山形県はパブリックで運営している(県民ゴルフ場)の指定管理者を、県外企業も含めて2月9日まで募集しております。概略は下記の通りです。
- 県への納付金(賃貸料等)はゼロで、収入は全て管理者が取得できます。
- 固定資産税は免除。
- 現在の従業員5名を再雇用。
同ゴルフ場は毎年2千万円?3千万円の赤字になっており、民間へ売却することも検討されております。年間の来場者は、1万3,185人で年間収入は7,300万円ですので、1人当たり平均5,500円のプレー料金となります。前回、県内企業を対象とした募集では、事業としての可能性が希薄であるとして、立候補社が皆無でした。
(株)船橋カントリー倶楽部は、2005年12月東京高裁にて、経営側とクラブ側とが和解に至ったことを、明らかに致しました。ここにいくつかの懸案事項を明らかにしていきたいと思います。
1、経営主体について
浅井家が2005年2月に全株式を故高橋治則氏へ売却⇒2005年7月18日高橋氏の死去に伴い、高橋サイドは全株式を故人と交流があった2法人へ売却⇒全株式を取得したのはオメガプロジェクト・ホールディングス株式会社(57.25%)とユニオンホールディングスを幹事会社とする投資組合(42.75%)です。
2、東京高裁での合意内容
・2000年8月以降に作成された文書の閲覧と謄写を本年2月まで許可する。
・会員の入退会では理事会面接を再開させる。
・会社とクラブ側にて各4名、計8名による経営委員会を設置し会員のクラブライフ向上の為の課題を協議する。
・クラブ運営予算を検討し、会社側が支払う。
今回の船橋カントリー倶楽部が提起し勝ち取った内容は、ゴルフ業界において大きな意義のあるものといわざるを得ません。それは何よりも会員側が、大きく経営側に関与し、独走を許さなかった点ではないでしょうか。ともすれば対岸の火事よろしく、傍観者的立場を望む傾向にある日本独特の風潮からして、大きく舵を切ったことの様に思います。
会員と経営サイドの在り方は、とかくパラドックス的展開にならざるを得ない中で、今回の出来事は何よりもの好事例として、位置付けられるのでは無いでしょうか。
東建多度カントリークラブでは、ホームページ上からコースのライブ中継を開始いたしました。ハウス屋上に設置したカメラで、コースの天候などを確認出来ます。
プレーヤーはプレー当日の天候などを携帯から確認できるもので、今後大いに有効活用し得るものと思われます。大いに期待したいものです。
(株)寄居カントリー倶楽部厚生管財人は、
- 会員に追徴金を課さない
- プレー権を保障する
- コース整備
という条件提示の中で10社ほどの応募があり、最終的にゴールドマン・サックスグループの(株)アコーディア・ゴルフを、スポンサーとして選定致しました。債権の届出は、昨年12月現在にて5,500件に到達しております。
当初、4,000件で預託金総額は、100億円と言われておりましたが、会員数が大幅に増加しております。厚生計画案の届出は、本年6月15日となっております。
(株)大林組は2月を目標に、オールドオーチャードゴルフクラブを経営している(株)テルスターの全株式を取得し、買収する事になりました。
2月よりコースを改修の為にクローズし、6月からはパブリックとして再オープンさせる予定です。 旧会員へは預託金を、全額返還する予定との事です。
同ゴルフ場は1991年8月に、飛島建設グループ関連コースとしてオープン致しました。しかしながら、同グループの財務内容の悪化から、翌1992年3月には約400億円にて経営会社の全株式を売却したのです。
この株式を取得したのは、日本生命グループの関連会社、三機工業(株)、(株)大林組など合計7社でした。中でも日本生命グループは40%を出資しており、同ゴルフ場は日本生命の関連コースであると一般的に観られておりました。(株)大林組は、千葉県のデイスターGCを含めて、現在4コースを経営しております。
千葉県の長太郎カントリークラブを経営する長太郎ゴルフ(株)は、2005年9月にローンスターグループへ株式を売却した事を、昨年末発表致しました。
同ゴルフ場は、昨年10月よりローンスターグループのPGMへ運営を委託しておりましたが、その時点では経営交代した事は、明らかにされておりませんでした。
長太郎ゴルフ(株)は、同じく千葉県にて小倉山CCを建設中であり、完成後に他社へ譲渡する予定になっておりました。小倉山CCを譲渡する過程において、長太郎カントリークラブの経営交代に関する件は、伏せられた模様です。
いずれにせよ、会員への情報開示が後手後手であり、会員をないがしろにした経営交代は、不安感を助長させるものであります。
埼玉県の鳩山カントリークラブは、1月より平日会員の募集を開始いたします。
- 平日会員 月曜日から金曜日までの祝日を除く
- 募集人員 130名
- 募集金額 147万円(入会金140万円+消費税7万円)
- 入会資格 年齢25歳以上
- 資格譲渡 会員証書発行から2年間は名義書換不可
- 年会費額 3万1,500円
有限責任中間法人鳩山カントリークラブの社員にはなれませんので、議決権はありません。また会員権は、所謂無額面のプレー会員権ですので、退会時償還金はありません。
ウエディング関連の事業会社である(株)ノバレーゼ (港区麻布台1-7-2_TEL 03-5549-9922) は、石川県の金沢カントリー倶楽部の敷地内へ結婚式場を建設し、5月末にはオープンを予定しております。
ノバレーゼはゴルフ場のロケーション等、式場として利用可能な環境を有している場合は、今後も増やす予定との事であり、ウエディング業界からも注目されております。
ゴルフ場は遊休地を貸し出すことで、賃貸料が入り、本業を補完することになります。全く異なる業種の施設を併設する事が、有効に機能するのであれば、今後この様な試みは、更に増えてくるものと思われます。
(株)徳山カントリークラブは1月10日、東京地裁へ民事再生法を申請いたしました。監督委員は安部隆弁護士。 (東京都千代田区丸の内2‐2‐1_TEL03?3214?6211)
同社は1984年4月に設立され、現代表である毛利氏が手がけていた 「徳山カントリークラブ」 を買い戻す目的を持っておりました。
1.利用客減少、2.預託金問題が大きな要素となり、今回の申請に至りました。負債は約76億円ですが、預託金は約67億円です。
ローンスターグループは2006年1月1日、破産管財人より飯能くすの樹カントリー倶楽部を28億1,000万円にて買収し、新体制にて営業を開始しております。会員の処遇に関しては
- 旧会員である約320名を、無額面のプレー会員権を発行し継承する。
- (株)マス・コーポレーションの会員募集にて入会した新会員1,280名については、継承の可否について新会員で構成する団体と交渉中との事。
新会員1,280名が、新体制下でメンバーとして、プレー出来ることを望みたいものです。