狭山ゴルフ・クラブでは2016年より新名義書換料・保証金を適用

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 埼玉県の狭山ゴルフ・クラブでは、2015年12月13日開催の理事会に於いて、名義書換料と入会保証金の金額を改定致しました。新旧の名義書換料と入会保証金は、下記の通りです。

☆ 名義書換料
 ・200万円(税別)⇒300万円(税別) 正会員
・150万円(税別)⇒200万円(税別) 平日会員

☆ 入会保証金
 ・400万円⇒100.0万円 正会員
・250万円⇒70.00万円 平日会員

 この結果クラブへ収める金額は、正会員が約200万円、平日会員が約130万円減額されるという事に成りました。この改定内容は、2016年2月の理事会に於いて入会承認された方々へ適用され、2015年12月13日の理事会に於いて承認された十数名の新入会希望者に対しては、適用されません。

 同クラブではこの度の改定に至った背景を、1、クラブハウスの建替え、2、コース改造、3、大型設備投資等の、長期的観点から行って来た資金負担が一段落した事からだとしております。

 この改定に付いて、同クラブから関東ゴルフ会員権取引業協同組合への連絡は、12月18日朝一番に有ったのですが、この時点での売買情報では売り案件が大分はけて、買いが増えたと言う状況と成りました。12月13日に承認された入会希望者にすれば、承認後3ヶ月以内に株券_会員権を提出すれば良いとしても、素早く行動しないと値上がりした物件を取得する事になる、と言う危惧感を誰しもが抱いた事と思われます。

 この度の理事会は、名義着換料や入会保証金の減額以外に、ある意味大きなメッセージを市場へ投げかけた様に思えました。今理事会では入会申請者全員に承認が下りたのですが、当然ローハンディキャッパーの方も居られたと思います。関東の組合を中心にした会員権業内では、狭山はよく落とされるから気を付けろ!>と言うのが、一般常識になっていました。

 落とされる基準が明確では無く、又その理由が公表される事も有りませんので、詳細は解からないのですが、俗に言うところの片手シングルは落とされる、と言うのが経験則からくる業界共通の認識でした。ですがこの度全員承認されたと言う事は、今後少しずつクラブの受け入れて行く基準が、緩和されて行くと言うメッセージに受け取れました。

 同クラブの会員権相場はここ数年、厳しい入会審査基準とあいまって右肩下がりでした。この度の理事会改定と共に、会員権相場が回復傾向になる事を望みたいものです。