東京都下の多摩カントリークラブでは、入会手続きに関する幾つかの改正を、2020年3月に開催された理事会にて決議致しました。その概要は、下記の通りです。
1、入会審査を隔月から毎月へ変更
此れ迄同クラブでは、奇数月の15日で入会申請を締め切り、2ヶ月分の案件を翌月に審査しておりました。これを改め毎月15日に締めた書類を、翌月に審査する事になったのです。結果として、毎月入会審査が行われます。
2、名義書換用紙の入手が容易に
此れ迄入退会に関する用紙は、その都度ゴルフ場の東京本社経由で入手していました。がしかしこの用紙が、関東ゴルフ会員権取引業協同組合の事務局に於いても保管出来る様になり、組合員であれば臨機応変に入手し易くなりました。
急な取り引きが発生しても、速やかな対応が可能になったのです。
この様なクラブの姿勢は、肩ひじを張らず上手に組合員と協調して行こうとする、大きな変化とも言えます。この体制が、今後当該会員権の流通促進へ寄与して行く事は、明白だろうと思われます。信頼関係無くしては、取り引き自体が難しいゴルフ会員権ですので、ゴルフ業界に於ける大きな前進だと言えます。
COVID_19の影響により開催時期が不明確だった2020年の4大メジャートーナメントですが、現地時間の4月6日それぞれの関係機関より、変更内容が明らかにされました。その概要は、下記の通りです。
| メジャートーナメント |
当初の予定 |
変更後の日程 |
| マスターズ |
4月09日~12日 |
11月12日~15日 |
| 全米プロ |
5月14日~17日 |
8月6日~9日 |
| 全米オープン |
6月18日~21日 |
9月17日~20日 |
| 全英オープン |
7月16日~19日 |
中止 |
PGA TOUR 2019年~20年シーズンは、9月7日に最終日を迎えるツアーチャンピオンシップが、最終戦となります。日程的にはこの後に、全米オープンとマスターズが組み込まれた事になります。
マスターズが開催されます11月は、恐らく2020-21シーズンが開幕している事と思いますので、今回明らかにされたスケジュールは、苦肉の策とも言えるものです。しかしながら此の点には、可能な限り開催すると言うPGA TOUR の強い意志、姿勢も感じられます。
なお全英オープンの中止は、過去1871年と2度の世界分割戦争時のみであり、その最後の中止が1945年である事を考えると、75年ぶりと言う事になります。
この様なメジャートーナメント開催の動向を見ると、コロナ禍の及ぼす影響が甚大である事を痛感させられる反面、それに立ち向かうゴルフ界の知恵と勇気も又感じ取れます。
新型コロナウイルス(COVID_19)の猛威は治まるところを知らず、男女ともトーナメント中止の知らせが相次ぎ、先行きが見えない状況です。一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は、2020年4月6日『39th フジサンケイ レディス クラシック』の開催中止を、発表致しました。
開幕戦から中止措置を取っておりますので、3月から4月迄に予定されていた8戦全てが、開催中止になってしまいました。この流れからレギュラーツアーのみならず下部ツアーなどを含めたあらゆる試合が、何時再開出来るのか全く見通しが立たない状況です。
これは男子ツアーに於いても同様であり。4月3日には『アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ2020』、4月6日には『第86回関西オープンゴルフ選手権』の中止が相次ぎ発表され、4戦連続となりました。次の焦点は5月下旬に予定されているミズノオープンですが、こちらも予断を許しません。
ところで4月6日時点でのCOVID_19対策として、政府が間もなく「緊急事態宣言」を発令する模様との事から、ゴルフトーナメント開催はますます遠のくものと思われます。
東京都下の府中カントリークラブでは2020年3月26日の株主総会に於いて、入会条件を一部緩和すると共に、入会手続き面でも柔軟に対応する事を決議しておりました。この改定内容は既に4月1日より実施されておりますが、これらを簡単にまとめるならば、下記の通りに成ります。
