富士通株式会社は2025年1月7日、女子プロゴルファーの馬場咲希(サントリー_19)選手と、スポンサー契約を締結した事を明らかにしました。
契約した理由について同社は、下記の様に述べています。━━━━━━━━━━━━━━━━
馬場選手の世界に挑戦し続ける姿やひたむきに努力する姿勢に共鳴し、スポンサー契約締結を
決定いたしました。
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馬場選手は2024年の昨年、USLPGA TOURの下部ツアーであるEPSONツアーへ、新人として18試合へ参戦し16試合で予選を突破しています。その中でもアイランドリゾート選手権では2位タイと言う成績を残すと共に、その他の試合でも10位以内の優勝圏内へ4回顔を出していました。
更に昨年12月10日には、2025年USLPGA TOURの一員として戦える資格を、24位タイにて獲得していますので、晴れて米国レギュラーツアーを主戦場に戦える事になったのです。
今年大いに活躍が期待される馬場選手ですが、そのひたむきさに共鳴した富士通社は、自らの姿を馬場選手へ重ね合わせたのだとも言えます。馬場選手は、「ツアー初優勝を目標として、常に上位を目指して頑張」ると、コメントを寄せています。
東京エレクトロン株式会社は2025年1月に入り、プロゴルファーの松山英樹(LEXUS_32)選手とスポンサー契約をしました。複数年契約ですが、契約早々に同選手が2025年PGA TOUR開幕戦の『ザ・セントリー』で優勝していますので、同社にとっては幸先の良い契約になったと言えます。
『ザ・セントリー』では松山選手が優勝争いをしている事も有り、インターネットを通じた動画配信では、ショット後の顔の表情が度々写されていました。その度に目に入って来るのはポロシャツの左襟元に、ゴシックの太文字で「TEL」と入ったロゴが目に飛び込んで来ていました。
「TEL」ってなに?電話の事? 観戦していて戸惑った方も、多かったのでは無いかと思われますが、観戦者に関心を持たれると言う意味では、東京エレクトロンにとって抜群な宣伝になったのだと思われます。世界を舞台に活躍する同社にとって、松山選手のPGA TOURでの活躍は、共鳴する点が大いにあるのだと思われます。
かつて日本は半導体製造王国と言われながら、現在ではその主翼を担った多くの企業が撤退し、反面台湾企業のTSMCが2022年に熊本県へ進出し、日本へ大きな経済効果を生むなどの現象が起きていますが、東京エレクトロンは半導体製造装置をつくる企業であり、この技術は世界を見渡してもアメリカやオランダなど数少ない国の企業に限定されており、その中の一角を形成しています。
国内外から今後の活躍が期待される松山選手ですが、それは同時に「TEL」も大いに注目されると言う意味なのだとも思われます。
プロゴルファーの金谷拓実(カナヤ タクミ)氏は、2025年1月1日より所属先が、これ迄の『Yogibo』からSOMPOひまわり生命保険株式会社へ変りました。既に同社は2021年より、金谷氏とは準所属先契約をしていましたので、今回はある意味、念願の所属契約獲得と言えるのかも知れません。
将来を嘱望される金谷氏ですが、どの様な戦歴をたどって来たのでしょうか。主だった内容は、下記の通りです。
■ 2015年 日本アマチュアゴルフ選手権優勝(17歳51日)
■ 2018年 アジアパシフィック選手権優勝
■ 2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ優勝(史上4人目のアマ優勝)
■ 2020年 10月にプロ転向
■ 2020年 ダンロップフェニックストーナメント優勝
■ 2021年 東建ホームメイトカップ優勝
■ 2023年 インターナショナルシリーズオマーン優勝
■ 2023年 BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ優勝
■ 2023年 フジサンケイクラシック優勝
■ 2024年 東建ホームメイトカップ優勝
■ 2024年 ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント優勝
上記の通り華々しい活躍を見せている金谷氏ですが、2025年の主戦場はPGA TOURになります。同氏を含めた日本人5選手の活躍は、日本のゴルフファンから日々注目されると共に、様々な媒体を通じ常に報道される事と思います。PGA TOURでの優勝、その可能性を大いに秘めた同氏の活躍は、同社にとっても計り知れない相乗効果を生むのだと推察されます。
本人のコメントは、次の通りです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
念願のPGA TOUR出場権も獲得することができ、心機一転、心強いパートナーと共に世界の舞台でも自分らしく、一生懸命頑張ります!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
松山英樹選手が2025年PGA TOUR開幕戦の『ザ・セントリー』で、1月5日(日)優勝しました。ツアー通算11勝目です。
