TACT-CHARA_2019.jpg 厚生労働省の「雇用・労働分野の助成金」は、2018年度に於ける予算が3,000億円あるにも関わらず、実際に交付された金額は1,800億円にとどまっております。

 この様な予算枠を達成出来ない、或いは充分に活用しきれていない背景には、需給資格が満たなかったと言う側面よりも、申請手続きが複雑な為に企業が二の足を踏んでしまっている点を上げられます。

 厚労省や各自治体に於いては働き方改革推進の観点から、助成金制度の普及となお一層の活用を促しており、この事から一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)では、2019年10月に入り会員各社へ利用を促す書面を発送しております。

 この中でNGKは全国15名の「社会保険労務士」が、加盟ゴルフ場を対象に活用可能な助成金について、無料で診断すると伝えております。取得へ向けての申請は有料にてワンストップでサポートするとしておりますが、実際の窓口は株式会社I.S.Kコーポレーション(TEL04-7126-0660)です。同社が各ゴルフ場の仕上げたヒアリングシートを基に、訪問し打合せて行く事に成ります。

 助成金の具体的な例としては、1.人材確保等支援について1事業所当たり50万円、2.健康診断制度導入により1事業所当たり38万円、3.有期より無期の正社員化で1人当たり57万円等などが有ります。これはほんの一部であり、実際には厚労省主体で77コース、自治体主体などを含めると880コースが有ります。

 多岐に渡るコースに対しどの様な活用方法がベストなのか、各ゴルフ場の内容を鑑み選定するのがI.S.Kコーポですが、実際申請となれば同社への着手金30万円が必要です。更に獲得出来た折にはその金額の35%を、成功報酬として求められます。

 一見フィーが高い様にも思われますが助成金獲得後、厚労省による状況調査やレポートの提出などは有りませんし、成果未達によるペナルティも無いのが現状ですので、トライしてみる価値は充分に有ると言えるのでは無いでしょうか。

 2019年8月に文科省は、来年度の税制改正へ向けた要望を明らかにしており、この中でゴルフ場利用税の非課税枠拡大を求めています。これまで18歳未満として来た年齢を30歳未満、更に70歳以上とした高齢者の年齢を65歳以上として、その適用を求めたものに成っています。

 ゴルフ場利用税撤廃へ向け中心的役割を果たしている日本ゴルフサミット会議は、今年1月16日に「ゴルフ場利用税を撤廃させていく」として、今年も又戦いの課題を明確にしておりました。しかしながらその任務を負うべき文科省は、条件闘争へ舵を切る事で、部分的勝利を克ち取る方針を打ち出していたのです。方針転換とも言われ兼ねないものでした。

 今年のこの課題に対し間もなくその結論が、有られるであろう時期がやって来ました。11月19日総務大臣に提出された「令和2年度地方税制改正等に関する地方財政審議会意見」では、ゴルフ場利用税に関し「非課税措置を拡充することは不適当であり、引き続き、現行制度を堅持すべき」と結論付け、文科省案を否定するものと成りました。

 今後の日程としては、影響力が大きいと言われる与党税制調査会小委員会に於けるマルバツ審議が間も無く行われ、その後この審議を受け12月中旬に2020年度の税制改正大綱が策定されます。この大綱で取り上げられるか否かが、2020年度ゴルフ場利用税の動向を占う大きな試金石となる訳です。

 ゴルフ業界の大きな課題であるゴルフ場利用税撤廃、この運動に関する今年の回答が間も無く出ます。

_tactジャパンPGA.jpg 千葉県のジャパンPGAゴルフクラブでは、2019年1月から開始された正会員の補充募集が、好評の内同年9月末にて終了しました。当初2020年12月末までの予定でしたから、1年3ヶ月早めて予定口数を完売した事になります。

 この好調さを受け9月下旬に開催された同クラブ理事会は、会社提案を受け入れる形で、追加の補充募集を承認しております。その概要は下記の通りですが、当該募集も又総額50万円未満と言う事から、経産省への届け出は不要であり、募集主体によるコントロールがし易いものとなっております。

  • 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
  • 募集金額 499,000円(税込)全額入会金とその消費税。
  • 募集口数 100口
  • 募集期間 2019年10月1日~販売終了まで
  • 入会資格 1.正会員2名の推薦要。
  • 入会資格 2.女性の入会制限無し。
  • 入会資格 3.外国籍者の入会制限無し。
  • 入会資格 4.反社会的勢力で無い事。

