千葉カントリー倶楽部第68期有価証券報告書発表される

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 千葉県の千葉カントリークラブを経営しております株式会社千葉カントリー倶楽部は、2021年6月17日に第68期有価証券報告書を発表しました。

 この中で経常損益は25,793千円の大幅な赤字と成った事を明らかにしておりますが、それ以前の4期が少なくとも1,100万円以上、特に第64期は13,300万円ほどの黒字となっており、その様な順調に推移して来ている過去の流れから、前期赤字は不自然さが付きまといます。

 そしてこれは昨年2020年に、全国ゴルフ場へ悪影響をもたらした新型コロナウイルスによるものであり、当該ゴルフ場も其処から逃れられなかった結果だったと言えます。会員の稼働率は高まったものの、大型のコンペが幾つも消滅し、更には土曜日に予定されていた接待が無くなった事が、赤字をもたらした主要因だったと分析されています。

 ところで当該ゴルフ場ではこのマイナス分を補うべく、2020年7月より2021年3月迄の9ヶ月間、会員やゲストに関係なく、来場者一人に付き1,100円のコロナ対策協力金をお願いしました。更に先行き不安から2021年4月からの今年度は、全会員へ年会費の値上げにより、安定した収益の確保を模索する事と成ったのです。

 これらの対策が、来年2022年6月に公表される当該ゴルフ場第69期決算に、どの様に反映されるのでしょうか。好結果を期待したいものです。