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 2025年3月18日15時30分、東京高裁809号法廷にて三角比呂裁判長は、控訴を棄却するとした判決文を読み上げ、控訴人の敗訴を告げました。これはレッスンプロ達が株式会社ジャックスを相手取って戦われたゴルフスタジアム事件、その1裁判での敗北を意味していました。

 控訴人及び被控訴人それぞれ関係者の出席は無く、傍聴人が数名陣取る中、幾つかの裁判を立て続けに棒読みする裁判長の声は法廷に無慈悲に響くばかりで、その時間は数分に過ぎないものでした。

 事件番号<令和4年(ネ)第5385号>事件、この高裁判決をもってゴルフスタジアム関連の8裁判体は全て終了した事になります。約8年におよぶ長い戦いでしたが、クレジット・リース会社に対するレッスンプロやゴルフ練習場経営者達の戦いに幕が下りました。

大洗ゴルフ倶楽部が『入会のご案内』を作成

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 茨城県の大洗ゴルフ倶楽部では、『入会のご案内』と題した同倶楽部への新規入会手引書を、2025年3月1日に作成し同月中旬に、関東ゴルフ会員権取引業協同組合加盟の組合員へ配布しました。

 配布した趣旨は、名義書換による新規入会に関する書類の記入方法に関し、会員権業者が申し訳なさそうに問合せして来るケースが多い事から、同倶楽部では手引書を作成する事で、会員権業者がその都度俱楽部へ電話確認する事無く、書類作成がスムースに出来る様にしたかった、としています。

 この手引書(ご案内)の特筆すべき点は、同倶楽部が求めている規定紙全てに関し、赤文字で記入例を示すと共に説明を行っている点です。この書類を参考にする事で、会員権業者及び新規入会者は、書類作成がし易くなります。

 同倶楽部のご担当者曰く、「会員権業者さんのご尽力により、新規入会希望者の案件が毎月倶楽部へ、届けて頂いています、少しでも扱い易く成ればと思っています」、との事でした。会員権業者の役割とその存在を重く認識した発言と受け取れますが、この様な協調姿勢がその他多くのクラブで高まって欲しいとの声は、会員権業界では多いものと思われます。

 スコットランドのターンベリー・ゴルフコースが、建物への落書きとコースのグリーンが掘り起こされると言う被害を受けたとして、2025年3月8日に米国フォックスニュースが伝えています。

 同ゴルフ場は全英オープンを此れまで4回開催している世界有数の名門コースと言われていますが、2014年にトランプ氏が購入し今日に至っています。トランプ氏は2025年1月20日に米国第47代大統領に就任していますが、アメリカファーストをうたいドラスティックな諸改革、特にイーロン マスクを中心としたUSAID解体作業は、トランプ革命とも言われています。

 今回この事件の背景になったものは、ガザ紛争解決へ向け同地区を「中東のリビエラ」にすると言う、同氏の大構想が有ります。掘りこされたグリーン横には、「ガザは売り物では無い」などと書かれており、犯人はトランプ構想に反発したものでは無いかと言われています。

 8日午前4時40分に通報を受けたスコットランド警察は、現在同事件捜査中としています。なお同大統領は熱心なゴルフ愛好家であり、同氏の母親はスコットランド出身者との事です。

第2回目『コース改造セミナー』が活況を呈す

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 日本ゴルフコース設計者協会(JSGCA)と日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、2025年3月8日(土)に横浜のゴルフフェア会場内にて、2023年3月以来になる第2回目の『コース改造セミナー』を共催しました。

 90席の開場は臨時席を設ける程の盛況で結果的には約100名がセミナーへ参加したのですが、司会進行は武居振一、パネリストは佐藤謙太郎、谷水利行、中田浩人、水田芳夫、八和田徳文の各氏で全員がJSGCAの役職者でした。聴講者約100名の大半はNGK会員が多く、ゴルフ場経営者が設計者達へコース改造などに関する質問を投げかけ、答えてもらう形になりました。

