伊香保カントリークラブは第64期決算を公表

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 伊香保カントリークラブ(群馬県)を経営している株式会社伊香保カントリー倶楽部は2022年3月31日、2021年1月~同年12月末までの第64期有価証券報告書を明らかにしました。その概要は下記の通りです。

  第62期 第63期 第64期
営業収入 228,883千円 147,146千円 187,841千円
経常損失 △119,904千円 △143,622千円 △113,367千円
当期純損失 △89,747千円 △142,838千円 △112,474千円

 この報告書から様々な分析は可能だと思われますが、同報告書に記述されている下記文章が、当該ゴルフ場を適切に表していると思われますので、棒線内へ抜粋しておきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当社は、平成16年12月期以来連続で営業損失が発生しており、当事業年度においても113,065千円の営業損失を計上した結果、402,878千円の債務超過となっております。また、営業キャッシュ・フローについては、平成20年12月期以来連続でマイナスとなっております。
これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 この様な状況に対し、1、伊香保温泉との協力体制強化 2、インターネット集客の更なる充実 3、ゴルファー以外のレストラン利用者数の増加、この様な対策で現状打破を図って行くとしています。そして結果として第70期目までに、債務超過解消を目指すとしています。

山田クラブ21は第24期決算を公表

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 株主共通会員制の株式会社山田クラブ21は2022年3月31日、第24期有価証券報告書にて2021年1月~同年12月末までの決算内容を公表しました。概要は下記の通りです。

  第22期 第23期 第24期
売上高 3,178,472千円 2,736,298千円 3,764,424千円
経常利益又は経常損失 △18,770千円 △64,662千円 360,345千円
当期純利益又は当期純損失 16,838千円 △26,930千円 263,010千円

 第22、23期と異なり第24期は、売上高が大幅に改善されると共に黒字転換した事が、上記数値にて確認が出来ます。その大きな要因は、来場者が大幅に増加した事です。此れを裏付ける様に、各6コース合計の来場者数は290,722人を数え、それは前年同期比20.2%増を記録しました。

 ところでこの増加した来場者ですが、このプレーヤーを定着したリピーターへと固定化して行けるのか、これは同グループにとって今後の大きなテーマになるのだろうと思われます。

小山ゴルフクラブの2021年度決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 小山ゴルフクラブ(栃木県)を経営する株式会社小山カントリー倶楽部の第64期有価証券報告書が、2022年3月30日明らかに成りました。売上高などの概略は、下記の通りです。

  第62期 第63期 第64期
売上高 312,297千円 253,600千円 324,501千円
経常利益又は経常損失 △13,468千円 △53,681千円 △5,515千円
当期純利益又は当期純損失 △4,915千円 △53,741千円 △3,424千円

 同決算書によれば、年間337日営業し入場者数は17,548人を数え、前年同期と比較し3,480人増加しました。率にして24.7%アップです。此れが6,790万円ほど売上高が、上がった主要因になりました。更には新規平日会員募集により得られた収益10,032千円が、第64期売上高を補完しています。

 全体的なボリュームはアップしたものの、やはり来場者の絶対数が2万人を切るところに、赤字計上せねばならない問題が有り、当該ゴルフ場の関係者によれば、2万人台へのせる事で黒字化が見えてくるとしています。

 春光グループにより支えられている当該ゴルフ場ですが、近在ゴルフ場との差別化をより明確にし、サービスの質を高める事で、会員満足度向上へ繋げて行きたいとしています。なお会員権の名義書換料収入は40,400千円有り、前年同期比23.1%増加しています。

金乃台カントリークラブでは4月より新規会員募集中

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 金乃台カントリークラブ(茨城県)では2022年4月1日より、新規会員募集を開始しました。概要は下記の通りです。
■ 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
■ 募集金額 220万円(入会金200万円+消費税)
■ 募集口数 140口

