千葉県のPGM総成ゴルフクラブでは2021年2月1日より、会員権の名義書換を再開します。これは昨年行った正会員の補充募集が、2020年10月末に終了した事によるのもです。料金の概要は、下記の通りです。
| 会員種別 |
書換内容 |
名義書換料 |
| 正会員 |
一般譲渡 |
100万円(税込110万円) |
| 平日会員 |
一般譲渡 |
50万円(税込55万円) |
当該クラブは長く法人会員を主体にした運営でしたが、2019年に経営交代した事を契機に、関東倶楽部対抗予選会へも出場するなど、従来のカラーを一掃する様なクラブへ生まれ変わりつつあります。この様な動きが少しづつ浸透して来た事が、会員募集成功の背景にはあるものと思われます。
今後は市場を通じての名義書換が主体になる訳ですが、2021年1月中旬時点で売り情報が殆ど無い事から、市場の活性化には疑問符がついてしまいます。いずれにしても正会員数が、900人を若干上回ったところですから、今後も適時会員募集が必要なのかもしれません。
交通アクセス良く又コース素材の良いクラブが、一つ会員権市場へ戻って来た事になります。
静岡県の伊豆スカイラインカントリー倶楽部では、2021年1月1日より営業休止状態となりクローズされていますが、これは既に2020年12月28日時点で同倶楽部がWEB上で告知していたものです。
同ゴルフ場へ電話連絡は出来るものの、箝口令でも敷かれているのでしょうか、電話口に出た方はこの件について「わかりません」と言う回答一辺倒で、逆にこの様な姿勢が不安感をあおりますし、何か重大な出来事が起きているのかと疑心暗鬼にさせます。
同ゴルフ場がクローズにしている要因として、太陽光発電所計画が考えられます。これは既に2019年12月9日に「伊豆スカイラインC.C.発電所」の名称にて、静岡県へ静岡県環境影響評価条例第8条第1項の関係から、事業届出書を提出している事でも理解出来ます。
この事業計画に対し県は2020年2月7日、「環境影響の程度が著しいものとなるおそれがある」として、事業主である(株)ブルーキャピタルマネジメントへ更なる改善を求めています。事業用地は約31ヘクタールに及び、その用地は事業名称の通り、同ゴルフ場半分ほどを占めるものとなります。
この度のゴルフ場クローズは、太陽光発電所建設へ向け、県の「判定」に沿った改善工事を行うものなのでしょうか。同ゴルフ場経営者がどの様な事業展開をしていくのか、第三者が口をはさむ事ではありませんが、会員が存在し又無額面とは言え会員権が流通していた点を考慮するならば、何らかしらの説明は有って然るべきと思われます。
茨城県の龍ヶ崎カントリー倶楽部では2021年1月に入り早々、平日会員募集を打ち切る事にしました。理由は本年に入り、約28件の申し込みがあり、予定数に達した為です。
此れは昨年2020年に約50件の申し込みがあり、その勢いが継続する中から派生して来たものと言えますが、この会員募集の動向は、近年の当該倶楽部を特徴づけるものとなりました。これまで何故か閑散としていた土曜日が、昨年来賑やかになってきていたのですが、それもこの平日会員の稼働率が上昇した事によると見られています。
2013年より開始されたこの平日会員募集は、穏やかな上昇カーブで推移しており、例えば2014年から2016年までの3年間の増加数は約30名、それからの3年間が約20名と言う内容です。この過去の経過を見ただけでも分かるように、昨年の動きが異常とも思える程の活況を呈したのです。
この現象をどの様に理解し又説明出来るのかは、今後の動向を少し見ていく必要がある様にも思えますが、昨年から入会した約80名の会員は、比較的50歳前後の方が多く、当該倶楽部の平均年齢からみた場合、「若い」部類に分類される事になります。
歴史のある名門倶楽部が、少しづつ賑わいを取り戻しつつある現状を、ご理解いただけたのでは無いかと思います。ところで今回の募集内容を若干おさらいしておくと、募集金額は156万円、土曜日が利用出来る会員資格ではあるものの、会員権は一代限定であり譲渡不可です。
資産価値としては当該会員が正会員へ種別変更時、100万円として倶楽部から評価される以外、流通面での価値は無い事から、主としてプレー権としての意味合いが強いものになっていました。なお来年この募集を再開するか否かについて、現時点で未定と言うのが当該倶楽部の基本的見解です。
