2008年4月1日(株)太平洋クラブとその関連会社は、人事移動を行いました。
代表取締役の次郎丸清志氏が退き、後任には常務取締役の半田次義氏が就任致しました。取締役会長の長谷川氏は続投されますが、氏は東急不動産グループよりの出身であり、このポストは東急系での指定席の様です。
この様な一連の動向の背景には、2006年12月28日に設立された太平洋ホールディングス合同会社があると言えます。このホールディングスには、東急不動産の資本も一部ですが、投入されております。 系列を超えた一連の提携は、いずれどちらかに収斂されていくのでしょうか?
総武都市開発(株)の再生計画案は、2007年8月23日に東京地裁において認可決定されておりましたが、会員有志で組織した(守る会)は、東京高裁へ即時抗告しておりました。
2008年3月23日東京高裁は、即時抗告を棄却致しました。この決定により、流れはPGMグループでの再建へ、大きく舵をきる事になりそうです。
総武都市開発(株)は、傘下に総武カントリークラブとスプリングフィルズGCと言う人気コースを抱えており、ゴルファーの関心も非常に高いといえます。
千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンは、市場での名義書換を促進させるべく、2008年4月より会員権業者への対応を、スムースにしております。
同倶楽部は経団連加盟33社を会員に有する、いわゆる財界人御用達のゴルフ場でした。一般の法人には敷居が高く感じられたものです。1988年6月の開場後、間もなく書換が始まりましたが、会員権市場を経由しての売買は皆無であり、年間2?3件程の書換内容は、主に系列法人間における移動でした。
オープン以来、財務内容は非常に悪かったのですが、一連の処理の結果、現在では4期連続での黒字を確保いたしております。2008年1月より3月までの期間において、20社の補充募集を620万円にて行いました。200万円の預託金と420万円の入会金と言う内訳です。
オープン時に600社を数えた会員数も償還に伴う退会により、或いは今春の補充募集など、一連の入退会と言う増減を経て、現在では315社となっております。
募集につきましては、今後も機動的に行う様です。同倶楽部は入会条件に適した、いわゆるビジネスユーズで品格のある法人を積極的に迎え入れたい希望を持っております。その為には会員権市場の動向を無視する訳には行きませんので、会員権業者ともフレンドリーな関係を構築しようとしております。
長野県のカワカミヴィラージュCCは、法的整理の後、2008年4月8日よりカワカミバレーカントリークラブとして、再出発致します。
同ゴルフ場は(株)カワカミヴィラージュより2007年11月28日に東京地裁よりの許可を得て、(株)カワカミバレーカントリークラブへ事業譲渡により、経営権が移行しておりました。
(株)カワカミバレーカントリークラブは、(株)ノザワワールドの100%出資会社であり、また運営は同社が受託し行うものです。(株)ノザワワールドは、茨城県の城里GCについで、2コース目となります。
2コースとも条件の良いゴルフ場とはいい難いのですが、野澤敏伸社長のエネルギッシュな活動は、負の要素をも吹き飛ばしてしまうかの様です。再生計画案における弁済率は1・17%です。継続会員へは、1・17%の弁済金額が新預託金として、新証券が発行されます。
長野県の軽井沢森泉GCは、かつて総武都市開発グループでしたが、2007年8月の法的整理後にリゾートトラスト(株)の傘下に入りました。
同ゴルフ場は2008年4月12日より今季の営業に入りますが、名称を新たにグランディ軽井沢ゴルフクラブとして出発する事に成りました。
現在の同倶楽部の会員口数は414口です。一人で複数口を所有しているケースもあり、実際のメンバー数は414より少なく、またアクティブなメンバーとなると更に少なくなります。この様な実情を踏まえて、本年には会員募集も計画しているとの事です。
山梨県のチャーミング・リゾート都ゴルフ倶楽部は、2008年3月31日にその全株式を(株)ジェイゴルフへ譲渡されました。(株)ゼクスは3月27日の取締役会において、孫会社である(株)チャーミング・リゾート都ゴルフ倶楽部の全株式を、(株)ジェイゴルフへ売却する事を決議いたしました。
