男子プロテスト合格者は2025年以降も50位タイまで

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 公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は2024年10月21日に開催された定例理事会において、2025年の来年度に実施される男子プロテストにて、50位タイまでの受験者を合格とすることを決議しました。

 かつて2022年度理事会決議にて、2025年実施のプロテスト以降、合格者を40位タイまでとするとしていました。この決議に対しこの度の理事会は、この決議を取り消すと共に、従来通り50位タイまでを合格者とするとしたのです。明神PGA会長曰く、この議案に対し出席理事全員から、異議の申し立ては無く賛意を得られたとの事。

 ゴルフでの活動を人生の糧にしようと考えている多くのゴルファーにとって、2022年PGA決議は自らの進路を決める上で、悩ましい問題としてのしかかっていましたが、今回この問題に終止符が打たれた事で、これまで通りの人生設計を描きやすくなったものと思われます。

JGAが2025年に女子シニアのオープン競技を新設開催

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 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は2024年10月17日、女子のシニアオープン競技を2025年の来年、新たに設けた事を明らかにしました。

 此れまでオープン競技と言えば、日本オープン、日本女子オープン、日本シニアオープンが有りましたが、女子シニアは検討課題とされていたものの、実現するのは今回が初めてになります。概要は下記の通りです。

■ 大会名称:2025年度(第1回)日本女子シニアオープンゴルフ選手権競技
       太陽生命 元気・長生きカップ
■ 開催日程:2025年5月1日(木)~2日(金)
■ プロアマ:5月3日(土)
■ 開催場所:東急セブンハンドレッドクラブ 東コース
■ 主  催:公益財団法人日本ゴルフ協会
■ 特別協賛:太陽生命保険株式会社
■ 賞金総額:3,000万円(予定)
■ 出場資格:検討中
■ 出場人数:108名
■ 競技方法:36ホール・ストロークプレー

池谷正成JGA会長のコメント(一部抜粋)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この度、太陽生命保険株式会社を特別協賛社としてお迎えし、本選手権の創設が決まり、JGA創立100周年の日に発表できることを大変嬉しく思います。本選手権が同世代の女性ゴルファーの目標になり、また女性のゴルフ振興や健康寿命の延伸等に繋がることを期待しています。

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ファンケルクラシック2024優勝は宮本勝昌選手

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1日目2日目3日目
首位深掘 圭一郎
宮本 勝昌
平塚 哲二
宮本 勝昌宮本 勝昌
スコア-6当日-3、合計-9当日-4、合計-13

 10月20日(日)午前中、裾野カンツリー倶楽部の気温は12度前後と低く小雨模様で、多くの選手が防寒防雨スタイルの中、宮本選手は10時10分のスタート時、半袖にて寒さや雨を嫌がる気配を全く見せませんでした。内に秘めた闘志を垣間見れた、その様なフロントナインの出で立ちでした。

 最終日最終組は日大ゴルフ部の同門対決となりました。9アンダーで首位の宮本選手と8アンダー1打差で追いかける同学年の片山晋呉選手、更に3打差の3位タイから上位をうかがう2学年下の古庄紀彦選手という組み合わせです。

 結果は宮本選手が最終日5バーディ1ボギーの4アンダー、トータル13アンダーにてファンケルクラシック2連覇を達成しました。2位タイの片山、太田選手へ4打差をつけての優勝は、正しく危なげ無しの堂々たるゴルフでした。追撃する片山選手が今一ピリッとせず、宮本選手を慌てさせる場面が少なく、楽に勝たせてしまったとも言えます。

 なお悪天候にも係わらず最終日の来場者数は4,575人、3日間合計は11,656人でした。

府中カントリークラブへの女性(婦人)入会は順番待ち

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 府中カントリークラブ(東京都)では2023年の昨年、女性の会員数を250名から200名へ、定員枠を減少させました。この定員枠が2024年の年初めには満員になってしまい、2024年10月中旬段階では20人が空き待ちの待機中になっています。

 当該クラブへ入会したい女性が20人待機している、この様な中にあり相続継承や生前贈与手続きは最優先されますので、通常の入会希望者を飛び越えた順番になります。例えば待機している20名が通常の入会申請だとするならば、今月に生前贈与を受けた女性の申請は待機1番目になり、欠員が生じた場合は真っ先に入会申請が出来ます。