2020年12月25日ジャパンゴルフツアー選手会(会長:時松隆光)は、本年2021年の新規開催試合として『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by RICHARD MILLE』が開催される事を公表しました。
概要は下記の通りです。
| 主催 |
ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC) |
| 共催 |
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO) |
| 特別協賛 |
リシャールミルジャパン株式会社 |
| 協力 |
ホウライ株式会社、リシャールミルジャパン基金 |
| 会場 |
西那須野カントリー倶楽部で調整中 |
| 運営 |
株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ |
| 賞金総額 |
5,000万円 |
| 優勝賞金 |
1,000万円 |
| 出場人数 |
144名 |
| 競技方法 |
72ホールズ・ストロークプレー |
時松会長は当該試合の発表に於いて、昨年6試合しか開催出来なかった苦しい状況を克服すべく、「皆様に感動と勇気を与えたい・・・、だったら自分達で立ち上がろう!」との発想で、この度の試合を立案したと説明しております。そして今までに無いツアーのモデルケースとして成功させる事で、ツアーの新たな地平を切り開いて行きたいと考えています。
振り返ればこの新規トーナメントは昨年2020年夏、選手会の池田勇太事務局長がリシャールミルジャパン株式会社の川崎社長へ、新規トーナメント構想を打ち明ける中、同社の協力を得られ開催へこぎつける事になったものです。
同社の協力は単年限定と現時点ではなっている様ですが、選手会ではこの主催試合・JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPを、来年以降も継続して行きたいと計画しています。2022年にも開催出来るのか否か、この件は選手会のみならずJGTOも含めた将来へ向けての組織の存続と継続性、更にはその意義までも含めた大きな内容が問われるものです。
此れまでの様に企業主催トーナメントへ、選手を派遣するだけの組織と言う位置づけで終わってしまうのか、それとも存在感と発言権を有した大きな組織へ発展させていけるのか、当該トーナメントはその試金石となるものだと言えます。新たな胎動を見せ始めた、日本の男子トーナメントの動向に注目です。
GMOインターネットグループでは2021年の今年7月16日~18日の3日間、『GMOインターネット・レディースサマンサタバサグローバルカップ』を、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで初開催します。概要は下記の通りです。
- 主催 :GMOインターネット株式会社
- 特別協賛:株)サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート
- 賞金総額:1億円(税別)
- 参加選手:JLPGA選考選手100名+主催者推薦選手20名の合計120名
GMOインターネットグループでは2020年にサマンサタバサと共同にて、同様の女子ツアー開催を計画しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により開催中止を余儀なくされておりました。しかしながら「競技そのものの発展に寄与することを目的」として、今年単独での主催となりました。
なお昨年所属契約となった脇元華選手が、どの様な活躍を見せてくれるのか、華のある選手ですので活躍が期待されます。
千葉県の上総モナークカントリークラブでは、2021年1月よりクラブハウスの改修に着手しました。工事期間は2021年9月末までの、9ヶ月間を予定しており、躯体を残しての全面改修になります。
特に女性の施設面は、此れまでの手狭なものが一掃され、ロッカー、お風呂、パウダールーム、トイレ等など機能面が充実したものになります。工事期間中はクラブハウスを利用出来なくなりますので、何時でもプレー出来る服装で来場して欲しいとの事です。
工事期間中のラウンドはスループレーを予定しており、旧クラブハウス内での昼食は出来ませんので、食材を持ち込み仮設施設で短いハーフ休憩時に、食べる様になるものと思われます。仮設で調達出来るのは、ゴルフボールに飲料水程度の様です。
同ゴルフ場が開場し約35年が経過する訳ですが、新しく生まれ変わる上総モナークカントリークラブに、期待が高まります。
