全米ゴルフ協会新CEOへ2021年夏マイク・ワン氏就任予定

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 全米ゴルフ協会(以下USGA)は2021年2月17日、現在USLPGAのコミッショナーであるマイク・ワン氏が、今夏にUSGAの第8代目CEOへ就任する予定である事を、明らかにしました。そのマイク・ワン氏のキャリアをUSGAは、下記の様に説明しております。

1、1987年プロクターアンドギャンブルカンパニーでキャリアスタート
2、その後ウイルソン・スポーティング グッズのゴルフ部門へ
3、更にテーラーメイド・アディダスゴルフのマーケティング副社長へ
4、2002年ミッションホッケーの社長兼CEOへ就任
5、2010年USLPGAへ

次にUSLPGAへ在籍している彼の約11年間に於ける実績を、下記の様に説明しております。
A、トーナメントを24から34へ増加
B、賞金を4,140万ドルから7,650万ドルへ増大
C、テレビの放映時間を125時間から500時間以上へ拡大
D、米女子ツアーがグローバルビジネスになった
E、米女子ツアーは毎週170ヶ国以上で放映されている

 この様なキャリアと実績を引っ提げUSGA入りするマイク氏ですが、その後は組織や人材更には財源など全てに責任を負い、リーダーとしての力量を発揮して行く必要があり、また求められているとしており、如何に期待度の大きい人物であるかが説明されています。

 ところで日本にも様々なプロやアマのゴルフ団体が有ります。中でもプロ組織は、プロゴルファーが役員の殆どを占めており、ビジネスキャリアを有する人物がリーダーには成り得ていません。しかしその様な人物の必要性は、かねてより叫ばれているものの、中々実現していません。

 いつの日かゴルフトーナメントをスポーツビジネスとして確立する様な、ビジネスキャリアを有する人物の登場が、有り得るのでしょうか。この点がプロゴルフ界が抱えている、今日的課題でもある様に思われます。