静岡県の大富士ゴルフ場では2021年8月1日より、会員権の名義書換料減額キャンペーンが行われています。通常正会員は税別550,000円のところ、110,000円にて2022年7月末迄受け付けるとの事です。
当該ゴルフ場は1954年8月1日、県内3番目に開場しました。大変歴史の有るゴルフ場ですが、振り返れば1953年10月28日、富士市にゴルフを普及させ目的で、富士市と岳南鉄道株式会社が中心になり、発起人会が設立され今日に至っています。
経営母体は富士急行株式会社ですがグループコースには、富士ゴルフコース(山梨県)やカントリークラブグリーンバレイ(山梨県)が有ります。
2022年1月24日月曜日、静岡県出身の名プレーヤー石井朝夫(いしい ともお)氏が、老衰にて都内病院で亡くなりました。故人は1923年6月9日のお生まれでしたから御年98歳、今年の誕生日で99歳を迎えるところでした。
故人は通算30勝しておりますが、主な優勝は下記の通りです。
・読売プロ 1953年
・中日クラウンズ 1961年
・日本シリーズ 1963年
・関東オープン 1963年、1965年
・ゴールデンマッチ 1967年、1968年
・関東プロシニア 1973年、1978年、1979年、1980年
・日本プロシニア 1977年
・日本プログランドシニア 1984年、1985年、1986年
・関東プログランドシニア 1985年、1986年、1988年、1989年
・日本プロゴールドシニア 1991年、1997年
・関東プロゴールドシニア 1991年、1992年、1994年
この様な戦歴を象徴するかの様に故人は、1964年から3年連続でマスターズへ招待されています。また自ら設計を手掛けたゴルフ場・ゴルフ倶楽部成田ハイツリー(千葉県)には、開場から43年間所属していました。
なお1984年には日本プロスポーツ大賞功労賞、1997年には文部科学大臣顕彰、2014年には第3回日本プロゴルフ殿堂入りを果たすなど、故人は内外より表彰されていました。ご冥福を心よりお祈り致します。
大秦野カントリークラブ(神奈川県)では2022年2月1日より、名義書換料の減額キャンペーンを終了し、通常料金での受け付けとなります。その概要は下記の通りです。
会員種別 |
減額料金(税込) |
通常料金(税込) |
正会員 |
209,000円 |
495,000円 |
平日会員 |
110,000円 |
330,000円 |
週日会員 |
55,000円 |
220,000円 |
此れ迄当該クラブでは2016年2月1日より2021年3月31日迄、例えば正会員であれば税別15万円へ減額し、名義書換を受付て来ました。その後2021年4月からは一時的に通常料金へ戻すものの、すぐさま8月に入ると正会員は、税別19万円への減額キャンペーンを再開したのです。
今後もどの様な動きを見せるのか、会員権の名義書換料に付いては、しばらく静観する必要があるのかも知れません。当該クラブへ入会を検討しているゴルファーにとっては、悩ましい現象だと言えます。
PGMグループでは2021年より株式会社テクノクラフトのカートナビ「マーシャルAi」と、アイシグリーンシステム株式会社のカートナビ「i Golf Shaper」を、各ゴルフ場へ導入して来ましたが、2022年3月までに完了する事になりました。
テクノクラフト社製を導入しているコースは110コース、アイシグリーン社製は24コース、それ以外のカートナビを導入しているのが9コースあります。またテクノクラフトと一口に言っても「マーシャルAi」を入れているのが80コースで、30コースは古いタイプです。
2020年以前に導入した古いタイプは、2022年度以降順次新たなカートナビへ、切り替える予定との事。つまり今年3月迄に143コースでカートナビが導入され、ここ1年から2年ですべてが最新式に切り替えられるとしております。なお総武カントリークラブ(総武コース、北コース)と川越グリーンクロスは対象外としております。
千葉県の大多喜城ゴルフ倶楽部では2022年3月1日より、正会員の名義書換料を改定します。此れ迄の330,000円から660,000円へ、実質2倍への値上げとなります。
