公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)による『2021年度PGA資格認定プロテスト・最終プロテスト』が、2021年8月31日より9月3日までの4日間、北海道の登別カントリー倶楽部にて開催され、下記一覧51名の合格者が誕生しました。
順位 |
スコア |
名前 |
年齢 |
所属 |
1位 |
-11 |
村上 拓海 |
21 |
フリー |
2位 |
-7 |
遠藤 健太 |
24 |
サーティーファイブ |
3位T |
-6 |
板東 寿匡 |
22 |
日本大学 |
3位T |
-6 |
金田 直之 |
25 |
美里ゴルフセンター |
5位 |
-5 |
若原 亮太 |
23 |
フリー |
6位T |
-4 |
菊田 奨 |
24 |
フェニックスCC |
6位T |
-4 |
生源寺 龍憲 |
23 |
フリー |
8位T |
-3 |
大嶋 炎 |
23 |
東京GC |
8位T |
-3 |
石過 功一郎 |
22 |
三木GC |
10位T |
-2 |
植木 祥多 |
21 |
フリー |
10位T |
-2 |
堺 永遠 |
18 |
フリー |
12位T |
-1 |
羽藤 勇司 |
22 |
フリー |
12位T |
-1 |
新井 隆一 |
20 |
フリー |
14位T |
0 |
金岡 奎吾 |
21 |
フリー |
14位T |
0 |
宮川 勝己 |
23 |
阿蘇グリーンヒルCC |
14位T |
0 |
市川 輝 |
19 |
日本ウエルネス |
14位T |
0 |
内田 直輝 |
21 |
日本大学 |
14位T |
0 |
坂本 柊人 |
21 |
フリー |
19位T |
+1 |
夏堀 裕大 |
22 |
フリー |
19位T |
+1 |
安森 一貴 |
23 |
オータニ広尾CC |
19位T |
+1 |
吉田 歩生 |
24 |
鷹之台CC |
22位T |
+2 |
細野 勇策 |
18 |
朝陽CC |
22位T |
+2 |
富村 真治 |
30 |
ザイマックス |
22位T |
+2 |
櫛山 勝弘 |
24 |
フリー |
25位T |
+3 |
松田 聖司 |
30 |
穂波エステート |
25位T |
+3 |
大野 由真 |
28 |
朝霧CC |
25位T |
+3 |
上田 敦士 |
24 |
フリー |
28位 |
+4 |
葛城 史馬 |
24 |
ザ・ロイヤルGC |
29位T |
+5 |
佐野 琢朗 |
23 |
霞ヶ関CC |
29位T |
+5 |
山浦 一希 |
22 |
中筋建設 |
29位T |
+5 |
楠田 常乃 |
21 |
フリー |
29位T |
+5 |
岩田 大河 |
22 |
フリー |
29位T |
+5 |
青木 龍一 |
33 |
フリー |
29位T |
+5 |
坂本 隆一 |
23 |
くまもと中央CC |
29位T |
+5 |
久常 涼 |
18 |
SBSホールディングス |
29位T |
+5 |
東 大智 |
23 |
宇部72CC |
37位T |
+6 |
内山 遥人 |
18 |
芥屋C |
37位T |
+6
|
岡村 了 |
24 |
平川CC |
37位T |
+6 |
長谷川 大晃 |
24 |
旭川GC |
37位T |
+6 |
小西 健太 |
27 |
フリー |
37位T |
+6 |
吉田 隼人 |
24 |
イーグルポイントGC |
42位T |
+7 |
平川 晴朗 |
23 |
cocopa resort club |
42位T |
+7 |
西脇 まあく |
22 |
葛城GC |
42位T |
+7 |
大澤 和也 |
24 |
朝日インテック |
42位T |
+7 |
河合 亮汰 |
26 |
フリー |
42位T |
+7 |
今野 匠 |
23 |
船橋CC |
47位T |
+8 |
田中 伸乃輔 |
21 |
フリー |
47位T |
+8 |
金子 直矢 |
26 |
富士平原GC |
47位T |
+8 |
大久保 克海 |
24 |
フリー |
47位T |
+8 |
D スメイル |
51 |
ゴルフ問屋 JOGS |
