ホノルルカントリークラブ経営交代

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 ホノルルカントリークラブ(ハワイ)の代表者でした滝富夫氏は、当該クラブの日本語版Webサイトにて、2022年9月1日経営交代した事を明らかにしました。文章が長い為、一部を抜粋し紹介させて頂きます。下線内が滝氏の挨拶文です。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、私がホノルルカントリーをお引き受けしてから早いもので19年が過ぎました、・ ・ ・
ところが、突然のコロナウィルスの大流行により世界情勢が一変いたしました。・ ・ ・ ・
昨今、ようやく落ち着きを取り戻しゴルフ場は通常通りオープンできる様になり ・ ・ ・
此処で軌道に戻ったホノルルカントリークラブを新しいオーナーに任せることにいたしました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 この件に付き一季出版株式会社は2022年10月28日、新オーナーは韓国系の「JJKOO HAWAII,Inc」と報じていますが、それ以上の詳細は把握していないとの事でした。

 当該ゴルフ場関係者によれば、今回のオーナー交代は現地ゴルフ場の資産保有会社が売却されたので有り、日本に於ける株式会社ホノルルカントリークラブはプレー予約の受け付けや、ゴルフ会員権の名義書換業務を行つていて、対象外としています。権利関係が不明瞭で釈然としませんが、会員は当面プレーに支障はないとの事です。

 不安な面のみが浮き上がって来ますが、新たなオーナーは顔の見える経営者であって、尚且つ会員及び会員権の取り扱いについて、いち早く運営に変更はないとの、明瞭な指針を示して欲しいものです。

 2022年10月27日(木)大阪地裁・第12刑事部にて、グリーンキーパーとしてゴルフ場業界で名を馳せた、大江康彦(62)被告に対する初公判が開かれました。原告は株式会社クラシックです。

 この裁判は2021年12月8日クラシック社の告訴を受け、大江被告が今年2022年7月21日に大阪の四条畷署に逮捕されていました。そして8月8日検察側が、起訴した事による裁判です。容疑は詐欺です。

 検察側の説明によれば大江被告は、RSG社を経由し芝生活性剤をクラシック系列ゴルフ場へ納入したとして、クラシック社へ架空請求後、その金額を詐取したというものです。裁判を通じ被告側は証言を留保するとして、具体的な発言は次回以降となりました。

 元をただせば関西のクラシック系ゴルフ場で、支配人をしていた人物Aの不正から、芋づる式に今回の大江被告の不正が発覚したとの事ですが、元支配人Aと大江被告は北海道の小樽カントリー倶楽部で共に働いた同僚でした。

 今回この裁判を通じ大江被告の取引実態が明らかにされ、詐欺だったのか否か証明されるものと思われます。とは言え活性剤が実際散布されたのか否か、此れを証明する為の根拠をみいだすのは、大変ハードルが高い様にも思われます。

上総モナークCCではツーサムでのラウンドが可能

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 上総モナークカントリークラブ(千葉県)では、ツーサムでのラウンドが全日可能です。基本は会員1名と会員1名の2名、会員1名と会員が同伴したゲスト1名の2名、この2パターンになります。

 このツーサムラウンドは当該クラブの運営規約に明記されていないものの、正確な時期は不明の様ですが、現経営体制以前から長期に渡り運用されて来ており、単なる閑散期対策では無いとしています。裏を返せば繁忙期であっても、受け入れて頂けると言えます。

 このシステムに魅力を感じ入会して来る方も居て、実際現場スタッフの肌感覚では、徐々に増加してきていると感じています。ツーサムの場合、通常料金よりは若干フィーが上がってしまいますが、その点を問いただす様な会員の方は皆無です。又リクエストによっては、キャディを付ける事も可能との事。

 ツーサムラウンドは当該クラブによる「会員満足度を高めたい」、と言う方針の中から打ち出されて来た様ですが、同時に他クラブとの差別化に一役買っており、大きな特色になっています。ジャック ニクラウスにより設計されたコースとツーサムラウンドは、当該クラブの「ウリ」とも言える様です。

PGAはプロテストを継続へ定例理事会にて決議

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 公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2022年10月24日開催の定例理事会にて、かねてより決定されていたプロテスト廃止を撤回し、継続して行く事を決議しました。

