茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は地代をめぐり県とトラブル

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 神奈川県の茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は、地代を巡り所有者である神奈川県とトラブル中の様です。茅ヶ崎ゴルフ倶楽部の用地は、約12万平方メートルでその全てが借地であり、県が約60%農協が40%を占有しているとの事です。又、用地は市街化調整区域では無く市街化区域であり、ゴルフ場周辺は不動産価格の高いエリアです。

 当ゴルフ場は年間合計約1億円以上の地代を、双方へ支払っているとの事です。単純に平米単価を算出するならば、約830円と言う事に成ります。

 多くのゴルフ場の存在地は郊外、それも山間部に有ります。東京都下西部地区のゴルフ場を除けば、概ねそうだと言えます。千葉県や茨城県などの地代は、特殊なケースを除けば50円~60円と言うところが、一般的では無いでしょうか。千葉県や茨城県の事情と比較した場合、茅ヶ崎ゴルフ倶楽部の置かれた特殊性を、ご理解頂けれるものと思います。

 神奈川県は現行地代でも安く、値上げしますと主張します。対するゴルフ場は値上げの場合、ゴルフ場そのものの存在が危惧される、と主張しております。両者は現在横浜地裁において、調停手続きを進めております。ゴルフ場と県との賃貸借契約は、既に2012年3月を持って、契約満了になっている様です。

 地裁での目処が立ち次第2012年4月にさかのぼり、新規契約を締結するものと思われますが、予断を許さない状況です。茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は地域に根ざした、地域のゴルフアーに密着したスポーツ施設です。その存在意義を考慮した場合、公営が望ましいのかも知れませんね?