2020年度ゴルフ場利用者数の速報値をNGKが発表

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は2021年6月11日、2020年度(2020年4月~2021年3月)に於ける全国ゴルフ場利用者数を発表しました。この資料は速報値ながらも、全国のゴルフ場動向を把握するには、貴重なものとなっています。

 此れ迄言われて来た様に全国のゴルフ場で4月、5月、6月、7月、この4ヶ月間の落ち込みが激しく、10月、11月、12月それぞれの月で多くの来場者を確保出来ました。しかしながら1年間を振り返ってみた場合、結果としては前年度を超える事はかなわず、マイナス5パーセントと成ったのです。

 その具体的な数値は81,838,000人、2019年度の実績が85,969,000人でしたので、約413万人減少した事に成りました。昨年後半の急回復を、手放しでは喜べない現実が、垣間見て取れます。NGKによれば今回の発表はあくまでも速報値で有り、今後若干の変更は有り得るとしておりますが、今回具体的な数値が明らかにされた事で、此れまで巷言われて来た漠然とした内容が、より正確な資料で裏付けられたと言えます。

 今後ゴルフ場業界の課題として、2021年度のゴルフ場利用者数が通年の8,500万人前後へ回復出来るのか否か、と言う点なのでは無いかと思われます。昨年度後期に見られたゴルファーの増加傾向を、如何に定着させられ得るのか、単なる成り行きでは無策過ぎる様に思われます。