富士宮G_tact.jpg 静岡県の富士宮ゴルフクラブでは2020年7月1日より、同年12月31日までの半年間限定で、会員権の名義書換料減額キャンペーンを行っています。

その概要は下記の通りですが、金額は消費税込みの総額表示です。

会員種別 通常料金 特別料金
正会員 550,000円 330,000円
平日会員 330,000円 220,000円
週日会員 330,000円 110,000円

 この度の減額キャンペーンは6月下旬に入り、急遽会社方針にて決定されました。その背景は、通年この季節になると会員権の売却案件が増加する事から、スムースにこれを吸収出来る様にして行きたいとの考えからです。

 会員権市場で売り案件がダブつくのは、様々な方面へ印象が良く無く、また現会員にとっても8月の年会費締め月をまたぐ事無く売却出来るのが、ある意味理想だからです。

 当該クラブでは会員権の流通を活性化させて行きたい、その観点から今回のキャンペーンは位置づけられているのですが、通常の名義書換件数に比較し、どれ程の増加を望んでいるのかを関係者へ聞いたところ、「名義書換料を40%下げた事から、件数的には40%アップが目標」との事でした。

 来年また機会があれば、今回の実績をお話し頂きたいものです。

大利根カントリークラブでは紹介者を2名から1名へ改定

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TACT-CHARA_22.jpg 茨城県の大利根カントリークラブ(理事長:村木茂)では、2020年6月28日に開催された会員総会に於いて、新規に同クラブへ入会する場合、入会希望者に求められている同クラブ正会員による紹介を、現在の2名から1名へ変更しました。

 改定内容が実施されるのは、2020年9月1日以降に書類提出された入会希望者からであり、その審査は同年11月の理事会に成ります。

 今回の改定案は同クラブ理事会による発議であり、狙いはクラブの活性化です。活性化とは、如何に会員の新陳代謝をスムースにさせて行けるのか、同クラブに於いては株券である会員権の流通を、促進させて行けるのかだと言えます。

 2020年7月初旬、会員権市場に於ける売却案件は買い希望を数で上回っており、価格的には300万円を中値にした展開です。茨城県と言わず首都圏に於ける、歴史の有る名門クラブと言われ久しい同クラブですが、この様な会員権の需給バランスの悪さから、脱却する事が何よりも今求められています。

 本年3月に開催された同クラブ理事会では、入会手続き時に於ける紹介者の同席面接を廃止しました。更に今回新たなる改定が決議された訳ですが、これら一連の改革は現理事会が、自らのおかれた状況に危機感を感じて取っているからだと言えます。

 一連の改革がどの様に会員権市場へ、インパクトを与えられるのかが今後の焦点です。また同クラブによる金庫株である自社株の発行が、今年に入り止まっている事から、会員権市場が閑散とする事も無くなると思われます。

東急リゾートサービスを含めた3社が7月1日合併

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TACT-CHARA_22.jpg 東急不動産株式会社の関連会社下記3社は、2020年7月1日にそれぞれ合併し、存続会社は株式会社東急リゾートサービスとなりましたが、同日同社は商号変更により東急リゾーツ&ステイ株式会社となりました。

■ 株式会社 東急リゾートサービス(東急不動産株式会社100%出資)
■ 東急ステイ株式会社(東急不動産株式会社100%出資)
■ 東急ステイサービス株式会社(東急ステイ株式会社100%出資)

存続会社_東急リゾーツ&ステイ株式会社
所在地 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル
代表者 代表取締役 田中 辰明
資本金 100百万円
株主 東急不動産株式会社 100%出資

 合併に当たり4社は共同でニュースリリースを出しておりますが、その理由を「ホテル・リゾート事業の体制を強化するため」としております。またその事により、東急不動産グループの保有施設だけにとどまらず、外部施設の運営受託も推進していく方針の様です。

 現在同社が運営受託しているゴルフ場としては、茨城県のサミットゴルフクラブと群馬県の板倉ゴルフ場更には神奈川県の川崎国際生田緑地ゴルフ場の3ヶ所が有ります。今後更に増えて行くのだと思われます。

小川カントリークラブが東京地裁へ民事再生手続き申立

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TACT-CHARA_22.jpg 埼玉県の小川カントリークラブを経営する株式会社小川カントリークラブは、2020年6月26日東京地裁へ、民事再生法の適用を申請しました。これは7月1日同ゴルフ場が、自らのWEBサイトにて明らかにした内容です。

 WEB上では、『民事再生手続きを遂行し小川カントリークラブの再建を果たして参る所存』とある事から、また関係者への聞き取り調査などを総合すると、自主再建を目指している様に推察されます。

 実際には再生計画案が立案されない現時点で、何とも言い難い面はあるものの、今回の法的手続きを通じ債権債務を整理出来たならば、都市近郊のゴルフ場として充分魅力を発揮出来るものと思われます。