1、会員の推薦資格改定(5年在籍から3年へ)。
此れ迄当該クラブ会員が入会希望者を推薦しようとした場合、5年以上在籍している事が絶対条件でしたが、この規定を3年へ改定。
2、会員権取得する事無く入会審査を受け付け。
此れ迄当該クラブへ入会申請する場合、或いは他クラブへの在籍無く事前審査を受ける場合、当該クラブ会員権を取得している事は大前提でした。これを改めいずれの場合も、会員権取得無くとも審査申請出来るとしたのです。
3、面接日を指定日以外に設ける事が可能。
此れ迄推薦者同席での面接は、奇数月の第一日曜日と定められており、ケースによっては翌々月へ先延ばしされておりました。これを改め入会希望者の諸事情を鑑み、特別に実施出来る場合があるとしました。
4、年2回の同伴プレーを適時実施へ改定。
他クラブへ在籍していない入会希望者へ実施する同伴プレーテストは、年2回と定められておりましたが、これを適時開催する事へ改めました。
なお上記改定以外に大きな変革部分は、入退会手続きを進めるに当たり、クラブ所定の名義書換用紙を、これまでは郵送にて取得しておりましたが、これをWEBサイト上よりダウンロードし取得出来る様になった事です。WEBサイトのシステム変更作業上、4月中旬より利用出来るとの事です。
入会条件の改定に伴い、流動性が高まるであろう会員の入退会手続きに、速やかに対応出来るようシステムを変更したものと思われます。

< QR決済_画像提供・アコーディア・ゴルフ >
株式会社アコーディア・ゴルフでは運営する全国115ヶ所のゴルフ場に於いて、2019年12月4日より「QRコード決済」を導入しました。約4ヶ月が経過した今日、その動きを確認すべく、同社ご担当者よりお話を伺う事が出来ました。
QRコードとは聞き慣れない言葉ですが、いわゆる「Paypay」や「LINE Pay」と言われているもので、昨年頃より社会に定着しつつある決済システムの事です。今回「QRコード決済」が導入された115コースでは、既に1、クレジットカード決済 2、自動受付精算機による現金決済が行われておりました。
アコーディア社の集計によれば、この中で利用者数の約60%がクレジットカード決済を利用しており、注目される「QRコード決済」は今のところ数パーセントとの事です。残る現金にて清算されるプレーヤーは、約30数パーセントに成ります。
この様な決済システムに於いて、時には操作方法を来場者よりスタッフが質問される事は有るものの、基本は全て来場者個々人が操作し終了しています。ゴルフ場のフロントスタッフが、対面で清算業務を行う事は皆無です。「QRコード決済」を導入してからこの4ヶ月間に於いて、全てのシステムでトラブルは皆無で順調に経過している様です。
「QRコード決済」を先駆的に取り入れたアコーディア社ですが、いずれこのシステムはアコーディア社以外のゴルフ場へも、じわじわと波及して行くものと思われます。グルーバル化と現金を持たない決済システムは、密接にリンクし浸透して来ておりますが、その動きがゴルフ場にも出てきたと言えます。

< 2018年9月に導入された乗用カート >
埼玉県の日本カントリークラブでは、2020年7月1日より正会員権の名義書換料を改定します。これは本年3月に開催された、理事会に於ける決議にて実施するものです。新名義書換料は、税込660,000円です。
此れ迄同クラブでは、会員権相場と調和のとれた名義書換料を模索して来ており、2016年7月からは減額キャンペーンと名打って、税別120万円の基本料金から税別60万円にて、新規入会の方々へ対応して来ております。
まる4年のキャンペーン期間を経て、その金額と同等の金額が正規料金となる訳ですが、ある意味これが適正だと理事会は判断したとも言えます。クラブ関係者によれば、昨年一年間に於ける名義書換実績は、約20件との事です。この数字はあまりにも少なすぎる様に思われますが、これにはそれなりの背景もあったのです。
