トーナメントこぼれ話_コース整備にかけるスタッフ達の戦い

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 男子ツアートーナメントのDiamond Cup Golf 2012が、先月の5月24日から27日の4日間、千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンを舞台にして、行われました。優勝者は、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部に所属する藤田寛之プロで、優賞スコアは-14でした。2位のK・アフィバーンラト選手に、3打差をつける快勝でした。

 トーナメント開催にあたり、その舞台裏はどの様なものだったのか、特にコース整備を担当している管理者の方に、後日お話を伺う事が出来ました。当該コースでは昨年来、チャリティートーナメント或いはシニアトーナメント開催と、立て続けに大きな試合を開催して来ておりました。その様な経験を踏まえての、男子プロゴルフトーナメント開催でした。

 コース管理者達は半年も前から、準備に当っている事は当然でした。それは気象気候変化に合わせた、或いは芝の発育状況に合わせた施肥管理などの日常業務に加えて、トーナメント仕様へコースを整える作業は、数えたらきりがありません。

 試合期間中は近在の10コースへ応援スタッフを要請し、1コースで3人から4人出して頂けたり、とにかく少なくとも一日50人体制で臨んだとの事です。この体制でなければ出来ない仕事だった様ですが、通常は14人前後での業務体制ですから、いかに大仕事であったかが想像出来ます。

 管理棟ではグリーンキーパーを含めたスタッフ6人が、一週間ほどの泊り込み体制で臨んだとの事です。朝は3時30分頃に起床し4時過ぎには、作業に入る状態だった様です。30分有れば帰宅し自分の布団で休めるものの、その30分がもったいなかった様です。

 試合期間中も主催者側より様々なリクエストが入った様ですが、管理スタッフは次々と宿題をこなして、トーナメント開場その舞台を整えたとの事です。