 ところでこれを報じた7月1日付け帝国データバンクのニュースでは、「コロナ倒産」などと時流受けする表題が付けられていました。恐らくCOVID_19の影響からプレーヤーの来場が激減し、大きなダメージを同ゴルフ場へ与えただろう事は、想像に難く無いと言えます。

 また帝国データによれば負債額は約24億円、申請代理人は木村圭太弁護士(東京都港区、第一総合法律事務所:TEL 03-6910-2570)との事です。

松山英樹選手ロケット モーゲージ クラシックへ参戦

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TACT-CHARA_22.jpg 松山英樹選手は2020年7月2日(木)に開幕を迎える、PGA TOUR の『ロケット モーゲージ クラシック』へ参戦する予定です。開催コースはミシガン州のデトロイトゴルフクラブ(7,340ヤード_パー72)。

 PGA TOURはCOVID_19の影響から一時中断時期を挟み、6月11日のチャールズ シュワブ チャレンジより再開されました。松山選手の復帰戦は2戦目からでしたが惜しくも予選落ちとなっており、3戦目をエントリーしなかった事から、今回の『ロケット モーゲージ クラシック』が2戦目と成ります。

 松山選手は昨年のこの大会で13位タイへ食い込んでおり、決して相性の悪い試合では無い様にみられる事から、今回も又活躍が期待されます。この模様はライブで見る事が出来ます。その概要は下記の通りです。

      GOLFTV PGA TOUR_003.jpg
7月3日 金曜日 日本時間早朝の4時~7時
7月4日 土曜日 日本時間早朝の4時~7時
7月5日 日曜日 日本時間早朝の2時~7時
7月6日 月曜日 日本時間早朝の2時~7時
        GOLF NET WORK
7月3日 金曜日 日本時間早朝の4時~7時
7月4日 土曜日 日本時間早朝の4時~7時
7月5日 日曜日 日本時間早朝の2時~7時15分
7月6日 月曜日 日本時間早朝の4時~7時15分

 なおCOVID_19対策としてPGA TOURは、医師や感染症の専門家、政府の対策チームや研究所、更には他のスポーツリーグのアドバイスを基にこの3ヶ月間、様々な対応を取って来ているとしております。そして関係者や選手が、COVID_19検査で陰性を確認出来ない限り、施設への立ち入りを認めていないとの事です。

PGAゴルフアカデミーのフランチャイズ化

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韓俊社長 >            < 三品社長

 一般社団法人PGAゴルフアカデミー(以下一社PGA)は本格的なフランチャイズ化を進めるに当たり、株式会社太平洋クラブ(代表取締役:韓俊)と兵庫県の東条の森カントリークラブ(代表取締役:三品智加良)、この2法人とフランチャイズ契約を締結したとして2020年6月明らかにしました。

 此れ迄公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、太平洋クラブ益子PGAコースと東条の森カントリークラブの2ヶ所を借りる形で、ゴルファー育成カリキュラムであるPGAゴルフアカデミーを展開して来ました。しかし今後は2法人がコースを提供すると言う受動的対応から、主体的にゴルファーの育成及び教育活動に関わって行く事になります。

 当然この活動には、いわゆる本部機能を持つ一社PGAへのロイヤリティが発生します。毎月契約法人は定額をー社PGAへ支払う事で、PGAゴルフアカデミーの経営及び運営に関するノウハウを得られ、支払い以上の収益を得られる可能性が出て来るのです。

 一社PGAでは今後近い将来の目標として、全国100ヶ所でこの活動を展開したいとしております。そこにはPGAの狙いとしてティーチング資格を有した会員を派遣出来る、つまり会員の職場を増やせると言う戦略も練り込まれているのです。何故ならばPGAゴルフアカデミーでは、ティーチングプロによるレッスンが必須に成っているからです。

 なおこのカリキュラムの中で特徴的なのは、級を設けている事です。一般的にゴルファーの腕前を知る上で目安になるのはハンディキャップですが、これはあくまでもラウンドスコアから判定されたものに過ぎません。しかしPGAゴルフアカデミーでは、それ以前に例えば傾斜地からの打球処理技術などを、どの程度生徒が理解し実践できるかによって、何級の腕前かを判定し付与しているのです。

 此れ迄とは異なったゴルフ概念が、此処には存在するのです。新しいゴルフ文化を一社PGAが築いていけるのか、大きな試練が待ち伏せている様にも思えます。とは言え期待値が、大きいのも又事実です。

飯能ゴルフクラブは女性の入会制限を撤廃

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飯能ゴルフクラブ_tact.jpg 埼玉県の飯能ゴルフクラブでは、2020年度会員総会を6月21日に開催しました。総会への参加者は株主である正会員のみですが、此処で重大な決議が行われたのです。

 それは女性の入会制限を撤廃する事です。此れは同クラブの大きな転換点とも言え、しっかりと記録に残しておく必要が有ります。時代に即した会員構成にすべく舵を切った同クラブですが、では此れ迄同クラブに於ける女性の受け入れは、どの様なものだったのでしょうか。

