先週から岩田選手の好調さが、継続しています。2016年2月11日より14日まで開催されたPGA TOUR 第15戦・AT&Tぺブルビーチプロアマに於いて、日本人選手でただ一人参戦した岩田選手の結果は4位タイで、優勝はV・テーラー選手でした。惜敗と言う言葉が相応しい戦いを、岩田選手は演じました。
ツアーのベテラン選手達を相手に、一歩もひるむ事無く挑戦し続け、結果的には16番と18番のボギー2つで沈んでしまったものの、逃げない姿勢を見せられた事で、次は勝つんだ、勝てるんだと言うものをギャラリーやツアー選手達にアピール出来た様に思われます。
初日12位タイの成績で終えた岩田選手は、2日目に首位タイとなり、3日目はフィル・ミケルソン選手に2打差をつけられるも単独2位を確保し、最終日へ突入して行きました。最終日の16番を終えるまでは、16アンダーで単独2位の位置に居り、先にホールアウトしていたV・テーラー選手とは一打差でした。
テーラー選手の17アンダーは動き様の無い数字ですから、岩田選手は自ら16番以降の3ホールで勝負をして、少なくとも一つはバーディを取らなければ成らない状況だったのです。浮き沈みの激しいスコアではなく、4日間常に安定して上位で戦った岩田選手ですが、やっと自身9戦目にして力を発揮して来たと言えます。
9戦中4戦で予選落ちし、一試合が3日目で終わり最終日まで進めませんでしたので、実質4戦で勝ち取ったフェディックスポイントは203となりました。2月現時点でのこの数字は、シード権を射程圏内にしたもので、少し明るさが見えてきたと言えます。
もしかしたら今年は、5人目の日本人優勝選手が、出るかも知れませんね。