 テーマは❶気候激変化に於けるコース管理 ❷人手不足 ❸ゴルフマーケット拡大へ向けたコース改造、の3点です。

 コース管理の基本は痛まないグリーンですが、近年ではバミューダ芝の採用やかつてのコーライ芝を見直す傾向にあるとの事。また人手不足については、無理にキャディ制を維持するのではなく、採用出来ない事を前提に考えて行くべき、また外国人の採用はハードルが高いのが現状だとしています。

 コース改造については、パネラーから様々な意見が出て、これだと言うものへの集約は難しいものの、結果はゴルフ場経営者がどの様なゴルフ場へして行きたいのかに、大きく左右されるとの意見でした。ちなみに距離にこだわる必要は無い、此の点はパネラーの共通した意見だったと言えます。

 なお易しいコースを難しいコースへ改造して行くのはしやすいものの、難しいコースを易しいコースへ仕上げるのは大変な努力が必要との事です。パネラーによれば実際の集客実態から、易しいからお客様が増える、或いは難しいコースだから客足が遠のく訳では無いとしています。

 13時から開始されたセミナーは、多くの質問や意見が出、終了は15時30分をまわっていました。終了後も参加者が会場を去る様子無く、熱い空気が包まれていました。

 鹿沼グループ社長の福島範治氏が2025年2月17日に日経BP社より、『負債1400億円を背負った男の逆転人生』と言うタイトルの書籍を上梓しました。

 書籍は327ページにも及ぶものですが、文章構成と記述が良く、大変読み易くなっています。ついつい時の経過も忘れ、読みふけってしまいますが、それはゴルフ関係者にとって他人事とは思えない部分が多く、我が事として受け止め易いからだと思われます。

 氏は父親の会社を継承すべく立ち上がった28歳から、辛酸をなめたなどの言葉では表現尽くせない程、地獄を見て来たのだと思われます。修羅場とも言える場面も詳細に記述されており、読む者をひきつけます。

 この様な時を経て、自社スタッフの八割が、自社の過去を知らない世代へ、入れ替わっているとの事。再生再建との思いから解き放たれつつある今日、氏が目指すのは発展です。その今、一区切りをつける意味でも、これ迄の経緯を氏は本書でまとめたかったとしています。

 詳細につきましては、『提言&レポート』のコーナーで紹介させて頂きました。下記のURLより詳細ページへ移動し、お読み頂ければ幸いです。
https://www.hanzo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/08334a45a57d3d4733c038c252083e16.pdf

 太平洋クラブはこの度、台湾のタイフォンゴルフクラブとレシプロカル契約を締結しました。これは単なる相互利用と言うものでは無く、それぞれの会員が会員としての待遇にて、それぞれのクラブで受け入れられるものです。

台豊ゴルフクラブ(TAIFONG GOLF CLUB)の概要は下記の通りです。
■ 所在地:彰化県大村郷福興村学府路77号
■ 開場年:1977年
■ 設計者:渡辺 弘
■ コース:18ホールズ_7,302ヤード_パー72
■ 連絡先:TEL 04-8521102 / FAX 04-8534313
■ W E B:https://www.taifonggolf.com.tw/

 当該クラブ2代目のオーナーである林伯實氏は、2001年に多額の資金を投入しコース改造を行っています。以降チャンピオンコースとして国際大会の会場にもなっており、更に新クラブハウスはポルトガルのアルヴァロ シザ氏によるもので、クラブの象徴とも言えるものになっています。

 なおグリーンの芝種は、ティフイーグルが使用されています。

棚倉田舎倶楽部のソーラーパネル設置計画へ住民が反発

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画像:2025年2月11日号FLASH(光文社)

 福島県のゴルフ場・棚倉田舎倶楽部が、いま激しく揺れています。この内容を2025年1月28日(火)に発売された写真週刊誌、FLASH(2025/2・11 No.1762)が詳しく伝えています。

 当該ゴルフ場は東コース、中コース、西コースと言う27ホールで構成されており、中でも西コースは様々な大会でも使用されて来た難易度の高い名コースです。この西コース9ホールを潰し、ソーラーパネルを敷き詰め発電所を造る計画が、昨年来運営会社の社長である石川勝美氏を中心に進められています。

 この動きに対し当該クラブ会員や地元住民が危惧し、2024年12月25日に反対署名3000筆を、かつて当該クラブで研修生をしていたプロゴルファーの藤井誠氏が代表し、クラブ支配人へ手渡しました。同席していた宮川町長は町内リゾート施設と連携し、誘客への協力をして行きたいとし、間接的に現状維持を望む発言をしています。

