名古屋ヒルズゴルフ倶楽部で2月17日水死事故発生

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 2015年2月17日岐阜県可児市の名古屋ヒルズゴルフ倶楽部ローズコースに於いて、小学2年生2名がゴルフ場内の溜池に転落し、水死すると言う事故が起きました。池は南北に約160メートル、東西に約45メートル有り、水深は深い処で約5メートル有りました。ゴルフ場ではこの池の水を芝生管理用水として、日常業務で使用していました。ゴルフ場にとっては、無くてはならない水だったのです。

 当日小学1年生を含む3名は、小学校の授業終了後にこの溜池で、石投げなどをして遊んでいた様です。遊んでいる内に1名が誤って池へ転落し、それを助けようとしたもう1名も溺れたと言う事です。小学1年男児は急いで保護者へ連絡をし、駆けつけた保護者が救助に当たるも、救出には至らなかったとの事です。

 ゴルフ場では営業終了後の夕刻、警察からの連絡で事態を知り、残っていた従業員などが急遽、救出に向かうも残念な結果になってしまったのです。ゴルフ場では翌18日と19日、20日を、事故調査などを含めた対応の為に、営業を停止にしました。地元の方の話に依りますと、事故現場はフェンスで囲われており、立ち入り禁止の看板が有るものの、以前からゴルフ場へ入る小学生の姿が見られたとの事です。

 当該ゴルフ場はパシフィックゴルフマネージメント(株)が運営しており、その親会社であるPGMホールディングス(株)は、2月18日にホームページ上で事故の報告と、遺族への哀悼の意を伝えております。更に24日には事故対策として、下記の内容を明らかにしました。

  1. 全ての池の周りをローピング。
  2. 全ての池の周りに警告看板を設置。
  3. 浮き輪設置場所の再検討。
  4. 敷地外フェンスへ立ち入り禁止看板の増設。