アジア各国から選抜された女子ジュニアゴルファーを対象にした略称『アニカ インビテーショナル アジア』が、2025年10月14日から17日までの4日間、静岡県のファイブハンドレッドクラブにて開催されます。概要は下記の通りです。

■ 大会名称:アニカ インビテーショナル アジア PRESENTED BY サーティワン アイスクリーム
■ 主  催:ANNIKA Foundation
■ 公  認:R&A
■ 特別協賛:B-R サーティワン アイスクリーム株式会社
■ 出場枠 :1、主催者推薦 14名程度
■ 出場枠 :2、世界アマチュアゴルフランキング上位 32名程度
■ 出場枠 :3、日本アマチュアゴルフランキング上位 32名程度

 この試合で上位3位までの入賞者には、2026年米国フロリダ州で開催される、ロレックスによる世界最高峰のジュニア大会へ招待されます。今ではビッグネームとなり世界で活躍する日本人選手も、かつては「アニカ インビテーショナル」の中で頭角を現し、世界へ羽ばたいています。この様な大会が、今回日本で初めて開催されます。

 これら一連の大会の主役はアニカ ソレンスタムですが、彼女は1993年にプロ入りし2008年の引退まで、数々の偉業を達成して来ております。とりわけメジャー10勝を含めたLPGAツアー通算72勝は、往年の名選手を含め歴代3位の勝ち星です。引退後はセカンドキャリアとして選んだゴルフビジネスも順調であり、彼女のゴルフ普及活動は今まさに隆盛期にあるとも言えます。

 その様な彼女のゴルフビジネスを支えているのが、取りも直さず「ANNIKA Foundation」です。この組織はバンクオブアメリカ、ヒルトン、ロレックス、3M、キャロウェイ、マスターカードなど10数社がスポンサーになって支援しています。更には個人献金などもあります。この活動体は60ヶ国、8,000人以上の女性へ影響を与えて来ており、1,000万ドル以上を費やして来ています。

 この大きな波が今回アジアから、そして日本へ押し寄せて来たのです。10月静岡裾野市へ、世界の眼差しが降り注ぎます。注目です。

訃報_河野 光隆プロが2025年7月18日ご逝去

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 公式戦2勝を含む通算5勝をあげた河野光隆(こうの みつたか)氏が、2025年7月18日(金)午後にご逝去されました。公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)が2025年7月25日、広報を通じ明らかにしました。

 享年83歳、葬儀は既に近親者により、執り行われているとの事。

 故人は1963年6月1日にPGAへ入会し、下記の様な戦歴を残しました。
■ 1965年 日本プロゴルフ選手権大会 優勝
■ 1966年 日本プロゴルフ選手権大会 優勝
■ 1967年 読売国際オープン 優勝
■ 1969年 チャンピオンズトーナメント 優勝
■ 1970年 長野オープン 優勝

 兄は国内通算17勝をあげた河野高明(故人)プロであり、河野兄弟と言えばゴルフ界では広く知られた存在でした。
 お悔み申し上げます。

 株式会社アコーディア・ゴルフでは2025年7月中旬に全172コースへ、「Cool Cart」を導入しました。「Cool Cart」は既にPGMグループが導入済みですが、乗用カートへ送風機を取り付けたカートになります。

 人感センサーによる自動部分も有りますが、風向風量などは個人で調節可能になっており、プレーヤーからは大変好評との事です。「Cool Cart」台数に制限があるコースもある為、Webサイトからの事前予約も可能です。

 利用にあたっては別途料金が発生しますが、プレーヤーへの強制では無くあくまでも任意になっており、利用しない事も選択肢に入っています。

 酷暑のラウンドを如何に快適に過ごすかと言う課題は、かねてから多くのゴルフ場で取り組まれていますが、今は無き静岡県の南富士カントリークラブでは2012年の夏頃より、ミストがカートの四隅から噴き出すものを導入していた事が、思い出されます。

国木原GCのスポンサーは韓国のGADスポーツ

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 2025年7月3日和歌山地裁へ民事再生法の適用を申請した国木原ゴルフ倶楽部を経営する国木原開発株式会社(代表:木内栄一)のスポンサーについて、2025年7月17日に開催された債権者集会にて、申請代理人の栁井健夫弁護士より明らかにされました。