税別30万円の名義書換料が設定されたのは、今を去る事16年ほど前の2005年11月1日でした。長きに渡り30万円が定着して来たのですが、改定すべしと言うこの方針は、昨年から定まっていたとの事。従来の価格は、グループ内ゴルフ場の中でも突出して安価に設定されており、違和感を唱える声も出ていた様です。
グループ内の整合性及び近在ゴルフ場名義書換料と比較検討し、これからの税別60万円が妥当だとの判断に落ち着いた様ですが、この事からもたらされるマイナスの側面として、一時的に書換件数が落ちるだろうと推察されます。この点はクラブ側も想定している様ですが、それ以上に上質感を出せる事を主眼に置いていると思われます。
高級路線へ舵を切った当該ゴルフ場ですが、今後入会申請するゴルファーの属性が、どの様に変化して行くのか注目されます。
2022年1月21日東京地裁民事第4部にて、ジャックスを被告とした債務不存在確認請求裁判(裁判長:伊藤繁)が行われ、原告側から2名が証人尋問を受けました。ゴルフスタジアム(以下GS)事件ではジャックスの取扱件数が非常に多く、訴訟も3裁判体へ分かれており、今回は俗に橋本裁判と言われています。
今回の2名が証言した共通点は、下記の通りです。
1、レッスン活動をして行く上で自らのWEBサイトは必要無かった。
2、WEBサイト作成の為、GS社より勧めらた急ごしらえの屋号にてクレジット契約。
3、GS社置き土産のDVDへ収められたスイング解析ソフトは、WEB作成ツールと認識していた。
4、実質費用負担は無いとの事からGS社の押しに負けた。
今回2番目に証言台に座ったKプロはトーナメントプレーヤーですが、ツアーでの活躍は殆ど無く、静岡県のゴルフ場へ勤務するサラリーマンプロの立場で、多くの生徒さんへレッスンしていました。その様な状態のKプロに対しGS社は、「▼▼▼ゴルフスクール」と言う思いつき屋号で、クレジット契約を結ばせていたのです。
原告及び被告側双方の代理人弁護士は、自らの主張の正しさを各証人より引き出すべく苦闘するも、今回は原告側証人と言う事も有り、原告側のすじ道が通った内容になったと思われます。特に先頭のY証人の受け答えは大きな声で淀みなく、伊藤裁判長へそれなりに響いたものと思われます。
なお既に1月17日に開催された民事第37部のジャックス裁判は、判決日が7月15日に設定された事から、今後当該裁判体もどの様に歩調を合わせた動きに成るのか注目されます。
2022年1月19日夕方から翌20日早朝にかけて、様々なメディアが栃木県のゴルフ場用地内より、遺棄された死体が発見されたと報じました。住所は日光市長畑と言う事から該当するゴルフ場は、新バークレイカントリークラブ(旧名称・バークレイカントリークラブ)になります。
当該ゴルフ場は2015年9月の大雨被害から営業継続を断念し、10月には従業員も解雇し休業状態に入っていました。とは言えコース管理人が1名居り、簡単な手入れは行っている様です。正門は開放されており、だれかれとコース内へ入れる状態であり、死体発見場所は抜け道と成っている林道との事。
地元住民によればこの場所は、かなりの土地勘が無ければ分らない様です。また地元の噂によれば死体の入っていたスーツケースは、2021年12月末の頃から見かけられており、発見された死体が腐敗して無かったのは、冬の寒さの関係からではないかと、ヒソヒソ話がされている様です。
一日も早い事件究明が、望まれます。
公益社団法人日本パブリックゴルフ協会(以下PGS)は2022年1月17日、全日本女子アマと全日本グランドシニアの今年度競技日程を明らかにしました。今回は紙面の関係から、グランドシニアに絞り伝えて行きたいと思います。
この競技は2017年に設立された関係から今年6年目を迎えますが、2020年度はCOVID-19の関係から中止となり、今年は第5回目の開催です。参加資格は1952(昭和27)年12月31日以前誕生の、アマ資格を有した男性です。此れ迄の記録では、2019年時に中部日本地区決勝へ、83歳のプレーヤーが予選を勝ち上がり出場されています。
地区 |
予選日 |
会場 |
東日本 |
3月16日、18日、24日 / 4月1日、4日、8日、14日 |
