我孫子ゴルフ倶楽部では2022年度協力金を求めず

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 我孫子ゴルフ倶楽部では2022年度に限り、会員からの協力金110,000円を求めないとして、1月から起算される年会費は198,000円のみと成りました。

 この協力金は2020年9月の理事会にて決議された時点で、1年間限定との制約を設け行われたのですが、予通り2021年11月14日に開催された同倶楽部理事会は、この内容を踏襲する事と成り、この決定を覆すような外部要因は発生しなかったと言えます。

 同倶楽部によれば、昨年1年間を振り返り大型コンペは減少するも、来場者はCOVID-19以前へ戻りつつあるとの事です。とは言え当該倶楽部会員である法人のコロナ対策方針が変更されない限り、大型コンペが復活するには、道半ばと言うところなのだと思われます。

 なお同倶楽部によれば、又協力金をお願いする可能性、つまり将来の経営状況如何によっては、残っているとしています。此れは会員が主人公である、株主会員制の宿命とも言えます。

烏山城CCでは2月1日より正会員の補充募集開始

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 烏山城カントリークラブ(栃木県)では2022年2月1日より、正会員の補充募集を開始します。概要は下記の通りですが、この募集に合わせ既存会員権の名義書換は、停止になります。

募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
募集金額 88万円(入会金80万円+消費税)
募集口数 200口(口数に達し次第、募集終了)
募集期間 2022年2月1日~同年12月31日迄

 現在の経営会社とクラブの原点は、前経営陣が法的整理を受け、それを引き継いだ2004年迄遡ります。当時在籍していた会員数は約840名でしたが、今日では約650名迄約200名が減少しています。この減少すなわち退会の要因は、会員の高齢化です。

 そしてこの現象は現在も継続されている事から、アクティブ会員の補充は、当該クラブにとって喫緊の課題となっています。現在の会員構成は比較的地元の方が多いとの事ですが、今回の募集は在籍する現会員の紹介をベースに展開されます。この為募集内容は既に、昨年12月全会員へ告知済みです。

 ちなみに当該クラブ理事長は、昨年11月に80歳に成られたプロゴルファーの松井功氏です。

GDOの料金改定要請に困惑する各ゴルフ場

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2021年11月に入り株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下GDO)は、加盟各ゴルフ場へ契約料金の改定を通知しました。新料金は1人当たりプレー料金の10%、上限はあくまでも1,000円としていますが、簡単な概要は下記の通り。

■ プレー料金総額8250円の場合  一人当たり825円+消費税
■ プレー料金総額11500円の場合 一人当たり1,000円+消費税

 GDOでは此れ迄プレーフィの一定額以下は10%、それ以上のプレーフィに付いては、定額による課金と言うスタンスでした。定額内容は個別ゴルフ場との契約により、差異があると思われます。ところが今回、消費税やゴルフ場利用税を含めた総額のプレー代金、此れを基準に10%を支払って欲しいとしています。

 実質値上げと受け止めたゴルフ場ではこの案に反発しており、一社)日本ゴルフ場経営者協会経由で「再検討要請」などをGDOへ行いましたが、「受け入れられない」との回答が昨年末GDOより有りました。今後この件がどの様に終息して行くのか不透明ですが、新規契約期限は今月末との事。

 なお大手集客サイトの一角を構成する楽天・ゴーラでは、既にゴルフ場利用税及び消費税を含めたプレー料金を対象に、課金しているとの事です。此れに追随する様なこの度のGDOの動きですが、業界大手2社によるこの様な課金システムは、(ゴルフ場いじめ)とも捉えかねません。

 2000年代に入り多くのゴルフ場が、GDOや楽天・ゴーラの集客力へ依存し今日に至っていますが、今回の騒動は此れ迄の集客体制に対する転換を、各ゴルフ場へ促している様にも受け取れます。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)では2022年4月1日より、西コースへ5乗用カート50台を導入します。同倶楽部では東コースへ2002年より、日立製乗用カートを50台導入していましたので、此れで完全に歩きでのラウンドスタイルは無く成ります。