同クラブでは2018年4月より、既存会員の家族や友人・知人向けに、正会員の補充募集を行って来ており、2019年末には無事予定人員を消化し終えております。入会金は税別120万円、預託金が30万円ですので、約150万円にて100口を集めきったのです。同クラブ自身が、入会を希望する大半のニーズを吸収してしまった訳ですから、売買実績が少ないのは当然の帰結と言えなくもないのです。
会員募集で実績を残した同クラブですが、今年の7月以降は名義書換の下地を整える事で、書換実績を積み上げて行くものと思われます。なお平日会員権は、今回改定の対象外との事です。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2020年3月30日に開催された会員総会後の記者会見に於いて、現在行われているプロテスト(トーナメントプレーヤー資格認証試験)の在り方を、2022年を目途に大幅改定する事を明らかにしました。
その内容は、各種選抜テストからB級講習会受講者、最大120名を選出します。この後にB級講習会及び実技実習試験を経て、ティーチングプロB級の資格を取得する事になります。そしてこのB級資格者が、更にティーチングプロA級資格であったりトーナメントプレーヤー資格へ、ステップアップして行く事が出来るのです。
現行のプロテストは今年を加え、残り3年で終了する事になりますが、PGAではトーナメントプレーヤー資格(以下TP)制度を、上記の様何らかの形で残して行きたいとしております。この様な変化の背景には、1999年の日本ゴルフツアー機構誕生とも無縁では無く、TP資格がツアーで活躍する第一条件では、無くなってしまった点もあげられます。これを裏付ける様プロテスト受験者数は、2000年の2,307名をピークに、年々下降曲線を描いて来ておりました。
しかしその事によりPGAの存在意義が失われた訳では無く、在籍する約5,500名の多くは、レッスンなどを主体に活動しており、ゴルフ業界の黒子的存在として社会に定着しております。中でもTP資格者よりもティーチング資格者の方が、より社会から求められるケースが多くなっています。
この様な現実を直視した時、ゴルフの基礎知識やティーチング技術そしてプレー技術を備えた良質な人材を、社会へ幅広く輩出して行く事業、ある意味ゴルフ社会のインフラを整備して行く事にこそ、今後PGAが繁栄していける礎になるとの認識が、今回の大改革を後押ししている様に思われます。
今後大きく変貌していくPGAですが、常に変化して行く社会の中で自らを適応させて行き、永続性を持たせた組織体へ改革していく姿でも有ります。

< PGA新会長 倉本昌弘 >
公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2020年3月30日会員総会を開催し理事32名と監事2名を選出し、その後に開催された臨時理事会に於いて、倉本昌弘理事が会長へ選出されました。今後2年の任期を任された事になり、通算4期目へ突入しました。
今回選任された理事は、下記の方々です。
| 役職 |
|
氏名 |
所属先 |
| 会長 |
|
倉本 昌弘 |
フリー |
| 副会長 |
|
井上 建夫 |
ワールドスポーツプランニング(株 |
| 副会長 |
|
植田 浩史 |
太平洋クラブ益子PGAコース |
| 副会長 |
|
槙岡充浩 |
COCCO |
| 副会長 |
|
下田 和則 |
株)スポーツインダストリー |
| 理事 |
|
天野 利之 |
フリー |
| 理事 |
新任 |
木本 利美 |
奈良万葉カンツリークラブ |
| 理事 |
新任 |
古村 誠 |
ライズゴルフクラブ本町店 |
| 理事 |
新任 |
芹澤 信雄 |
TSIグルーヴアンドスポーツ |
| 理事 |
新任 |
千葉 晃太 |
小樽カントリークラブ |
| 理事 |
|
時田 陽充 |
伊勢シーサイドゴルフ倶楽部 |
| 理事 |
|
中上 達夫 |
ABCゴルフ倶楽部 |
| 理事 |
|
長崎 誠 |
第百ゴルフクラブ |
| 理事 |
新任 |
稗田 美佐男 |
フリー |
| 理事 |
|
平山 徳男 |