47位T |
+8 |
栗城 凌太 |
28 |
フリー |
天候には恵まれたものの初日は風が強く、時折突風状態になり、プレーヤーの球筋に大きく影響しました。4日間乾いたグリーンはボールが止まり辛く、プレーヤーのコントロール力が試されたとも言えます。
今回実技試験をパスした51名は、年末に行われます面接と筆記試験更には4日間のセミナー受講、そして義務付けられている新人戦を経て、2022年1月1日正式にPGAトーナメントプレーヤー会員として登録されます。
ゴルフ史家の大塚和徳氏が2021年7月6日、療養中の病院にてお亡くなりになられました。大塚氏を良く知る立教大学の元教授から、今回お話を伺う事が出来ましたので、咀嚼し簡単に紹介させて頂きたいと思います。
元教授曰く、「欲の無い、幾つになっても書生の様な方でした、ある意味知の巨人でしたね、人生70年尊敬出来る方が居るかと問われれば、正しく数名の内の一人」との事でした。元教授が語るエピソードは尽きないのですが、次の内容は氏を良く物語っている様に思えます。
海外の某名門ゴルフクラブ年史を調達する様、大塚氏より依頼された元教授は、そのクラブ関係者である海外の弁護士を通じ入手、その年史が手元になり次第、即大塚氏宅へ転送。翌日10時頃、届いたか否かの確認の為、大塚氏へ連絡を取ったところ、英文の分厚い年史を既に半分ほど、読み終えていたとの事でした。
大塚氏の知性は留まるところを知らず、かつては旧・習志野CCなどを経営していた旧・日東興業の経営者に請われ、イギリスのターンベリーの経営に手腕を発揮していました。何事も氏にとっては、簡単な一分野に思えてしまったのかも知れません。
1934年大分県生まれでした。合掌。
埼玉県の飯能ゴルフクラブでは平日会員から、正会員への種別変更が可能です。この手続きは以前から行われて来たものですが、2021年8月22日に開催された当該クラブ理事会は、この費用の一部を減額するとしたのです。
種別変更する為には、まず市中で当該クラブ正会員権(株券)を取得しなければならず、又入会金と入会預託金の二種類の金額をクラブへ納入する必要があります。今回減額されたのは入会金ですが、200万円が100万円へと半減されました。種別変更時の必要金額は、下記の通りです。
■ 株券 市場価格
■ 入会金 1,000,000円(税込1,100,000円)
■ 入会預託金 1,500,000円
■ 合計金額 株券価格+2,600,000円
平日会員は預託金会員ですので、それぞれ証書に記載された金額を、当該クラブへ預けています。平日会員権は譲渡不可の為、市中で売却する事は出来ませんので、退会手続きを取り証書に記載された預託金を、クラブから返却して頂く事になります。
此れと同時並行し株主正会員への入会申請をする訳ですが、既に会員である事から、行う手続きは面接のみになります。この手続きで入会不承認になる事は無い様ですが、相続継承或いは生前贈与などで入会申請される場合、3親等内会員親族の中には、当該クラブの入会承認を得られないケースも有るとの事。
入会時には平日会員が理にかなっていたとしても、ライフスタイルの変化と共に正会員資格の必要性に迫られる、その様な事態は当然あり得るので、当該クラブではそのルールが規則で取り決められている点をこの度紹介しました。
静岡県の富士小山ゴルフクラブでは2021年10月1日より、正会員の補充募集を開始します。此れまで当該クラブでは、高齢者或いは休眠会員を中心に自然退会が進み、総会員数も減少しています。この様な現状を打破すべく行う募集ですが、その概要は下記の通りです。
■ 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
■ 募集金額 195万円(会員資格保証金30万円+入会金税込165万円)
■ 募集口数 80口
■ 募集期間 2021年10月1日~2022年9月30日(定員に達し次第終了)
当該募集期間中は、会員権市場に於ける会員権の名義書換を停止にするとの事ですから、入会する術はこの募集以外に有りません。入会の選択肢が限定されているとは言え、この度の価格設定は決して市場を軽視したものでは無く、否市場を良く研究した上で打ち出されて来ており、ある意味リーズナブルな内容になっています。