 此れまで関西方面のゴルフ場及び支配人会などを中心に、プロテスト継続の要望が強くPGAへ寄せられて来ていました。この背景にはプロテスト受験に向けた研修生制度などが、現ゴルフ場にとり有効に機能している中、廃止はシステム崩壊を招きかねないと共に、ゴルフ場のあり方を大きく変えてしまう危険性があると言うものです。

 2019年12月に決定され2023年度より実施するとしたプロテスト廃止方針ですが、周知徹底期間も短い事から、その実施は2年間の延長を経た2025年からと、2021年に入りPGAは修正していました。そして今回、廃止案そのものを、撤回する事にしたのです。

 かねてより受験者数の減少が問題視される中、その背景になっているプロテストの魅力半減、この様な状況を鑑み得られたPGAの結論は、プロテストの廃止でした。では今後プロテストを継続して行く上で、どの様な付加価値を付けたならば、魅力ある資格制度になって行くのか、この点がこの問題の一丁目一番地だと言えます。

 プロテストのあり方をめぐり吉村会長曰く、「合格者数を現在の50位タイより30名ほどへ絞る案も理事会で出た」との事ですが、単純な人数制限は拙速感も否めず、より熟考を望みたいものです。受験者の夢は自らの社会的地位向上よりも、かつてはツアーへの登竜門として、位置付けていたのでは無いでしょうか。

 継続するにしても今後どの様な魅力的案が、PGAより示されて来るのか大いに注目されます。現状改革無しに受験者数の増加は、見込めない様にも思われます。

2022年度日本オープン蝉川泰果さんが優勝

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 2022年度(第87回)日本オープンゴルフ選手権が、10月20日~23日までの4日間、兵庫県三木市の三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースにて開催され、東北福祉大学4年(21歳)のアマチュア・蝉川泰果(セミカワ タイガ)さんが優勝しました。

 蝉川さんは初日より最終日まで首位を走り続け、完全優勝を成し遂げた訳ですが、スコア的には4日間トータル10アンダーとし、2位の比嘉一貴選手に2打差を付け、首位を明け渡す事無く逃げ切ったのです。

 当該大会に於けるアマの優勝は、1927年(昭和2年)に開催された第1回大会にて、赤星六郎氏の優勝以来実に95年ぶりの快挙と成りました。蝉川さんの快挙は此ればかりで無く、今年9月に開催されたJGTOツアー『パナソニックオープンゴルフ』に於いても、アマとして優勝していました。

 さらに振り返れば今年6月、福岡県の福岡雷山ゴルフ倶楽部を舞台に開催された、JGTOの下部ツアーであるABEMAツアーの『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山2022』にて、そうそうたるプロを押しのけ蝉川さんは優勝していますので、厳密にはアマとして3勝している事になります。

 JGAの公式発表によれば身長175cm、ドライバーの平均飛距離300ヤードの蝉川さんですが、今後どの様な活躍を見せてくれるのか大いに楽しみです。

那須小川ゴルフクラブでは競技優勝者へ会員権贈呈

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 那須小川ゴルフクラブ(栃木県)では5年前より月一度、おおむね第3土曜日に「会員権争奪杯」競技を開催しています。参加者は50~60名ほどで、会員六割ゲスト四割と言うバランスです。

 優勝者及び当日賞受賞者には、当該クラブの正会員権が、贈呈されます。ゲストの方が優勝した場合は、月割りの年会費を支払う負担のみで正会員に成れ、一般的な名義書換とは異なりますので、名義書換料は不要です。既に会員の方が優勝した場合は、親族や友人へ贈呈し会員に成っているケースが多い様です。

 此れまでこの競技を通じ、約120人が会員に成られています。ちなみに当該クラブでは新規の会員募集も行っており、その販売価格は税込7万円です。一般的にこの価格の商品が、競技会賞品として贈呈されたとしても、アマチュア規定には抵触しないとの事です。

 様々なアイデアを駆使し、クラブを活性化させて行こうとする、当該クラブの自助努力の一端を垣間見た思いです。この様な努力の結果、アクティブ会員は約1,000名にも上る様です。なお「会員権争奪杯」で獲得した会員権は譲渡可能ですので、単なる年次会員とは異なります。

カメリアヒルズCCではツーサムでのラウンドが可能

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 カメリアヒルズ・カントリークラブ(千葉県)では、全日ツーサムでのラウンドが可能です。会員であればの条件は付くものの、会員同士或いは会員とゲストと言う組み合わせで、ツーサムラウンドが出来ます。

