
< 記者会見に臨む植田浩史副会長と倉本昌弘会長 >
公益社団法人 日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2019年12月10日定例理事会後に記者会見を行い、来年2020年度のツアー日程を公表しました。以下は公表されたシニアツアー日程ですが、競技及び開催ゴルフ場の各名称に付いては、表記の関係から略称しております。
| No |
開催 |
競技名(略称) |
開催コース(略称) |
| 1 |
4月 |
金秀シニア沖縄オープン |
かねひで喜瀬CC |
| 2 |
4月 |
ノジマチャンピオンカップ箱根 |
箱根CC |
| 3 |
4月 |
フーボン・ヨウトクシニアカップ |
林口ゴルフ場 |
| 4 |
5月 |
涼仙モアサプライズカップ2020 |
涼仙ゴルフ倶楽部 |
| 5 |
5月 |
第21回スターツシニアゴルフ |
スターツ笠間GC |
| 6 |
6月 |
すまいーだカップ |
イーストウッドCC |
| 7 |
8月 |
ファンケルクラシック |
裾野CC |
| 8 |
8月 |
スポーツ振興 広島シニア |
広島CC西条コース |
| 9 |
9月 |
第7回マルハンカップ |
未定 |
| 10 |
9月 |
コマツオープン2020 |
小松CC |
| 11 |
9月 |
第30回日本シニアオープン |
鳴尾ゴルフ倶楽部 |
| 12 |
9月 |
第4回熊本・阿蘇シニアオープン |
コスギリゾート阿蘇 |
| 13 |
10月 |
第59回日本プロゴルフシニア |
サミットGC |
| 14 |
10月 |
第8回佐世保シニアオープン |
佐世保CC |
| 15 |
10月 |
第5回福岡シニアオープン |
福岡CC和白コース |
| 16 |
11月 |
富士フィルムシニア |
江戸崎CC |
| 17 |
11月 |
エリートグリップ |
未定 |
| 18 |
11月 |
第8回いわさき白露シニア |
いぶすきGC開聞 |
試合数は今年と変わらず18ですが、賞金総額は777,000,000円から809,000,000円へ、3,200万円増額されております。この件に関し倉本会長は、今後試合数が増える事は難しいのではないかとしつつ、数よりも賞金額を増やして行く事の方が現実的との発言が有りました。倉本会長の人脈や魅力だけでは、限界があるとも取れるものでした。
なお第9試合目の「マルハンカップ」試合会場に付いては、主催者側で太平洋クラブ御殿場コースを希望しているものの、この週はJGTOツアーの試合が、35Kmほどと言う近場の富士桜カントリー倶楽部で開催される事から、第8試合目の「スポーツ振興 広島シニアゴルフトーナメント」との入れ替えも検討されております。
倉本会長の「弱小組織」ですからと言う自虐発言もありましたが、近場の試合でギャラリーが戸惑うと言うゴルフ界のマイナス要素を作りたく無いと言う、PGA側の配慮が垣間見れた瞬間でした。来年も又白熱したシニアの試合が、展開される事と思われます。
静岡県の小田原ゴルフ倶楽部御殿場コースでは、2020年1月1日より会員権の名義書換を再開します。2018年10月1日より名義書換を停止にしておりましたので、1年3ヶ月ぶりでの再開に成ります。
またこの動きに連動する様に、2015年4月1日より導入されました「預託金充当制度」も、復活する事に成りました。これは入会希望者が市中で取得した会員権の預託金額より、その半額を上限として名義書換料へ充当する事が出来る制度です。
今回設定された名義書換料は、下記の通りです。
| 名義書換内容 |
正会員(税込) |
平日・週日会員(税込) |
| 第三者譲渡 |
220,000円 |
110,000円 |
| 親族間譲渡・相続 |
55,000円 |
55,000円 |
| 同一法人内登録者変更 |
55,000円 |
55,000円 |
