PGMグループは2012年より預託金充当プランを制度化

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 PGMホールディングス(株)のゴルフ場運営子会社であるパシフィックゴルフマネージメント(株)より、2011年12月13日に会員権の名義変更に関する重要な発表が、有りました。その内容は、現在展開されている会員権の名義変更料減額キャンペーンの内、(預託金充当プラン)について、2012年2月よりそれを制度化するとの事です。

 2011年2月1日より同年12月31日までの限定された期間において適用されている、名義変更料の一部を会員権の預託金額より充当するプラン、結果として入会者の支払総額が少なくなると言うこの対策が、ゴルファーより好感された為の様です。

 これを裏付ける様に、会員権の名義書換取り扱い件数が、対前年同期比で383件、増えたとの事です。特に(預託金充当プラン)が、名義書換件数全体の70%を占めた様です。この好結果を受けて、2012年2月より(預託金充当プラン)を制度化する決定、発表となったのです。充当金額に付いては、毎年見直しする様です。

 PGMグループの(預託金充当プラン)に対するゴルファーの反応を、どの様に捉えていったら良いのでしょうか。PGMグループ120コースを対象とした新規入会希望の一般的なゴルファーにとって、10年後に返還されるであろう預託金額よりも、現在の支出を抑えたいとの願望が強く有る事を、何よりも良く物語っていると言えます。

 別の観点からは、会員権の名義変更料について、ゴルファーは割高観を有しており、ある意味不満を抱いている事の、何よりの証左では無いでしょうか。

 PGMグループが現在展開している、又今後も継続して行われる(預託金額充当プラン)は、入会希望のゴルファーに有利な点が有るばかりでなく、PGMグループにとっても預託金額を減少させる事ができると言うメリットが有ります。更には、会員権価格も高まり、流通も促進され、譲渡者にとっても大変好都合と言えます。

 PGMグループのメッセージは、明確です。PGMグループは声高々にうったえます。ゴルフのある人生を、一人でも多くの人へと、預託金は少しでも減らしたいと。多くのゴルフ場が抱える矛盾点を、少なからずPGMグループも内包しており、真っ向勝負しているのです。PGMグループによる自己ブランドの確立、ブランディングは確実に進化していると言えます。