 現在の会員数は正会員約420名、平日会員約60名と言う状況であり、一般的な会員制ゴルフ場の内容からすれば会員の絶対数が少なく、更なる増員が求められています。クラブ関係者によれば、当面500名ほどを目標にしたいとしております。なおこの募集の関係から2020年12月末まで、既存会員権の名義書換は停止に成ります。

 当該ゴルフ場の概略及び関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
ジャパンPGAゴルフクラブ
ジャパンPGAゴルフクラブは1月より正会員の補充募集開始

        井上理事長.jpg
            < 日本高等学校ゴルフ連盟 井上尚彦理事長

 2019年11月18日一般社団法人日本高等学校ゴルフ連盟(以下高ゴ連)と株式会社ゴルフパートナーそしてパシフィックゴルフマネージメント株式会社(以下PGM)更にGOLFZON japan株式会社は、PGM本社にて共同記者会見を行い、『ジュニアゴルフアー活性化プロジェクト』を発表しました。

 その内容は競技ゴルフの充実とシュミレーションゴルフ大会の導入、そして様々な地域に於ける中高生ゴルファーの組織化・クラブ化です。これらを上記4団体で取り組む事で、中高生ゴルフを活性化させて行こうとするものです。

 特に1980年より高ゴ連が取り組んでおります全国高等学校・全国中学校ゴルフ選手権大会は、別名『緑の甲子園』とも呼ばれており、2016年からはゴルフパートナーを公式スポンサーへ迎え今年40回目を迎えました。更に来年2020年にはPGMの協力により開催コースを定着させるとしております。

 今年『緑の甲子園』決勝へは、全国8地区から予選を勝ち抜いた高校男子36校、高校女子32校、中学男子16校、中学女子12校が集まりました。高校生は茨城県のセントラルゴルフクラブ、中学生はセントラルゴルフクラブNEWコースが開催コースとなったのですが、来年から高校生は栃木県のサンヒルズカントリークラブ、中学生は同じく栃木県のピートダイゴルフクラブVIPコースとなります。

 この事により『緑の甲子園』と言えば、サンヒルズとピートダイと言う様に、中高生ゴルファーが目指すものを簡略化させ、尚且つ明確にする事で高ゴ連はこの2コースを「聖地」へと、高めて行きたいとしております。合言葉は「サンヒルズとピートダイへ行こう!」と言う事になるのでしょうか。

 今年高ゴ連へは全国から8校が加盟するも、4校が退会し現在362校が会員です。その構成は私学が中心になっており、部員数は4,201名です。如何にこの裾野を広げられるかは、『緑の甲子園』活性化とリンクしていると言え、会場の聖地化は大きな役割を果たす事と思われます。高ゴ連の新たな戦いが、始まったと言えます。

        東京地裁20191004.jpg< 東京地裁 >

 2019年11月13日(水)東京地裁に於いて、旧・ゴルフスタジアム社の中心人物であり、尚且つゴルフスタジアム事件の重要な役割を担ったとされる13名に対し、被害者の代表13名を原告とする損害賠償請求裁判<事件番号:令和元年(ワ)25138 >が、餘多分宏聡裁判長のもと開催されました。

 第1回目と成った当該裁判に於いて原告側弁護士7名は、裁判長に対し今後の進め方として、公開のもとによる裁判を訴えたのです。これは被害者の一部である13名が、今回原告となったに過ぎず、実際水面下には約1,000名の被害者が存在する事を、弁護団は強調したのです。

 この点を無視出来ない裁判長は、「何名ぐらい収容出来る会場を用意したらよいのか」など、前向きな受け答えを見せるものの、即答は避ける形と成りました。しかしながら弁護団は、要所要所で公開の可能性有りとの心証を掴んだ様で、幸先が良かったと言えます。

 この度の裁判は一見単なる損害賠償請求事件の様に思われがちですが、追求如何によってはゴルフスタジアム事件の核心を突くものになり得ると考えられます。被告13名がどの様な内容や姿勢で原告達へ接したのか、この点があぶり出される事により、事件の本質その一端が見えて来ると思われます。

