茨城県の31カントリークラブでは2021年5月29日、コース管理スタッフAさん(68歳)が、芝刈り機ごとコース内池に転落しているのが、8時23分頃同僚スタッフにより発見されました。
その後Aさんは最寄りの病院へ緊急搬送されるも、死亡が確認されたとの事です。当該ゴルフ場では同日早朝の6時10分頃より作業が開始されており、その後2時間の内どの時点で転落したのかは不明です。とは言えいち早い発見が有ったならば、一命をとりとめる事が出来た可能性があります。
当該クラブWEBサイトのホームぺージ上で代表取締役酒井利通氏は、「スタッフ一同全力で再発防止に努め」るとしております。コース管理過程の事故は、全国至るところで発生しています。より安全を確保する為にも、事故情報は多くのゴルフ場で共有化し、最善の対策を練って頂きたいものです。
一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は2021年5月27日、都内会場にて第9回定時総会を開催しました。第9期に於ける事業報告と総括、そして第10期へ向けた展望と人事などが決議されました。
昨年の2020年を振り返り年間来場者数は、対前年度比5~6%減少し8,100万人ほどに成る様です。これは数にして500万人ほどの減少に値する様ですが、2020年秋以降のV字回復のみでは追いつけないほど、春先の減少はダメージが大きかった事を示しています。
新型コロナが様々な影響を及ぼす中、ゴルフは感染リスクの低いスポーツで有り、更に精神衛生上にも良いとの理解が進みました。これは法人需要が低迷した10月~12月にかけ、約100万人の来場者増と成った事でも分かります。今後は社会構造の変化の中、ポストコロナを見定めた中長期ビジョンの策定が必要と、事業報告書はまとめています。
第10期の大きな課題は、ワクチン接種により集団免疫が獲得され、「感染拡大防止策」の徹底と遵守により、この難局を克服して行く事であり、最大のテーマだとしております。そしてその為の活動をNGKはして行く、と事業報告書はまとめています。
この総会では新たな人事も決議されています。会長には株式会社朝日コーポレーションの手塚寛氏、理事長には朝日開発株式会社の高桑耐氏、名誉会長には前総理大臣の安倍晋三氏が就任致しました。2021年5月27日より新体制による船出です。
千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブでは、理事会開催回を此れまでの年5回から、1回増やし年6回へ昨年変更しました。実質的には本年より、軌道に乗り運営されています。
新たな理事会開催月は、2月、3月、5月、7月、9月、11月と成り、従来開催されていた8月が無くなり、7月と9月が増えました。当然此処では様々な問題が議論されると共に、新規入会希望者が当該クラブの品格に適しているか、否かの審査も行われます。
当該クラブでは理事会開催日の3週間前を、入会申請締め切り日と定めています。最短ですと3週間で入会が可能ですが、11月初旬に申請するも11月の理事会に間に合わないとなると、3ヶ月半近くも待機する事になります。いずれにしても当該クラブ会員権取得のタイミングを、外さないのがとても大切になって来ます。
当該クラブでは新規入会希望者に、スムースな入会手続きを取ってもらいたいと考えています。これが今回理事会の回数を、1回増やした大きな理由でした。この様な決断に至る前、当該クラブでは同様の歴史と品格を持つクラブを、幾つか対象に調査を行っています。そして得られた結論が、年6回の理事会開催でした。時代の流れに沿った対応が、常に求められているのだと言えます。
PGA TOURはLINEの公式アカウントを開設したとして、2021年5月26日明らかにしました。週2回、月曜日と木曜日に配信する予定との事ですが、既に5月24日より運用を開始しております。友達登録は、下記情報にて可能です。
- アカウント名は< PGA TOUR ニュース >
- アカウントIDは< :@oa-pgatour >
