプラカードの一枚を紹介させて頂くならば、『信販会社に審判』なるものは大変キャッチーなものに仕上がっており、ユーモアを誘いつつも怒りの気持ちが充分反映されたものでした。この日全国からこの抗議活動に参加した被害者は約30名との事ですが、更なる活動を誓い散会したのは9時30分を過ぎていました。

 今後本裁判に於いても、そう遠くない時期に証人尋問が、行われるものと思われます。一日一日の闘いが重要な時期に、差し掛かって来ているものと思われます。

相模原ゴルフクラブは入会預り金を12月より減額へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 神奈川県の相模原ゴルフクラブでは2020年10月25日に開催された理事会に於いて、新規入会者が入会手続き時にクラブへ預ける金額を、減額する事で一致しました。

 此れ迄800万円を預かって来ておりましたが、これを600万円へ200万円減額し、受け付ける事になったのです。新規入会者はこの預け金とは別に、税込330万円の名義書換料をクラブへ支払いますので、合計930万円にて手続きが出来る事になりました。2020年12月1日からの適応に成ります。

 預り金800万円は1987年に実施されて以降33年間、手つかずの状態で今日に至っておりましたが、新規入会者の負担感を軽減する事が、大切だとの判断に至ったものと思われます。この様な決議に至った背景には、会員の高齢化による退会圧力に対し、充分にこれらを吸収出来るだけの新規ニーズを、開拓出来ていない点が上げられます。

 昨年2019年の大改革以降正会員権の価格は、大きく上昇の気配を見せたものの、2020年の夏以降は下げ基調が止まらない状態でした。需給バランスが崩れているが故に、起こる現象と言えます。今回減額が明らかにされてからは、買いも入った事から相場は若干もち直しております。

 旧態以前とした習慣を見直し、時代に合った内容へ変革しようとする現執行部の姿勢は、多くの共感を呼ぶものだと言えます。

沖縄のゴルフ場は熱く話題豊富

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 沖縄県の本島内に於ける16ゴルフ場、これは全て18ホールズ以上の規模ですが、話題に事欠かないのが現在の状況です。例えば年間7万人以上を集客する沖縄カントリークラブ、或いはそれに及ばないものの年間5万人の来場者を誇る、美らオーチャードゴルフ倶楽部の件などいとまが有りません。

 この様な中PGMゴルフリゾート沖縄では、会員権の名義書換料値上げ前の2018年5月31日まで、わずか数ヶ月間で約100件に及ぶ名義書換需要が発生していました。ちょうど216,000円から648,000円へ値上げされる事が明らかになった時から、その前に入会したいと言うニーズが爆発したのです。

 ところで当該クラブの会員構成は県内7に対し県外3と言う割合になっており、圧倒的に県内ゴルファーから愛されている事が理解出来ます。地元に愛されているが故に、上記の様な現象が起こったのだろうと思われますが、現在会員権の名義書換は落ち着いた状況で、月間6件ほどの実績で推移しているとの事です。

 県外から人気が有るのは、何と言ってもザ・サザンリンクスゴルフクラブです。会員権の出物が少なく、ある意味売り手市場になっている事から、案件がテーブルにのるや否や数日で、完売してしまう状況の様です。これらは沖縄県に於ける一部ゴルフ場の話題ですが、活気に満ちている事が良く分ります。

 この背景には、どの様なものが作用しているのか、分析が待たれます。

『ZOZO CHAMPIONSHIP @シャーウッド』結果

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 今回日本人選手8名が参戦した『ZOZO CHAMPIONSHIP@シャーウッド』、その戦いの結果は現地時間夕方の5時7分(日本時間26日9時7分)に、パトリック カンタレイ選手が23アンダーで優勝を遂げ終戦しました。

 此れ迄幾多の日本人選手が、米国へ居を構えPGAツアーへ挑戦して来ています。単年でどれだけの日本人選手が、ツアーを転戦したかと言えば、わずか数名でしか有りません。現在では松山英樹選手がシード選手としてほぼフルに戦っており、そこへ小平選手が可能な限り加わると言うのが流れです。今回は此処へ6名の日本人選手が、スポット的に加わりましたが結果は下記の通りです。

選手(あいうえ順) 1日目 2日目 3日目 4日目
石川 遼 64位T 48位T 48位T 63位T
今平周吾 73位T 48位T 39位T 66位T
金谷拓実 39位T 35位T 25位T 41位T
小平 智 17位T 14位T 20位T 35位T
関藤直煕 51位T 77位 76位 75位
星野陸也 17位T 40位T 68位T 72位T
堀川未来夢 69位T 73位T 74位 66位T
松山英樹 39位T 61位T 48位T 28位T

 かつて石川遼選手がPGA TOURを撤退する時に、「常に5~6名の日本人選手が戦っている状況が有ればもっと成績を出し易い」と語っていたのですが、常にアウエー感覚で転戦するよりは、その方がより結果を出ると考えていたのだと思われます。

 丸山茂樹選手がPGA TOURで初優勝した折に、「アイ ライク ハンバーガー」とコメントし、米国人ギャラリーのご機嫌を伺ったのは今だ記憶に新しいのですが、石川選手は米国のカラーに染まりながら優勝を目指すのでは無く、日本人村を持ち込む事で勝利が身近に成ると感じたのだと思われます。

 それぞれの選手が優勝を目指す方程式は、様々だと思われますが、今回はいみじくも石川方式が的を得ていた様で、また予選落ちが無いと言う特典付きですから、日本人選手も成績のアップダウンは有ったものの、それなりの活躍が出来たのではないかと思われます。

 更なる活躍を期待したいものです。