青梅ゴルフ倶楽部に於ける青寿会制度とは

  • 投稿日:
  • by

青梅GC3番ホール.jpg 東京都下の青梅ゴルフ倶楽部では、「青寿会」と呼称される制度が有ります。これは同倶楽部会員が親族へ自らの会員資格を継承させつつ、引き続きご自身も会員同等の条件でプレーする事が出来るシステムです。

 同倶楽部によれば、この制度が導入され既に十数年が経過していますが、会員数は現在50~60名在籍しているとの事です。この会員の特質すべき内容は、プレーフィのみならず競技へも同様にエントリー出来る事です。ではどの様な方が、その資格を取得出来るのでしょうか。

 個人正会員として20年以上在籍し満70歳以上となった会員、或いは20年未満なるも10年以上在籍している満70歳以上になった会員が、自らの会員資格を親族へ継承時に「青寿会」会員となる事が出来るのです。「青寿会」会員への入会手続きは無料で出来ますが、年会費は年間税別12,000円かかります。

 注意したいのは20年以上在籍している会員は、名義書換料無し入会預託金200万円のみの負担で、親族へ継承させる事が出来ますが、20年未満の会員は名義書換料税別50万円と、入会預託金200万円の合計額が必要になる点です。

 この金額の負担を一体誰がするのか、現会員なのか或いは継承者である親族なのか、この点が継承する上での大きな分岐点になるのだろうと思われます。いずれにしてもこのシステム導入についてクラブでは、「アクティブ会員数の拡大」としており、正しく倶楽部の活性化そのものを狙ったものと言えます。

 当該ゴルフ場の概略及び関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
青梅ゴルフ倶楽部
青梅ゴルフ倶楽部に於ける正会員登録配偶者制度とは

        チョコレートワッフル.jpg
        < 写真提供:アコーディア・ゴルフ_チョコレートワッフル

 2019年11月1日千葉県の四街道ゴルフ倶楽部が、リニューアルオープンしました。これまで同ゴルフ場が有していた特徴を生かす事で、女性にやさしい一層個性的なゴルフ場へ変身出来たと言えます。どの様な改修を行ったのか、それは下記一覧の通りです。

  • クラブハウス内をシンプルかつカジュアルな内装へ。
  • ロッカーと浴室を全面改装。
  • 女性用のパウダールームを新設。
  • 女性用アメニティグッズを充実。
  • レストランに於ける女性向けドリンクやランチ、デザートを充実。
  • グリーンを高麗芝から第四世代ベントのシャークへ入れ替え。

 当該ゴルフ場の総ヤーデージは、5,736ヤードと比較的短めです。これまではこの様な特徴を活かした活用方法に難が有り、近在のゴルフ場と伍して戦うと言う点からは、後塵を拝していました。しかしこのゴルフ場を昨年11月に取得した株式会社アコーディア・ゴルフは、新たな味付けを加える事で、持ち味を活かそうとしているのです。

 それが今回の改修工事だった訳ですが、リニューアルオープンより約2週間が経過した今日、来場者の評価も良く手ごたえを感じつつある様です。既に今年4月には女性や高齢者へ配慮し、乗用カートを全面的に導入しております。

 新しく生まれ変わった四街道ゴルフ倶楽部ですが、電車を利用する場合、JR四街道駅より約2キロと大変近く、クラブバスを利用すれば約10分で到着します。また車の場合、東関東自動車道の四街道ICを下車し約4キロ、京葉道路の貝塚ICを利用しますと約5キロで到着します。大変交通アクセスに恵まれており、主婦であれば夕飯の支度までに帰宅出来ます。

 なおスイーツ関係も種類が豊富で、大人気の様です。

 当該ゴルフ場の概略及び関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
四街道ゴルフ倶楽部
四街道ゴルフ倶楽部はグリーン張替とハウス改修の為一時クローズ

笠りつ子会員へLPGAは厳重注意処分を下す

  • 投稿日:
  • by

 2019年11月12日午前10時にLPGAは笠りつ子会員に対し、理事同席のもと厳重注意処分を下しました。これは2019年10月に開催された『NOBUTA GROUP マスターズGC レディース』トーナメント会場に於いて、笠会員が大会関係者へ不適切発言を行ったことに対するものです。

