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 『僕は2025トヨタジュニアゴルフワールドカップでビッグスター』になる。この様に記者会見で開口一番、壮大な思いを語ってくれたのは、勇志国際高等学校1年の長﨑大星(ながさき たいせい)君でした。

 梅雨空を吹き飛ばす様、会場は大きな笑いに包まれ、あどけない15歳の顔からは想像出来ない長﨑君の発言は、単なるビッグマウスとは言えない過去の実績をひっさげてのものであり、頼もしさを大いに感じさてくれました。

 今年日本男子の代表者は、長﨑大星君の他、大星君の兄である日章学園高等学校3年の長﨑煌心(ながさき こうしん)君と福井工業大学附属福井高等学校2年の松山茉生(まつやま まお)君です。
 女子はこの6月10日都内会場の会見に出席出来なかったものの、ビデオレターで思いを語ってくれており、それは大阪桐蔭高等学校2年の岩永杏奈(いわなが あんな)さん、共立女子第2高等学校3年の新地真美夏(しんち まみか)さん、ルネサンス高等学校3年の長澤愛羅(ながさわ あいら)さんでした。

 昨年の2024年大会は、男子が韓国、女子がアメリカとそれぞれ優勝し、日本は男女ともに3位でした。会場は愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コースになりますが、男子は12チーム、女子は9チームが団体戦を戦うのですが、その号砲は6月23日(火)になります。日本のみならず世界のゴルフ界を将来背負うだろう、と思われる選手たちの胎動が此処に有ります。

日本ゴルフ場経営者協会第13回定時総会開催

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 一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、2025年5月29日都内会場にて第13回定時総会を開催し、2024年4月1日から2025年3月31日までの事業報告を行うと共に、新たな理事・監事選任を行いました。

 今回新たに理事3名が選任されましたが、理事長についても2期4年を務めた高桑耐氏に代わり、手塚寛氏が新たな理事長へ就任する事になりました。手塚氏は体調不良を理由に、理事長職を高桑氏へ交代したという経緯がある訳ですが、完全回復とは至らない中で再登板へかける意気込みを伺う事が出来ました。

 手塚氏は開口一番「やり残した事が多い」との思いが強くなった、この点が再度理事長就任への動機としています。人材確保やDX化などなど課題は山積しており、重要性を鑑み可能性のある分野から、一つ一つ手掛けて行きたいとしています。

 ゴルフ業界は全ての団体が、一方向を向いて進むというのが難しい様に思えるものの、ことゴルフ場に関して言えば固定費削減と言う課題は共通しており、先駆けて情報発信して行きたいとしています。またこれまで当協会が培って来た外国人材の確保については、今年量的拡大を図っていくとのこと。

 完全なる体調とは言えない中、手塚理事長に笑顔が戻って来ており、今後の活躍に期待がかかります。

石坂ゴルフ倶楽部の新社長へ竹中純一氏が就任

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 埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部を経営する石坂ゴルフ倶楽部株式会社の新社長へ、2025年2月16日に竹中純一氏が就任いたしました。

 同日開催された株主総会及び取締役会での決定ですが、森敏朗前社長(現顧問)の後任として常務取締役からの内部昇格人事でした。

 同氏はさかのぼる事30年ほど前、当該ゴルフ場が開場する数ヶ月前にコース管理者として入社し、グリーンキーパーを経て取締役コース管理部長、その後常務取締役へ就任していました。

 当該ゴルフ場経営会社は2002年7月9日、東京地裁へ法的整理を申請し、幾多の困難を乗り越え今日に至っていますが、竹中社長は当該ゴルフ場の誕生から今日までを、つぶさに見て来た生き証人でも有ります。森前社長が再建の道筋をつける過程で、後継者として構想に上がっていた人物の一人が、竹中社長なのだと思われますが、ある意味森前社長の秘蔵っ子とも言えます。

 竹中社長は現在の課題を、1、キャディー確保策 2、キャンセル対策 3、酷暑対策などなど主だった点を挙げていますが、その他にも課題は山積しているとしています。特にキャディー確保策は困難を極めており、毎年三桁近い学校へ案内を出す中、今年は2名を新卒採用出来たとの事。

