岩田寛選手PGA TOUR 来季シード権に黄信号

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 PGAツアーも終盤にさしかかり、日本から参戦している選手の動向も、気になるところです。既に石川遼選手は2016年2月第1週のWaste Management Phoenix Openを最後に、体の故障から戦列を離れております。松山英樹選手は石川選手の最後の試合となったWaste Management Phoenix Openで優勝しており、又ツアー第42戦のPGA Championship終了時点でFEDEXCUPポイントを1,305としておりますので、全く来季のシードに付いては問題が有りません。

 では岩田寛選手は、どうでしょうか。先週のTravelers Championshipで予選落ちを喫してしまいましたが、その試合を含めて今シーズン26試合を、岩田選手は戦って来ました。MDF も最終日へ進めなかった事から、予選落ちとして数えるならば、15試合有りました。ですから岩田選手が、満足に戦えたのは11試合、と言う事になります。その中で獲得したポイントは327です。

 特に序盤戦のFarmers Insurance Openでは18位タイに入り50ポイント、更に2月のAT&T Pebble Beach Pro-Amでは4位タイに入り123ポイントを稼いでおりました。450ポイント前後がシード権確保の目安と言われておりますので、これを前提に考えるならば123ポイントが、岩田選手には不足しております。岩田選手が今後参戦出来る試合は、恐らくOlympic Mens Golf CompetitionとJphn Deere Classicの2試合になる事と思われます。

 この2試合で123ポイントを稼ぐのは、全く困難な事では無いと思われます。ショットの不安を口にする同選手ですが、是非、頑張って頂きたいものだと、思わずにはおれません。