 2008年8月まで女性の入会は相続継承を主体にしたものでしたが、2011年6月には女性名義の会員資格を取得した女性が、入会申請出来る事になったのです。此れ迄女性会員は旧会員の親族を中心に構成された訳ですが、これ以降親族以外であっても入会が可能と成ったのです。

 今回は更に広く女性へ、門戸を開いた事になります。しかしながら同クラブでは、施設関係の許容範囲を大きく逸脱して受け入れる事は出来ないとしており、一応の目安は200名ほどでは無いかとしております。2020年6月末現在で約150名の女性が在籍しておりますので、残るところ後50名ほどと言う事になります。

 今回この様な決議により、此れ迄市場に於ける割高な女性名義の会員権価格は、一般男性と同様なものへ下落する事になります。現在在籍している約150名の女性会員の内何名が、9年間に割高な女性会員権を取得し入会手続きを踏んだのか不明です。

 しかしながら同クラブでは、この様な女性へ迷惑をかけるよりも、女性を広く受け入れる事の方が、重要だとの認識に至ったのだと思われます。歴史の有るいわゆる名門クラブに於いて方針転換は、身を切る程の苦しさを伴うものだと言う事です。今後は同クラブに於ける女性の活躍が、目を見張るものほどになるのだと思われます。

コマツオープン2020が開催中止へ

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TACT-CHARA_22.jpg 2020年の9月10日から12日までの3日間、石川県の小松カントリークラブを舞台に『コマツオープン2020』を開催する予定でしたが、これを中止にするとして6月25日、公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)が明らかにしました。

 5月25日に緊急事態宣言が解除され、尚且つ6月19日には県をまたいでの往来が解禁されたものの、COVID_19に対する感染防止対策は引き続き求められております。この様な状況下から、関係者が協議し中止の結論を出す事になったとしております。

 主催者である株式会社小松製作所は、30年前よりシニアツアーへの理解と支援を様々な形で行って来ておりますが、当該大会は2007年を第1回目とし今年14回目を迎えようとしておりました。なお賞金の一部が主催者よりPGA、地元自治体更にはスポーツ振興団体へ、主催者より寄付されるとの事です。

廣済堂がトムソンナショナルを6月8日に譲渡

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TACT-CHARA_22.jpg 東証一部上場の株式会社廣済堂(東京都港区芝浦_代表取締役:根岸千尋)は、2020年6月8日に連結子会社である株式会社トムソンナショナルカントリー倶楽部を第三者へ譲渡した事を、翌9日広報を通じ明らかにしました。

 このニュースリリースに於いて同社は、「ノンコア事業であるゴルフ関連事業については、ゴルフ事業に係る知見とネットワークを有する譲渡相手先へ譲渡することが最善と判断」、したとしております。

 これにより同社は、ゴルフ場事業から完全に手が離れた事になりますが、振り返れば2008年から進められてきたゴルフ場事業撤退スキームが、これで完結したとも言えます。同社によれば譲渡先について、相手先の希望もある事から、公表出来ないとしております。

 これは気になるところでは有りますが、「ゴルフ事業に係る知見とネットワークを有する」とは、現在既にゴルフ場事業を展開しているところですよ、と言う意味に取れるものです。なお現会員については、従前と何ら関係が変更になるものではないとの事です。

        山本光学・フェイスシールド20200622.jpg
            < 超軽量フェイスシールドグラス YF-800L

 『SWANS』ブランドのスポーツアイ製品を製造・販売している山本光学株式会社(東大阪市長堂_代表取締役:山本直之)は、アドバイザリースタッフ契約をしている石川遼、芹澤信雄両プロを通じ、PGAとJGTO更にはJGAの3団体へ、『フェイスシールドグラス』合計3,000枚を6月15日に寄贈しました。

 このフェイスシールドは、マスクやメガネをしていても、その上から装着出来る様になっています。この商品の仕組みは至極簡単で、メガネフレームへシールドを取り付ける仕様に成っており、各パーツをパッケージから取り出し、直ぐに組み立てて使用出来ます。長年スポーツアイ製品を製造・販売して来た実績が、有るからこそ出来る技なのだと言えます。

 具体的な活用方法としては、各団体が行う様々な受け付け業務時に、スタッフが使用する事で多くの来場者からの飛沫を避けられ、また自らの飛沫を来場者へ飛ばす事が無くなります。使用後は各パーツを殺菌処理する事で、再利用が可能と成っています。今回この橋渡し役となった石川遼、芹澤信雄両プロは次の様なコメントを寄せています。

今後スポーツ界全体が、新型コロナウイルス対策と大会イベントを両立する「WITHコロナ」の考えを求められています。正しく感染拡大を防止しながら、ゴルフはもちろん、スポーツ界全体が安全・快適にスポーツを楽しんでもらえる環境を整えていければと思います。>_石川遼

プロトーナメントの現場で様々な感染対策を実施することは、皆様の普段の練習やコンペの際に行う対策の参考にもしていただけるかと思います。スポーツを楽しみながら、感染を防ぐ環境づくりを率先していきたいと思います。_芹澤信雄