 ますますマンパワーに頼れなくなっている環境下に於いても、会員及びゲストへのホスピタリティーを充実させていく重要性と共に、この目的達成の為にはデジタル化を取り入れ融合させて行く事が、ゴルフ場進化の分かれ道になると竹中社長は考えています。

 将来へ向けた難しい分岐点にゴルフ場は置かれていると分析する竹中社長ですが、過去の成功体験に縛られず如何に新しいゴルフ場像を描けるのか、新社長の手腕に期待がかかります。

大倉カントリー倶楽部は7月31日をもって閉場へ

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 栃木県の大倉カントリー倶楽部では、2025年7月31日をもって閉鎖する事を、自社のWebサイトで5月8日に公表しました。

 約600名の在籍会員へは、2025年3月頃より書面で閉場に関する案内をしていたとの事ですが、その大半は千葉県の大千葉カントリー倶楽部へ転籍するとしています。

 跡地利用に関し現状では明らかにされておらず、また当該ゴルフ場関係者も知らされていないとしています。

ヴィレッジ東軽井沢GCは5月31日をもって閉鎖へ

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 群馬県のヴィレッジ東軽井沢ゴルフクラブを経営する株式会社ヴィレッジ東軽井沢ゴルフクラブは2025年4月中旬、2025年5月31日をもって当該ゴルフ場を閉鎖するとしました。

 振り返れば昨年の2024年5月29日、当時の所有者であった株式会社バンリューゴルフが、東京建物株式会社へ当該ゴルフ場を譲渡しており、その動きに合わせ代表者も吉田明倫氏より川治利夫氏へ変更されていました。ですから今回の閉鎖は、現所有者である東京建物の判断だと言えます。

 2025年に入り閉鎖についての案内が、在籍する600名ほどの会員へ有ると共に、現会員が保有していた預託金については全額返還されたとの事ですが、プレー継続を望む会員へは近在のゴルフ場を紹介され転籍しています。

 なお跡地利用については、メガソーラーとのうわさが多いものの、現時点で東京建物社からの明確な回答を得られていません。

 静岡県の富嶽カントリークラブはそれまでの経営会社でる東京レジャー開発株式会社を2025年2月26日に離れ、会社分割により新たに設立された富嶽カントリークラブ株式会社へ移行しました。

 東京レジャー開発は当該ゴルフ場事業を新会社へ承継させ後に、親会社である日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社のグループから離脱しています。これは親会社が東京レジャー開発の株式をカイトゴルフ合同会社へ売却した為です。

 当該ゴルフ場の経営会社は富嶽カントリークラブ(株)になりましたが、その親会社は日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社で変更ありません。なおカイトゴルフの概要は下記の通りです。
■ 本 店:大阪府大阪市北区芝田2-8-11 共栄ビル
■ 設 立:2024年7月12日
■ 資本金:金10万円
■ 代 表:代表社員 中西 高之

   < 河村定夫・新社長 >

 河村定夫氏が富士カントリークラブを経営する株式会社富士カントリー俱楽部の代表取締役へ、2025年3月26日に就任しました。

 多くの会員から推される形で就任した河村氏ですが、河村丸の船出にあたって課題は大きく2つ有るとの事。河村氏曰く、一つ目は会員数の自然減を食い止め、正会員数を1200名ほどのクラブへ復活させると共に、二つ目は黒字経営達成だとしています。

 そしてこの内容を達成する為には、「開かれた魅力あるクラブ作り」が必要だとしています。会員個々の入会動機は様々なれど、ひとたび会員になったならば、誇りと自尊心を持てるクラブが理想だと河村氏は考えています。

 その為には会員がゲストを誘客し易い環境作りが大切であり、会員へのゲスト優待券の発行であったり、或いは平日のゲスト料金の見直しも必要だとしています。更には会員紹介のみでも、平日であればビジターがプレーし易くする事も、検討して行く必要があると考えています。

 会員株主相互によって(株)富士カントリー俱楽部は経営されていますが、会員負担を最小限にしていく事で、現会員が友人や知人を新規会員として誘い易い環境が、最低限は整います。これは会員権市場を通じた名義書換がスムースに進展する意味合いもあり、会員数の減少に歯止めをかけられます。会員の入退会を活性化させる対策も、新年度に入り協議中との事です。