 今回の法的整理はプレパッケージ型ですので、地裁への申請前にデューデリなど一連の作業を済ませ名乗りを上げたのは、韓国の株式会社GADスポーツです。日本法人は無いとの事ですが、日本の女子プロゴルフ界で活躍した韓国選手のマネジメントなども手掛けた実績があり、日本とはなじみ深い様です。

 GADスポーツ社は再建の大きな足掛かりをインバウンドにおいており、韓国からの誘客に力を入れたいとしており、実際、韓国から和歌山県の南紀白浜空港へは、過去チャーター便の直接的乗り入れも行われています。この辺の交通アクセスの整備が必要では有るものの、集客を伸ばすには大きな要素だと言えます。

 伸びしろの大きさを感じさせる当該ゴルフ場ですが、木内社長の在任中に再建のビジネスモデルを描けるのか、期待がかかります。

市原市が市内5練習場へ無料レンタルクラブを設置

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 千葉県市原市では市内5ヶ所のゴルフ練習場と提携し、2025年7月17日より無料のレンタルクラブを設置しました。市内在住の小学校4年生以上の方であれば、提携練習場へ出向きレンタルクラブを利用し練習出来ます。いわゆる手ぶらで練習出来る訳ですが、打席料及びボール代は別途必要になります。

■ 無料レンタルクラブ設置練習場(順不同)
  ・アネックスゴルフ     (市原市不入斗1211ー2)
  ・光風台ゴルフガーデン   (市原市安須937)
  ・ジャンボゴルフクラブ   (市原市能満2086-89)
  ・ジョイバードゴルフ練習場 (市原市金剛地1611-14)
  ・パワーゴルフレンジ    (市原市大厩1375)

■ 貸出クラブ(各練習場ごとの設置本数)
  ・男性用13本<ウッド4本(内左用1本)、アイアン9本(内左用2本)>
  ・女性用8本<ウッド6本、アイアン2本>
  ・身長150㎝ジュニア用6本<ウッド3本、アイアン3本>
  ・身長130㎝ジュニア用5本<ウッド2本、アイアン3本>

  ※ なお男女大人用ゴルフクラブは、(公社)日本パブリックゴルフ協会からの寄付との事。

 官民挙げてのこの取り組みに対し市では、小中学生の保護者や教職員全ての方が登録されているメールサービス・コミュニティサービスを通じ、7月17日の夕方から18日の早朝にかけ、今回の内容を一斉告知して行くとしています。

 ゴルフクラブセットが高価な為、なかなか取り組めないと言う市民の声を吸い上げる形で始まった無料レンタルクラブサービスですが、これは将来のゴルファー創造へ向けた取り組みとも言えます。いつの日か、市原市民であれば何方でもゴルフに接した事がある、その様な市民スポーツとなる日を想定した取り組み、その第1歩が始まりました。

市原市内多くのゴルフ場へ就職者を送り出す市原高校

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 千葉県市原市の市原高校では2025年の今年、就職者41名の内6名が市内ゴルフ場へ就職しています。6名の内2名が鶴舞カントリー倶楽部へ就職しており、「覚える事が多いです」と一生懸命ですが、働き甲斐を見い出している様です。

 当該高校は旧鶴舞桜が丘高校と旧市原高校が統合され、2019年4月に新生市原高校として出発しています。市原市を南北に分けた場合、牛久エリアが一つの分岐点になるのですが、市原高校はその牛久エリアに在り、ある意味南部エリアの中学生を吸収する役割を担った高校とも言えます。

 市原高校の大岩良徳校長は、地域産業の特色としてゴルフ場と福祉を上げてます。地域社会へ貢献出来る人材の育成、これを大きな命題と捉えている大岩校長は、とりわけゴルフに関しては地域ゴルフ場と連携し、1年生全員へゴルフ体験を実施しています。

 詳細につきましては、『千葉県市原市内多くのゴルフ場へ人材を輩出する市原高校』と題し、レポートをまとめました。是非、お目通し頂ければ、幸いで御座います。

フジサンケイクラシックへ2025年よりロピアが特別協賛

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 過去52回の歴史を誇る男子プロゴルフトーナメントのフジサンケイクラシックは、53大会目となる今年2025年、食品の激安スーパーとして有名な株式会社ロピアを、特別協賛企業として迎える事になりました。