 この度導入するのはスマイルイービーグル社製のAPro(アプロ)ですが、リチウムイオン電池を載せており、2ラウンド以上の連続走行が可能との事。此れ迄の日立製は老朽化が進んでおり、此れも全てAProへ切り替える為、一挙に今回100台の導入になります。同倶楽部によれば、導入後の車両管理は自前で行う様です。

 この新カート導入に合わせ全車両へ、初めてナビゲーションシステムを導入し運用します。これにより打ち込みや遅延プレーの防止に、役立てていきたいとしていますが、今回全面的に乗用カートを導入した背景には、会員の高齢化が上げられます。

 東西両コースの会員による使用割合は、東が6割に対し西は4割です。ところが夏場の熱中症発症割合は、西コースが9割と圧倒的に高い頻度を示しています。これが全て歩きに起因しているとは限らないと思われますが、乗用カートの導入は改善へ向けての有効策に成るのだと思われます。

 なお同倶楽部ではサステナブルなゴルフ場を目指す上で、伝統を守りつつ時代の潮流に、適応して行かなければならないとしています。

金乃台CCは本日よりハウス内とコースの改修工事へ着手

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 金乃台カントリークラブ(茨城県)では2022年1月11日本日より、クラブハウス内リニューアルとコース改修工事を、同年2月末までの予定で開始します。

 まずクラブハウスは30年ほど経過し男性主体に作られている為、女性にも使い勝手の良い様に改良すると共に充実させます。また老朽化したロッカーなどの設備は全面的に改良するものの、ハウスそのものの雰囲気は代えがたいものがある事から、それを壊さない様な工事にしたいとしています。

 コース改修は乗用カート導入へ向けた工事と、ボールが飛ぶようになった現在の飛距離に合わせた、バンカー位置の修正などが行われます。

 カートは、ヤマハ製のバッテリー5乗用カート60台を導入する予定で、電磁誘導式に成ります。フルキャディは変わらずも、此れ迄の歩きスタイルが一変します。またホール内の改修は設計家の嶋村唯史氏が担当しますが、主に250ヤード地点にIPポイントを絞った工事になり、様々な腕前のプレーヤーが楽しめるものになります。

 グランドオープンは2022年4月を想定していますが、ハウス及びコースのリニューアルが終了した将来は、300名ほど減少した総会員数の補充募集が、当該クラブにとって必要不可欠な一大事業となって来ます。此れは経営母体の太平洋クラブにとっても、新たな挑戦と言えます。

 経営母体の交代により金乃台カントークラブは、伝統を守りつつ少しづつ変わろうとしています。

JGTO選手会の会長へ谷原秀人氏が就任

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 225名が在籍する2022年ジャパンゴルフツアー選手会は、2022年1月6日理事会を開催し各役職者を選出しましたが、その主要な一覧は下記の通りです。

  役職   選手名   担当 年齢
会長 谷原 秀人   43
副会長 小田 孔明 広報委員長 43
副会長 中西 直人 ファンPJ 33
副会長 堀川 未来夢   29
事務局長 宮里 優作   41

 会長は理事17名による互選にて選出されましたが、谷原秀人新会長は就任にあたり、次の様なカッコ内コメントを残しています。
選手会内で密なコミュニケーションを図り、そしてJGTOともしっかりと連携を取って、選手一丸となって、より魅力的なジャパンゴルフツアーの姿をファンの皆様にお届けできるようにしていきたい

 任期は2年ですので2024年までこの体制で突き進む事になりますが、女子ツアー人気に水を空けられた感のある男子ツアーを、如何に魅力的なものへ高められれるのかが大きな課題となっている中、新体制の取り組みに期待したいものです。

サンレイクカントリークラブは2021年12月経営交代へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 栃木県のサンレイクカントリークラブを経営しているサンレイク株式会社は、2021年12月2日新たな経営体制へ移行した事が分かる株主構成と成りました。

 同社は2002年4月に民事再生法の適用を申請し、同年12月には新経営体制へ移行したのですが、当時当該ゴルフ場の再建に名乗りを上げたのは、会員でもあった病院経営者の原中勝征氏でした。同氏は後に、第18代日本医師会会長へ就任された事から、その存在感は際立っていました。