 クラブ再建にあたって河村新社長の声を一部届けましたが、背負うものが大きい様に思われる反面、穏やかな語り口から醸し出す雰囲気は、気負うところ無く新体制の安定感を感じさせてくれました。
 今後の動きが注目されます。

 一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)では、2025年1月15日~同月28日までの間、加盟243ゴルフ場へキャンセルに関する様々なアンケートを実施し、95コースより回答を得られました。

 この95コースの中で、キャンセルに関する規程を設けているのは75%、約71コースですが、更にこの中でもキャンセル料金に関し、徴収規定を設けているのは89%の63コースでした。では実際にキャンセル料金を徴収出来ているのかと言えば、出来ているコースは82%に過ぎず、苦戦している姿が垣間見れます。

 どの様な手法で請求しているのかと言えば、①請求書を郵送 ②対象者が再来場時に徴収 ③電話依頼と言う3手法が多くを占め、スマホへのショートメール、SNS利用などは僅かです。実際の徴収手段としては、❶銀行や郵便局を通じての振り込み ❷再来場時に現金で徴収と言うこの2点が、ほぼ全てと言える状況です。クレジットカードや電子マネーなどは、少数派です。

 ゴルフ場によるキャンセル料徴収が進んでいない現状は、「手間がかかる」事を第一の理由に上げており、またキャンセル料請求はクレームが来る、再来場しなくなる、などを懸念しているゴルフ場が多いのが分かります。

 どのゴルフ場にとってもキャンセル問題は大きな悩みの種になっていますが、この度のNGK調査資料は対策を練る上で欠かせない資料になったと言えます。なおこの資料は、NGK加盟全会員へ配布されたとの事です。

外国人材による「コース管理技術者」雇用が進む

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 日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は2025年4月に入り、外国人材の受け入れが加盟ゴルフ場にて順調に進んでいる事を明らかにしました。

 ベトナム国立農業大学の卒業生8名(男性6名、女性2名)を対象に2024年6月下旬、NGKは現地へ赴き説明会を開催して来ました。その流れから女性2名が2024年11月に我国へ入国し、長野県の施設にて1ヶ月間の研修を受けた後、同年12月には関東のNGK加盟ゴルフ場でコース管理業務に就いています。

 2025年2月初旬に入国した男性2名は、上記女性同様に就業知識教育を経た後に3月初旬に関西のゴルフ場へ、また2月下旬に入国した男性4名は同様の手順を踏んで、3月下旬に関東のゴルフ場で就労しています。就労先は全てNGK加盟のゴルフ場ですが、正副加盟240コースほどの中で、今回のトライアル事業へ積極的に関与し、手を上げた3コースが選ばれています。

 NGKではゴルフ場業界での人材不足を外国人材で補うべく、「技術・人文知識・国際業務」制度を活用し挑戦しており、今回の就労についてはトライアル事業と位置付けています。ゴルフ場業界に資格制度が無い中、入管法上から脱法行為にならない為には、この様な手法に限られて来るのが現状です。

 今回の8名が今後どの様に日本社会で定着して行くのか、推移を見守る必要が有りますが、将来的には母国から家族を呼び寄せたり、帰化する事も選択肢としては有り得ます。或いは日本で得られた知見を基に、母国でゴルフ場業界発展へ尽くす方も、出て来るのかも知れません。

 NGKでは今回のトライアル事業に手応えを得ており、今後更にこの事業を継続して行く方針です。

下部温泉郷ゴルフクラブは2025年5月末閉場へ

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 山梨県の下部温泉郷ゴルフクラブは2025年4月2日、同クラブのWEBサイトにて、2025年5月31日をもって閉場する事を、『お知らせ』として明らかにしています。

 当該クラブの原点は、1995年5月に開場した『身延ゴルフ俱楽部』ですが、当初経営していた身延ゴルフ俱楽部株式会社は、2005年2月9日に甲府地裁より破産宣告受けた関係から、2007年4月に株式会社身延山が経営する身延山カントリークラブとして再出発していました。

 2023年にはゴルフ場名を下部温泉郷ゴルフクラブへ変更すると共に、経営会社の商号も2023年10月20日に同名称へ変更していました。なお同クラブ関係者によれば、跡地利用については明確には分からないとしています。