下関ゴルフ倶楽部を訪ねて_T.M氏からの寄稿

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 大手企業をリタイアされて以降、お仲間の方たちとゴルフを楽しまれ、機会が有れば全国のゴルフ場でラウンドされて居られますT.M様より、当ゴルフ事件過去帖へご投稿頂きました。下記点線内は、その内容です。是非一読される事を、おすすめしたいと思います。


 2015年も半ばに知人の関係から、山口県の下関ゴルフ倶楽部でラウンドする機会に恵まれました。当ゴルフ場は昭和31年(1956年)に開場したいわゆる名門倶楽部であり、設計者は有名な上田治との事です。一ゴルファーとして、はやる気持ちを抑えつつ、当日を迎えました。

ラウンド日は平日と言う事もあり、客足はまばらでした。昼食時にレストランで見回すと、私の組以外に3組だった事でも良く解ります。お昼の食事は、結構美味しかったです。満足度の高い食事でした。

練習グリーンは所々芝着きの悪い箇所が有り、えーっ?と首を傾げてしまいましたが、すぐ近くが海なので潮風による影響の様に思われました。ゴルフ場としては松並木でセパレートされ、時々波の打ち寄せる音が聴こえたりして、結構面白いところです。パター練習で集中力を高めつつ、アウトコースからスタートしたのですが、朝は薄曇りでした。

フェアウエイはアンジュレイションがきつく、平らなところが無く難しく、ガードバンカーも多く摑まると深いので大変でした。また、砂の種類が一般の砂と違い、土をパウダー状にした感じで、その下は固い土です。SWが下の土にはねて、大きく飛び過ぎとなってしまうケースが多々ありました。

 グリーンは固くて小さな砲台で、ダイレクトに落とすとほとんど向こう側に球が落ちてしまいます。この点は同伴して頂いたメンバーの方から、スタート前に注意されていましたが、ほとんど直接乗せて失敗しました。手前に落とす習慣がない為でしょうか。

スコアを申し上げると、会員の方が90前半で、私を含めた他3名は100を切れずに、同伴者はリベンジしたいと口惜しげでした。このゴルフ場で上手くなれれば、相当な実力者になれると言うのが、率直なラウンド後の感想です。

キャデイさんは若く大人しく、聞かれた事だけに応える感じでした。特に悪いとは思いませんでしたが、相方の一人はクラブ本数のチェック用紙へ、優秀と書きたいと記入方法を質問していました。クラブハウスは建て替えの話も出ている様で、食堂、風呂場を含めて古さを感じます。敢えて言わせて頂くならば、田舎の分校と言った感じでしょうか。

地方のゴルフ場はどこも運営が、厳しいのではと感じました。これを裏付ける様に、会費を大幅に値上げする話も、出ているとの事です。