この点にクラブ側の熱意と、やる気を感じさせます。
茨城県のPGM石岡ゴルフクラブでは2021年9月1日より、会員権の名義書換を開始する事になりました。 当該クラブではアコーディアゴルフ時代の2017年11月20日~2018年3月31日迄の期間、一時的に名義書換を認めていました。
今回3年以上の時を経て、また当該クラブが会員権市場へ、戻って来る事になったのです。名義書換料などは下記の通りですが、この書換は一時的措置で有り、本年12月31日をもって終了します。
会員種別 |
手続き内容 |
料金(税込) |
正会員 |
一般譲渡 |
1,100,000円 |
相続(個人) |
110,000円 |
3親等内親族への継承 |
110,000円 |
当該ゴルフ場は此れまで様々なゴルフトーナメント開催会場になっている事も有り、コースの素晴らしさは周知の事実と成っております。入会を検討するには絶好の機会だと思われるものの、果たして在籍する632名の会員から売り情報が、出て来るのか否かが大きな焦点になるものと思われます。
なおラウンド料金は、会員が7,500円前後、会員が同伴するゲストはセルフにて平日昼付11,000円ほど、土日祝は同じくセルフにて昼食付21,000円ほどとの事です。キャディーを帯同してのラウンドは可能であるものの、現時点でセルフが主流の様です。
千葉県の大多喜カントリークラブでは2021年9月1日より、正会員の補充募集を開始します。当該クラブは27ホールゴルフ場で有るにも関わらず、在籍する正会員は567名と極端に少なく、その内62.8%の会員が65歳以上と高齢なのが現状です。
補充募集の概要は下記の通りです。
1、募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
2、募集口数 200口
3、募集金額 440,000円(税込)
4、募集金額 330,000円(税込)_会員紹介による入会
5、募集金額 330,000円(税込)_2021年友の会会員が入会する場合
6、募集金額 330,000円(税込)_2名以上同時入会
7、募集期間 2021年9月1日より定員に達する迄
8、資格譲渡 可
上記内容を見て分る事は、募集金額が非常に安価だと言う事です。以前の名義書換料が税込550,000円だった訳ですから、如何にこの募集を成功させたいか、当該クラブの意気込みが伝わって来ます。また当該クラブでは会員権の名義書換時の料金を、税込550,000円から税込330,000円へ改定しています。
クラブでは募集期間中に於いても、会員権の名義書換手続きを行うとしておりますが、入会コストを比較するならば、ゴルファーは補充募集へ手を上げた方がリーズナブルな事は一目瞭然です。この事から名義書換手続きは、殆ど機能しないものと推察されます。この度の会員募集へ、ゴルファーによるどの様な反応が有るのか注目です。
埼玉県の飯能ゴルフクラブでは、2021年8月22日クラブ理事会を開催し、新規入会者の諸条件を改定しました。その主眼は時代に即したものへ変更する事でしたが、その改定は即日実施されました。主な改定点は下記の通りです。
- 「日本国籍を有する者」から「原則として日本国籍を有する者」へ改定
- JGA加盟他クラブの会員、ハンディキャップ保有に関する条文を削除し廃止
- 法人の入会に当たり、その法人資本金規定を1億円から5,000万円へ変更
この様に見て来ると、当該クラブが求めているゴルファー像と言うものが、自然と見えて来ます。年齢30歳以上の男女でゴルフ歴5年以上ある方が、年間良くラウンドされている当該クラブ在籍3年以上の会員と親交が有り、その推薦を受けられる方と言う事になります。
この度の改定にはかつての様な細かい縛りが消えると共に、大きなメッセージを発信し得ている様にも思えます。企業も個人もグローバル化する中に有り、何時までも井の中の蛙的姿勢では、時代に取り残される可能性が有りました。これを象徴するのが会員権価格ですが、長く低空飛行を続ける当該クラブにとって、名門とは昔話にも思えてしまっていました。
古き良き伝統を守りつつ、時勢の変化を吸収し得るゴルフを通じた社交クラブ、当該クラブ会員のこの様な思いが、入会条件を改定へ突き動かした原動力と成った様にも思われます。