オーク・ヒルズカントリークラブ |
| 理事 |
新任 |
松尾 貴將 |
タカゴルフプラン |
| 理事 |
|
水谷 久嗣 |
スリーレイクスカントリークラブ |
| 理事 |
新任 |
明神 正嗣 |
ゴルフアカデミー高知 |
| 理事 |
|
山口 修一 |
サンコー72カントリークラブ |
| 理事 |
|
山口 通 |
山口企画 |
| 理事 |
|
吉村 金八 |
フリー |
| 理事 |
新任 |
高谷 一夫 |
タカヤ企画 |
| 会員外 |
新任 |
池田 克彦 |
公財)日本道路交通情報センター |
| 会員外 |
新任 |
市村 元 |
公財)日本ゴルフ協会 |
| 会員外 |
|
井上 尚彦 |
一社)日本高等学校ゴルフ連盟 |
| 会員外 |
|
岡本 綾子 |
プロゴルファー |
| 会員外 |
|
加藤 賢治 |
公社)全日本ゴルフ練習場連盟 |
| 会員外 |
新任 |
田島 創志 |
一社)日本ゴルフツアー機構 |
| 会員外 |
|
手塚 寛 |
一社)日本ゴルフ場経営者協会 |
| 会員外 |
新任 |
中野 辰久 |
弁護士 中野法律事務所 |
| 会員外 |
新任 |
根本 修一 |
公社)日本プロゴルフ協会 |
| 会員外 |
|
矢野 和之 |
オフィス矢野 |
| 監事 |
|
深澤 直之 |
弁護士(右田・深澤法律事務所) |
| 監事 |
|
松木 昭和 |
株)ジーマック松木事務所 |
倉本会長は記者会見時に今後の課題として、後継会長に相応しい人材発掘と、日本プロゴルフ選手権大会へのスポンサー招致、この2点を4期目には道筋を立てたいとしております。

東京都下の府中カントリークラブでは、2020年3月26日株主総会が開催され、次期クラブ役員と会社役員が選任されました。今回全く新しい人選となりましたが、これまでの慣例ですと、2期4年を務めて交代しております。新しい方々は、下記の皆さんです。(敬称略)
| 府中カントリークラブ |
(株)府中カントリークラブ |
| 理事長 |
西田 利一 |
代表取締役社長 |
西田 利一 |
| 常任理事・キャプテン |
亀山 栄 |
常務取締役 |
亀山 栄 |
| 常任理事・名誉書記 |
野村 和央 |
常務取締役 |
野村和央 |
| 常任理事・名誉会計 |
内田 直之 |
常務取締役 |
内田 直之 |
| |
|
常務取締役 |
福田 敏裕 |
大きな波風も無く、順風満帆な当該クラブです。売上高は8億円に若干欠けるものの、4期連続で堅調に推移しており、上記人事と共に間もなく第69期(2019年1月~12月)決算が、発表される事と思われます。
千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部は、株主会員制の倶楽部です。入会希望者による入会承認後の手続きは、当該倶楽部株券など前会員である名義人の譲渡書類一式を、ご本人が直接倶楽部へ提出する事で一段落します。
これが通常の株券名義書換パターンですが、当該倶楽部に於ける株券の大きな特徴は、譲渡制限を設けていない事です。株券取得に関する如何なる理由に関わらず、株券自体は取得者へ無手数料で、名義を書き換えてもらえます。この手続きは倶楽部発足時から、行われているとの事です。
これは大変便利な制度です。例えば名義人がお亡くなりになり相続人名義へ一時的に変更する場合、或いは入会申請は数年先に成るものの、株券価格が安価と判断出来る事から事前に取得する場合など、さまざまなケースにおいて制度を利用する事が可能です。リスク管理がし易い内容に、成っていると言えます。
この様に見て来ると投資に最適な銘柄の様にも思えますが、2020年3月下旬に於ける当該倶楽部の売り買い情報は、売り案件多く買い希望少なしと言う状況です。ゴルフ会員権に対する投資的意味合いが減少した今日とは言え、当該倶楽部の現状はあまりにも寂しいものがあります。
これは高齢会員の退会現象を新規入会者数で、支えきれない事の表れでも有ります。いずれにしても当該倶楽部の魅力を、今一度見直してみる時期なのかも知れません。