ゴルフ場芝生管理革命20201014_2.jpg 鹿沼化成工業株式会社の代表取締役である武山信良氏が、2020年7月27日『ゴルフ場芝生管理革命』と言うタイトルの書籍を現代書林より上梓しました。

 氏は九州大学工学部を卒業後に古河電工に就職するも退職し、堆肥を製造する会社を立ち上げ、ゴルフ業界と深く関る様になったのです。異色と言えば異色なのですが、以後芝生の研究がライフワークになっています。

 この度出版された書籍は、全国のゴルフ場やゴルフ関係各機関へ、それぞれ2冊合計約6,000冊を贈呈したとの事です。それほど氏にとって自信作に仕上がったのだと思われますし、コース管理手法に関する実態を良く理解しているからこそ、関係者には参考にして欲しかったのだと思われます。

 全体は6章から成り立っておりますが、その具体的な項目は下記の通りです。
第1章 まったく新しいベントグリーンの夏越し方法
第2章 ベント芝って、どんな芝?
第3章 低コストで省労力、芝がよろこぶ新しいベント芝の管理法
第4章 目からウロコ、土づくりを支える完熟堆肥
第5章 芝生管理のまとめ
終 章  芝生管理の標準化について

 氏が長年にわたり追求して来たのは、「コース管理の標準化」でした。誰しもが難しいとして来たこの難題に挑戦し、辿り着いた「武山メソッド」を、明日のコース管理へ役立てて頂きたいと思います。新し世界が見えて来る事と思われます。

『富士通レディース2020』10月16日開幕へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 新型コロナウイルスの影響を大きく受けているゴルフトーナメント業界ですが、10月16日(金)から3日間、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブを舞台に、JLPGAツアーの実質9戦目に当たる『富士通レディース2020』が開催されます。

 概要は下記の通りです。
・主  催 富士通株式会社
・公  認 一社)日本女子プロゴルフ協会
・競技運営 株)ダンロップスポーツエンタープライズ
・賞金総額 1億円
・優勝賞金 1,800万円
・出場資格 JLPGA規定による出場有資格者80名、主催者が推薦する16名

 大会は今年38回目を迎えますが、注目選手は何と言っても古江彩佳選手です。同選手は昨年の当該大会に於いてアマチュアながら見事優勝し、それを契機に2020年3月同社とのスポンサー契約へ至っております。古江選手の勢いは留まるところを知らず、今年の実質第6戦『第51回デサントレディース東海クラシック』では、プロ初勝利を飾っております。

 更にもう一人上げるとすれば、富士通所属の柏原明日架選手ではないでしょうか。高い注目度とは裏腹になかなか勝利をつかめなかったものの、プロ入り6年目の昨年初優勝するや否や2勝目も上げ、今大会は上昇気流に乗った柏原選手の活躍が期待されます。

 注目選手として上記2選手を上げたものの、参戦選手の顔触れを見るならば、誰が優勝しても可笑しくない状況です。激戦が予想される当該大会ですが、地上波はテレビ朝日系列にて土日の2日間、インターネットはAbema TVにて予選から3日間見る事が出来ます。当該大会は無観客で開催されますが、画面越しに熱き声援を送りたいものです。

アコーディアとネクストが統合へ向けた一歩を歩み出す

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 株式会社アコーディア・ゴルフとネクスト・ゴルフ・マネジメント株式会社は共通の親会社を持つグループ会社として、2019年3月より連携や協業をすすめて来ており、この度「ACCORDIA NEXTポイントプログラム」が2020年10月1日に誕生しました。

 これは両社の全国合計173コースで、相互に利用出来るシステムを目指したものであり、これを基にポイント利用であるとかプレー予約などが、出来る様になります。予測はされたものの、遂に相互利用へ向けた第一歩が、進み出したと言えます。

 今後は此れ迄アコーディアゴルフのカードを所有していた約380万人が、新システムへ移行して行くと共に、ネクストゴルフの各ゴルフ場は、アコーディアゴルフのシステムへ追加される形を取る事から、10月7日の出島ゴルフクラブ(茨城)を皮切りに、順次システムが拡大されて行きます。そして2021年春にはこのシステムが、完成する見込みとしております。

 デジタル化の遅れが常に指摘されるゴルフ場業界ですが、既にPGMグループでは5年越しで「ティーラ」を完成させ、市場へ導入していると共に、この度はアコーディア・ネクストグループによるIT化の強化策を、垣間見る事になりました。大資本の動向を見るにつけ、独立系の単独ゴルフ場企業にとって、アナログの良さを維持しつつもITを駆使した作業効率の改善は、喫緊の課題になっている事を痛感させられます。

金乃台カントリークラブに持ち上がった身売り話

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の金乃台カントリークラブ会員に戦慄が走ったのは、2020年9月17日都内会場で行われた会員総会での事でした。この総会にて経営会社である日鉄日新ビジネスサービス株式会社側より、同ゴルフ場を第三者へ譲渡すべく交渉が進められている事を、会員は知らされたのです。

