2023年12月11日に公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、来年度2024年シーズンのシニア競技日程を公表しました。全13試合が開催される中、日本プロゴルフシニア選手権大会はスポンサーが変更になりました。

 これまで当該大会は、第52回大会の2013年より2023年までの11年間に渡り、住友商事株式会社とヤサト興産株式会社が特別協賛としてスポンサーに回り、サブタイトルも『住友商事・サミットカップ』として開催されてきました。

 来年度は装いも新たに、円谷フィールズホールディングス株式会社が特別協賛として、スポンサーにつく事が明らかになりました。大会名も『TSUBURAYA FIELDS CUP』のサブタイトルが付き、会場もこれまでの茨城県石岡市のサミットゴルフクラブから、茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブへ変更になりました。

 ところでスポンサー会社は、ウルトラマンなどで有名な株式会社円谷プロダクション、更には遊技機の企画・開発・販売のフィールズ株式会社などを傘下に持つ、いわゆる持株会社になります。

 2023年12月19日東京高裁にて、ジャックス宮川裁判の弁論が、2回目をもって終結しました。三角裁判長は東京地裁判決を継承する方向であり、高裁に於ける判決が全く真逆の内容になるとは思えない状況です。

 この様な点から主軸は和解へ向かっており、三角裁判長及び原告側や被告側代理人弁護士も現時点では、先の名古屋裁判を判断材料に勧めようとしています。原告側は約200名居りますが、個々の確認はこれからの作業になります。

 ジャックスとのクレジット契約に於いて債務は認められないと主張した原告側ですが、和解を選択した場合は利息が無く、反面、判決となると当然利息が付く事から、原告側が支払う金額は和解以上になります。この点が和解へなびき易い、大きな要素となっています。

 東京地裁での敗北以降、当該裁判を左右する様な大きな証拠を提示出来ず、原告側の焦燥感は和解止む無しへ傾きつつ有ります。

PGM武蔵ゴルフクラブでは1人予約が可能

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 埼玉県のPGM武蔵ゴルフクラブでは現在、一人予約を受け付けています。これは2020年12月にPGMグループへ移行して以降に採用された予約システムですが、これまでの弊害を取り除くべく考えだされた内容とも言えます。

 それ以前は会員と言えども1人での予約は、極めて困難でした。それは当該クラブが法人会員をメインにして来た関係から、1組単位での予約が大前提だったからです。例えば会員1人で来場されたとしても、当日3名以上での組み合わせがほとんど不可能と言う状況から、お帰り頂く事も過去にはあった様です。

 現在の1人予約は、電話及び当該クラブのWEBサイトから可能ですが、1人予約と言えども当日1人でラウンド出来る訳では無く、基本はあくまでも2人以上です。この為、場合によっては2人以上の予約が入らない事も想定され、予定日前日の12時時点で、プレー出来るか否かの連絡を予約者へしています。

 1人予約プランとしては、キャディ付きとセルフの二本立てがあり、予約時にどちらかを選択する様になります。12月時点でキャディ付き会員料金は税込み食事別で8,800円、セルフの会員料金は税込み食事別で6,050円です。

 2023年2月末時点で当該クラブの会員数は700名を若干欠ける状態ですが、その中でも個人会員数は10%程に過ぎません。1人予約システムを充実させて行く為には、更なる個人会員数の増加が不可決なのだと思われます。

富士カントリークラブでは1月より正会員の補充募集開始

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 富士カントリークラブでは2024年1月1日より、正会員の補充募集を行います。概要は下記の通りです。

■ 会員権代金300,000円(非課税)
■ 名義変更料1,100,000円(税込)
■ 入会保証金400,000円(非課税)
■ 年会費88,000円(税込)
■ 募集期間2024年1月1日~

 この度の補充募集は、2023年10月開催の理事会にて決定されました。当該クラブでは募集口数と募集期間について、2023年12月14日時点で未定としています。またこの補充募集を行うにあたり、既存会員権の名義書換は停止になります。

 現在会員権市場では売り情報が20万円で出ていますが、仮にこの金額で取得したとして、名義変更料88万円を足しますと、110万円未満で入会出来る事になります。今回の募集金額は180万円とも言えますが、この70万円の乖離を上回る入会の波が、果たしておとずれるものでしょうか。

 2023年10月に株式会社ジェットアンドスポーツの島津隆司社長を訪ね、日本から世界のゴルフトーナメント観戦へ、道を切り開いて来た経緯などを伺って来ました。

 島津氏が魅せられた試合は、1995年7月の第124回全英オープンでした。優勝へ邁進するジョン デーリーに対し、18番ホールで一打差まで追い詰めてきたコンスタンチノ ロッカ、この二人の息詰まる戦いは、ロッカの劇的なバーディパットをもって、プレーオフへ進みます。

 ロッカがバーディパットを入れた瞬間、18番ホールを囲むギャラリーから発せられた歓声は、地響きとなり会場全体を感動の渦に巻き込みました。この光景の中に居た島津氏は、是非この感動を日本の多くのゴルフファンに味わって貰いたい、この気持ちが海外へ向かわせた原動力になっており、現在も変わらないとの事。

 飛行機でトーナメント会場へ向かい観戦、そして終了後にトーナメント同様のセッティングでラウンドする、この一連のパータンを日本で切り開いて来た島津氏が、次に思い描いたのは海外ツアーでした。全英の感動を再びと、多くの海外トーナメント観戦へ、日本から道を切り開いて来ています。

 詳細は「ゴルフ偉人 名人 達人列伝」にて、『世界のゴルフトーナメント観戦へ扉を切り開いた男・島津隆司』として、紹介していますので、是非お目通し頂ければと思います。