8会場 |
中部 |
3月25日、30日、31日、4月5日 |
8会場 |
西日本 |
3月16日、18日、23日、24日、25日、28日 / 4月1日、4日、6日 |
17会場 |
予選参加費は6,600円ですが申し込み方法は、現金を添えて書面で申し込む方法と、インターネット(https://gora.golf.rakuten.co.jp/tournament/)を利用したものになります。詳細はPGSへ確認して頂く必要がありますが、その連絡先は下記の通りです。
〒104-0042 東京都中央区入船2-10-8 オーク入船ビル4F / TEL 03-6280-3324
申込期間は2022年2月1日~2月28日迄、間もなく受付開始です。
2022年1月17日(月)東京地裁民事第37部(裁判長:三輪方大)にて、金融会社・ジャックスに対する原告側債務の不存在を確認すべく、午前中2名午後5名の証人尋問が行われました。会社側3名原告側4名と言う人員構成でしたが、特筆すべきはジャックスを既に退職されているT氏の発言でした。
OBであるT氏の発言はどちらへの偏りも無い様に思える、金融会社ジャックスに於けるありのままの姿、現場社員の生の声を届けて頂いたと言えるものでした。T氏の発言の中で、特に重要と思える部分の要約は、下記の通りです。
━━━━━ 当該ソフトは高いと感じたが、社内で商品の価格調査はしない。それはあくまでも販売店と購入者との商談結果だから。
滞納発生率は20~30%が通常で有り、ゴルフスタジアム社(以下GS社)と契約者の滞納が無いのは、社員の誰が見ても不自然だと感じる。
通常「感謝状」は一握りの加盟店へ出されるが、「感謝状」が出されたGS社は優良扱いだったと思う。
今回の件を振り返り、営業数字を求め過ぎた為、ジャックスはGS社のトラブルに巻き込まれた様に思われる。━━━━━
原告側4名の発言をまとめると、「契約はあくまでもWEBサイト作成の為であり、ソフトウエア購入の為では無い」、この様な内容に集約されるもので、主張がブレる事は有りませんでした。また収入額などの書面記載内容は、GS社担当者による誘導、或いは後日白紙面へ第三者により記載された事が、証言により明らかにされました。
午前中の10時に開廷され17時前に閉廷した当日の証人尋問、そして約4年に渡る当該裁判も、本年7月15日には判決が言い渡される事になりました。どの様なトラブルが発生しようとも、それも一つのビジネスモデルとして是認されてしまうのか、或いは個人事業主向け融資の抜け穴を、是正して行く判例を打ち出せるのか注目されます。
2022年1月16日に最終日を迎えたPGAツアー・ソニーオープンは、18アンダーで3日目も首位を堅持した米国のラッセル ヘンリー選手を、2打差の単独2位から追撃する松山英樹選手との一騎討に成りました。
最終日のフロントナインを6アンダーとしたラッセル選手に対し、松山選手は3アンダーをマークするも、その差は5打差と突き放されてしまいました。しかしバックナインへ突入するや全くスコアを伸ばせないラッセル選手をしり目に、松山選手は4アンダーと追い上げ、気が付けば両者とも23アンダーとしプレーオフ勝負と成ったのです。
18番ホールを使用してのプレーオフ1ホール目は、セカンドショットでスーパーショットを放った松山選手が、イーグルを奪取するもラッセン選手は、サードショットがグリーンを大きくオーバーし、あがってみればボギーと成り決着がつきました。松山選手のPGAツアー8勝目と成った瞬間です。
かつてこのトーナメントが「ハワイアンオープン」と銘打っていた1983年、現在のJGTO青木功会長が劇的な優勝を遂げたのですが、この優勝がPGAツアーでの日本人選手の初優勝でした。青木会長はこの度の松山選手の優勝に対し、次のようなコメントを寄せています。
今後、どれだけ優勝するのか、どこまで強くなるのか、そんなことを思わせる今回の優勝だったと思います。
快進撃を続ける松山選手ですが、今後の目標は昨年ZOZO選手権での優勝時に語っていた、アジア人の中で唯一の最多優勝回数を誇れる9勝目獲得となります。「丸山さんからも早く達成してくれと言われてます」とのコメントは、記憶に新しいところです。