 当該ゴルフ場支配人によれば、2025年中は中コースを存続させるとはしているものの、先行きの不透明さは否めません。会員や地域住民の意思を無視したソーラー発電所を、石川社長が強引に造るのか、今後の動向が気になります。

2024年度JGJA大賞は帯広国際カントリークラブが受賞

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      柴田和則・支配人 / 藤原 治・キャプテン / 小川 朗・JGJA会長

 2025年1月28日(火)19時より都内会場にて、JGJA大賞受賞式が開催されました。今回受賞したのは、50年に渡り「道東オープン」を開催して来た、北海道のゴルフ場・帯広国際カントリークラブです。なおこの大賞は、日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)会員の投票により、決定されたものです。

 このトーナメントはプロ及びアマそれぞれの部門を設け、1975年(昭和50年)に第1回目が開催され、昨年2024年(令和6年)に節目の50回目を迎えました。この間、コロナ禍の関係から2020年と2021年更には2022年の3大会を中止せざるを得ませんでしたが、この様な外的要因によるものを除けば、絶え間なく今日まで継続して来たと言えます。

 スポンサーは無く当該ゴルフ場が主催者になり開催されており、賞金総額1500万円、優勝賞金300万円と言う時も一時的に有りましたが、2010年まではこれらの経費全額を当該ゴルフ場が負担していました。2011年以降は当該クラブの法人会員や地域商店からの協賛金が運営資金の基礎になっていますが、募る時の基本姿勢は「無理をさせない」です。

 大会入場者へのチケット代は徴収して無く、来場者は「お祭り」感覚で観戦してくれています。トーナメントの知名度は近年高くなっており、多くのプロからエントリーについて問い合わせを受けています。オープン競技とは銘うっていますが、実際には招待競技とも言え、紹介が無い場合は待機して頂いているのが現状です。

 北海道から出席した柴田支配人及び藤原キャプテンは、地域振興の為に今後も無理なく頑張りたい、との受賞スピーチを述べ式を閉めたのは、21時を大幅に過ぎていました。

レインボーヒルズCCは2025年1月5日をもって閉鎖へ

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 レインボーヒルズカントリークラブ(千葉県)では2025年1月5日をもって、営業停止しました。関係者によれば、今後どの様に当該ゴルフ場が活用されて行くのか、未定との事です。

 当該ゴルフ場は会員制クラブとして運営されて来ておりますが、2016年2月に預託金の無いプレー会員制へ移行しています。この為クラブ解散に当たり、預託金の返還業務などが無い為、比較的スムースだったのかも知れません。

 在籍している会員へは、2024年10月に書面で営業停止になる件を伝えると共に、場内掲示やWEBサイトでも広く告知していたとしています。今後の動向が気になります。

 鎌倉カントリークラブ(神奈川県)では2021年から2023年にかけて行われたクラブハウスのフルリニューアル工事に続き、2025年1月15日より耐震強化へ向けた再工事を行います。

 これは先般行われた工事にて終了したハウスに対し、第三者機関より工事瑕疵を指摘された為です。この指摘箇所を補修する為の工事ですが、期間としては4月14日までの3ヶ月間を予定しており、この間クラブハウスを閉鎖する事になります。

 この為ロッカールームやお風呂、レストラン、カフェなどハウス全般に関する全てが利用出来なくなります。工事期間中はいわゆる青空営業になり、駐車場へ仮設ハウスを設置し、貴重品BOXや靴の履き替えスペースを確保するものの、来場者へは着替えする事無くプレー出来る服装での来場を呼び掛けています。

 プレーについてはハーフターン時に15~20分の小休憩を取り、この時クラブから軽食と飲み物が無料で提供されますが、ほぼスループレーとも言える流れになります。当該クラブではこの様な来場者への不便さを考慮し、1ラウンドにつき1500円を値引きし対応するとしています。

 この件に関し当該クラブによるお知らせと、工事会社である株式会社淺川組によるお詫びが、2024年11月にそれぞれ会員へ書面にて送付されています。