 かねてより懸案になっておりましたこの問題に対しLPGAは、発表に先立つ前日の11日に懲戒諮問委員会及び理事会を開催し、笠会員に対する処分と再発防止策を検討し、その結果を翌日の12日に明らかにしたものです。

 厳重注意の内容は本人が申し出ているツアー出場自粛並びに、本年度開催される新人セミナーの第1日目から第3日目までを受講する事です。そしてこの様な事件再発防止の為、トーナメント出場選手を対象にLPGAは、少なくとも年1回マナーや言葉遣いなどに関する講習会を実施して行くとしております。

 ところでLPGAの「コンプライアンス・倫理規定」には、具体的な罰則規定が有りません。今回の笠会員に対する処分は、社会通念上一般的に考えられる範囲のもので、ある意味一時的臨時措置です。組織の発展の為には今後より具体的な内容を、規定して行く必要が有ると言えます。

 また今回笠会員本人から事前に「事実確認と謝罪」は有ったものの、LPGAによる正確な事実関係の発表が有りませんでした。この事実関係調査の為に、事件発覚からこの度の処分まで日時を要した訳ですから、これを明らかにしないのであれば、事件の検証と分析は進む事無く、何ら教訓化し得ないと思われます。

 関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
プロゴルファー・笠りつ子氏より10月31日に届いたお詫び

武蔵の杜.jpg 埼玉県の武蔵の杜カントリークラブでは、2020年1月より全会員の年会費を、改定する事になりました。これは2019年10月31日に開催された理事会に於いて、年会費値上げと言う会社提案を受け入れる形で、決議された内容です。

 その概要は下記の様になりますが、この内容は既に全会員へ書面で、11月初旬に告知されております。

会員種別 改定前(税別) 改定後(税込)
正会員 30,000円 49,500円
平日会員 12,000円 19,800円
準会員 10,000円 16,500円
家族会員 10,000円 16,500円

 当該クラブの年会費は1月に起算され、その年の12月が占め月です。来年順調にこの値上げによる集金が行われた場合、約1,150万円の増収に成ります。この分をハウスの改修費などの一部として充てたいと言うのが、この度の値上げの目的となっております。

 なお当該クラブで言うところの平日会員は、土曜日と日曜日更に祝日が利用出来ない会員種別であり、準会員とは全日利用出来る会員種別ですが、正会員との違いは料金であり若干高めとの事です。家族会員とは、個人正会員の二親等以内の親族を、対象とした会員権です。

 当該ゴルフ場の概略及び関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
武蔵の杜カントリークラブ
一般社団法人武蔵の杜カントリークラブが解散を検討

青梅GC3番ホール.jpg 東京都の青梅ゴルフ倶楽部では、2020年1月より『正会員登録配偶者制度』を導入する事になりました。これは2019年10月に開催された理事会にて、決議された内容です。

 この制度の導入により正会員及びその配偶者が、必然的に倶楽部へ足繁く通う事になるであろう事は、容易に想像出来ます。この事から導入目的は、倶楽部の活性化に他ならない訳ですが、その内容を具体的に見るならば下記の通りです。

  1. 制度の対象は、正会員及び法人正会員の配偶者。
  2. 登録手数料は2,750円(税込)。
  3. 登録配偶者のプレー料金は会員並み扱い。
  4. 登録配偶者は全日利用可。
  5. 正会員が退会、死亡、来場停止処分或いは会員の配偶者で無くなった時、その資格を喪失。
  6. 制度の廃止、改定及び利用料金の変更等は、理事会にて決定。

 当該倶楽部の会員権価格は非常に安く、常に売却案件が多く見受けられる状況です。極端に多い訳では無く極自然な売り案件だと思われますが、これを吸収するほどの入会案件が出て来ないところに、市場の閉塞感が漂っています。

 今回この様な会員優遇或いは活性化策により、その影響は既存の正会員のみならず、会員権市場に於ける新規入会案件へと繋がって行く事が、何と言っても理想なのだろうと思われます。制度導入効果を正しく評価する為には、少なくとも来春まで動向を見極める必要が有り、待たねばならないと言えます。

 当該ゴルフ場の概略及び関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
青梅ゴルフ倶楽部
青梅ゴルフ倶楽部では2009年8月31日に週日会員4名を除名処分