18ホール以上のゴルフ場数は2105とNGKが11月下旬発表

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は2020年11月下旬、『ゴルフ場利用税の課税状況からみたゴルフ場の数・利用者数等』と言う小冊子を販売開始しました。この調査資料を俯瞰する事で、国内に於ける18ホール以上のゴルフ場数が、2105コース存在していると分かります。

 この資料は2019年3月より2020年2月までの期間を対象として、最寄りの自治体へ各ゴルフ場から寄せられた納税報告を基に、作成されております。2020年3月から同年11月までの9ヶ月間と言うブランクはあるものの、今日のより正確なゴルフ場地図とでも言える内容に仕上がっています。大変重要な資料集です。

 この資料によれば前年比21コースが減少し、全国には2,227コースが点在しているとしています。この中には一つのゴルフ場が、2つの自治体をまたいでいるケースが18件ありますので、実数は2,209コースになります。さらに18ホール規模に満たないコースが104ある事から、この数を差し引くと先ほどの数2105コースになります。

 毎年この資料が公開されと、年間どれほどのゴルフ場が減少したのかが、大きな関心事になって来ます。高額の会員募集をし得ない現状、更にコスパを無視した投資家による投資は考え辛い為、今後新規のゴルフ場が開発される事は少ないと思われます。

 この様な現状を鑑みた場合、ゴルフ場の減少傾向に歯止めがかかるのは何時なのか、ゴルフ市場を無視した錬金術による造りすぎたゴルフ場が、適正数に落ち着くのは何時の事になるのでしょうか。ゴルファーを増やす事は、ゴルフ場減少にストップをかける重要な要素だと言えますが、それのみでは解決し得ない様にも思えるのですが。