 交渉先は3社に絞られているとの事。これを知らされた約130名の出席者は、この案に対し猛反発するものの、会社側もこれに負けじと前理事の再就任を拒否し、結局理事となったのは3名のみと言う異常事態になったのです。半世紀以上にも渡り培われて来た信頼関係が、一挙に瓦解した瞬間でもありました。

 経営会社によれば「まだ何も決まっていない」と言うものの、ゴルフ場売却に関する方針は不変の様で、基本的な考え方は「本業への集中」との事です。この様な事態へ至った背景には、親会社である日本製鉄株式会社の事情が大きいのでは、と会員間ではもっぱら噂されています。

 ところで親会社側が、選定したとも言われている3社とは、一体何処なのでしょうか。会員間で現在話題に上っている「A社」については、「絶対反対」と会員の拒絶反応が激しく、此処迄嫌われるA社の評価は正しく地に落ちているとも言えます。

 関連する記事を、明日10月13日発売の「週間パーゴルフ10月27日号」_2020VOL.33でも、執筆させて頂きました。是非、お目通し頂ければと思います。

ISPSは10月にチャリティー2試合を開催

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 < 熱弁するISPS 半田晴久会長

 国際スポーツ振興協会(以下ISPS)は2020年10月8日都内会場にて記者会見を行い、10月に日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)主管で2試合を開催する事を明らかにしました。この試合の特徴は一般の観客を入れると共に、予選落ちした選手約50名へ、一律6万円の賞金がでる事です。その概要は下記の通りです。

・「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティー・チャレンジトーナメント」10月14日~16日
・「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティー・レギュラートーナメント」10月29日~31日

 この記者会見に同席したJGTOの市原弘大選手は、「ほとんど試合が無くなった今日、2試合も開催して頂き、半田会長へは感謝の言葉しか有りません。プロゴルファーである事を断念せざるを得ない、と考え始めている仲間がいる中、予選落ち選手へも賞金が出るのは嬉しいの一言」と語ったのです。

 かつて蜜月と言われたISPSとJGTOですが、2018年夏のマッチプレー選手権を最後に、その関係も途絶えある意味険悪な関係とも言われていました。この様な中半田会長が、JGTOへ又手を差し延べ様としているのです。此れにはJGTOが公式の場で謝罪してくれた事、更には年間10試合を切る様な事態になったら、又スポンサーになると半田氏自らが発言しており、その約束を守る為でもありました。

 この様な経緯を持った2試合ですが、半田氏は「お祭りにしたい」との希望を持っており、新しいゴルフ文化を創り上げて行きたいとも述べています。当日試合会場には様々な有料の模擬店の出店と共に、ハーゲンダッツ、ピノ、雪見だいふく、みかん、焼き芋を誰でもが無料で食べられるとしており、お祭り気分を盛り上げます。更にプロは1日3匹まで、タイやカンパチなどの高級魚を、無料で釣れ持ち帰えれます。

 なお半田会長は来季レギュラーツアーへの復帰を望んでおり、この橋渡し役をPGAの倉本会長がJGTO青木会長へ行った様ですから、年末に発表されるであろうトーナメント日程には、ISPSの名前が載って来るものと思われます。

ノーザンcc錦ヶ原は18ホールを2021年10月末に国へ返還

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg アコーディアゴルフ傘下のノーザンカントリークラブ錦ヶ原ゴルフ場(埼玉県)では、2020年8月に入り国交省より荒川河川の占用解除に関する連絡が入った事を明らかにしました。

 つまり河川敷のゴルフ場は国より使用許可、専門的には占用許可との事ですが、それを得て営業している事になります。この許可を国は2021年10月末で解除するとの事から、同時に同ゴルフ場は部分的に営業活動が出来なくなります。

 直接的影響が出るのは、「さくら草INコース」と「なの花コースOUTコース」の、各9ホール合計18ホールに成ります。この18ホールが将来利用出来なくなるのであれば、「さくら草OUTコース」の9ホールと、「なの花コースINコース」の9ホールの合計18ホールが、基本コースとなるのだと思われます。

 上記以外のコースで残るのは「れんげ草コース」の7ホールですが、これは手引きコースとして此れ迄単独での利用と、また料金設定となっている為、今後もその様な活用方法として残るのでは無いかと推察されます。

 更にこれに追い打ちをかけるが如く2023年10月末には、「さくら草OUTコース」が占用解除となる国交省の計画があります。これが実行されたならば、残るは「なの花コースINコース」の9ホールと、「れんげ草コース」の7ホールのみに成ります。2コースを合わせても合計ホール数は、16ホールと成ります。

 大型の河川敷ゴルフ場と言われて久しい当該コースですが、今後3年から4年で大きく変貌して行くものと思われます。ある意味ゴルフ場としてどの様に存続させていくのか、アコーディアゴルフの英知が求められているとも言えます。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 千葉県の袖ヶ浦カンツリ―クラブでは2020年9月13日に開催された理事会にて、「一口法人」なる新しい会員種別が創設されました。これは1口でも法人名義に出来るもので、従来2口なければ法人名義とならなかった事を考えた場合、画期的な内容だと言えます。

