千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)では2023年1月より、会員の年会費を改定します。概要は下記の通りです。
会員種別 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
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個人正会員 | 39,600円 | 52,800円 |
個人平日会員 | 19,800円 | 33,000円 |
個人正会員(家族会員有) | 59,400円 | 85,800円 |
法人正会員 | 79,200円 | 105,600円 |
法人平日会員 | 39,600円 | 66,000円 |
前回の改定が、1996年1月でしたので、27年ぶりになります。当時例えば正会員であれば24,000円でしたが、この金額が36,000円の外税へ改定されたのです。バブル経済が崩壊しつつある状況下と言え、それでも会員権価格は高かった事を考えるならば、大きな違和感を感じなかった時期だったと言えます。
ちなみに今回、各会員権種別をならすと、平均21,000円(税込)の値上げになりました。
富士カントリークラブ(静岡県)では2021年10月より、自社用スマートフォーン用アプリを活用しています。
2022年9月時点で約30%の会員の方々が、利用されているとの事ですが、このデータは一見少ない様に思えるものの、アクティブ会員数を考慮した場合、来場者の殆どの方が利用していると見るのが、正確な分析になるのだと思われます。
2021年春よりアプリ導入に関し検討され、導入に至っていますが、ゼロベースからソフト開発をしたと言う事では無く、ベンダー側が保有しているゴルフ場用の一般的モデル、此れを自社様にカスタマイズし完成させています。
この活用方法としては、デジタル会員証による会員入場時のチェックイン、ゴルフ場からの一斉プッシュ通知、クーポンの配信やポイント管理等などです。当該クラブでは、今後更なる機能追加も検討されている様ですが、例えば競技結果であったり、ゴルフ場風景写真、当該ゴルフ場のお天気動画配信などです。
スマートフォンは今や片時も手放せない、個々人にとって生活必需品になろうとしていますが、同時にゴルフ場にとってアプリ導入は経営や集客を考えた場合、迅速な導入が何よりも今求められている様に思われます。
PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)では2022年9月20日より、正会員の補充募集を開始します。概要は下記の通りです。
募集会員 | 正会員(個人、法人一名記名式) |
募集金額 | 3,300,000円(税込)_入会金300万円+消費税30万円 |
募集口数 | 30口 |
募集期間 | 2022年9月20日~販売終了まで |
間もなく募集開始になりますが、既存の会員権市場では売却案件が皆無の状態で、尚且つ買い希望は数十件に及びます。この状況から推察するに、30口を消化するには、時間が殆どかからないものと思われます。
既に既存会員へは9月に入り早々、クラブより今募集の件が告知されています。かねてより入会を検討していた方々に於いては、会員経由でこの情報を入手済みだと思われますので、募集解禁日には多くの申込が集まるのでは無いでしょうか。
なお、2022年9月12日時点でクラブが公表している会員数は、下記の通りです。
■ 正会員 1004口
■ 有期正会員 202口
■ 平日会員 51口
2022年も9月に入り、台風が本格的に襲来する可能性の高い、季節になりました。忘れられないのは2019年の台風15号と19号が、多くのゴルフ場へもたらした甚大な被害です。
この時陸地のゴルフ場では倒木被害が多かったのですが、片や多くの河川敷ゴルフ場では冠水し、復旧には時間と労力そして何よりも大きな営業損失を、計上せざるを得ませんでした。今回はこの様な自然災害が顕著に出てしまう河川敷ゴルフ場、そこで取られている対策の1つを紹介させて頂きます。
複数の河川敷ゴルフ場を抱える西山興業株式会社では10年ほど前より、ヘドロ対策として下記写真の様な排出板を自社制作し使用しています。此れまではスタッフ総出で、人海戦術を主体にヘドロ排出を行って来ていましたが、「排出板」を使用する事で、労力と時間は十分の一程度に軽減されました。
< 提供:NGK >
上記写真でお分かり頂ける様、トラクター後部へ「排出板」を取り付け、ヘドロを押し出す様な作業になります。芝を痛めない為に、排出板と芝の接地面には、歩経路で使用していたゴムを利用し、取り付けています。この様にする事で、更にはタイヤを路上走行出来るものへ交換する事で、芝のダメージが最小限に抑えられています。
上記青い部分の「排出板」基本設計図、西山興業が作成し日本ゴルフ場経営者協会が保管しているその資料は、無料で提供されています。全国には約100の河川敷ゴルフ場が有ると言われていますが、是非先人の英知を活用して頂きたいものです。
千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)では2006年より、毎年8月の開場記念杯開催時に、グッドマナー会員を選定し表彰しています。その基準は下記5項目になりますが、重複する事が無い様、一度表彰された会員は次年度、対象外になっています。
❶_プレーの進行が速い
❷_同伴競技者への気遣い
❸_言動が紳士的
❹_目土、バンカーならし、ボールマーク直し等積極的
❺_誰に対しても思いやりをもって接している
受賞者へは記念のタグと表彰状、更には無料のプレー券1枚が贈呈されています。今年は17回目を迎えますので、既に17名のグッドマナー会員が誕生している事になります。当該クラブに於けるこの案は、クラブスタッフの中から提案され実行していますが、表彰者もスタッフ一同で選出しているとの事です。
