宍戸ヒルズと静ヒルズの両クラブでは入会条件を改定

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブと静ヒルズカントリークラブの両クラブでは、2020年7月に入会条件を改定し即日実施しております。これは両ゴルフ場の経営会社である株式会社宍戸国際ゴルフ倶楽部が、両クラブへ提案する形で承認されたものです。

 改定されたのは、1.入会年齢を20歳から18歳へ 2.JGA加盟の他クラブ在籍要件を撤廃 3.反社関係の文言をより明確化の3点です。同クラブによれば今回の改定は、よりクラブの現状を反映したものになったとしております。

 此れ迄同クラブでは、人物的に同クラブに相応しい方であっても、形式上の条件から逸脱してしまう入会希望者へは、面接や同伴プレーを行う事でカバーして来ました。そして今この様なプロセスを経て入会された方々は、同クラブの大半を占める迄増加して来たとの事です。

 この様な現状を鑑み、より実態に即した入会条件へ変更する必要有り、との判断から改定されたと言うのが今回の真意です。なお反社関係の文言は、抽象的表現からより具体的な内容となっており、理解し易いものとなりました。今回の改定が明文化される事により、よりストレートに入会希望者へ訴求されて行く事と思われます。

葉山国際CCでは『分割預託金制度』適用年齢変更へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部では、2020年9月1日より『分割預託金制度』の適用年齢を、此れ迄の満55歳以下から満60歳以下へ変更するとの事です。これは8月に入り、経営会社である株式会社三和より、明らかにされたものです。

 当該倶楽部へ入会する為には、入会承認後に名義変更料と追加預託金と呼ばれている所謂入会預託金を、倶楽部へ支払う必要が有ります。その追加預託金額は正会員が300万円、平日会員は200万円です。

 この金額について通常は一括納入なのですが、正会員であれば120回の毎月25,000円、平日会員であれば100回の毎月20,000円と分割納入が可能なのです。これを『分割預託金制度』と呼称しているのですが、この適用年齢を5歳、9月より引き上げる事になったのです。適用対象が広範囲になりました。

 この狙いは入会希望者の資金負担を一時的に軽減し、より入会し易い様に仕向けたい、と言うのが今回の大きな改正へ至った目論見です。今回この制度を利用し会員となっている数を、倶楽部側は明らかにしていませんが、利用実態としては多いのだろうと推察されます。この裏付けが有るからこそ、更なる拡大を望める為に、年齢を拡大してのではと思われます。

 アイデア満載の当該倶楽部に於ける動向です。

48thフジサンケイクラシック開催!JGTO国内開幕戦となる

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg フジサンケイグループと一般社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は2020年8月6日、『48thフジサンケイクラシック』を無観客で開催するとして、報道関係者へ一斉に告知しました。

 やっとこの試合から男子の国内ツアーが、動きだす事になりました。振り返ればこの間、多くのゴルフ関係者やゴルフファンにとって、絶望感にさいなまされながら過ごした期間だったのではないかと思われます。当該試合は1月に開催された『SMBCシンガポールオープン』以来となるのですが、この間11試合が中止或いは延期を余儀なくされて来ました。

 開催コースである山梨県の富士桜カントリー倶楽部によれば、グリーンの状態は常に最高の状態をキープしている事から、今回の発表に当たっても特段慌ててやる作業は無いとしております。また春先から「中止」と言う声を聞く事も無かったので、準備は常にしていた様です。

 今回開催されるに当たり、8月5日外務省が外国人の再入国規制を緩和した事が、大きな追い風になっています。JGTOのシード権を有している外国人比率は高く、彼らの存在無くしてトーナメントを語るのも難しい現状は、常にトーナメント開催を検討する上でネックになっていました。

 しかしながら例えば今回日本の在留資格を有している韓国人A選手が、4月3日以前に日本を出国していた場合、再入国の申請手続きを取る事で、8月5日以降日本への再入国が可能となったのです。

 やっと陽の目をみつつあるトーナメントですが、JGTOでは当該大会を成功させるべく、先日発表された「感染症対策ガイドライン」にのっとり、PCR検査を全関係者へ行って行くとしており、強い意気込みをみせております。ただ今回の事態に対し喜んでばかりいられないのは、コロナの状況次第では中止される可能性も充分ある事です。

 なおJGTO青木会長は、次の様なコメントを残されています。
開催に向けてご尽力いただいたすべての皆様方に心から感謝申し上げます。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議は2020年8月4日、ゴルフトーナメント開催へ向けた新たなガイドラインを発表しましたが、その基調は「対策をしっかり取り開催しましょう」と言うものになっています。

