伊豆にらやまカントリークラブは預託金償還を延長

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 静岡県の伊豆にらやまカントリークラブでは、2015年9月28日に開催されたクラブ理事会に於いて、会員権の預託金償還期日に付いて、5年延長する事を決議し同日実施されました。同クラブでは2015年10月が会員権の預託金償還期日を迎えておりましたが、これが実施された場合、ゴルフ場そのものの存続に関わる事から、上記手続きに至ったとの事です。

 同クラブでは最盛期に約3,500名の会員が在籍しておりましたが、2015年11月現在では2,535名迄に減少しております。約1,000名少なくなったのですが、これには様々な要因が有るにせよ、27ホールで現在の会員数では少なすぎる、と捉える向きも有るようです。

 更にどこのクラブでも悩みの種と成っているスリーピング会員ですが、当クラブに於いても約700名が年間に一度も来場されないとの事です。同クラブではこの様な状況を払拭すべく、様々な会員の特典を設けております。例えば

  1. 名誉会員制度
  2. 安価な会員権の名義書換料
  3. 安価な年会費
  4. 会員への様々な特典

 とこの内容をそれぞれ説明していたのでは紙面が足りない程です。この様な自助努力を絶え間なく行っているクラブですが、預託金の償還期日はまた否応無く到来してしまいます。同クラブ会員権の預託金額は一律330万円ですが、今後満期となる2020年10月15日はそう遠く無いと言えます。償還期日5年延長が認められた今日、この問題に対する根本的な解決策を模索する事が無ければ、時間は空虚に過ぎるばかりと言えます。

 是非、クラブ首脳陣には、斬新な一手を期待したいものです。