 なお当該クラブ関係者によれば、今後女性の欠員が何時生じるのか、全く見通せない状況との事です。

『ZOZO CHAMP.』へ日本側出場選手が決まる

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2023年優勝・コリン モリカワ選手

 2024年10月15日株式会社ZOZOは、自らがスポンサーを務めるPGA TOURの『ZOZO CHAMPIONSHIP』への出場選手を明らかにしました。共催する(一社)日本ゴルフツアー機構の規定をクリアし選出された選手は、下記15名です。(順不同)

小平 智岩田 寛平田 憲聖金谷 拓実木下 稜介
今平 周吾桂川 有人杉浦 悠太米澤 蓮小木曽 喬
大西 魁斗幡地 隆寛清水 大成石川 遼片岡 尚之

 なおPGA TOUR側からは、FedExCupポイント上位50名中13名が参戦しますが、この中には松山英樹選手が含まれています。同ポイント51位以下の選手は、当該試合での獲得ポイントがシード権奪取へ向け加算される為、47名がエントリーしており、この中には同ポイント84位の久常涼選手も入っています。

 観戦チケットはWeb(https://zozochampionship.com/ticket.html)上から購入出来ますが、その概要は下記の通りです。

月日試合チケット価格
10月22日(火)指定練習日7,000円(税込)
10月24日(木)本選1日目10,500円(税込)
10月25日(金)本選2日目10,500円(税込)
10月26日(土)本選3日目15,000円(税込)
10月27日(日)本選4日目15,500円(税込)

 神奈川県の相模野カントリー倶楽部では2025年1月1日より、会員による予約方法と、プレー予約のキャンセル及びキャンセル料を改定します。

 スタート予約については、現時点で電話受け付けとWeb上での受け付けと2種類が有りますが、来年からはWeb予約を停止します。これは予約開始時にWeb上のアクセスが集中し、システムが充分に機能しない為です。Web予約を停止にすると言う事は、ネガティブ志向なイメージを持たれがちですが、同倶楽部曰く「新システムを模索しており移行するまでの過渡的措置」だとしています。

 来年からのプレー予約は、2ヶ月前の同日午前10時より、電話のみになります。

 また土、日、祝日につき予約日前日の13時以降にキャンセルした場合、1名につき3,000円を現在徴収しています。今後は1週間前の午後16時以降のキャンセルにつき、予約した代表会員へ1名あたり3,000円を請求し、次回来場時にお支払い頂くとしています。或いは請求書を発送し、振り込みして頂く方法もあるとのこと。

 なお平日予約のキャンセルは此れまで無料ですが、来年以降は1名につき1,500円のキャンセル料がかかります。キャンセル料徴収対象者となるのか否かは、土、日、祝の上記と同様です。

 (一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は2024年10月8日、2024年7月度の全国ゴルフ場利用者数が対前年同月と比較し、575,228人減少したとした事を明らかにしました。

 減少数の内訳は課税者数480,198人、非課税者数95,030人です。この要因について同協会常務理事の山形和彦氏は、あくまでも推論との前提で「季節的要因が大きかった」としています。つまり酷暑の影響から、プレーヤーが自主的判断で自粛したのではないか、この単月での減少を捉えてゴルフ離れとは言えない、と氏は分析しています。

 東京都下の某ゴルフ場スタッフによれば、かつて夏日と言えば救急車の出動依頼をかけない日は無いと言うのが、肌感覚であったものの、この数年はその回数が減少しているとの事です。多少体調が悪くとも我慢し、同伴者やゴルフ場へ迷惑をかけないのが紳士たるゴルファーだ、その様な考え方が徐々に変化しつつあるのだと思われます。

 健康増進や親睦の為のゴルフラウンドで、救急隊に救助される迷惑をかけたくない、まして生死を彷徨う苦しい思いをしたく無い、ならば自粛すべきだ、この様な考え方が定着しつつあるのだと言えます。

 全国58地点で観測される「熱中症警戒アラート」ですが、今年6月には45回、7月には622回が累計で発せられています。各ゴルフ場の判断にもよりますが、このアラート発令を基に強制的にプレーヤーへラウンドを中止させ得る状況です。益々厳しさが増す自然環境ですが、それは同時にゴルフ場の経営面へのダメージにもつながって来るもので、何とも悩ましい問題になっています。