 税込220万円の名義書換料は個人1口と同様で、適用は理事会翌日の9月14日からです。当該クラブは法人のニーズが高いものの、2口は不要な事から1口の個人名義法人所有としているケースが、多いと言われております。

 この辺の実態についてはクラブでも把握しきれていない様ですが、潜在的ニーズが高いとの判断から、この度の新設になったものと思われます。会員権を管理する法人側にとっても、形式と内容の整合性はとても重要であり、要らぬトラブルを避けられる事にもなります。

 「法人名義は二口」としているクラブは、歴史の有る名門と言われるクラブに散見されるものの、今回の袖ヶ浦CCの例を見るまでも無く、時代に合った対応が今正しく求められている様に思われます。キーワードは「流通性」です。

 昨年2019年後半当該クラブでは、台風被害とそれから派生した年会費値上げが影響し、会員権の売り圧力が増大しました。底なし沼になるのではと危惧された相場展開ですが、2020年10月現在、売り少なく買い注文が多い状況です。不安感を払拭した相場は、今回の「一口法人」導入と共に若干上昇気味です。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 千葉県の平川カントリークラブでは、2020年9月に開催されたクラブ理事会に於いて、新規入会希望者の入会条件を緩和しました。それは当該クラブへ5年以上在籍している会員、すなわち推薦保証人に心当たりが無くとも、理事面接と同伴プレーにてカバー出来る様改定されたのです。

 振り返る事本年6月の理事会では、新規入会者の資格条件として他クラブ在籍条件を撤廃し、更に推薦保証人を2名から1名へ改定しておりました。厳格な敷居を此れ迄保って来た当該クラブですが、何かタガが外れたかの様相を呈し、今回は更にそれが加速されたとも言える現象となりました。

 しかしこれは当該法人が経営に乗り出した初期、この様なゆるやかな措置を取っていた事から、入退会が活発に行われていた事を振り返るならば、ある意味歓迎すべき事項とも言えるのでは無いでしょうか。形式的側面のみで人物判断すること程、ナンセンスなものは無いと思われるからです。

 原点回帰とも言える今年に入ってからの矢継ぎ早なる入会条件緩和措置ですが、そこには会員権市場に於ける現会員の退会希望が、入会希望者数を上回っている現実も見逃す事は出来ません。単に会員の高齢化による退会希望であれば、致し方ない面も有りますが、それ以外の要素が引き金になっているのであれば問題です。

 一連の緩和措置がカンフル剤になり得るのか否か、当該クラブ会員権の動向をしばらく注視して行く必要が有ると言えます。

大利根カントリークラブでは平日会員募集中

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の大利根カントリークラブでは2020年9月27日に開催された理事会に於いて、平日会員を新規に募集する事を決議しました。平日会員とは日曜日と祝日更にはゴルフ場の定休日に利用出来ない会員種別であり、当該クラブ発足以来第三者への譲渡並びに相続継承が出来ない規定になっています。

 募集概要は下記の通りです。
・募集会員 平日会員(個人のみ)
・募集金額 2,000,000円(税込2,200,000円)_内訳は入会金と消費税
・募集人数 50名
・応募資格 年齢20歳以上の個人で在籍5年以上の正会員1名の推薦要
・募集期間 2020年10月1日~2021年3月31日迄
・入会審査 入会希望者の内容を場内掲示し、面接と同伴プレーを実施

 この募集について当該クラブでは、会員権業者とも協力体制を敷いており、募集のチャンネルを増やしておりますが、ある意味これはクラブ側の危機感の表れとも見て取れます。何故ならば資産価値の無い利用権のみの会員権に対し、ユーザーがどの様な反応を示してくれるのか、やはり不安を隠せないのだと思われます。

 2020年9月末時点で146名の平日会員が在籍しておりますが、来年の春にどの様な状態になっているかは、ゴルフ市場を分析する上でも重要な資料になるものと思われます。

平川CCでは印鑑登録証明書の有効期限を半年へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 千葉県の平川カントリークラブでは2020年10月1日より、会員権の名義書換手続きに於ける印鑑登録証明書など、公的必要書類の有効期限を半年へ改定し、運用が開始されております。

 これは当該案件の重要性に鑑み、9月理事会開催を前にクラブより各理事へ連絡し、了承を得られた事により改定へ至った、と言う経緯が有りました。付随する書類としては、住民票であるとか登記簿謄本などが上げられます。

 この措置により今後は入会手続に余裕が生まれる事から、入会希望者が在籍会員へせわしない推薦依頼などせずとも、紳士的スムースな応対が可能になるものと思われます。

 この度の平川カントリークラブによる改定を加え、この様な措置を取っている広義の関東エリアクラブ総数は83となりました。いずれにしても此れ迄の古い習慣を、時代に即したものへ改定していく事が、今まさに問われているのだと思われます。