米国ハワイ州のカパルアリゾート プランテーションコース at カパルア(7,596ヤード_パー73)へ、2024年のツアー優勝者とフェディックスカップランキング上位50名迄の合計59名が参集し、『ザ・セントリー』が1月2日(木)に開幕しました。
3日目の1月4日は、首位戦線を行く松山英樹選手とコリン モリカワ選手による、スコアの伸ばし合いとなりました。当日は共に11アンダーでラウンドし、スコアを松山27アンダー、モリカワ26アンダーで最終日を迎える事になりました。
予想通り最終日もまた松山、モリカワ2選手による一騎打ちの熱い戦いとなりましたが、結果は松山選手が3打差で追撃するモリカワ選手を突き放しての優勝となりました。ちなみに松山選手は4日間を通し、2イーグル、33バーディ、2ボギーという素晴らしい内容のゴルフでした。松山選手の4日間の順位は、下記の通りです。
| 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
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首位 | T・Hoge -9 | 松山(合計-16) | 松山(合計-27) | 松山(合計-35) |
松山英樹 | 2位タイ -8 | 1位(合計-16) | 1位(合計-27) | 1位(合計-35) |
住友生命保険相互会社(代表執行役社長:高田幸徳)が支援する女子プロゴルファーの西村優菜プロは、試合で得られたポイントを金額などに換算し、2022年より様々な団体へ寄付活動を行って来ており、今年は3回目になります。
ポイントとは西村プロがその年に試合で獲得した優勝数やバーディ、イーグル、ホールインワンなどを対象とし、住友生命がその内容を点数化したものになります。今年西村プロは376ポイントを獲得し、換算金額を一般社団法人プロキャディ協会(代表理事:森本真祐)へ寄付する事になりました。
同協会は「プロキャディとゴルフ界に新しい価値と創造を」を指針とし、2019年に設立されています。この度の件につき森本代表理事は、「トーナメントに於けるプロへのサポートを通じ、得られた知見をアマチュアゴルファーへ還元するのが、我々に課せられた重要な活動だと考えています。寄付金はジュニア育成に活用して行く所存」、と語っています。
また西村プロ曰く、「今回の寄贈先選定に関し住友生命と一緒に考えたが、最終的に自身の意見が通った形になった、自分はジュニア時代にプロキャディからコーチを受けた事は無かったが、プロキャディのサポートを現在のジュニア達に与えられるのであれば、将来更に活躍出来るのでは無いか」、との思いを述べていました。
2024年12月13日(金)に都内会場にて行われた寄付贈呈式は、多くの報道関係者を集め静かながらも活気のあるものでした。
ゴルフ場経営者として知名度の高い熊取谷稔(イスタニ ミノル)氏が、2024年7月6日にお亡くなりになられていました。同氏が代表を務めていたコスモ・イーシー株式会社の謄本内記述が、何よりも正確にその事実を記録しています。
また生前に交流のあった自民党員で元衆議院議員の左藤章氏は、7月17日に熊取谷氏の告別式へ参列した事を、7月29日に同氏のブログで明らかにしていました。
筆者は知人に誘われ1980年代中ごろ、同氏主催のパーティへ参加した事が有りましたが、司会者の方がおどけて当時TVの人気番組であったプロレスへなぞらえ、「大木金太郎の入場です!」などと大声で紹介していた事が懐かしく思われます。
当時側近の方が話されていたのは、都庁が新宿へ移ったら今計画しているオリムピックCCがより注目される事、更に準備しているパチンコのプリペイドカードが業界を大きく変える事など、夢の詰まったものが多かった様に思われます。
合掌
兵庫県神崎郡市川町にはゴルフのアイアンヘッドを製造、加工している業者が多く存在しています。
これは川辺村(現・市川町西川辺)で鍛冶屋をしていた森田清太郎(モリタ セイタロウ)氏が、試行錯誤を経て昭和5年(1930年)にアイアンヘッドを完成させた事が、大きく寄与しています。
その後、森田氏は森田ゴルフとしてお弟子さんを抱えて行く訳ですが、現在、市川町に於けるアイアンヘッド製造・加工業を営んでいる職人さんは、森田氏から指導を受けた、或いは影響を受けた方が多いとの事です。市川町に於ける業者の一覧は、下記の通りです。
なお兵庫県知事室には、市川町の業者さんより提供されたアイアンヘッドが展示されていますが、これはアイアンヘッドの製造工程を分かり易く説明・展示したもので、県の特産品の一つとしてピーアールする一環としています。
事業所名 | 所在地 | 連絡先 | 業種 |
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井内ゴルフヘッド工業 | 市川町神崎130-1 | 0790-28-0375 | ゴルフ器具研磨加工 |
共栄ゴルフ工業(株) | 市川町西川辺5 | 0790-26-2211 | ゴルフ器具製造 |
光栄ゴルフ製作所 | 市川町甘地567-3 | 0790-26-0100 | ゴルフ器具研磨加工 |
ゴルフテック叡智 | 市川町千原428-1 | 0790-26-1881 | ゴルフ器具研磨加工 |
(株)Third project | 市川町西川辺5 | 078-600-2446 | クラブメーカー |