なお、当該倶楽部では開場35周年を記念し、2020年1月より7月31日迄の期間限定で、名義書換料還元キャンペーンを行うとしております。この期間に入会した方へ、1枚5,000円の利用券を正会員は8万円分、平日・週日会員は4万円分をそれぞれプレゼントするとしております。
千葉県の鶴舞カントリー倶楽部では、一度退会した方の再入会を認めておりません。預託金返還による退会で有ろうと、自らの会員権を第三者へ譲渡しての退会で有ろうと、退会の中身は不問であり二度と会員にはなれないのです。大変厳しいものであり、また若干の窮屈さをも、感じさせられてしまう内容と言えます。
例えば平日会員の方が正会員へ移行したい、この様な希望は叶うものなのでしょうか。一度平日会員権を売却してしまうと二度と入会出来ませんので、平日会員である内に正会員権を取得し入会申請する必要が有ります。しかし此処にも大きなハードルが、待ち構えております。
現在の規定では会員権の重複所有が、出来ない事に成っております。平日会員権と正会員権2件を、同時に所有出来ないのです。八方ふさがりとも言えるこの状況を、移行希望者はどの様に打破したらよいのでしょうか。この点に付いて倶楽部では、1ヶ月程度であれば、重複所有を認めるとしております。
1ヶ月ほどで平日権の購入者を見つけて欲しいとしているのですが、これは単に売買が済めば良いと言う内容では無く、平日権取得者が速やかに入会申請する必要が有るのです。なかなか難しい注文とも言えます。自らの平日権を購入して下さる方を見つけると共に、正会員権を取得し入会申請すると言う、フットワークの良さが移行者には求められます。
これらの規定は現体制になる以前から、今日まで継承されている様ですが、見直す時期に来ているのでは無いでしょうか。例えば重病を患い身辺整理をした会員が、奇跡的にも一命をとりとめ、健康維持の為に又同倶楽部へ入会したいなどの健全なるニーズを、汲み取る事が出来ないシステムは、違和感のみが残ると言わざるを得ません。

< 「江戸日記」執筆の富田純司弁護士 >
東京有楽町の長野法律事務所で所長を務める富田純司(とみた じゅんじ)弁護士は、弁護士活動の傍ら出身地である京都府福知山市の両丹日日新聞へ、約15年に渡り「江戸日記」なるコラムを執筆しています。ペンネームは「西方望」です。福知山から江戸へ上って行った者が、江戸の真西に位置する福知山を思い、時世の思いを徒然なるままに書き上げています。
その様な富田氏ですがゴルフに対する造詣も深く、また自身の腕前も一時は、片手シングルと言われるハンディキャップ5を取得するほどでした。両丹日日新聞は主に福知山市民を対象とした地方紙と言う性格上、江戸日記に於けるゴルフ関連の執筆は控え目にして来たようです。今回富田氏にゴルフへの思いであるとか考えを、11月初旬時間が許す限り伺う事が出来ました。
様々なお話が出る中、富田氏のゴルフ論は、論理明解愉快なものでした。氏曰く「ゴルフが上手くなると仕事も出来る様になる、ゴルフは社会人の必須科目」との事です。以下カッコ内は氏の持論である一部をまとめたものです。
「脳は体を動かす為にありプレーヤーはこの脳を使い、体の動作を正確に再現しようとするのがゴルフである。この相互作用で脳は鍛えられる。またゴルフは1人でやるものでは無いので協調性を養うと共に、人間関係が潤滑に動く事の大切さを学び他人に対し謙虚になる。
ゴルフは自分の為に使う時間もあるが、他人を思いやる時間も多く又行動も必要になって来る、ある意味他人の為にやるスポーツだ。仕事もこれと同様に、自らの仕事を通じ相手が、上手に仕事を出来る様に仕向けて行く必要が有る。」
この様にゴルフが培う力は大きいのですが、更に富田氏は「ゴルフはスポーツと言うより文化だ」としております。精神的要素が大きく影響するのがゴルフであり、筋肉性よりは文化性が問われ結果につながって行く、とも説いております。現在富田氏は女子プロゴルファー・渋野日向子選手の強さを研究しており、既に簡単な内容を江戸日記で発表しております。