株式会社 太平洋クラブでは2018年10月から、「新規会員二次募集」と銘打った会員募集を行って来ています。この募集も残すところあと7ヶ月程経過した、2022年3月末で一旦終了予定としています。
当該クラブでは以前より会員募集に当たり、2万人が一つの目安としていましたが、今回2021年8月中旬に発行された会報VOL26にて、その内容を明確にしています。下記点線内は、その内容を抜粋・引用したものです。
当クラブの適正人数を1ホール60名(18ホール1,080名)で換算し、全18コース・351ホールで理想会員数を21,060名と設定(会員の財産的価値と優先的予約権を担保することを前提としています)
此れが会員募集を行う上で当該クラブの基本方針になっている訳ですが、それでは現在何名ほどの会員が在籍しているのかと問えば、2021年8月25日時点で約18,000名との事です。此れは太平洋クラブ、太平洋アソシエイツ、関西エリア全ての会員を含めた数字です。
この事から残り約3,000名の会員を必要としていますが、当該クラブでは一旦来年3月末で現在の会員募集を終了する予定にしています。その後会員権の名義書換を再開させるのか、現時点で読み解く事は難しく、その時の状況判断が最優先されるものと思われます。
茨城県の静ヒルズカントリークラブでは2021年7月中旬、練習場の改修がほぼ完成しました。屋根付きの全20打席は、250ヤード先に防球ネットが有るものの、ネット中断への弾道は約280ヤードの飛距離と計算されています。
今回の改修は、会員利用やプロによるレッスン更にはトーナメント開催時のプロ利用等など、様々な形態を想定しており、特に中嶋常幸プロの助言を有効に活用した様です。
素晴らしいゴルフ場の練習場は探せば有るものの、この施設で特筆すべきは付帯設備が充実している点です。弾道解析器のトラックマンやフィットネススタジオなどは、何処にでも備えられているものでは有りません。ある意味ゴルフ版『虎の穴』の様な、ゴルファーの悩みを解決する或いは鍛え上げる秘密基地的存在なのかも知れません。
当該ゴルフ場では9月9日より、『2021日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』が開催されます。多くの女子プロがこの練習場でスイング調整し、戦いの舞台へ挑戦して来るのだと思われます。当該ゴルフ場でプレーする際は、是非この練習場も活用したいものです。
千葉県の千葉夷隅ゴルフクラブでは2021年9月1日より、個人正会員の補充募集を開始します。この募集を行うに当たり当該クラブでは、関東ゴルフ会員権取引業協同組合と協力体制を敷く方針であり、これにより幅広い情報蒐集チャンネルが構築されます。
募集の概要は、下記の通りです。
★ 募集会員 個人正会員
★ 募集金額 88万円(入会金80万円+消費税8万円)
★ 募集口数 300口
★ 資格譲渡 可(当該募集終了後)
★ 募集期間 2021年9月1日~定員に達し次第終了
なお入会に当たっては、当然条件が有る訳ですが、その内容は下記の通りです。
1、原則として日本国籍の方
2、入会時の年齢が20歳以上で有る事
3、女性の制限無
4、在籍1年以上の正会員1名による推薦保証を得られる方
5、暴力団員、暴力団関係企業・団体又はその関係者、又はその他反社会的勢力で無い事
6、理事又は支配人の面接審査を受ける事
在籍する会員の高齢化現象は当該クラブでも例外では無く、必然的にもたらされる会員の退会手続きは、年中行事にもなっています。これを克服する為には、会員の若返りが何よりも求められています。会員権市場を通じた年間数十名の入れ替えでは無く、一気呵成にこの目的を達成したいと言うのが、今回の目論見とも言えます。
また得られた資金で設備投資をして行きたいと言うのも、当然有るのだろうと推察されます。いずれにしてもこの募集が成功するか否かは、当該クラブの今後を占う大きな試金石になると思われます。
なお今回この募集は9月1日からですが、1ヶ月後の10月1日には、会員権の名義書換が停止になります。この措置に基づき、2013年4月から行われて来た正規の名義書換料に対する減額キャンペーンは、自動終了する事になります。