シモサキゴルフ | 市川町西川辺648 | 090-8209-6088 | ゴルフ器具研磨加工 |
TAゴルフ | 市川町西田中15 | | クラブメーカー |
(株)東邦ゴルフ | 市川町西川辺677 | 0790-26-1693 | ゴルフ器具製造 |
(有)藤本技工 | 市川町上田中133-1 | 0790-26-0297 | ゴルフ器具製造 |
(株)三浦技研 | 市川町小谷257 | 0790-26-0773 | ゴルフ器具製造 |
岩木ゴルフ | 市川町西川辺692-1 | 090-9717-1265 | 製造 |
オカモトゴルフ | 市川町澤946-2 | 0790-28-1351 | ゴルフ器具研磨加工 |
ファイブ・ストレート | 市川町神崎749-1 | 0790-28-0208 | 製造 |
(株)共伸プレーティング | 市川町甘地426 | 0790-26-2525 | メッキ加工 |
(株)多田鍛工所 | 市川町甘地880-1 | 0790-26-0495 | 鍛造 |
藤岡ゴルフ製作所 | 市川町西川辺648 | 090-1584-2937 | ゴルフ器具組立 |
これら業者さんの中には大手クラブメーカーの下請けとして、いわゆるOEM生産にてクラブヘッドを提供している業者さんも居られます。守秘義務の関係から明らかに出来ない様ですが、某有名プロのヘッドなども削っており、正しくクラブ業界の黒子的存在だと言えます。
日本の大西魁斗(25歳_ZOZO)選手は、2024年の年初めから同年10月のシーズン終了まで、PGA TOUR下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦っていましたが、現地時間2024年10月6日(日)に2025年度PGA TOURの一員としての資格を獲得したとして、PGA TOURより発表が有りました。
これは10月3日から開催されたコーンフェリーツアーの最終戦である『コーンフェリー ツアー選手権』で、大西選手は13位タイに入り年間ポイント順位を28位から25位へ上げ、ツアーを終了しました。この結果、ツアー上位30名までに与えられるPGA TOUR資格を、獲得出来たのです。
2025年度のPGA TOURでは、松山英樹、久常涼の2選手と共に大西選手が新たに加わり、日本人3選手が戦う事になります。活躍が期待される3選手ですが、日本のゴルフファンにとっても大変楽しみな1年間になりそうです。大西選手の簡単な戦歴及び経歴は、下記の通りです。
■ 2007年 ゴルフの練習環境を求め9歳にて渡米
■ 2021年 プロ転向し日本でのプロ生活をスタート
■ 2022年 JGTOツアー『フジサンケイクラシック』優勝
■ 2023年 コーンフェリーツアー22試合出場しポイントランキング100位
■ 2024年 5月コーンフェリーツアー『UNCヘルス選手権』優勝
コーンフェリーツアー年間ポイントランキング25位にてPGA TOUR資格獲得
なお大西選手は南カリフォルニア大学を卒業し米会話は堪能であり、かつ日本語は「て、に、お、は」がしっかりしていて聞きやすく、発言の端々に出て来る他者を思いやる日本人気質は、大変好感が持てる好青年です。
一般社団法人関東ゴルフ連盟(KGA)にて約22年に渡り、ゴルファーの写真を撮り続けてきた塚越克一氏が、2023年12月末をもって引退しました。
製薬会社を定年退職後に、第二の人生としてKGAのお仕事をされて来た訳ですが、氏の多彩な能力が写真のみならず様々な面で発揮されたと思います。「ゴルフが好きだから続けられて来た」と仰る塚越様ですが、崇高なモチベーション無くして出来る話ではありません。
当たり前の様に思える華やかな試合ですが、その舞台裏には様々な方々が黒子に徹して活動しています。その様な方々へ光を当てたいとの考えから、今回塚越様へお話を伺って来ました。詳しい内容は、『ゴルフ偉人 名人 達人列伝』のWebサイトの中で、「KGAにて約22年間ゴルファーを撮り続けてきた塚越克一氏が引退」とのタイトルで記述しました。
お目通し頂ければ幸いです。
2024年8月1日から3日までの3日間、米国のパインハーストで開催された『USキッズゴルフ世界選手権』8歳女子の部で、見事優勝した千葉県市原市在住の南 愛美(みなみ えみ)さんが、2024年9月19日に市原市役所を訪れ、小出市長及び藤谷(とうや)教育長へ優勝報告をしました。
試合を振り返ると、二日目まで南さんが大きくリードしていたものの、大会最終日には熾烈な優勝争いとなりました。2位選手に追いつかれ同スコアとなる中、「パットが良く決まってくれた」と言う南さんに、最終的には軍配が上がった訳ですが優勝スコアは10アンダーでした。
この優勝で南さんは、昨年に続き2連覇達成と言う事になりましたが、南さんの夢は大きく3連覇を目指すとの事です。ところで試合開催日前には、昨年の優勝者によるパレードが行われたのですが、南さんは「とても気持ち良かった、また来年味わいたい」とコメントしており、世界を舞台にしても物怖じしない性格を良く表していました。
南さんの夢は、将来米国のスタンフォード大学へ進学しゴルフ競技で活躍すると共に、オリンピックへ出場し金メダルを獲得したいとしています。