配信メニューは下記の通りです。
■ 今週の大会プレビュー
■ PGA TOUR 最新ニュース
■ PGA TOUR ハイライト動画
■ PGA TOUR オリジナルストーリー
■ 日本向けオリジナルコラム
■ 松山英樹選手をはじめとする日本人プレーヤーニュース
■ 選手インタビュー
LINEは2021年3月17日、利用者の個人情報が中国関連企業の技術者により閲覧が可能だったとして、日本政府の個人情報保護委員会へ報告しております。当該アプリの脆弱性は、数年前より一部で指摘されていたものの、利用者の勢いはその様なリスクを、回避するのでは無く忘れ去られていたのです。
しかし簡単便利なものが普及するのは当然であり、8,600万人ほどと言われるLINE利用者に対しPGA TOURは、その中のゴルフファンへ訴求して行く為には、有益なツールだとこの度判断したのだと思われます。個人情報に付いては充分注意しながら上手に活用する事で、本場の情報をいち早く把握出来るものと思われます。
2020年1月から2年計画で進められている八幡カントリークラブのコース改修工事は、確かな計画性と突発的な出来事が無い状況から、現在粛々と進められています。
2021年5月末現在、10番、11番、12番、13番、14番、OUTの9番ホールが完成しており、会員をメインにゲスト同伴も可能な6ホール営業が行われています。少なくともこれらのホールを見る限り、以前のコースを思い起こす事は皆無です。
設計家・佐藤謙太郎氏の創造性豊かなコース造りが、随所に発揮されており、2021年秋には6,400ヤードほどの18ホールズコースが、誕生する予定になっています。ある意味新設と言っても、良いのではないでしょうか。平均500平米ほどのグリーンの芝種はトリプル7ですが、2021年5月初旬から既に施用が開始されています。
クラブハウス建設は今年から開始され、来年秋には完成する予定との事です。それにしても大規模な工事と成った同ゴルフ場ですが、実質3年間に渡る資金投下はどれ程になるのでしょうか。世界的なタイヤメーカーのネクセンだからこそ、出来る技なのだと言えます。
株式会社ニチレイは2021年5月24日、『ニチレイレディス』を開催するとして、報道関係者へ明らかにしました。試合は6月18日(金)より20日(日)迄の3日間、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コースで開催されます。
昨年は無念の中止と成りましたので、本年開催は選手並びにゴルフファンも期待するところ大だと言えます。とは言え手放しで喜べる状態では無く、この試合もまた無観客での開催を余儀なくされています。
振り返れば今年は既に12試合が開催されていますが、この内観客を受け入れたのは3試合のみです。それも全て1日当たり、1,000人未満と言う状況です。ゴルフに限らずスポーツの醍醐味は、生で選手の迫力ある動き、息遣いや間合い、に触れられる事ですが、これは何時になるのでしょうか。
とりあえず開催に乾杯!!
2021年の全米プロ(PGA選手権)を制したのは、1970年6月生まれ50歳のフィル ミケルソンです。ミケルソンは2005年以来、同選手権2度目の優勝と成りました。PGA TOUR通算45勝目です。
同選手権は4日間終始上位陣による優勝争いと成りましたが、とりわけ2日目から首位に立ったミケルソンが、3日目、最終日と安定したプレーで首位の座を明け渡す事無く、6アンダーにて2位のウーストハウゼンとケプカに2打差をつけ勝利しました。
2021年マスターズを制した後、ツアー復帰後2戦目と成った松山英樹選手は、2日目4位タイへ浮上し淡い期待を日本のゴルフファンへ抱かせてくれましたが、3日目の4オーバーが致命的と成り、結果は通算1オーバーの23位タイにて終了しました。
なおその他日本人選手の星野陸也、金谷拓実両選手は、予選落ちとなっています。
2021年5月20日グローバルゴルフメディアグループ株式会社は、取り引き先や報道関係者へ、『週刊パーゴルフ』を休刊すると伝えて来ました。6月22日発売の7月6/13日号をもって、以降お休みするとの事です。