同クラブの総支配人である岡本氏によれば、「表彰されないにしても、会員1人1人が上記5項目の一つでも実行して頂く事で、クラブの雰囲気や気質を高めて行きたい」、としています。当該クラブに根付いた「グッドマナープレーヤー制度」は、トップダウンでは無く、スタッフの中から自発的に提案されている点が重要な要素です。
見習いたいものです。
株式会社太平洋クラブでは2022年10月1日より、新規会員の二次募集を再開します。その概要は下記の通りです。
会員種別 | 募集金額 | 譲渡及び相続 |
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太平洋クラブ 正会員 | 693万円(税込) | 可 |
太平洋クラブ パーソナル会員 | 418万円(税込) | 不可 |
太平洋クラブ コーポレート会員 | 550万円(税込) | 不可 |
なお2口での複数同時入会の場合は、割り引きが適用され、その1口当たりの金額は下記の通りです。
■ 太平洋クラブ・正会員 6,237,000円(税込)
■ 太平洋クラブ・パーソナル 3,800,000円(税込)
■ 太平洋クラブ・コーポレート 5,000,000円(税込)
ゴルフ場の肥料は「化学肥料」から「有機肥料」へ転換すべし、と三田商事株式会社の三田和男社長は力説しています。この背景には農林水産省が、2050年までに化学肥料の使用量30%減、化学農薬の使用量50%減を取り入れた、CO2ゼロエミッションを目指す政策戦略が有ります。
この様な政府方針と共に三田社長には、ゴルフ場から排出される緑化廃棄物をリサイクルし、有機肥料として再利用して行く循環型の堆肥利用が、ゴルフ場にとって負荷の少ない自己完結型、永続性を有したゴルフ場へと変革出来るとの確信が有ります。同氏は既に埼玉県のKゴルフ場にて、17年前よりこれを実践して来ているのです。
具体的にはゴルフ場の緑化廃棄物を破砕と揉み解し、更に発酵熟成させる為に米ヌカやミネラルそして落ち葉などを加え、土壌微生物のエサとなる状態へ仕上げます。此れには月2回ほどの切り替えしが必要であり、期間は半年を要します。この有機堆肥が、グリーンやフェアウエーの芝生を、元気にさせます。
良い事ずくめの様ですがこれを実践して行く為には、➊ 緑化廃棄物の保管場所(例えば場内の遊休スペースの確保)➋ 破砕機の確保が必須要件になります。この課題解決の為にはゴルフ場単体では無く、地域内複数のゴルフ場で機材やスペースを共有して行事も又、検討して行く必要が有るのかも知れません。
いずれにしても三田社長の提案する化学肥料から有機肥料への転換は、全てのゴルフ場にとって避けては通れないテーマなのだと思われます。
株式会社太平洋クラブは2022年9月2日、太平洋アソシエイツ会員権の名義書換を、10月3日より再開する事を明らかにしました。同クラブでは2018年10月1日より、名義書換を停止にして来ましたので、実に4年ぶりでの再開になります。
同クラブでは2021年12月15日、太平洋アソシエイツの正会員権名義書換料を、税込220万円へ改定するする事を発表していました。しかしながら今回はその改定料金では無く、特別に設定されたキャンペーン価格、税込165万円にて手続きが出来ます。
とは言えこの度の名義書換料が適用されるのは、開始以降2023年2月28日までの5ヶ月間に限定されています。短い期間ですので相場の流れを読むのは困難である反面、入会申請者にとっては何よりも迅速な対応が求められています。
なお入会にあたり推薦人は絶対条件ですが、心当たりの無い方に付いては、同クラブ側が理事面接を行う事でカバー出来るとしています。但し理事面接を受けられたからと言っても、必ずしも入会出来る保証は無く、同クラブ理事会での承認を待つ事には留意したいものです。
2022年度PGA資格認定最終プロテストが、8月30日(火)より9月2日(金)までの4日間、北海道の登別カントリー倶楽部にて開催されます。
5月10日から始まった予選会は、プレ予選2会場、1次2会場、2次3会場での戦いを経て、この度最終プロテストを迎える事になります。此れまで延べ参加人数は642名で、この中から最終戦へ臨む選手は95名です。その他最終戦を受験出来る有資格者36名を加え、合計131名がこの度の挑戦者数です。
第3ラウンドの54ホールまでを終了した時点で、50位タイのスコアから10ストローク以内の選手が、最終日へ臨む事になり、50位タイまでの選手が合格となります。なおPGAではこのプロ資格認定方式を、2024年まで継続するとしているものの、以降は現時点で不明です。
年々受験者数が減少しており、現行のプロテストが曲がり角に来ているのも又事実であり、PGAでは年内に2025年以降の新たな方式を、明らかにして行きたいとしています。現行のプロテストシステムが続くのは、今回を含め残すところあと3回に成りました。
大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)では2022年1月より、外国籍者の入会申請を受け付けています。此れは2022年1月20日に開催された同倶楽部理事会にて、理事提案を受け可決された内容ですが、即日適用実行されています。
入会申請条件は、通常のケースと殆ど変わらないものの、倶楽部理事1名の紹介を求めている点が異なる点です。紹介者に関しては通常、在籍5年以上の会員2名を求めていますが、外国籍者に付いては、在籍5年以上の会員1名と倶楽部理事1名が必要です。
此れまで同倶楽部では、日本国籍以外の方の入会を認めて来ていませんでした。特に帰化し日本国籍を取得された方についても、取得してから5年以上経過して無ければ、入会申請が出来ませんでした。この様なかつての姿勢を考えた場合、この度の改革は、180度方針転換したとも言えるものです。
開かれた倶楽部へ、明らかに潮目が変わりだしたのだと思われます。改革から約7ヶ月間が経過した今日、2022年8月下旬時点で2名の方の入会実績が有るそうです。今後時間の経過と共に、少しずつ増えて来るのでは無いでしょうか。