 当該クラブでは運営規約に明記されていないものの、ツーサムでの受け入れはクラブの基本方針として確立しており、閑散期の一時的集客対策では無いとしています。またキャディ付きでのラウンドを原則としている為、ツーサムであってもキャディがつきます。

 この運営方針が何時頃から確立されたのかは不明確との事ですが、現在の利用状況は決して多くは無いものの、ツーサムでのラウンドを常にリクエストする固定ユーザー層も、それなりに在籍している様です。

 ユニークなアイデアで独自性を明瞭に打ち出しているカメリアヒルズ・カントリークラブですが、この差別化が生き残りをかけた独自戦略の一端を担っている様にも思われます。リスクを取らない物まねのみでは、他クラブの後塵を拝するばかりなのだと言えます。

訃報_石井冨士夫氏10月17日ご逝去

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 2022年10月17日7時48分、プロゴルファーの石井冨士夫氏が前立腺がんの為、国立がん研究センター中央病院にて、お亡くなりになられました。

 石井氏は1940年8月25日生まれでしたので、今年82歳を迎えられたばかりでした。通夜は10月21日(金)、告別式は翌22日(土)に東京足立区の日本典礼・西新井会館にて行われる予定ですが、喪主は次男の石井政士氏です。簡単に故人の足跡をたどるならば、その概要は下記の通りです。

優勝歴
・1963年 報知プロ新人
・1965年 第31回関東プロゴルフ選手権
・1966年 習志野ミリオン
・1968年 瀬戸内サーキット岡山
・1970年 第1回国際オープンゴルフトーナメント東海クラシック
・1970年 第36回関東プロゴルフ選手権大会

主な経歴
・1963年 PGA理事(1974年まで)
・1979年 PGA理事(1999年まで)及び副会長(1984年まで)
・1994年 PGA副会長
・1997年 PGA会長
・1999年 PGA相談役
・2006年 文部科学大臣顕彰

 この他多くのゴルフ場での設計や監修にも関わられており、多方面で活躍された事がわかります。心から哀悼の意を表します。合掌

カレドニアンGCは10月1日より補充会員を募集中

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 カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県)では2022年10月1日より、正会員及び平日会員の補充会員募集を開始しています。概要は下記の通りです。

正会員
■ 募集金額 1,030万円(入会金300万円+預り保証金700万円+消費税30万円)
■ 募集人数 20名(個人、法人1名記名式)定員に達し次第終了

平日会員(月~金まで)
■ 募集金額 206万円(入会金60万円+預り保証金140万円+消費税6万円)
■ 募集人数 30名(個人、法人1名記名式)定員に達し次第終了

 当該会員権は名義書換を開始次第、第三者譲渡が可能です。しかしながら当該会員権は「間接株主会員制永久債証券」と言われるもので、正会員700万円、平日会員140万円のそれぞれ預り保証金は、当該クラブ解散時に在籍している会員へ返還されるものです。

 ですから預り保証金に対する満期と言う概念が、此処には有りません。当該クラブ解散以前に退会したいとなれば、会員権市場を通じ第三者へ譲渡する以外に、方法は無いと言えます。通常ゴルフ場が存続している限り解散は考え辛いので、入会手続きはこの点を良く理解した上で行いたいものです。

 なお平日会員にとって競技会は月3回模様されています。それは①フレンドリーカップ、②ブルーティ杯、③ゴールドティ杯の各競技です。

鹿野山ゴルフ倶楽部では11月より正会員の名義書換料改定

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 鹿野山ゴルフ倶楽部(千葉県)では、2022年11月1日より下記の通り、名義書換料を一部改定します。

会員種別改定前(税込)改定後(税込)
正会員220,000円165,000円
平日会員110,000円110,000円
週日会員55,000円55,000円
特別法人会員220,000円220,000円

 上記一覧表のとおり、改定されるのは正会員のみで有り、増額されるのでは無く5万円が減額されます。今日の名義書換料が定められたのは、2012年10月1日でしたので、ほぼ10年前の出来事でしたが、当時も全会員種別に対し一貫したスタンスは、増額では無く減額でした。

 例えば正会員の名義書換料は294,000円(税込)でしたが、210,000円と言う当時の税込金額へ、改定されたのです。

 この度の11月改定に対し会員権市場は、好反応を示しています。2022年10月中旬時点での会員権市場は、売り少なく買い需要が多くなっています。新規入会者にとっては、入会コストが下がる様に一瞬思えるものの、売り物が少なくては、結果は高い買い物になって仕舞うのかも知れません。