 しかしながら病気を治癒する医師業とゴルフ場経営は、必ずしもリンクしなかった様で、傷口を塞ぐどころか、更なる原中氏の自己犠牲無くして、経営は立ち行かなくなっていったのです。周辺のゴルフ場がビジターの客単価を下げ集客に走る中、当該ゴルフ場は頑なに値下げ作戦を実行する事は有りませんでした。

 この様な窮状を察してか、2020年初秋頃には様々な買収案件が原中氏へ持ち込まれ、この度ついにソフトランディングに成功したのです。この件に関する出資者は株式会社タカラクリエイト(長野県:代表取締役社長_上村康治)、運営は株式会社ザナショナルカントリー倶楽部(東京都:代表取締役社長_守谷牧)が行います。

 疲弊した当該ゴルフ場をどの様に再生して行くのか、多くのゴルフ場を再建して来た実績を持つ守谷社長の手腕に、全てがかかっている事業です。なお既に守谷氏の片腕とも言える山本暢氏が、総支配人として着任しています。

入間カントリー倶楽部では1月1日より会員募集中

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 入間カントリー倶楽部(埼玉県)では2022年1月1日より、正会員の募集を行っています。2021年の昨年も同様の会員募集を行っている事から、募集活動の継続ともとれるものですが、概要は下記の通りです。

  • 募集会員 正会員
  • 募集金額 107万円(入会登録料税込77万円+預託金30万円)
  • 募集人員 50名
  • 資格譲渡 可
  • 入会条件 1、年齢満20歳以上
  • 入会条件 2、要面接
  • 入会条件 3、暴力団ならびにその関係者で無い事

 今年の特徴は優待条件を豊富にした点です。例えば複数口での入会に対する割引は本年も同様ですが、50歳未満の方や女性の方の単独入会に付いても、今回対象枠が拡され11万円が割り引きされます。更に50歳未満の方や女性が、複数でまとまって入会する場合は、22万円が入会登録料から差し引かれます。

 女性と弱年齢層へのアプローチが、強力になったと言えます。なおこの募集は口数に達し次第終了との事ですが、募集期間中も既存会員権の名義書換手続きは、停止にしないとしています。

平川CCでは4月より乗用カートでのラウンドスタイルへ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 平川カントリークラブ(千葉県)では2022年4月1日より、全面的に乗用カートを利用したラウンドスタイルへ移行します。此れは2021年夏頃より、検討されて来たテーマでした。

 当該クラブでは開場以来、キャディ付き歩きでのラウンドスタイルを基本として来ておりましたが、2016年頃より若干数の乗用カートを取り入れ、休業日のセルフ営業や会員からの要望時に対応して来ていました。

 今回導入するのは、ヤマハ製のガソリンカート5乗用50台です。かつては自走式でフェアウエーへの乗り入れも可能でしたが、今回は電磁誘導式を採用する為、フェアウエーへのカートによるダメージを考慮する事が無く成りました。また何よりも自走運転による事故から、プレーヤー及びクラブ側も解放されます。

 しかしながら電磁誘導式は誘導線の導入工事などが必要な為、2022年2月から3月末にかけ、その工事を行う事になります。片側9ホールを交互に閉鎖し、ハーフのみでの営業スタイルが、約2ヶ月間継続します。

 高齢と成った会員へ、プレー機会をより多く作りたいとのクラブ側考えが、これにより実って行くものと思われます。またラウンドスタイルが統一される事で、クラブ側によるスムースな運営が実現します。当該クラブの伝統が、此処へ来て大きく変わろうとしています。

ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 飯能パークカントリークラブ(埼玉県)では2022年1月1日より、入会申請者へ求めていた「JGA加盟クラブに在籍している事」、と言う条件を撤廃する事になりました。

この結果新たな条件は、下記の通りになります。
1、日本国籍を有する者
2、原則として年齢25歳以上
3、会員1名の推薦がある者
4、女性の入会は、女性名義の会員権を取得後に入会申請可

 大変ハードルが低くなった様にも思えますが、クラブ運営に支障をきたす様な人物を、現会員が推薦するはずも無い事から、クラブ側にとって大きな心配は不要なのでは無いでしょうか。入会の間口を広めた事で、クラブが活性化して行く効果面を、より期待出来るものと思われます。