 この会員募集には、下記の様々な割引制度が有り、2022年度内又は100口到達までは適用されます。
1、グランドオープン記念(10%割引)             198万円(税込)
2、金乃台カントリークラブ会員紹介(15%割引)        187万円(税込)
3、金乃台カントリークラブ会員の2親等内家族(20%割引)   176万円(税込)
4、金乃台カントリークラブ法人会員の法人追加購入(20%割引) 176万円(税込)
5、太平洋クラブ会員の購入(20%割引)            176万円(税込)

 なお2022年4月時点での会員数は、正会員及び平日会員を合わせ1,003名との事です。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 磯子カンツリークラブ(神奈川県)では2022年5月に開催される理事会にて、入会承認される入会者分より、名義書換料を値上げし対応する事になりました。その概要は下記の通りです。

会員種別 旧・名義書換料 新・名義書換料
個人会員 220万円(税込) 330万円(税込)
法人会員 220万円(税込) 330万円(税込)
平日会員 165万円(税込) 220万円(税込)
同一法人内 165万円(税込) 220万円(税込)
生前贈与 110万円(税込) 据置
死亡相続 55万円(税込) 据置

 前回の値上げが2014年4月でしたので、8年ぶりでの改定になります。なお新規入会者は上記名義書換料の他、入会預託金例えば正会員であれば500万円、平日会員であれば300万円が必要になります。名義書換料と入会預託金を合わせた金額を、入会手続き時にクラブへ新規入会者は支払う事になります。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 宇都宮カンツリークラブ(栃木県)を経営する株式会社宇都宮ゴルフクラブの第62期有価証券報告書が、2022年3月30日明らかにされました。概要は下記の通りです。

  第60期 第61期 第62期
売上高 311,470千円 272,851千円 324,407千円
経常利益又は経常損失 △17,600千円 △31,444千円 11,270千円
当期純利益又は当期純損失 △17,936千円 △32,029千円 9,733千円

 売上高を押し上げた主な要因は、来場者が増加した点ですが、それを証明する様に前年比25%増加し、40,197人を達成したとしています。この内訳はビジター70%に対し、会員30%と言うのがザックリとした比率です。1人の会員が多くのゲストを、引率して来た事が分かります。

 ゲストが増加した背景には、平日のビジターフィを下げた点が大きく、会員が誘客し易い環境となった様です。ちなみに会員権の名義書換件数は、例年通り30件ほどで、大きな変化は無いとしています。なお今年度の課題は、昨年新規に来場したビジターを、如何に定着させて行けるかだとしています。

猿島カントリー倶楽部に於ける第6次新規会員募集

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 猿島カントリー倶楽部(茨城県)では2022年4月1日より、第6次新規会員募集を開始しています。その概要は、下記の通りです。

募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
募集金額 390万円(加入登録金110万円+会員資格保証金280万円)
募集口数 50口
募集期間 2022年4月1日~定員に達する迄
資格譲渡 可(但し入会日より3年経過後)

 当該倶楽部は会員稼働率が大変高く、月例競技などはA、B、Cと3クラス別に、それぞれ18組ずつ確保するも、締め切った後にエントリー希望の連絡が入るほどの人気です。当該倶楽部への愛着心の強い会員が、多いのだと思われます。

 とは言え2015年3月時には約850名在籍していた会員も現在では、800名を若干上回る状況ですから、40数名がこの間に退会した計算になります。経営母体がしっかりしており、又会員権の保証金額が高い側面から、市場での流通よりも償還に伴う退会を、選択するケースが多いのだと推察されます。

 退会者数とほぼ同数の新規会員を迎え入れたい、此れが今募集の狙いの様にも思われます。ところで今募集と並行し、市場を通じた名義変更手続きを止めないとしていますが、此れは恐らく売却案件が市場へ多く出ないであろうと、動向を深読みしての結論なのだと言えます。

女子のプロテスト合格へ応援トーナメント開催_ISPS

  • 投稿日:
  • by

2022年04月05日_ISPS半田会長-4.jpg

 一社)国際スポーツ振興協会(以下ISPS)は2022年4月5日、都内ホテル会場にて、女子のプロテスト合格へ向けた応援トーナメントを、今年新たに開催する事を明らかにしました。名付けて『ISPS ハンダ・プロテストの費用は腕で稼げ女子トーナメント』。