 下記カッコ内文言は、ガイドラインを抜粋したものです。
開催地の自治体との連携を緊密に図って、試合を開催・継続することが前提であることを強調しておきます。
ゴルフトーナメントに関るすべての者が、濃厚接触者とならないよう正しく個人防衛に努め、クラスターを発生させないよう、安全を第一に”日本のスポーツ文化を守る”ことが、最も重要な目標と考えます。

 前回のガイドラインではトーナメント開催に関する記述は殆ど無く、如何にコロナから自主防衛して行くかと言う点に、論点が絞られた内容に成っておりました。しかしながら今回のガイドラインでは、トーナメントを開催して行く事がスポーツ文化を守る事だ、と一歩踏み込んだ内容に成っているのが特徴です。

 このガイドラインは野球やサッカーなどのプロスポーツ団体が、新型コロナ対策をまとめた資料を参考にしており、今回改定は3回目になりました。その都度新しい情報を基に指針が変化して行くのは当然であり、この度の前向きな内容は、新型コロナ対策が新たなステージに入って来た事も告げています。

 既に幾つかのトーナメントも開催され実績を積み上げて来ておりますが、大会スポンサーには勇気をもって開催の名のりを上げて頂きたいと思います。開催へ向けた詳細な指針が、このガイドラインには掲載されており、ある意味お墨付きを得られたとも言えるのではないでしょうか。

2020年全米プロが8月6日開幕

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 待ちに待ったメジャートーナメント第1戦の全米プロが、今週の8月6日に開幕します。開催コースはカリフォルニア州サンフランシスコにあるTPCハーディングパークですが、7,234ヤードパー70のセッティングとなっています。

 参戦する日本人選手は、松山英樹と石川遼の2名です。今平周吾選手は出場資格を有していたにも関わらず、今回は欠場となっております。その他日本でも知名度の高い、リー・ウェストウッドも欠場を表明しています。

 この模様は日本でも、ゴルフネットワークやGOLFTVなどのインターネット中継にてライブ配信されますので、居ながらにして現地の雰囲気を堪能する事が出来ます。やはり期待は松山英樹選手ですが、昨年2019年は19位タイ、2017年は5位タイ、2016年は4位タイと過去の戦歴を振り返ると、この様な実績を残しているだけに注目度も自然と高まります。

 その他の見所としては、ブルックス ケプカ選手の3連覇成るか否か、と言う点では無いでしょうか。此れ迄メジャー100年の歴史を振り返り3連覇以上を達成したのは、1924年から27年まで全米プロを4連覇したウォルター ヘーゲンと、1954年から56年まで全英オープンを3連覇したピーター トムソンの2選手のみです。ケプカ選手による偉業成るか、大いに注目です。

 日本から参戦するもう一人の石川遼選手は、此れ迄日本国内での試合が全くない中でのメジャーですから、他の参加選手と比べるとハンディが多い様に感じてしまいます。石川選手には是非4日間戦って、日本のゴルフファンを喜ばせて頂きたいと思います。

2020年ニトリレディス無観客で開催へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 株式会社ニトリと一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下JLPGA)は、2020『ニトリレディスゴルフトーナメント』を無観客にて開催するとして、8月3日メディア関係者へ一斉に告知しました。

 開催日は予定通り8月27日~30日迄の4日間、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に、女子プロの熱き戦いが繰り広げられます。此れ迄既に「アースモンダミン」が開催されており、更に「NEC軽井沢72」も開催が決まっておりますので、当該試合は今年実質3試合目に成ります。

 当該トーナメントの関係者によれば、4月の頃より一貫して周囲から「中止」の声は、聞かれなかったとの事ですから、開催へ向けた下準備は様々な部門で着々と進められていた様です。これを裏打ちする様に開催コースのグリーンは、ペンA2芝の状態が最良の状態で、当該倶楽部の競技では12フィートの速さを実現しています。

 芝のクオリティーは一夜にして出来上がるものではない事から、当該ゴルフ場キーパーによる気合の入れ様が、ひしひしと伝わって来る話です。この気概に関しては、主催者のニトリも負けていません。此れ迄賞金総額1億円を予定しておりましたが、今大会に限り1億円を増額し合計2億円となったのです。

 この試合の模様はテレビ東京系列全国6局ネットと、BSテレ東で生中継されると共に、インターネット中継についても検討されています。JLPGA側がテレビ局サイドへ、「生中継」を強く依頼したとの声も聞こえて来ており、意気込みが伝わって来ます。

 少しづつですが動き出した感のある女子プロトーナメントですが、8月3日には更にこれらの動きを加速させるかの様な報告が、入って来ております。それはニトリレディスの翌週に開催を予定していた2020年『ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント』が、無観客ではあるものの予定通り開催する事が明らかになったのです。一連の流れが更に加速する事を、期待したいと思います。

