札幌ゴルフ倶楽部は2020年2月の総会で年会費値上げを決議

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 北海道の札幌ゴルフ倶楽部は、それぞれ離れた場所に輪厚コースと由仁コースの2コースを擁しており、ゴルフ会員権は2種類あります。その内訳は2コースとも利用出来る共通会員権と、輪厚コースのみの単独権でした。

 しかしながら2021年6月現在、かつて輪厚コース単独のみの利用に制限されていた会員権も、由仁コースを会員料金で正式に利用出来ております。これは2020年2月27日に開催された定時総会にて、年会費値上げを決議した事に基づいており、この内容は由仁コースの管理運営規定で明文化されています。

 かつて共通会員権の年会費は税別30,000円、単独会員は税別15,000円でした。この金額が全会員一律、税別60,000円と成ったのです。それぞれ2倍、4倍の値上げです。関東エリアに於ける所謂名門クラブでは、5万円以上の年会費を徴収しているのが一般的である事を考えれば、単独会員の税別15,000円は格安価格だったと言えます。

 税別15,000円から税別60,000円へ値上げされた単独会員からすれば、値上げに対する不公平感は否めず、これを是正する為、2020年より由仁コースも利用出来る様になりました。この様に観てくれば、いわゆる単独会員権は消滅したも等しい訳ですが、未だ会員権市場では、かつての単独権に対する評価は安いままです。

 いずれ是正される時期が到来する様に思われるものの、かつての単独権は入会希望者より敬遠されがちなのが現状です。