 概要は下記の通りです。
■ 日 時  2022年7月13日~7月15日までの3日間
■ コース  太平洋クラブ大洗シャーウッドコース(茨城県)
■ 賞金総額 30,000,000円
■ 優勝賞金 3,000,000円(2位以下10位までの賞金は2,000,000円)
■ 出場資格 過去(2020年、2021年)にプロテストを受け不合格選手が対象
■ 出場人数 144名(予定)

 毎年女子プロテストに通らない総数は約600名と言われており、潜在的能力を持ったこの人材を如何に生かしていくのか、この約600名を資金的にも又経験からも支援して行きたい、というのが今トーナメント開催の意義だと、記者会見を通じ半田会長は強調しました。

 当該試合へのエントリーは、ISPSのWEBサイトバナーから行う事になりますが、4月5日(火)16時から開始になります。申込締め切り日は6月1日ですが、いち早い申し込みが望まれる様です。なお予選落ち選手へも、一律5万円の賞金が有ります。

相模原ゴルフクラブの第69期決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

2021年07月21日_相模原GC.jpg

 相模原ゴルフクラブを経営しております株式会社相模原ゴルフクラブの第69期有価証券報告書が、2022年3月24日に公表されました。簡単な概略の3期分に付いては、下記の通りです。

  第67期 第68期 第69期
売上高 1,273,318千円 1,038,914千円 1,347,612千円
経常利益又は経常損失 34,350千円 △135,479千円 138,506千円
当期純利益又は当期純損失 1,188千円 △j144,132千円 129,895千円

 上記表を見た場合、前2期と比較し大幅に利益が出ています。これ等を裏付けるものの一つは、来場者総数の増加ですが、前年比124%増の60,588名でした。しかしながらゲストの来場者数は22,276名で、コロナ前の2019年には10%届きませんでしたが、反面此れは如何に会員の稼働率が、高かったかが分かる内容とも言えます。

 利益増収のまた一つの要因は、会員権の名義書換料の増加を、上げる事が出来ます。新規入会件数は下記の通りですが、全てが正会員権のみでは無い事に留意する必要があります。
■ 2019年 114件
■ 2020年 91件
■ 2021年 146件

 2021年の実績を評し決算書は、「近年最高の水準」と記しています。来場者が増加した事による現象の一側面として、キャディの人件費の増加を決算書は上げています。現状のスタッフでは不十分な為、外部要員の応援も含め、費用がかさんだのだと思われます。

 いずれにしても嬉しい悲鳴が聞こえて来そうな、当該クラブの前期内容だったと言えます。

府中カントリークラブの第71期決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 府中カントリークラブ(東京都)を経営する株式会社府中カントリークラブは、2022年3月30日第71期決算書を公表致しました。売上高はコロナ前までへは戻らないものの、かなり善戦した内容になったと言えます。その概略は、下記の通りです。

  第69期 第70期 第71期
売上高 795,600千円 686,285千円 762,597千円
経常利益 77,626千円 43,934千円 35,814千円
当期純利益 49,642千円 22,532千円 16,578千円

 当該決算書は「事業等のリスク」を、次の様に記述しています。「当社は営業損益での赤字が続いており、最終損益が営業外収益である名義書換料に左右される状況にあるため、名義書換件数が大幅に減少した場合、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります」。

 年間来場者数は39,534人を記録するものの、其の71.8%は会員であり、28.2%がゲストと言う内容で構成されています。如何に会員に愛され稼働率が高いかが伺える数字ですが、この来場者構成は収益を底上げ出来る構造では無い事から、当該ゴルフ場の収益は必然的に会員権の名義書換料収入へ、依存せざるを得ないのだと思われます。

 昨年の名義書換料収入は232,900千円ですが、件数は約90件です。これは大半が第三者譲渡で有るものの、法人内の登録者変更や相続継承手続きなども含まれています。関係者によれば92件での予算組みをしていた関係から、ほぼ想定内で収まったとの事。

 当該クラブに於ける収益構造に大きな変化を予想する事は困難な事から、今年度も会員権の名義書換件数の推移は、注視せざるを得ないのだと言えます。