磯子カンツリークラブでは約60年ぶりに年会費改定

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 神奈川県の磯子カンツリークラブでは2024年4月1日、会員の年会費を改定します。概要は下記の通りです。

会員種別改定前改定後
正会員13,200円(税込)55,000円(税込)
平日会員6,600円(税込)38,500円(税込)

 当該クラブの年会費は大変安価な設定になっており、名門と言われるクラブの中でも特異な存在でした。それもそのはず、現価格が決定されたのは1962年4月1日からであり、約60年以上に渡り改定されず今日に至っていました。

 価格自体は一般的ゴルフ場と肩を並べるものになりましたが、会員権価格が12月6日時点で2500万円の買い希望があるクラブ、言い方を変えれば高級クラブにしてはまだまだ安いのかもしれません。

 DPツアーは2023年11月28日、久常涼(21歳/SBSホールディングス)選手を、『2023年サー ヘンリー コットン ルーキー オブ ザ イヤー』へ選出した事を明らかにしました。

 同選手のコメントは、下記傍線内の通りです。
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とても嬉しいし、本当に驚いている。今シーズンはDP WORLD TOURでいい経験を積むことができ、とても楽しかった。カズーオープン de フランスでの優勝は最高だった。努力を続けた末の素晴らしい結果だつた。
とても嬉しいし日本人としてDP WORLD TOURで優勝できたことを誇りに思う。3年前には、日本のQスクールで出場権を得ることができなかったが、2部ツアーに参戦し3勝して日本ツアーの出場権を獲得できた。
そして去年ようやくDP WORLD TOURの出場権を手にし、今度はPGA TOURの出場権も手に入れた。興奮しているしとても嬉しい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今後益々快進撃を続けるのでは、と予感させる若武者・久常選手ですが、PGA TOURの2024年シーズンが大変楽しみになって来たと言えます。

千葉CCでは2024年4月より会員権の名義書換料を値上げ

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 千葉県の千葉カントリークラブでは2024年4月以降に入会承認された方から、改定された名義書換料を適応する事を明らかにしました。例えば従来通りの書換料での手続きを望むのであれば、2024年3月初旬までに遅くとも入会申請をする必要があります。

 入会預託金については従来通りであり、変更無しとの事ですが、改定の概要は下記の通りです。

会員種別改定前書換料改定後書換料入会預託金
正会員1,650,000円(10%税込)2,200,000円(10%税込)3,000,000円
平日会員825,000円(10%税込)1,100,000円(10%税込)2,000,000円
週日会員550,000円(10%税込)770,000円(10%税込)500,000円

 今回の改定は、2023年11月8日に開催された同クラブ理事会にて決定された内容ですが、値上げ理由については情報を開示出来ないとしています。

久常 涼 2024年PGA TOUR出場権を獲得

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 DPツアーを主戦場にしていた久常 涼(ひさつね りょう)選手が、来季2024年シーズンPGA TOURへの出場権を獲得しました。これは2023年11月19日にDPツアーが終了し、この時点で久常はランキング17位でした。

 この17人の中には、既に出場資格を有している7人がいて、この7人を除けば久常は10番目に位置します。出場権は、ランキング上位10人までに与えられる為、当然久常にも与えられたのです。11月21日時点のPGA TOUR公式Webサイトでは、「PGA TOUR 資格者」として久常の名前が記載されており、確認する事が出来ます。

 2002年9月9日生まれの久常は2020年にプロ転向し、2021年には「2020-21Abema TVツアー」を8戦し、3度の優勝を勝ち取っています。獲得賞金1000万円を突破した実績から、翌年の2022年にはJGTOツアーが主戦場となり、終わってみればランキング50位のシード権を獲得しています。

 2022年11月に行われたDPツアーの予選会では、7位を獲得出来た関係から、2023年シーズンはDPツアーを主戦場とし27試合を戦いました。9月にはフランスで開催された『カズーオープンdeフランス』にて見事優勝を果たしており、総合的結果は上記の通りです。

 いよいよ舞台はPGA TOURです。日の出の勢いを感じさせる久常の活躍に、日本のゴルフファンは大いに注目する事と思われます。目標は日本で開催されるPGA TOURのZOZOチャンピオンシップでの優勝、と久常は公言してはばかりません。大変楽しみな逸材の登場です。

フェニックスカントリークラブでは全国10コースと提携

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 宮崎県のフェニックスカントリークラブでは、全国10コース、海外1コースと提携しており、会員は当該クラブの会員事務局を通じ、エントリー出来ます。

 2023年11月15日現在、提携コースは下記の通りです。
■ 1 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
■ 2 小樽カントリー倶楽部      (北海道)
■ 3 南山カントリークラブ      (愛知県)
■ 4 片山津ゴルフ倶楽部       (石川県)
■ 5 ゴルフクラブツインフィールズ  (石川県)
■ 6 六甲国際ゴルフ倶楽部      (兵庫県)
■ 7 芥屋ゴルフ倶楽部        (福岡県)
■ 8 横浜カントリークラブ      (神奈川県)
■ 9 城陽カントリー倶楽部      (京都府)
■ 10 紫雲ゴルフ倶楽部        (新潟県)
■ 11 ザ・シンガポール・アイランド・カントリークラブ(シンガポール)

 フィーは当然、提携クラブの会員料金とはならないものの、提携料金が設定されているとの事です。利用頻度は高くなくとも、知名度の高い上記名門コースでプレー出来るのは、フェニックスCC会員の大きな魅力になっています。