ゴルフに魅せられた一人の弁護士・冨田純司氏は、江戸日記を含めさらにゴルフの分野でも、活動のフィールドを広めて行くものと思われます。注目です。
静岡県の富士御殿場ゴルフ倶楽部を経営しておりますサンユウ産業株式会社は、2019年1月30日東京地裁へ民事再生法の適用を申請しておりましたが、その債権者集会が2019年11月6日に開催され、再生計画案が賛成多数にて可決されました。
その後約1ヶ月が経過した12月3日、東京地裁より認可決定確定を受け、今後はPGMグループのゴルフ場として運営されて行く訳ですが、当初の予定通りと言える順調な進行具合です。新たに同ゴルフ場の経営会社となるのは、御殿場ゴルフ株式会社(東京都台東区東上野:代表取締役_田中耕太郎)です。
PGMグループによれば2020年1月15日よりゴルフ場名称が、富士御殿場ゴルフ倶楽部より御殿場東名ゴルフクラブへ変更されると共に、運営もこの時点よりPGMグループに成ります。御殿場と言うゴルフ場密集地帯に於けるPGMグループの存在感はこれまで薄く、この度の富士御殿場ゴルフ倶楽部取得は、影響力を発揮する上で大きな前線基地に成り得ると言えます。
年明け以降の同ゴルフ場動向に、多くの地域ゴルフ場が注目している事と思われます。
栃木県の皐月ゴルフ倶楽部佐野コースでは2015年9月1日より、30万円(消費税別)にて正会員100口の補充募集を行っており、間もなく予定口数に達する状況です。
しかしながらこの間、募集口数と同数に及ぶ会員の退会があり、尚且つ今後も引き続き退会者が出るものと予測される事から、先般開催された定例理事会にて、追加で補充募集を行う件が承認されたとの事です。その概要は下記の通りです。
・募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
・募集金額 33万円(税込、全額入会金)
・募集口数 100口
・募集期間 口数に達する迄
・入会条件 1.日本に印鑑登録されている個人
・入会条件 2.印鑑登録されている法人
・入会条件 3.反社会的勢力では無い事
・入会特典 1.会員紹介の場合275,000円(税込)
・入会特典 2.PGMグループ会員の入会は275,000円(税込)
・入会特典 3.2口同時入会は1口275,000円(税込)
・入会特典 4.3口同時入会は1口253,000円(税込)
・入会特典 5.4口同時入会は1口220,000円(税込)
2015年から4年経過し100口ほど募集したと言う事は、年間約25口月約2口と言う机上の計算が成り立ちます。そして今後大きく状況が変わらない限り、今回の追加の補充募集を達成させていく事は、4年ほどの月日を要すとも言えます。
現在もそうですが今後も既存会員権の名義書換を停止にしないとクラブではしておりますが、リーズナブルな当該募集の価格設定ですので、入会希望者が会員権市場を通じ入会するメリットは少なそうです。裏を返せば譲渡を希望する会員にとって、市場を通じ会員権を売却出来ない事でもあり、おのずとクラブへ退会申請せざるを得ないのだと言えます。
何時に成ったらこの様な状況に、終止符を打つ事が出来るのでしょうか。
埼玉県の大宮ゴルフコースでは、被相続人名義の会員権を第三者へ譲渡する場合、一度相続人名義へ書き換える必要が有ります。書き換えるに当たり推薦者や面接などは不要ですが、正会員は88万円(税込)、平日会員は44万円(税込)それぞれの名義書換料が必要になります。
この手続きが来年2020年1月より変更されます。先般開催された理事会へ会社側より提案された内容は、物故に成られた会員の会員権を従来通りの手続きを経ず、相続人が相続書類を整える事で、直接第三者へ譲渡出来る様にするものです。
理事会がこの案を了承した為、売却手続きが簡略化される事に成った訳ですが、この点に付いてクラブでは、如何にクラブを活性化させるかが、今回の最大の目的だったとしております。年間の名義書換件数を増やし、アクティブな新会員の来場はクラブを元気づける、その様な考えが今回の背景になっているのです。