振り返れば1971年9月の創刊ですから、約50年に渡り週1回発行して来た訳です。ライバル誌とも言える『週刊アサヒゴルフ』が1971年6月創刊、更に『ゴルフダイジェスト』が週間発行と成ったのが1972年です。ほぼ同時期に3誌が書店の店頭を賑わせたのですが、これはゴルフの大衆化が進み、広く社会に定着しだした影響です。
新設のゴルフ場情報、会員権売買情報、ゴルフギアニュース等など、週刊誌を情報源として多くのゴルファーが、毎週目を通す様になっていきました。しかしながら近年スマホの進化により、ゴルファーの情報蒐集が紙媒体へ依存しなくなった事から、必然的に広告依頼も減少して来ておりました。
ゴルフ週刊誌は広告掲載によって成り立つビジネスモデル故に、この環境変化は如何ともしがたく、新たな在り方を模索せざるを言えない状況だったと言えます。最盛期の同誌発行部数30万部が、今や休刊へ追い込まれる事態なのです。
なお同社によれば紙媒体の『ALBA TROSS-VIEW』、『Regina』、更にはデジタルメディアの『ALBA.Net』、『Regina-Web』、『GOLF Net TV』は、此れ迄以上に力を注いで行くとしております。
PGA TOUR公式50試合中34試合目となるメジャートーナメント・PGA Championship2021、俗称全米プロが2021年5月20日(木)より開催されます。
開催コースは米国サウスカロライナ州のキアワ アイランド ゴルフリゾート オーシャンコース(7,876ヤード_パー72)です。ピート ダイの設計による、大西洋に沿ったオーシャンコースは、大会史上最長です。此れまでのメジャートーナメントで最長と言われたのが、2017年全米オープンの舞台と成った7,741ヤードのエリンヒルズですから、今回如何に長いか想像出来る事と思います。
日本人選手の出場は、松山英樹、星野陸也、金谷拓実の3選手です。当然おおくの期待は松山選手に集まる訳ですが、容易くメジャーを連勝出来るものでは無いものの、出来れば優勝争いをして欲しいと言うのが、ファンの本音では無いでしょうか。ファンが描く松山選手による次なるメジャー勝利は、夢では無く期待で有りより身近になっています。
この放送はGOLFTVやゴルフネットワーク、更には地上波のテレビ東京などでも観る事が出来ます。日本人選手の活躍を期待したいものですが、特に星野、金谷両選手には、予選落ちする事無く4日間戦い、大きな経験値にして欲しいものです。
茨城県の水海道ゴルフクラブでは、2012年10月より新会員制度が発足しました。パブリックとして出発した当該ゴルフ場ですが、1987年には法人会員制へ切り替え再出発しています。そして時代の変化と共に、個人会員をも受け入れる方向へ舵を切ったのが、新制度の始まりです。
この年より当該クラブの正会員であれば、来場時のプレー代金をキャッシュレスで清算する事が可能になったのです。これは単にクレジットカードでの清算と言う事では無く、会員の預託金より利用金額を差し引いて行くと言うシステムによるものです。
当該クラブへの入会時、定められた預託金額を正会員であれば、全員納入しています。この金額からいくらデポジットするかを、事前にクラブと会員相互で取り決めをしておきます。そして1回のプレー代金がこの金額の範疇で有れば、そこから差し引く形で清算出来ます。つまりサイン一つで済ませられるのです。
此れがキャッシュレス清算です。将来このデポジット金額を使い切り、更にクラブからの退会を選択せざるを得ない場合、残りの預託金がクラブより会員へ、返却されると言うスキームに成ります。とてもスマートですが、ある意味クラブ側に体力が無ければ、出来ない話とも言えます。
日銭商売が基本であるゴルフ場経営に於いて、その日に入って来る予定の現金が入って来ない訳ですから、誰彼と追随出来る話では有りません。常に時代の動きを敏感に捉え、群れる事無く最先端を走る当該ゴルフ場は、とてもクールです。