大洗ゴルフ倶楽部の第69期有価証券報告書が発表される

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の大洗ゴルフ倶楽部を経営しております株式会社水戸カンツリー倶楽部は、2021年6月22日に第69期有価証券報告書を明らかにしました。経常では2,700万円ほどの損失を計上しました。

 この損失を振り返り報告書は、次の様に総括すると共に、再建方針を述べています。カッコ内は引用に成ります。
「強風による倒木被害や台風の影響、コロナ禍に伴う2度の緊急事態宣言の発出により、キャンセル数が増加するなど、主にビジターの来場者が減少したことから、損失計上となりました。」

 「今後はこの厳しい状況を乗り切るため、経営合理化の継続取り組みを行うと共に、ゴルフ関係者、法人会員企業等への営業を強化し、来場者の確保に努めることで経営の改善を図っていくことが重要」としております。

 此れを裏付ける様に会員の来場者は15,511人、ビジターは11,674人の合計27,185人が、2020年4月1日より2021年3月31日までの実績です。年間の収容能力を42,700人に於いている事から、稼働率は63.7%と成りました。

 今後この状態がどの様に改善されるかは不透明で有るものの、昨年4月に正会員権の名義書換料を50万円アップした事、更には正会員の年会費を3万円値上げしており、その効果に期待したいとは経営サイドの希望的観測でした。来期へ期待したいものです。