なお2019年9月及び10月に関東一円で猛威を振るった台風15号と19号ですが、当該クラブでは倒木が数本見られたのみで、大きな被害は無かったとの事です。この結果早期に営業を、再開出来たとしております。
千葉県の長太郎カントリークラブでは2019年12月1日より、正会員及び平日会員の補充募集を開始しております。
かつて2017年に正会員50口と平日会員120口を補充募集し、完売した実績が当該クラブには有ります。しかしその後も会員の高齢化による退会の波は、止める事が出来ず今日に至っており、その補充的意味合いが今回の募集とも言えます。その概要は下記の通りです。
・募集会員 正会員、平日会員(日、祝除き利用可)
・募集金額 正会員44万円(税込、入会金のみ)、平日会員22万円(税込、入会金のみ)
・募集口数 正会員50口、平日会員30口
・募集期間 2019年12月1日から定員に達する迄
・入会条件 1.日本国内に印鑑登録している個人
・入会条件 2.法人として印鑑登録している事
・入会条件 3.反社会的勢力では無い事
この募集期間中も既存会員権の名義書換を停止にしないとの事ですが、入会のニーズを直接クラブ側が吸い上げるケースが多くなると思われる事から、会員権市場は閑散とするものと想定されます。なお2019年10月末現在、正会員数は1,586名、平日会員数は274名です。

< 越生ごルフ倶楽部・クラブハウス >
埼玉県の越生ゴルフ倶楽部では2020年1月より2021年12月迄の2年間限定で、正会員の名義書換料を現行の半額へ改定する事になりました。これは2019年10月15日に開催された、同倶楽部理事会に於いて決議された内容です。
現在の正会員名義書換料は2008年2月1日に適用され今日に至っておりますので、一時的減額措置とは言え約12年ぶりでの料金改定と言う事になります。なお平日会員もこの度の対象になっており、それらの具体的内容は下記の通りです。
| 会員種別 |
現在(税別) |
改定(税込) |
| 正会員 |
1,000,000円 |
550,000円 |
| 平日会員 |
500,000円 |
330,000円 |
今回の改定の狙いは何と言っても名義書換の促進だと言えますが、この件数が増加する事により、実質的収入増よりもクラブの活性化が図れる事と思われます。2年後どの様な結果が得られるのか、その内容次第で次のステージが変わって来ると言え、クラブ側の手腕が問われる事になります。
千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブでは、2019年9月9日の台風15号がもたらした暴風と大雨により、コース内の大量の樹木が倒木すると言う甚大な被害を受けました。新袖コースは約2,000本、旧袖コースが約1,500本倒れたのです。
更に10月12日から13日にかけ来襲した台風19号の影響により、毎年恒例のJGTOツアー『ブリヂストン オープン』が、2日間競技へ短縮されてしまいました。度重なる台風によりもたらされた被害から立ち直るべく、同クラブでは10月末に会員へ被害状況を伝えると共に、一口5万円の寄付金をお願いしました。
11月に入り同クラブ理事会では、2020年1月から3年間に渡り会員一律3万円の会費増額を決議すると共に、同月17日に開催された常務会に於いてもこれを追認する動きとなったのです。この期間限定で得られる資金を、被害修復へ充てる事になる訳ですが、同クラブでは被害状況を11月25日会員宛に発送した手紙で、2億7,400万円と報告しております。
これら一連の動きは自然災害へ立ち向かう同クラブ苦肉の策と言えますが、異常気象は今年のみに限られた事では無く、恐らく来年も又この様な状況が想定される為、専門家を交え地滑りや倒木に対する抜本的な対策が急務になっています。なお同クラブのシンボル的存在の「御神木」は、被害無く残ったとの事です。