袖ヶ浦カンツリ―クラブでは紹介者は必須

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブでは2020年7月に開催された理事会にて、新規入会希望者による入会申請時、会員1名の紹介は必須である事を再度徹底する様申し合わせました。

 本年1月以降同クラブでは紹介者が見当たらない場合、入会希望者とクラブ役員による面接にてカバー出来るとして来ましたが、会員権市場ではこの点が曲解され、「紹介者は居なくても入会出来る」との噂が流布されていました。

 従来何らかしらの理由、例えば物理的理由で紹介者のサインを頂けない様なケースについて、同クラブでは事前相談を受けるなどの手順を踏む事で、同クラブに相応しい方であれば便宜的に対応して来ておりました。しかしながらこの度の噂は、同クラブの品格を傷付けるものであり、この是正が何よりも必要になっていたのです。

 原理原則に立ち返り今後紹介者については、同クラブへの入会申請時に必須事項となりました。しかしながら書類提出前の相談には、対応していくと柔軟な姿勢も見せています。なお同クラブでは9月13日理事会審査分より、この度の内容が適用されるとしております。

葛城ゴルフ倶楽部では8月1日より正会員の補充募集開始

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 静岡県の葛城ゴルフ倶楽部では、2020年8月1日より正会員の補充募集を開始します。この補充募集は、2012年より毎年行われて来ている関係から、今年9年目になります。この度の概要は、下記の通りです。

  • 募集会員 正会員(個人、法人1名記名式)
  • 募集金額 6,320,000円(保証金500万円+入会金132万円)
  • 募集人員 25口
  • 募集期間 2020年8月1日~同年11月30日

 この募集が開始されると共に、既存会員権の名義書換は、正会員及び平日会員共に停止に成ります。しかしながら法人会員の登録者変更であるとか、個人会員の相続継承手続きなどには、通常通りの対応との事です。

 既に同クラブ会員事務局へ募集の問い合わせも多くなり、同クラブでは手応えを感じている様です。なお口数に達し次第、窓口は閉めるとしております。年中行事になった感のある同会員募集ですが、COVID_19の影響下でどの様な結果を残せるか注目されます。

伊香保カントリークラブは東武グループを離脱

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 群馬県の伊香保カントリークラブは、2016年2月17日をもって東武グループを離脱しました。従来当該ゴルフ場は、東武鉄道を中核企業としたいわゆる東武グループの一員、と言うのがゴルフ業界の一般常識でした。

 この離脱に関し東武鉄道では、「現在グループの一員では無い」との公式見解を述べるに留めており、他方当該ゴルフ場の関係者によれば、2016年2月17日に開催された株式会社伊香保カントリー倶楽部の取締役会で、原直道氏が取締役から代表取締役へ就任した事をもって、経営主体が交代したとしております。

 地元のゴルフ業界関係者によると、地域では「グリーン牧場の伊香保」との俗称で呼ばれています。これを裏付ける様に当該ゴルフ場の第62期決算書によれば、主要株主である東京品川区の日本土地山林株式会社より、4名の役員が派遣されています。この4名の内2名が、日本土地山林の子会社である株式会社伊香保グリーン牧場の代表者でも有ります。

 この様な事から当該ゴルフ場は、上記の様な俗称で親しまれているのだと思われます。ところで何故東武グループは、当該ゴルフ場を切り離したのでしょうか。また日本土地山林グループの取得目的は、どの様なものだったのでしょうか。ゴルフ場業界が逆風にさられている中、同グループによる今後の経営手腕に注目です。

マイナビABCは2020年開催中止へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 『マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント』を主催する朝日放送テレビ株式会社と、主管の一般社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は、共同で7月28日本年度同大会の中止を発表しました。

 同大会は11月5日に初日を迎える予定でしたので、約3ヶ月前倒しでの発表となりました。同大会へ至るまでの日程では、5試合がCOVID_19対策方針を未だ明確にしていません。この様な中この5試合を飛び越え、いち早い中止方針の決定となりました。

 この結果、本年開催予定25大会の内、15大会が中止になりました。残すところ9大会は開催の見込みがあるものの、予断を許さない状況に変わりは有りません。トーナメント中止が相次ぐJGTOですが、部外者ながら心配になるのは、何と言ってもその台所事情では無いでしょうか。

 JGTOの財政基盤は、トーナメント開催時の出場選手による「トップオフ」と言われる拠出金、更にはQTへのエントリーフィ、この大きな二本の翼で成り立っていると、一般的に言われています。トーナメントが中止になる事は、少なくともこの片翼が傷つき機能し辛い状態な訳ですから、ダメージは相当大きいものと思われます。

 この様な状況から、組織が存立し得るのか否かの危機状態なのでは、とうがった見方をしてしまいがちです。この様な時だからこそ、リーダーには不安を一蹴させる様なパフォーマンスを、期待したいものです。