神奈川県の大相模カントリークラブでは2021年1月より、正会員および平日会員の名義書換料を改定するとしております。その概要は下記の通りです。
| 会員種別 |
名義書換料(税込) |
入会保証金 |
| 正会員・第三者譲渡 |
2,200,000円 |
500,000円 |
| 平日会員・第三者譲渡 |
550,000円 |
500,000円 |
| 相続継承・贈与 |
550,000円 |
━━━ |
| 同一法人内登録者変更 |
550,000円 |
500,000円 |
2020年12月11日より当該クラブでは会員募集を行う関係から、既存会員権の名義書換を停止にし当面その予定との事ですが、あえて1月より名義書換料は上記の通り改定すると、当該クラブではWEB上で明らかにしました。停止前の正会員名義書換料は55万円でしたので、税別で考えるならば150万円の値上げになります。
既存の会員権を取得し名義書換を行う場合、将来この様な金額、正会員であれば総額270万円、平日会員は105万円が必要になると公示しています。名義書換が停止中の現在、この様なお知らせは意味が無い様にも思えますが、これは将来明らかにされる会員募集へ向けた布石とも取れます。
目まぐるしい動きを見せる当該クラブですが、会員募集を成功させたいという思惑が、ひしひしと伝わってくるものでもあります。
埼玉県の入間カントリー倶楽部では、現在行っている正会員の募集を一旦12月31日で終了し、引き続き2021年1月1日より同様の募集を開始します。
概要は下記の通りです。
- 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
- 募集価格 107万円(預託金30万円+入会登録料70万円+消費税7万円)
- 募集人員 50名
- 募集期間 2021年1月1日~同年12月31日
- 据置期間 預託金30万円の据置期間は10年、退会請求3年後に返還
振り返れば、2016年10月より開始された会員募集も、来年5年目を迎えますが、既存会員権の名義書換を停止にする事無く、例年通り行うとしております。入会希望者にとっては、入会ルートが2種類存在する事になり、選択肢が広がります。
2019年9月9日未明に吹き荒れた台風15号により、千葉県市原市のゴルフ練習場・市原ゴルフガーデンの鉄塔が倒壊し、近隣住民の家屋が押しつぶされた出来事は、今だ記憶に新しいと思います。命を失う方が一人も居なかった事が、不幸中の幸いだったと言えます。
その後被害を受け住み続ける事が出来なくなった地域住民は、同練習場経営者W氏へ損害補償を求める事となったのですが、この問題の解決に当たったのがW氏側代理人の秋野卓生弁護士でした。秋野弁護士は通常の裁判では無く、裁判外紛争解決手続(ADR)により本和解へ導いたのです。
和解内容に付いて秋野弁護士は、守秘義務の関係から公開出来ないとしておりますが、当時W氏が語っていた内容は、練習場用地を売却する事で、補償費用を捻出したいというものでした。双方様々な思いは有ると思われるものの、約1年3ヶ月での和解は通常の裁判と比較し期間も短く、一重に千葉県弁護士会の災害ADRへあっせん申し立てをした結果と言えます。
今回の事件は、屋外でのゴルフ練習場経営にとり、様々な教訓を残しました。今後この教訓をどの様に活かすのかが、ゴルフ業界に問われています。なお倒壊事故発生後間もなく、鉄塔撤去へ名乗りを上げ、無償で作業をおこなった東京都江戸川区の株式会社フジムラの存在を、最後に記しておかなければなりません。
株式会社アコーディア・ゴルフは、傘下の株式会社アコーディアAH02を存続会社として、4社が合併する事を2020年12月に入り明らかにしました。その概要は下記の通りです。
| 合併企業 |
企業内容 |
| 株)アコーディアAH02 |
ゴルフ場経営 |
| 株)アコーディアAH40 |
IWAFUNE GCの資産保有会社 |
| 株)アコーディアAH42 |
富士の杜GCの資産保有会社 |
| 株)アコーディア東関東 |
セントラルGC麻生Cの資産保有会社 |
合併期日は2021年1月1日ですが今回の合併についてアコーディア・ゴルフでは、「経営資源を集中し経営の効率化を図る為」としております。存続企業以外はアコーディア・ゴルフがゴルフ場買収により、結果として資産保有会社となった企業であり、ある意味その役割が終わったが故の合併とも言えます。
今後は更なる収益を求めアコーディア・ゴルフによる、次の1手が注目されます。