 これに合わせ大会名も、従来のフジサンケイクラシックから『ロピア フジサンケイクラシック』へ変更になりました。大会は9月4日(木)~7日(日)までの4日間、山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開催されます。

国木原GCの国木原開発(株)が民事再生へ

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 和歌山県の国木原ゴルフ倶楽部を経営する国木原開発株式会社(代表:木内栄一)は、2025年7月3日に和歌山地裁へ民事再生法の適用を申請しました。事件番号は「令和7年(再)第2号」です。

 会員約1300名が保有する預託金債権を含めた負債総額は約20億円ですが、会員による預託金返還請求はほとんど無い状況であり、また日常の資金繰りも問題なかったものの、グリーン芝の劣化に対する新たな対策を打てなかった点、芝の入れ替えにかかる費用の資金調達が出来なかったのが致命傷になったとの事。

 現木内社長は創業者よりゴルフ場の再建を託され就任した経緯があり、ある意味法的整理の機会をうかがっていたとも言えなくも無いのですが、しかしそうしなければ負の遺産を整理出来なかったほど、当該企業の台所事情は苦しかったのです。

 現木内社長は裁判所の監督下となった現在、そして解除されるまでの残り数年、代表者としての地位に留まるものと思われますが、今回の法的整理はプレパッケージ型ですので、債権者集会が開催される7月17日以降に、新たなスポンサーが明らかになるものと思われます。

 再建にあたりどの様な計画を打ち出せるのか、現木内社長と今回の法的整理にあたり、申請代理人となった弁護士法人虎ノ門スクェア法律事務所(港区虎ノ門、TEL 03-5408-1591)の栁井健夫弁護士の手腕に期待がかかります。

 一都三県で54店舗のインドアのゴルフスクール(ZENGOLF)を展開するツリーベル株式会社が、埼玉県のリバーサイドフェニックスゴルフクラブ取得し、2025年6月20日より運営を開始しています。

 ツリーベル社では、当該ゴルフ場の経営会社である株式会社フェニックスの全株式を取得する事で、傘下におさめた訳ですが、その狙いについて「インドアとアウトドアをつなぐ新たなゴルフ体験の流れが実現」したとして、ゴルフスクールとゴルフ場との相乗効果拡大を念頭においています。

 ツリーベル社の概要は下記の通りです。
■ 会社名:ツリーベル株式会社
■ 所在地:東京都目黒区三田1-4-2 恵比寿ガーデンテラス壱番館2F
■ 創 業:2005年9月
■ 資本金:5,000万円
■ 代表者:代表取締役 森田 晋平

東急不動産が天城高原GCを日本テーマパーク開発へ売却

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 東急不動産株式会社及び日本駐車場開発株式会社は、2025年6月27日にそれぞれ広報を通じ、東急不動産が所有する子会社・伊豆観光開発株式会社を、2026年3月1日に日本テーマパーク開発株式会社へ譲渡することを明らかにしました。

 伊豆観光開発は1979年に東急不動産の傘下に入り、今日天城高原ゴルフコースやホテル、別荘地などを所有し、その運営を東急リゾーツ&ステイ株式会社へ委託して来ています。

 東証プライム上場の日本駐車場開発は子会社の日本テーマパーク開発を通じ、伊豆観光開発の株式を取得する訳ですが、取得する企業の業績及び日本テーマパーク開発の概要は下記の通りです。

■ 名 称:日本テーマパーク開発株式会社
■ 所在地:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング
■ 代表者:代表取締役 内藤佐和子
■ 主事業:テーマパーク、遊園地の運営・管理、別荘地の管理及び売買・賃貸
■ 資本金:50百万円
■ 設立日:2016年5月20日

決算期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
売上高1,005百万円1,074百万円1,080百万円
当期純損益106百万円115百万円97百万円

 なお日本駐車場開発は今回の株式取得の目的について、日本テーマパーク開発は観光を軸としたまちづくりや地方創生を行っており、全国展開のM&A活動は東京証券取引所への上場を視野に入れてのものであり、今回もその一環だとしています。