昨年後半よりこの売却話が持ち上がっており、候補先としてシャトレーゼが対象となった事も有りましたが、2008年3月に入りましてから、正式に譲渡先はジェイゴルフである事の方針が確定されていきました。
今回の売却話に関連し、都GCの会員の方々の意見が、大きな力として左右した様です。当初より外資に対しては、反対意見が強く、最後はジェイゴルフかシャトレーゼか、と言う選択肢だったようです。
千葉県の麻倉ゴルフ倶楽部は、予定通り2008年4月1日より、一般の会員募集を開始致します。
★ 募集価格 695万円
★ 入会金額 255万円
★ 預託金額 440万円
★ 募集人員 150口
★ 最終会員 1200口
今回の募集に関しては、会員権業者への協力依頼は検討段階であり、極力自社営業部隊を中心に活動を展開していく予定との事です。
関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
麻倉ゴルフ倶楽部は4月より一次会員を募集開始
西武グループの新武蔵丘ゴルフコースは、2008年4月1日より完全セルフのスループレーへ移行致します。同コースはパブリックですのでその良さを生かす為に、又より多くのゴルファーの集客へ向けた体制を整えようとしていると言えます。
近くには同じくパブリック運営の武蔵丘ゴルフコースがあり、両コース共通の年間会員を31,500円にて募集しています。この会員組織を(うぐいす倶楽部)と呼称しています。
新武蔵丘GCの平日プレー料金は食事別で12,000円ですので、価格的には安からず高からずと言う設定です。この度同ゴルフ場が新体制へ移行しその目指すところは、高級パブリック路線ではないかと推察出来ます。品格の良いゴルファーそしてエンジョイゴルファーを、両コースで囲いこみたいと言う戦略ではないでしょうか。
現在、関連する久邇カントリークラブでは、1,115万円の会員募集が始まりました。このクラブでは法人及び個人を含めた高級会員制へ、移行しようとしております。埼玉県の飯能地区にある西武系3コースは、コースコンセプトを明確にする事により、またその体制を整える事により、より多くのゴルファーを集客する戦略を確立しようとしていると言えます。
大証ヘラクレス上場の(株)レイコフは、2008年3月20日に民事再生法の適用を申請致しました。
同社の傘下には、1、ボナリ高原GC(福島) 2、クラシック島根CC(島根) 3、富士河口湖GC(山梨)と言うゴルフ場を抱えておりますが、当然売却の方向で進む事になろうかと思われます。
現在、首都圏を中心に優良物件が少ない事もあり、大手の外資を含めて手を挙げる企業が、相当数に上るものと思われます。
オリックス系の1、東ノ宮CC 2、かすみがうらOGMGC 3、アゼリアヒルズCCの3ゴルフ場は、4月1日より名義書換を開始致します。期限は同年9月30日迄です。
- 東ノ宮カントリークラブ(栃木県)
経営会社 オリックス・ゴルフ・マネジメント(株)
名義書換料 正会員315,000円、平日会員157,500円
年会費 正会員25,200円、平日会員12,600円
会員権 預託金を有するものと、無額面証券と2種類。
入会条件 女性の制限無、外国籍の制限無
会員数 正会員(個、法)1,035名、平日会員(個、法)40名
- かすみがうらOGMGC (茨城県)
経営会社 株式会社ゴルフホリック
名義書換料 正会員525,000円 平日会員315,000円
年会費 正会員25,200円 平日会員12,600円
会員権 無額面のプレー会員権
入会条件 女性の制限無、外国籍の入会制限無
会員数 正会員2,554名、平日440名、終身正会員(譲渡不可)243名
- アゼリアヒルズカントリークラブ(栃木県)
経営会社 栃木インターカントリークラブ株式会社
名義書換料 正会員315,000円
年会費 正会員31,500円
会員権 再生債権の20・5%を新預託金とした新証券にて売買可能。
入会条件 女性の入会制限無、外国籍の制限無
会員数 正会員(正、平)906名
東ノ宮カントリークラブは高配当と言う事もあり、相当数の退会者が出た模様です。4月以降の会員権相場を注視して行きたいと思います。