 2024年7月度の対前年同月比での総利用者数減少は、来年どの様な数字になるのか、大変注目されます。

大西魁斗が2025年PGA TOURカード獲得

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 日本の大西魁斗(25歳_ZOZO)選手は、2024年の年初めから同年10月のシーズン終了まで、PGA TOUR下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦っていましたが、現地時間2024年10月6日(日)に2025年度PGA TOURの一員としての資格を獲得したとして、PGA TOURより発表が有りました。

 これは10月3日から開催されたコーンフェリーツアーの最終戦である『コーンフェリー ツアー選手権』で、大西選手は13位タイに入り年間ポイント順位を28位から25位へ上げ、ツアーを終了しました。この結果、ツアー上位30名までに与えられるPGA TOUR資格を、獲得出来たのです。

 2025年度のPGA TOURでは、松山英樹、久常涼の2選手と共に大西選手が新たに加わり、日本人3選手が戦う事になります。活躍が期待される3選手ですが、日本のゴルフファンにとっても大変楽しみな1年間になりそうです。大西選手の簡単な戦歴及び経歴は、下記の通りです。

■ 2007年 ゴルフの練習環境を求め9歳にて渡米
■ 2021年 プロ転向し日本でのプロ生活をスタート
■ 2022年 JGTOツアー『フジサンケイクラシック』優勝
■ 2023年 コーンフェリーツアー22試合出場しポイントランキング100位
■ 2024年 5月コーンフェリーツアー『UNCヘルス選手権』優勝
      コーンフェリーツアー年間ポイントランキング25位にてPGA TOUR資格獲得

 なお大西選手は南カリフォルニア大学を卒業し米会話は堪能であり、かつ日本語は「て、に、お、は」がしっかりしていて聞きやすく、発言の端々に出て来る他者を思いやる日本人気質は、大変好感が持てる好青年です。

 一般社団法人関東ゴルフ連盟(KGA)にて約22年に渡り、ゴルファーの写真を撮り続けてきた塚越克一氏が、2023年12月末をもって引退しました。

 製薬会社を定年退職後に、第二の人生としてKGAのお仕事をされて来た訳ですが、氏の多彩な能力が写真のみならず様々な面で発揮されたと思います。「ゴルフが好きだから続けられて来た」と仰る塚越様ですが、崇高なモチベーション無くして出来る話ではありません。

 当たり前の様に思える華やかな試合ですが、その舞台裏には様々な方々が黒子に徹して活動しています。その様な方々へ光を当てたいとの考えから、今回塚越様へお話を伺って来ました。詳しい内容は、『ゴルフ偉人 名人 達人列伝』のWebサイトの中で、「KGAにて約22年間ゴルファーを撮り続けてきた塚越克一氏が引退」とのタイトルで記述しました。

 お目通し頂ければ幸いです。

 埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部では、土曜日、日曜日、祝日は利用出来ない平日会員権の募集を、2024年2月より行い5月中に終了しました。当初の予定では80口を募集する予定でしたが、大変反響が大きく、追加口数の承認をクラブ内でとり、結果的には117名の方々が入会されました。

 募集価格は消費税込み121万円。一般的に会員権市場を通じて入会するならば、❶会員権代金+❷名義書換料110万円+❸会員権業者への手数料、などのコストがかかる訳ですので、これらを考慮すればある意味リーズナブルな募集金額だったことが分かります。

 当該会員権は譲渡でき又相続も可能ですが、預託金の無いプレー会員権ですので、当然ながら預託金返還請求権は有りません。募集開始前の平日会員在籍状況は17名でしたが、2024年9月現在134名が在籍しています。新規に入会した会員は、常日頃よりクラブを利用しており活発的です。

 この度の会員募集は、年度会員を廃止する事に伴い行われたのですが、新規入会者の約八割の方々が旧来の年度会員でした。当該クラブでは今回の知見を基に、又平日の稼働率なども考慮し、将来的には更なる平日会員募集を視野に入れている様です。なお募集業務は全て当該クラブが行っており、外部からの支援を求めなかったとのこと。